
結婚が決まると、式場の予約、ウェディングドレス選び、ゲストへの招待状の準備など、やらなければならないことがたくさんあります。
こういった準備については、忙しいながらもプランナーさんと打ち合わせしながら行うので手配を忘れるということは少ないのですが、意外と当日になってから慌てふためくのが両家の「親族紹介」です。
親族紹介は、古くからのしきたりにのっとって段取りよく、失礼のないように行いたいですね。そこで、これだけは知っておきたい親族紹介の基本のマナーと注意点についてご紹介します。
目次
1、親族紹介とは?
結婚式での親族紹介とは、結婚式に出席した新郎新婦ご両家の親族を一人ずつ簡単に紹介していくことです。
結婚は、新郎新婦お二人の新たな門出ですが、家同士の結びつきでもあります。結婚式当日に初めて顔を合わせるという親族もおられますので、親族紹介はとても大切です。
2、親族紹介のタイミング
親族紹介のタイミングですが、一般的には、結婚式が始まる前か、挙式と披露宴の間の時間に行います。場所は基本的に両家どちらかの控え室で行われますが、式場側にあらかじめ伝えておくと、別の場所を手配してくれる場合もあります。
また、親族紹介の予定時刻をリーフレットで案内し、結婚式の招待状に同封しておくと親切です。
3、親族紹介のマナー
ここでは、親族紹介の基本マナーと注意点をまとめます。
(1)司会進行を決めておく
親族紹介を行う際には、誰が取り仕切るのかを決めておきましょう。一般的には、媒酌人がいる場合には、媒酌人がまず挨拶し、その後、親族紹介の司会進行をつとめます。媒酌人がいない場合には、両家の父親がそれぞれの親族を紹介していきます。
また、新郎の父が媒酌人を紹介し、そのまま父が司会進行を続けて親族紹介に入る場合もあります。
(例)「本日はお忙しい中ご出席頂き、誠にありがとうございます。それでは、□□家の親族をご紹介させていただきます。」
(2)紹介の仕方を決めておく
親族紹介の内容については、新郎新婦との続柄と名前だけのシンプルな紹介だけにとどめるか、それとも自己紹介や簡単な挨拶をしてもらう形式にするのか決めておくことも大切です。
これは、親族の人数が多かったり、挨拶が長めの親族がおられる場合には、披露宴のタイムスケジュールにも影響が出る場合があるためです。
両家の親族の性格なども考慮し、短めに挨拶してもらうようにお願いしておくと良いでしょう。
(例)・「新郎の叔父の〇〇です。よろしくお願いいたします。」
・「兄の〇〇でございます。よろしくお願いいたします。」
このように、自分の親族には敬称はつけませんので注意しましょう。
(3)親族を紹介する順番や注意点、締めの言葉
親族紹介の順番については、新郎新婦との関係が深い方から紹介していきます。具体的には以下の通りです。
- 新郎側の父親
- 新郎側の母親
- 新郎側の親族のうち、より新郎と関係が深い方から順番に
- 新婦側の父親
- 新婦側の母親
- 新婦側の親族のうち、より新婦と関係が深い方から順番に
もし、媒酌人がいる場合には最初に媒酌人が挨拶します
代表者が紹介する際は、名前を間違えたり、続柄を言い間違えたりするようなことのないよう、事前に確認し、細心の注意を払います。紹介が一通り終わったら、最後に代表者(新郎の父)が挨拶し、締めくくります。
なお、時間が許すのであれば、皆様に一言ずつ挨拶してもらうようにしましょう。
(例)「以上をもちまして、親族紹介とさせていただきます。本日より、末長いお付き合いのほどを、何卒よろしくお願い申し上げます。」
まとめ
いかがでしたか。
今回は結婚式での親族紹介のマナーについてご紹介しましたがいかがでしたか。結婚式は、新郎と新婦の親族が初めて一堂に会する場です。
緊張してうまく紹介できない場合もあるでしょうが、これから親族として末長くお付き合いしていく方々ですので、恥ずかしくないように最低限のマナーを知っておくことが大切です。
今回の記事がこれから結婚式をされる新郎新婦やご親族の方々のご参考になれば幸いです。

「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、結婚式場勤務、結婚式のプロデュース会社、フォトウェディングスタジオ立ち上げ経験があるブライダル業界を代表するメンバーや元局アナ・現役婚礼司会者(婚礼司会数300件以上・結婚式関連取材100件以上)が取材・運営を担当しています。皆様に最高に幸せな結婚をして頂くべく信憑性のある情報提供を目指しています。サイト運営者情報はこちら。
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