
妊娠中、少しずつ赤ちゃん用品を揃え始めていくのは楽しみのひとつでもあります。そして、出産が近づいてくると、入院中に必要なものも揃えていかなければなりません。入院の準備がしっかり出来ていると、いざ出産という時にも慌てずに済みますね。
そこで今回は、入院中にどんなものが必要か、事前に揃えたい持ち物リストをご紹介いたします。あわせてご紹介する「先輩ママが持っていて良かったもの」は必見です!
1、入院準備はいつするべき?
入院のタイミングは妊婦さんによって様々です。陣痛が来てから入院する人もいれば、検診に行った際に、即入院という人も。予定帝王切開や陣痛誘発剤の使用など、計画分娩の場合は、あらかじめ医師とスケジュールを相談して入院日が決まりますが、それ以外はタイミングが読めない事が多いものです。
事前の入院準備が必要となりますが、目安は妊娠後期の28週頃から始めて、臨月に入る35週までには入院準備を終わらせておくことをおすすめします。臨月に入ると様々な体調の変化から思うように動けなくなることもあります。入院直前に慌てることがないよう、体調が安定している時にゆっくり準備をしていけると良いですね。
また退院後は赤ちゃんのお世話のためベビー用品も必要になります。入院準備とあわせて、妊娠後期から少しずつ揃えておきましょう。
2、入院準備で必要なものリスト
①出産の入院手続きに必要なもの
入院手続きに必要なものは、「母子手帳」「健康保険証」「診察券」「印鑑」の4点です。印鑑以外は妊婦検診でも持っていくものですが、出産で入院する際は「印鑑」も必要になります。退院時に入院費用を精算する時、入院中の書類提出の時に使用します。臨月に入る頃からこの4点は母子手帳ケースに入れて持ち歩くと良いかもしれません。
②生活必需品
タオル、歯ブラシ、コップ、歯磨き粉、シャンプー、コンディショナー、ボディソープなど入院で使う身の回りのものは病院に置いてあるところもあります。事前に確認して、必要なものを揃えておきましょう。また、病院に置いてあってもいつも使っているものの方が良いという場合は、入院の持ち物としてまとめておきましょう。
普段使っている基礎化粧品やボディクリームなどあれば、持っていきましょう。
また眼鏡、充電器等も必要な人はお忘れなく。
- 先輩ママ達が持っていって良かったもの
洗い流さないシャンプーやからだを拭くシート。出産後、経過によってはすぐにシャワーを浴びられないこともあるので、あると重宝するようです。
③産院で用意してもらえる赤ちゃんの必要なもの
粉ミルク、哺乳瓶、哺乳瓶を洗うブラシ、哺乳瓶の洗浄液、紙おむつ、おしりふき、臍の緒の消毒品、入院中の肌着などは病院で用意してある場合が多いです。病院で実施される母親学級などで入院準備セットの内容を説明されることもありますが、分からないことがあれば事前に病院と確認しておきましょう。
④出産時に必要なもの
- 飲み物
ペットボトルのお茶やお水などを用意しましょう。分娩中は喉が渇きますので、飲み物は必須!ゼリー状の飲料などもあると良いかもしれません。
- タオル・うちわ
陣痛時はいきみで汗をかくので、タオルも必要です。立ち合い出産の場合は、家族にうちわであおいでもらうと良いかもしれません。
- 軽食
陣痛の合間に軽食を取る妊婦さんは多いようです。手軽に食べられるバナナ、栄養補助食品、おにぎりなどが良いでしょう。
- リラックスできるアイテム
陣痛の合間は身体を休めるために、アロマオイルや音楽など心身ともにリラックスできるアイテムを持っていくと良いかもしれません。スマホで音楽を聞く場合は、イヤホンも忘れずに。
《先輩ママが持っていって良かったもの》
ペットボトル用ストローキャップは横になったまま水分補給ができ、便利です。産後もベッドで過ごす事が多いので、ひとつあると重宝しますね。ストローでも代用できますが、その場合は先が曲がるものにしましょう。
⑤出産後に必要なもの
- 骨盤ベルト・ガードル
産後の体形を戻す為や腰痛緩和に効果的な骨盤ベルトが必要な方は、入院時に持参しましょう。妊娠中から装着できるものもありますので、既に装着の仕方を指導している場合は問題ありませんが、産後に初めて装着する方は、助産師さんに指導してもらいましょう。
また、骨盤ベルトの代用として、ガードルタイプもあります。装着にコツが必要な骨盤ベルトと違い、ガードルは履くだけなので手軽に出来るメリットがあります。
- 授乳用ブラジャー
産後、母乳が出始めるとブラジャーが母乳で濡れてしまうこともありますので、洗い替えも含めて、3、4枚あると安心です。
- 母乳パッド
授乳用ブラジャーにテープで付ける母乳パットがあります。ブラジャーが濡れるのを防いでくれる上、使い捨てなので洗う手間もありませんので、入院中あると便利です。
- ガーゼハンカチ
赤ちゃんに母乳をあげる前に濡らしたガーゼで乳首を拭いたり、赤ちゃんのよだれやミルクをこぼしたときに拭く時に使います。毎日、授乳の回数だけ使うので、まとまった枚数があると良いです。
- パジャマ
授乳がしやすい前開きの物が良いでしょう。お腹を締め付けないネグリジェタイプは内診のある診察も受けやすいので、おすすめです。
また、秋冬でも産院の中は温度が高いので、長袖や厚手のものよりは、薄手や袖丈の短いものにして、寒い場合はカーディガンで調整すると良いでしょう。
- 産褥パッド、産褥ショーツ
出産後は「悪露」と言われる生理のような出血が始まります。産後しばらくは寝たままの姿勢でいることが多いので、後ろ漏れをガードしてくれる産褥ショーツや大きめの産褥パットがおすすめです。
産褥ショーツは股の部分が開閉するので、下げずに産後の診察を受けたり、産褥パッドの交換が簡単に行えます。どちらも病院で用意してもらえるところもありますので、事前に確認しましょう。
- 乳頭保護クリーム
毎日授乳をしていると乳首が擦れたり赤ちゃんに噛まれたりして乳頭がヒリヒリ痛むことがあります。病院の売店で買えるところもありますが、小さな産院の場合は事前に用意しておくと良いかもしれません。
- 靴下
冷え・寒さ対策になるので用意しておきましょう。夏場はずっとエアコンが効いた室内にいるので、持っていって良かったと思う先輩ママは多いようです。
また出産後はむくみが激しいので、着圧靴下があると重宝します。
《先輩ママが持っていて良かったもの》
産後は胸が張って痛くて仕方ないというママも少なくないようですので、保冷剤があると痛みが和らぐかもしれません。保冷材の代わりに、濡らしたタオルで冷やすというのも効果があります。
⑥退院時に必要なもの
- ママ
洋服
授乳し易い前開きのものに加え、産後はすぐにお腹が引っ込まないので、お腹を締め付けないワンピースなどがおすすめです。退院時に写真を撮るママも多いようですが、少しゆったりしたワンピースならお腹周りも目立たたず、後で撮った写真を見て後悔することもないかもしれません。
メイク道具
入院中はメイクをしなくても、退院時にはメイクをして記念撮影をしたいというママも多いようです。必要な方はメイク道具を持っていきましょう。
- 赤ちゃん
肌着・洋服
入院中は赤ちゃんの洋服を貸してくれる産院は多いですが、退院時は洋服を用意する必要があります。肌着も忘れずに用意しましょう。
退院時の洋服は、セレモニードレスを着せる方も多いですが、帰宅後に着替えさせる手間を考えると、シンプルなカバーオールを用意する方が楽かもしれません。
おくるみ
季節に関わらず、1枚あると便利です。おくるみは赤ちゃんを抱っこしやすく、赤ちゃんも落ち着くようです。
チャイルドシート
車で移動する場合はチャイルドシートが必要になります。新生児から使えるものを選びましょう。
《先輩ママが持っていって良かったもの》
入院中沢山の友人からお祝いのプレゼントをもらったり、いつの間にか荷物が増えてしまったりして、持ってきたバッグに入らないことも。そんな時は、大きな袋があると助かります!
⑦あったら便利なもの
- 授乳クッション
産院に用意されていることもありますが、既に用意しているもしくは、1人目の出産時に使ったものがある場合は、持っていくと良いかもしれません。病院にあるものを使用して、合うようなら退院後に購入するママも多いです。
- ドーナッツクッション
経膣分娩の場合、会陰切開や会陰裂傷をして出産後に会陰部に痛みが残ることが多い為、傷の圧迫を防ぐことができるドーナッツクッションは手放せません。こちらも病院に用意があることが多いので、事前に確認してみましょう。
個人差はありますが、出産後1~2週間くらいで落ち着くことが多く、使用期間は短めです。
3、持ち物チェックリスト
①入院手続きに必要なもの
母子手帳、健康保険証、診察券、印鑑
②生活必需品
タオル、歯ブラシ、コップ、歯磨き粉、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、化粧品、ボディクリーム、充電器、眼鏡、身体を拭くシート
③出産時に必要なもの
飲み物、タオル、うちわ、ペットボトル用ストローキャップ(または、ストロー)、軽食、リラックスできるアイテム
④産後に必要なもの
骨盤ベルト・ガードル、授乳用ブラジャー、母乳パッド、ガーゼハンカチ、パジャマ、産褥パッド、産褥ショーツ、乳頭保護クリーム、靴下、保冷剤
⑤退院時に必要なもの
ママの洋服、メイク道具、赤ちゃんの肌着・洋服、おくるみ、チャイルドシート、大きめの袋
⑥あったらいいもの
授乳クッション、ドーナッツクッション
いかがでしたでしょうか。
今回は入院時に必要なものをご紹介いたしました。こうしてリストアップしてみると、意外に沢山ありますので、早めに準備をすすめていくことで、気持ちに余裕ができるはずです。
荷物はひとまとめにするのではなく、入院生活で必要なもの、出産本番の時に必要なもの、退院時に必要なものと分けて入れておくと、必要な時にさっと取り出せて慌てずに済みますよ。
今回の記事が皆様のお役に立ちましたら幸いです。

「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、結婚式場勤務、結婚式のプロデュース会社、フォトウェディングスタジオ立ち上げ経験があるブライダル業界を代表するメンバーや元局アナ・現役婚礼司会者(婚礼司会数300件以上・結婚式関連取材100件以上)が取材・運営を担当しています。皆様に最高に幸せな結婚をして頂くべく信憑性のある情報提供を目指しています。サイト運営者情報はこちら。
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