
最近はカップルのこだわりやスタイルに応じて結婚式のあり方もアレンジすることが一般的となっています。しかし、正式な夫婦になるために必要な「婚姻届」は昔と変わることなく、必ず記入して提出しなければいけないもの。
この婚姻届、ドラマや映画などのワンシーンで一度は見たことがある方もいらっしゃると思いますが、婚姻届の出し方、出す場所、いつ出せばいいのか、といった細かい点まで実は知らないカップルも多いのでは?
そこで今回は、婚姻届を提出するまでの流れについて詳しく解説していきたいと思います。
目次
1、婚姻届を準備する
出典 http://www.city.tottori.lg.jp
婚姻届は市町村の役所に自ら出向いてもらう必要があります。
戸籍課と呼ばれるところに婚姻届がほしい旨を伝えればスムーズに必要書類をもらうことができますし書き方も丁寧に教えてくれます。
また、婚姻届をもらう際に身分証明や印鑑のような必要品は一切ありませんので、身一つで申請しても無料で入手できるのでご安心ください。
2、婚姻届を提出する際に必要なもの
婚姻届を提出するにあたって用意するものがあります。
- 新郎新婦それぞれの旧姓の印鑑
- 戸籍謄本
- 証人
印鑑は婚姻届提出時に必ず求められるものなので忘れないように準備しておきましょう。新婦の場合は新郎の苗字に変更になる方が多いので、旧姓の印鑑も忘れずに。訂正があった時には訂正印が必要なので区役所に所持すると安心です。
戸籍謄本は現在住んでいる住所(もしくは本籍地)と異なる地域で婚姻届を提出する場合、必要となってきます。
戸籍謄本は本籍地の役所に出向けばすぐにもらえるものですが、遠方でなかなか出向くことが難しいという場合は取り寄せることも可能です。
取り寄せる場合は1週間から数週間の時間を要することもあるので、戸籍謄本が必要なカップルは予め取り寄せておくと慌てる必要もありません。
最後に証人の準備ですが、婚姻届は2名の証人に氏名住所などを記入してもらってはじめて受理されるものなのでこちらも絶対に必要な項目となります。
証人となる条件は「20歳以上且つ2人の結婚を把握している人物」となっていますので、親族、友人、上司など、お二人にとって信頼できる方にお願いするといいでしょう。
3、婚姻届を出す場所について
婚姻届はどこの役所に提出しても大丈夫!と思っておられる方もいらっしゃいますが、実は提出できる場所は限定されています。
婚姻届が受理される場所は以下のとおりです。
- 夫の本籍地
- 妻の本籍地
- 夫の住所地(所在地)
- 妻の住所地(所在地)
所在地というのは具体的にいえば「そこに住んでいるわけではないけど一時的に留まっているエリア」も含まれるため、例えばリゾートウェディングや挙式とハネムーンを同時に行うという方でも現地で婚姻届を提出することは可能となっています。
また、役所に提出する際は出張所でも受理することができますので、その地域に出張所しかないという場合も特に問題はありません。
4、婚姻届の提出時間について
役所に提出するということは平日の9時から5時までしか受け付けてくれないの?という不安を抱くかもしれませんが、実は婚姻届の受付は24時間・365日いつでも受理してもらえます。仮に戸籍課の受付が閉まっていたとしても時間外受付で預かってくれます。
そのため、お二人のタイミングや入籍日にしたい日付に合わせて婚姻届を提出することができます。
しかし時間外受付をされると婚姻届に不備があった場合は正式に受理されず、誤りを訂正してから再度受理する形となるので「確実にこの日に入籍したい!」ということであれば役所の窓口が開いている時に出向いて提出するのがおすすめです。
5、婚姻届を提出する人は誰でもOK?
夫婦2人揃ってか、もしくは夫か妻のどちらかが提出すれば問題はありません。
代理人に提出をお願いすることも可能ですが、婚姻届に不備があった場合に第三者では訂正をすることができないので、代理人を立てる際は必要事項に記入漏れがないかしっかりと確認しておくようにしましょう。
また婚姻届を提出する際には本人確認のため身分証明書が必要となりますので、こちらも忘れずに持って行くようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
はじめて婚姻届を提出する時は緊張してついうっかりミスをしてしまいがち。そんな時も役所ですぐに訂正できるように印鑑は必ず持参しておくことを忘れずに。
婚姻届に不備がないか、書類は揃っているかなど、入念にチェックして当日に備えましょう。
今回の記事が入籍されるカップルのお役に立てれば幸いです。

「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、結婚式場勤務、結婚式のプロデュース会社、フォトウェディングスタジオ立ち上げ経験があるブライダル業界を代表するメンバーや元局アナ・現役婚礼司会者(婚礼司会数300件以上・結婚式関連取材100件以上)が取材・運営を担当しています。皆様に最高に幸せな結婚をして頂くべく信憑性のある情報提供を目指しています。サイト運営者情報はこちら。
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