
プロポーズを終え、お二人の結婚の意思を確認する事ができたら、お互いの両親のもとへ二人の結婚を承諾してもらうために挨拶に行きます。
相手のご両親に良い印象を持ってもらうためにも、マナーをおさえた上で当日の服装を事前に準備しておくと安心です。
今回は、結婚の挨拶に行く際の服装と挨拶当日の流れや言葉についてご紹介します。
目次
目次
1、まずはおさえておきたい!結婚の挨拶の場にふさわしくない服装とは?
1、まずはおさえておきたい!結婚の挨拶の場にふさわしくない服装とは?
人間の印象は出会って3秒から5秒で決まると言われています。第一印象がどうなのかは重要なポイントです。
まずは、結婚にふさわしくない服装とはどんなものでしょう。男性女性それぞれについて詳しくご紹介します。
(1)【男性版〜彼女のご両親に挨拶へ行く場合〜】ふさわしくない服装とは?
結婚の挨拶とは、男性が女性側のご両親に「娘さんと結婚させてください」と結婚の承諾をもらいに行く「けじめの儀式」。普段から家族ぐるみで仲良くしている場合であっても、よれよれのズボンやシャツ、デニム等のカジュアルな格好は結婚の挨拶の場にふさわしくありません。
お洒落に気を使っていたとしてもピアスや指輪、ネックレスなどの装飾品の着用は避けましょう。また、スーツに合わせるネクタイや靴下などの小物も派手な色や柄の物は避け、フォーマルな格好を心がけましょう。
更に、きつすぎるパーマや派手な髪の色、きつすぎる香水の匂いも印象が良くないため気を付けましょう。
(2)【女性版〜彼のご両親に挨拶へいく場合〜】ふさわしくない服装とは?
女性は落ち着いていて清潔感のある服装を心がけましょう。
高価すぎる装飾品や持ち物、派手すぎるメイクは結婚の挨拶の場にふさわしくありません。胸元が大きく開いたトップスや短すぎるスカート、高すぎるヒールや脱着に時間がかかるブーツの着用は避けましょう。
また、他所の家に裸足で訪問するのは結婚の挨拶でなくてもマナー違反です。必ずストッキングを着用する様にしましょう。
更に、女性の場合にも派手すぎるヘアカラーや奇抜な髪型は避け、香水をつけすぎないように気を付けましょう。
2、結婚の挨拶時のおすすめの服装とは
続いては、結婚の挨拶時でおすすめの服装について男女別にご紹介します。
(1)女性編!おすすめの服装5選
①スーツ
スーツを着用する際には、ベージュやライトグレー等なるべく明るいカラーを選ぶようにしましょう。
黒や紺などのスーツを着る場合には、インナーは白にするなど明るい色を選ぶと表情も明るく見えますよ。
②ワンピース
結婚の挨拶に行く際には、ワンピースがおすすめです。
勿論、スカートの丈短くなりすぎないよう膝丈で、更にあまりふわふわと広がりのあるスカートを選ばないように気を付けましょう。
夏場などでノースリーブのワンピースを着用する際には、あまり露出が多くならないよう薄手のカーディガンを一枚羽織るようにしましょう。
③オフィスカジュアル(スカートスタイル)
かしこまり過ぎずきちんとした印象にしたい方には、オフィスカジュアルがおすすめです。
スカートだとより女性らしい印象が加わり、黒、グレーやベージュなど落ち着いた色を選ぶことで大人っぽい印象を与える事ができます。
スカートは短くなりすぎないよう、膝丈を選ぶようにしましょう。
④パンツスーツ
黒のパンツスーツもタイトなパンツを選ぶ事で、綺麗でかっこいい印象を与えてくれます。
パンツスーツを着用する際もストッキングの着用を忘れないようにしましょう。また、足元はミュールやサンダルではなくパンプスまたはオープントゥのパンプスを合わせるようにしましょう。
パンツスーツで髪の毛をきちんとまとめるときつい印象になりがち。髪の毛をまとめたい場合にはサイドで一つに結んだりバナナクリップで止めると女性らしさがでます。
⑤オフィスカジュアル(パンツスタイル)
かしこまり過ぎないオフィスカジュアルでのパンツスタイル。
ベージュのパンツとブルーのシャツが爽やかかつキャリアウーマンな印象を与えてくれます。
きちんとした大人の女性を演出したい方におすすめのスタイルです。
(2)男性編!おすすめの服装7選
①ネイビー×青シャツ
ネイビースーツにブルーシャツを合わせたスタイルです。
ネイビースーツは柔らかい印象を与えてくれ、ブルーのシャツを合わせる事で爽やかな印象になります。
ネクタイには派手な色を選ばずドット柄や小柄のネクタイを選ぶことで全体のバランスが良くなります。
②ダークネイビースーツ×ブルーネクタイ
出典:http://styleguy.tumblr.com/
濃い紺色のスーツにブルーのネクタイを合わせたスタイルです。
真っ黒で暗くなりがちなスーツですが、ダークカラーのスーツを選ぶことで少しお洒落を楽しむことができます。
また、小柄の入ったネクタイや明るめのブルーを基調にしたネクタイを選ぶことで、引き締まったコーディネートになります。
③ブラックスーツ×白シャツ×パステルカラーネクタイ
出典:http://styleguy.tumblr.com/
シンプルなブラックスーツに白シャツを合わせたスタイルです。
ブラックスーツに白いシャツを合わせる事できっちりした印象になりますが、ネクタイに明るい色を持ってくると顔の印象を明るく見せる事ができます。
④ブラックスーツ×青シャツ
出典:http://ja.aliexpress.com/item/
ブラックスーツに青いシャツを合わせたスタイルです。
ブラックスーツに青いシャツを合わせると、爽やかな印象になります。
⑤チャコールグレージャケット×セーター
出典:http://styleguy.tumblr.com/
ダークカラーのジャケットにセーターを合わせたジャケットスタイルです。
上品で綺麗な大人のスタイルにまとまります。
⑥ブルースーツ×白シャツ
出典:http://styleguy.tumblr.com/
ブルーのスーツに白いシャツを合わせたスタイルです。
ネクタイは細身のものを選ぶと、スタイリッシュな印象になります。
⑦ライトグレースーツ×白シャツ
出典:http://styleguy.tumblr.com/
ライトグレーのスーツと白いシャツを合わせたスタイルです。
明るい色のスーツにダークカラーのネクタイを合わせると、全体が引き締まった印象になります。
3、ご両親への挨拶の流れと挨拶の言葉
お互いのご両親への挨拶へいく順番は、男性が女性側に挨拶をしたあと、女性が男性側に挨拶に行くのが一般的です。
人生の大きな決断をお伝えする場なので、事前に「どんなことをするのか」「どういうことを言えばいいのか」を把握しておくと当日心強いですよ。
続いては、それぞれのご両親への挨拶の流れと言葉についてご紹介します。
(1)彼の参考に!女性側のご両親への挨拶の流れと挨拶の言葉は?
①家に到着
基本的なことですが、まずは約束の時間に遅れないように女性の家に到着します。
玄関の前でコートを脱ぎ手に持ち、家に入る前には携帯電話をオフにするか、サイレントモードに切り替えておきましょう。
万が一5分以上遅れるようであれば必ず事前に連絡をしましょう。
②玄関先で女性から男性を紹介する
玄関を上がる前に、まずは女性が男性を紹介します。
男性は「○〇と申します。本日は貴重なお時間を頂きまして、誠にありがとうございます。」と簡単な自己紹介と挨拶の機会を頂いたお礼をしっかりと述べます。
家に上がる際には、許可を得てから玄関に上がり、靴は自分で揃えるようにしましょう。
③部屋での座る位置に注意
部屋に通された後は、どこに座ればいいでしょうか。
座る位置は、洋間と日本間によって異なります。日本間でいうと①②が上座、③④が下座です。また、洋間では①②③が上座、④⑤が下座です。
それぞれ、上座を進められても「本日はご挨拶に伺ったので、こちらで結構です。」と下座に座るようにしましょう。
何回か進められるようであればお礼を言って上座に座るのもOKです。
④自己紹介をしながら歓談
部屋に通されたら改めて、「○○さんとお付き合いをさせて頂いております、○○と申します。本日は、貴重なお時間を頂きましてありがとうございます。」と自己紹介をしたうえで手土産を渡します。いきなり本題に入るのではなく、「すごく素敵なご自宅ですね」「今日はいい天気ですね」等少し歓談をしましょう。
手土産を渡すときは一旦紙袋から手土産を出し、粗相がないか確認してからその手土産を選んだ理由を一言添えて渡すようにしましょう。
ご両親の前では、お互いに普段の呼び方で呼ぶのではなく女性に対しては○○さん、女性のご両親は○○さんのお父様、お母様と呼ぶようにするのがマナーです。
⑤いよいよ結婚の挨拶
いくつかの話題で歓談をし、話が途切れたタイミングでいよいよ本題に入ります。
話は男性側から切り出し、「○○さんと結婚をさせてください」または「○○さんと結婚をさせていただけないでしょうか」と相手方のご両親にお願いをします。
ポイントは、「結婚させて頂く事になりました」と結婚の報告をするのではなく、これから承認してもらえるようにお願いをする事です。なぜ結婚をしたいと考えたか、今後どのような家庭を築いていきたいか等、結婚したい理由や意気込みを添える事で好印象を持ってもらえます。日本間であれば、一度座布団から離れて頭を下げるようにするとより丁寧です。
⑥挨拶後の歓談
女性側のご両親に承諾を頂いた後は、お互いの事をより知り合えるように歓談を楽しみましょう。
お互いの幼少期の話や学生時代の話、ご両親の趣味の話などをすることで和やかな雰囲気で会話を楽しむことができます。
⑦タイミングを見計らって帰宅
訪問から1時間半から2時間が男性の帰宅の目安です。
男性からタイミングを見計らって「それでは本日はお忙しい中ありがとうございました」と切り出します。
返る際の挨拶まで気を抜かず、「本日は本当にありがとうございました」と最後までしっかりと挨拶をするようにしましょう。
⑧お礼
帰宅したら当日のお礼を電話で伝えます。
また、訪問後2、3日以内にハガキでお礼状を送るとより丁寧です。
(2)彼女の参考に!男性側のご両親への挨拶の流れと挨拶の言葉は?
①家に到着
男性のときと同様、まずは約束の時間に遅れないように男性の家に到着する様にします。
玄関の前でコートを脱ぎ手に持ち、家に入る前には携帯電話をオフにするか、サイレントモードに切り替えておきましょう。
万が一5分以上遅れるようであれば事前に連絡を入れておくようにします。
②玄関先で男性から女性を紹介する
玄関を上がる前に、まずは男性が「結婚したいと思っている○○さんです。彼女のご両親にもご挨拶をして、お許し頂きました」と女性を紹介します。
女性は「○〇と申します。本日は貴重なお時間を頂きまして、誠にありがとうございます。宜しくお願い致します」と簡単な自己紹介と挨拶の機会を頂いたお礼をしっかりと述べます。
家に上がる際には、許可を得てから玄関に上がり、靴は自分で揃えるようにしましょう。
③部屋での座る位置に注意
部屋に通された後の座る位置は、男性が女性側のご両親にご挨拶した際と一緒です。
座る位置は、洋間と日本間によって異なります。日本間でいうと①②が上座、③④が下座です。また、洋間では①②③が上座、④⑤が下座です。
それぞれ、上座を進められても「本日はご挨拶に伺ったので、こちらで結構です。」と下座に座るようにしましょう。
何回か進められるようであればお礼を言って上座に座るのもOKです。
④自己紹介&お土産を渡す
部屋に通され全員が揃ったら改めて、「○○さんとお付き合いをさせて頂いております、○○と申します。本日は、貴重なお時間を頂きましてありがとうございます。」等と自己紹介をしたうえで手土産を渡します。いきなり本題に入るのではなく、「すごく素敵なご自宅ですね」「今日はいい天気ですね」等と少し歓談をしましょう。
手土産を渡す際は一旦紙袋から手土産を出し、粗相がないか確認してからその手土産を選んだ理由を一言添えて渡すようにしましょう。
また、お互いに普段の呼び方で呼ぶのではなく〇○さんと「さん」をつけて呼ぶようにし、男性のご両親は○○さんのお父様、お母様と呼ぶようにするのがマナーです。
普段呼び合っているニックネームで呼ばないように気を付けましょう。
⑤いよいよ結婚の挨拶
いくつかの話題で歓談をし、緊張がほぐれ和やかな雰囲気になった所でいよいよ本題に入ります。
男性側のご両親に対しても話は男性側から切り出し、「○○さんと結婚をしたいと思っています。先日○○さんのご両親にもご挨拶をしてお許し頂きました。○○さんと結婚させて下さい。」等と両親にお願いをします。
続いて女性も「○○さんとは〇年お付き合いをさせて頂いております。お付き合いをさせて頂く中で○○さんの○○な所に惹かれ、○○さんと結婚をしたいと考えるようになりました。未熟な部分も多々ありますが、○○さんと一緒に暖かい家庭を築いていけるよう、精一杯頑張ります。○○さんと結婚させて下さい。宜しくお願い致します。」と男性側のご両親にお願いをしましょう。
男性側のご両親に対してもポイントは、「結婚させて頂く事になりました」と結婚の報告をするのではなく、しっかりと承認してもらえるようにお願いをする事です。
⑥挨拶後の歓談
男性側のご両親にも承諾を頂いた後は、お互いの事をより知り合えるように歓談を楽しみましょう。
お互いの幼少期の話や学生時代の話、ご両親の趣味の話などをすることで和やかな雰囲気で会話を楽しむことができます。
⑦タイミングを見計らって帰宅
訪問から2時間または一緒に食事をするのであれば3時間程度が帰宅の目安です。
タイミングを見計らって女性から「それでは本日はここらへんで失礼致します」と切り出します。
帰る間際まで気を抜かず、「本日は本当にありがとうございました。これからもどうぞ、宜しくお願い致します」と最後までしっかりと挨拶をするようにしましょう。
⑧お礼
当日、帰宅したら「ただいま帰りました。本日はありがとうございました。」とお礼を電話で伝えておくとより丁寧です。
また、訪問後2、3日以内にハガキでお礼状を送っておくのもマナーです。
4、その他、結婚の挨拶に行く際に注意すべきポイントは?
続いては、その他結婚の挨拶に行く際に注意すべきポイントについてご紹介していきます。
(1)相手や相手のご両親について事前に紹介しておく
結婚の挨拶に行く前に、相手や相手のご両親について簡単なプロフィールを自分の両親に紹介しておきましょう。
年齢や職業、家族構成や好きな物、嫌いな物等について事前に紹介しておくと、ご両親も心の準備ができますし話題を出しやすくなります。
(2)お互いの親が気にするであろうポイントを事前に話し合っておく
お互いの親が気になるであろうポイントについてお二人で事前に話合っておきましょう。
両家の顔合わせはいつ頃考えているか、結納は行うか、また今後婚姻をするタイミングや結婚式についてなど今後の流れと将来についてもイメージをしておくと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
相手のご両親への結婚の挨拶は、お二人が夫婦となり、二つの家族が一つになるための大切なイベント。マナーや注意点を抑えれば、あとはいつものあなたで大丈夫。緊張してもそれも思い出になるので誠意を込めて頑張ってくださいね。お二人の結婚の一つ一つのことが笑顔で溢れますように。

「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、結婚式場勤務、結婚式のプロデュース会社、フォトウェディングスタジオ立ち上げ経験があるブライダル業界を代表するメンバーや元局アナ・現役婚礼司会者(婚礼司会数300件以上・結婚式関連取材100件以上)が取材・運営を担当しています。皆様に最高に幸せな結婚をして頂くべく信憑性のある情報提供を目指しています。サイト運営者情報はこちら。
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