
最近増えてきている1.5次会とは、結婚式の披露宴よりはカジュアルで、二次会ほどラフすぎない結婚パーティーのこと。
そもそも1.5次会にはどのような魅力があるのでしょうか?また、どのような人たちが、どのような目的で1.5次会をするのでしょうか?
ここでは結婚式の1.5次会の魅力をはじめ費用や会場探し、ご祝儀や演出についてなどまとめてご紹介していきます。
目次
1、結婚式の1.5次会とは?
そもそも「1.5次会」とは、結婚披露宴のようにフォーマルな結婚パーティー形式ではなく、かといって結婚式二次会ほど簡素なパーティーでもない、その間をとったような比較的自由度の高いアットホームなウェディングパーティーのこと。
1.5次会の最大の魅力は新郎新婦のイメージに合わせてパーティー内容を決められる点。
会費制、ご祝儀制、コース料理、ビュッフェ形式など、パーティーのスタイルを自由自在に組み立てられるうえ、ゲストも親しい友人や親族だけに絞って招待することができます。
特に、下記のようなカップルに1.5次会は選ばれています。
- 海外挙式をしたカップルで、友人や職場の方へのお披露目をしたい
- 家族だけで挙式を行ったカップルで、友人や職場の方へのお披露目をしたい
- 結婚披露宴と二次会をまとめて挙げたい
もちろん海外挙式などしていなくても、披露宴よりもアットホーム感を出したいというカップルにもおすすめなスタイルですよ。
そんな1.5次会には魅力が満載。具体的には
決まった形式はなく、食事のスタイルや会場の装飾まで自分たちで自由に決められること
- 披露宴ほど堅苦しくなく、二次会ほどくだけていない
- ゲストも気軽に参加できるアットホーム感
- オリジナルのウェディングパーティーができる
- 挙式日に関係なく、日時が自由に選べる
- 少人数で開催しても楽しめる
- 派手な結婚式はやりたくないけど、親族や友人にはお披露目や結婚報告をしたい
- 結婚式にかける時間がない
- カジュアルなレストランなど幅広いお店を利用できるのでおいしい料理が楽しめる
- 費用がリーズナブル
というような魅力があります。そのため、現在では海外挙式を挙げたカップルだけでなく、様々なカップルが利用しているようです。
2、結婚式1.5次会は「会費制」と「ご祝儀制」どちらにするべき?
結婚式披露宴ではご祝儀制が、二次会では会費制が一般的ですよね。それでは1.5次会はどうなのでしょうか?1.5次会の場合は基本的にご祝儀制にするか会費制にするかも本人たちで自由に選ぶことができます。
披露宴のようにお料理を着席でゲストにお出ししたいのであれば、ご祝儀制がおすすめ。一般的にご祝儀制ですと一人2~3万円の負担になります。
逆にゲストの費用負担を抑え、多くの人に気兼ねなく参加してほしいのであれば、会費制がおすすめ。その場合は予算に合わせ、立食やビュッフェ形式で対応するのがおすすめです。
実際に1.5次会を選択した半分以上のカップルが、会費制を採用しています。
ちなみに会費制の結婚式は2次会同様に、ご祝儀袋は必要なく財布から直接出して渡す形になります。
会費制に馴染みのないゲストには前もって、ご祝儀袋が必要ないことなど伝えてあげると親切かもしれませんよ。
3、結婚式1.5次会の料理や演出はどうする?
結婚式の1.5次会では、どのような料理、どのような演出がを選べばよいのでしょうか?
先ほどもご紹介しましたが、パーティーをご祝儀制にするか、会費制にするかで、予算も変わるため、料理や演出内容にも変化が出てきます。
会社の上司や年配の方がゲストに多い場合は、ゆっくりお食事を楽しんでいただけるように「ご祝儀制」にして、お料理も「着席×フルコース」をお出しするのがよいでしょう。
着席だけれども予算を抑えたい場合「着席×ビュッフェor大皿料理」での提供がおすすめです。
逆に友人が多く、カジュアルな雰囲気でお料理を楽しんでもらいたいのであれば、「会費制」にして「立食×ビュッフェ」にするのがリーズナブルでおすすめです。
演出内容も、「ケーキカット」や「キャンドルサービス」「海外ウェディングの動画上映」「新郎新婦のテーブルラウンド」「ゲーム」や「ビンゴ大会」など自分たちで準備できる手軽なものが人気。
披露宴よりもカジュアルで、二次会の要素も少し加わった演出が多いみたいです。
中には工夫を凝らして、オリジナルの企画を盛り込むカップルも。大掛かりな演出をする場合は、その分オプション費用もかかってくるので割高になってくることは頭に入れておいた方が良いかもしれません。
4、結婚式1.5次会の費用の相場は?
では実際に1.5次会の費用相場はどれくらいなのでしょうか?
みんなのウェディング(引用元:https://www.mwed.jp/articles/197/#anchor04)の調査によると、1.5次会の費用金額は以下のようになっています。
1位 : 50万円未満・・35%
2位 : 101万円以上・・33%
3位 : 51~60万円・・11%
4位 : 91~100万円・・9%
5位 : 81~90万円・・7%
ゼクシィ(参照:http://zexy.net/mar/manual/kiso_okane/chapter1.htm)によると結婚式にかかる費用は平均359.7万円。1.5次会は結婚式費用の半額もしくは3分の1以下という大変リーズナブルな価格で開催することができるようです。
実際、新郎新婦の自己負担金額については約30万円が平均のよう。一般的な披露宴の場合だと新郎新婦の自己負担金額の平均は130万円ほどになりますので、1.5次会はだいぶリーズナブルであることがわかります。
ただし、その分演出や準備の部分は自分たちで手配しなくてはいけないというデメリットもあります。演出をもっと豪華にしたい、料理ももっと豪華にしたい、となるとオプションでどんどん費用が膨らんでしまうため注意が必要です。
5、結婚式1.5次会の会場はどこにする?
披露宴とも二次会とも違う1.5次会ですが、会場はどこにするのが良いのでしょうか?
「みんなのウェディング」のアンケート調査によると、1.5次会の会場として選んだ場所は次のようになっています。(出典:https://www.mwed.jp/articles/197/)
1位 : レストラン・・60%
2位 : カフェ・・7%
3位 : 結婚式場(専門式場)・・7%
4位 : ホテル・・6%
1.5次会を選んだカップルの約6割が会場に「レストラン」を選んでいるという結果に。実際にゲストハウスやレストランが1.5次会プランを扱っている事が多いです。
レストランは料理の味に安定感があり、披露宴よりもカジュアルな雰囲気で、比較的アクセスの良い立地に店を構えていることが理由としてあるよう。
中でも「そのエリアでの有名店」「普段なかなかいけない高級レストラン」などが1.5次会の会場として人気を集めています。
また、よりカジュアルな雰囲気でパーティーを開催したいカップルには「カフェ」が選ばれるという傾向も。肩ひじ張らず、ゲスト同士も交流しやすい雰囲気と、リーズナブルな価格が魅力のようです。
他にも、よりパーティーのオリジナリティやおもてなし感、アットホーム感を追求し、ゲストハウスや一軒家貸し切りで1.5次会を行っているというカップルも。
最近では1.5次会人気もあって、ホテルや専門式場などでも1.5次会プランを取り扱っているようです。
「アットホームな雰囲気を大切にしたいからゲストハウスかレストラン」、「披露宴感を強めに出したいからホテルや専門式場」など、自分たちがどのような1.5次会をやりたいかをまず決めると探しやすいですよ。
6、結婚式1.5次会に参加するときの服装は?
披露宴とも二次会とも違う1.5次会。ゲストにはどのような服装で、参加してもらえばよいのでしょうか?ここでは会場ごとに、おすすめの服装をご紹介します。
(1)会場がホテルできちんとした雰囲気の場合
ホテルなどきちんとした場所での1.5次会の場合は、ホテルの雰囲気に合わせて披露宴と同じようなしっかりとした服装にしてもらうといいでしょう。
もしも、「どんな格好でいけばいいの?」とゲストに聞かれたら、「普通の結婚式のような服装で大丈夫だよ」と言ってあげればゲストも衣装の用意がしやすいですよ。
(2)レストランやゲストハウスなどのアットホームな雰囲気の場
レストランやゲストハウスなど、アットホームな雰囲気を大切にした1.5次会であれば、披露宴の様なかっちりした服装ではなく少しカジュアルダウンした服装でOK。
コツは、礼服や略礼服などのフォーマルな服装を、少しカジュアルダウンさせること。
例えば男性であれば、「スーツをダークスーツではなくストライプやカラースーツにしてみる」「シャツも柄物にしてみる」「ネクタイも華やかなものにしてみる」「ポケットチーフやカフスボタンなど小物をプラス」するなどアレンジを加えてみましょう。
女性の場合、披露宴では肩を出さない方が良いと言われていますが、1,5次会であればノースリーブのドレスでもOK。アクセサリーもゴージャスなものや大ぶりなものにチェンジしてみたりするのもいいですね。
まとめ
自分たちの要望に合わせ、自由にウェディングパーティーをデザインすることができる1.5次会。メリットも多いですが、その分自分たちで準備しなくてはならない点も多いので、それらを加味したうえで1.5次会を検討してみてくださいね。
<ライタープロフィール>
中森りほ
下北沢を愛するフリーライター、コラムニスト。女性向けウェブメディアでの編集・ライター経験を活かし、女性の生き方・働き方、恋愛や結婚など男女関係についてのコラムに加え、グルメメディアでの経験を活かしたグルメ記事、食レポを執筆中。
好きなことは、おいしいものを食べること、街歩き、映画、温泉、旅行、ドラム。現在フランス人の彼氏とお付き合い中。お仕事のご相談はHPかSNSよりお願いします。
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「HOW TO MARRY」編集部です。ブライダル事業に10年以上携わってきた編集チームが集結し記事執筆+編集しています。業界のノウハウのみならず、すでに結婚という大きなイベントを終えた編集チームの体験を活かし、皆様に最高に幸せな結婚をして頂くべく信憑性のある情報提供を目指しHOW TO MARRYというメディアを運営しています。サイト運営者情報はこちら。
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