
結婚式場を予約したら、いよいよ打ち合わせ!しかし、打ち合わせってどれくらいの時期から行って、何回打ち合わせして、どのように進めるのか、わからない人も多いのではないでしょうか?
人生の中でもビッグイベントである結婚式。「こういう結婚式にしたい」という想いを実現して、お祝いに駆けつけてくれたゲストにも楽しんでもらいたいですよね。そのためにもウェディングプランナーとの事前の打ち合わせが重要なんです。
今回は、打ち合わせは事前にどの時期から何回行うのか?という疑問から、失敗しないために結婚式の打ち合わせで決めるべきことなど、ポイントをまとめてご紹介していきます。
目次
1、結婚式の打ち合わせはいつからやるの?
そもそも結婚式の打ち合わせっていつから行われるものなのでしょうか?「なるべく早めに準備したい!」という想いから、式場を早めに押さえたカップルもいるかもしれません。
実は結婚式場を早く押さえたとしても、結婚式の打ち合わせが早まるわけではないのです!実は一般的な式場の打ち合わせ開始時期は「結婚式予定日の約3ヵ月前」というのが平均的なもの。
「意外と式の直前!」と感じる人もいるかもしれませんが、いろいろとわからない段階で早くに決めてしまうと直前に変更が多くなる危険性があります。そのため結婚式の状態を予想しやすい3か月前というのは現実的なスケジュールのようです。
「結婚式の打ち合わせを早めにやりたいから…」と式場を焦って予約してしまうのは禁物。じっくり式場を選んで予約しても、打ち合わせの時期はあまり変わりませんので心配なさらず。
2、結婚式の打ち合わせは何回やるの?
結婚式の打ち合わせで気になることと言えば、打ち合わせの回数。ゲストの人数や規模によっても変わってきますが、40~80名規模の結婚式の場合打ち合わせは約3回が平均のようです。
意外に打ち合わせ回数が少ないと感じた人もいるかもしれませんが、式場のスタッフはプロ。効率よく短時間で式の内容を決められるように準備をしてくださっているので、心配する必要はありません。
また、人数が80人より多い披露宴や大掛かりな演出を希望する場合は、打ち合わせの開始時期が早まったり、回数が増える場合も。
逆に少人数の結婚式の場合は打ち合わせ開始時期も2か月前からで、回数も1,2回というように、式場側で臨機応変に対応してくれるようになっています。
3、結婚式の打ち合わせで決めること【第1回/3か月前】
ここでは一般的な結婚式の打ち合わせのスケジュールをご紹介。
まず、式の3ヵ月前に行われる第1回目の打ち合わせでは、一般的に下記の内容を打ち合わせし、決定していきます。
(1)衣装について
挙式や披露宴で着用する衣装は、このタイミングで決めていきます。
式場が持っている衣装の中からレンタルするのか、それとも式場が提携している会社からレンタルするのか、それとも他業者からレンタルもしくは購入し持込みにするのか、ここで決めていきましょう。
(2)招待状
結婚式へ招待するゲストに対しての招待状についての打ち合わせもこの時期。招待状を自分たちで作るのか、それとも式場に依頼するのか、別業者に依頼するのか、打ち合わせ前に予め二人で決めておきましょう。
もし式場に招待状の作成を依頼する場合は、デザインや部数について打ち合わせをしていきます。差出人は自分たち名義にするのか、それとも親の名義にするのか、文章の内容をどうするのか決めましょう。
その後、宛名リストの作成や宛名書きを行い、招待状を発送します。招待状の発送タイミングも大安の日が良いなどありますので、その辺も相談してみるのがおすすめです。
演出やヘアメイクなどは、プランナーではなくそれぞれ担当のスタッフが行うので、当日の担当者と細かい打ち合わせをしておきたい場合は、プランナーに伝えて交渉してもらいましょう。
特に新婦のヘアメイクは、要注意。当日初めてメイクをしてもらう場合は、自分のイメージと違いがっかりしたという話もあります。
自分の好きなメークを雑誌から切り取ったりして渡すなどして具体的なイメージを担当者に伝えられるようにする、普段使っている自分の化粧品の持ち込み可否を確認するなどもしておくとイメージが伝わりやすいかもしれません。
また、忘れてはいけないのが、プランナーのお休みの日を把握しておくことも大切。また、結婚式は週末が多いので、プランナーや式場のお休みは平日ということも。
ちょっとした疑問や心配事を相談したい時に電話をしても、プランナーや式場がお休みですぐには解決しないということもあります。二度手間にならないためにも、お休みの日をたずねておくのがおすすめです。
新郎新婦のお二人共がお仕事で忙しい場合などは、電話もなかなか大変です。そういう場合には、プランナーとの連絡をメールでするのも便利ですね。
新郎新婦も積極的に行動して準備を進めていくと、打ち合わせ当日は、結婚式のコンセプトやテーマなど、よりお二人のイメージに沿った演出アイデアを検討する時間に使えます。
ただし、プランナーとの相性はとても大事。何度か打ち合わせするうちにお二人がなにか違和感を覚えたら、気を遣わずに潔くプランナーを変更してもらいましょう。
4、結婚式の打ち合わせで決めること【第2回/2か月前】
結婚式2か月前の第2回目の打ち合わせでは、一般的に下記のような内容を話し合い、決定していきます。
(1)演出
披露宴で欠かせないものと言えば、演出ですよね。ケーキ入刀やブーケトス、ファーストバイトやキャンドルサービスに余興など。打ち合わせでも必ず確認しておく必要があります。
打ち合わせの前に二人で希望の演出を具体的に決めておくと、打ち合わせをスムーズに進めることができますよ。
(2)BGM
結婚披露宴では歓談の時間などに流すBGMも、二人の希望で流すことができます。そのため事前の打ち合わせでも確認が必須。どのシーンでどのような曲をどのタイミングで流すのか、決めていきましょう。
こちらも打ち合わせの前に二人でどんな曲を流したいのか、曲をピックアップしておくのがおすすめ。結婚式当日には曲のデータやCDなど音源が必要になりますので、お忘れなく。
(3)装花・ブーケ・テーブルコーディネート
披露宴会場の雰囲気を大きく左右する装花やブーケ。こちらも打ち合わせで決めていきます。ゲストのテーブルや、受付、ケーキ台や高砂など、どのようなイメージで装飾したいかある程度二人でイメージを決めておきましょう。
装飾も予算に応じて内容が変わってきますので、どれくらいの予算を使えるかも確認しておくと良いでしょう。結婚式のテーマカラーがあったり、こういう風にしたいというイメージ画像があるようでしたら準備して持っていくのがおすすめです。
(4)アルバム
結婚式の様子は、プロのカメラマンに写真撮影してもらいたいですよね。カメラマンも式場に依頼するのかどうか決めましょう。デザインや金額など、予算に合わせてプランをチョイスして。
(5)料理
ゲストの関心が一番高いものと言えば、お料理。お料理のジャンルや内容についても打ち合わせで決定していきましょう。
食べ物のアレルギーがあったり苦手な食べ物があるゲストがいる場合は、そちらも事前にプランナーに相談しておくのがおすすめです。
料理選びについて、さらに詳しく知りたい場合はこちらの記事を参考にしてみてください。
https://how-to-inc.com/wedding-cuisine-3546
(6)ウェディングケーキ
結婚式に外せないアイテムと言えばウェディングケーキですよね。
ケーキ入刀やファーストバイトなどの演出でも必要なウェディングケーキは、人一倍こだわりたいという人も多いのでは?式場の方で用意してあるケーキ以外にも、要望を汲んでオリジナルケーキを作ってくれる場合もありますので、希望のデザインがある場合はこちらも写真などを持っていくと話がスムーズに進みますよ。
(7)引き出物
ゲストへお渡しする引き出物も、式場に依頼するのか自分たちで手配するのか決めておきましょう。もし式場で依頼する場合は2回目の打ち合わせで相談するのがベスト。
式場に依頼する場合はパンフレットの中から選ぶケースが多いため、自宅でゆっくり選ぶのがおすすめ。またゲストによって引き出物の内容を変えたい場合は、プランナーさんとの話し合いが必要。
この場合、ゲストに中身が違う引き出物を渡さないように、当日の最終確認を忘れずに。
(8)招待ゲストの確定
式の2か月前までには招待ゲストを決めておきましょう。その上で席次表やメニュー表、席札の制作やデザインをプランナーさんと決めていきます。
(9)ヘアメイク
当日のヘアメイクをどうするのか、このタイミングで決めていきます。リハーサルの予定などもこの時プランナーさんと話し合いで決めましょう。
5、結婚式の打ち合わせで決めること【第3回/1か月〜3週間前】
結婚式の1か月~3週間前の最終打ち合わせでは、以下の内容を話し合います。
(1)席次表の確定
披露宴出席者が確定したところで、席次表を確定し作成しましょう。上座下座などもありますが、ゲスト同士話が弾むような席順にするのも大切な心がけです。
(2)アイテムや演出の最終確認
披露宴に必要なアイテムや演出もこの時最終確認を行いましょう。プランナーさんの指示に従い抜け漏れはないか、入念にチェックしましょう。
(3)司会
当日司会をお願いする方との打ち合わせも、諸々内容が固まったこのタイミングがおすすめ。新郎新婦のプロフィール紹介やゲストからのスピーチ、お色直しのアナウンスなど、細かいところまで打ち合わせで決めていきましょう。
(4)結婚式の打ち合わせで失敗しないためのポイント
①ウェディングプランナーとの打ち合わせ前の事前準備
結婚式の打ち合わせは、担当のプランナーさんとの具体的な対面打ち合わせの前に、ある程度こちらで準備をしておくととてもスムーズに進みます。
<事前準備のポイント4つ>
- 行いたい演出やアイテムの希望を具体的に決めておく
- 予算やプランを決めておき、すぐに式場との値段交渉に入れるようにしておく
- ゲストのリストアップ、会場の大きさなどが決まれば、すぐに招待状が作成できるようにしておく
- BGMやペーパーアイテムの作成など自分たちで進められることはどんどん進めておく
②要望リストと、打ち合わせで決まった内容をノートにまとめる
初めての打ち合わせで必須なものが、メモと筆記用具です。結婚式当日までの準備の流れや打ち合わせの内容、自分たちのやりたい演出、ゲストリストなどを詳細にメモできる専用のノートを「ウェディングノート」として一冊作っておくと便利です。
打ち合わせで決まった内容もメモしておきましょう。そうすることで、プランナーさんと認識のズレもなくせるはずです。
まとめ
結婚式を成功させるために大切な、結婚式の打ち合わせ。数が少なく、時期が近づいてからの打ち合わせになるため、事前の準備とカップル二人で認識を合わせておくことが効率よく進めるために重要になってきます。
しっかりと準備をして、素敵な結婚式を挙げてくださいね。
<ライタープロフィール>
中森りほ
下北沢を愛するフリーライター、コラムニスト。女性向けウェブメディアでの編集・ライター経験を活かし、女性の生き方・働き方、恋愛や結婚など男女関係についてのコラムに加え、グルメメディアでの経験を活かしたグルメ記事、食レポを執筆中。
好きなことは、おいしいものを食べること、街歩き、映画、温泉、旅行、ドラム。現在フランス人の彼氏とお付き合い中。お仕事のご相談はHPかSNSよりお願いします。
Twitter:@nakariho(https://twitter.com/nakariho)
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「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、結婚式場勤務、結婚式のプロデュース会社、フォトウェディングスタジオ立ち上げ経験があるブライダル業界を代表するメンバーや元局アナ・現役婚礼司会者(婚礼司会数300件以上・結婚式関連取材100件以上)が取材・運営を担当しています。皆様に最高に幸せな結婚をして頂くべく信憑性のある情報提供を目指しています。サイト運営者情報はこちら。
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