
妊娠をして、産院を決めた時や母子手帳を受け取ったときなどに案内される母親学級。
一体どんな事をするところなのか気になりますよね。
参加は自由なので行くべきなのかも迷う方もいらっしゃるかと思います。
ここでは母親学級の内容や、どこで開催されているかなど詳しくご紹介します。
目次
1、母親学級とは
母親学級は母親教室と呼ばれることもあり、出産中や出産時と産後の赤ちゃんの世話などについて学んだりするところです。
出産時期の近い妊婦さん達が集まる貴重な場でもあるので、友達を作ったり情報交換も行う事ができます。
2、母親学級の目的は?
母親学級で教えてくれるのは助産師や栄養士などで、妊娠出産やその後の赤ちゃんのお世話について教えてくれますので、妊婦の疑問や悩みなどを解消できる場です。
正しい知識を取り入れたり、出産への望み方などを教えてもらうことができます。
また、母親学級で友達を作る方も多いので、友人作りの場としても活用できます。
3、母親学級はどこで開催しているの?
母親学級の開催場所は3つに分類することができます。
(1)出産予定の病院・産院が開催
出産をする病院や産院で開催される母親学級は無料のところが多く、同じ場所で出産する人たちが集まります。
病院や産院での母親学級は施設見学が含まれていたりすることもあり、出産の際のイメージが少し膨らませることができるかもしれません。
そこに勤務している助産師が教えてくれるので、入院する時の疑問や不安なども相談することができます。
(2)地方自治体が開催
地方自治体が開催している母親学級は保健センターや公民館などで行い、同じ地域に住む人たちが参加するため、友達を作る場としても活用できます。
また地方自治体の開催なので、その地域の産前産後に受けることのできるサービスや予防接種の情報などを詳しく知ることができる機会でもあります。
母子手帳を受け取る際に案内を渡される事が多いのでチェックしてみましょう。
(3)民間企業が開催
オムツやベビー用品のメーカーが商品PRを兼ねて、マタニティイベントやプレママフェスとして開催しています。
参加は抽選や参加費が有料だったりと様々ですが、ベビー用品について知ることが出来たりたくさんのお土産がもらえたりと特典があるものもあります。
4、母親学級はいつから通う?回数は?
いつから通ったほうがいいという決まりはありませんが、つわりが治まる妊娠中期頃から通う方が多いようです。
体調が辛くなければ妊娠初期の妊婦向けの母親学級もありますので、参加してみるのもいいでしょう。
通う回数は病院や自治体により異なりますが、2~4回ほどです。
病院や産院は施設見学などを兼ねていたりするので、なるべく参加するように勧められる場合もあります。
5、母親学級の内容は?
(1)出産準備やイメージ作り
入院時に必要なものから、陣痛から分娩までの流れまで教えてもらうことができるので、出産の際の陣痛や入院のイメージが掴みやすくなります。
陣痛がきた時や破水してしまった時の対処法や病院へ連絡を入れるタイミング、分娩時のいきみ方やいきみ逃しなどの呼吸法も教えてもらうことができます。
(2)妊娠中・授乳中の食事
栄養士がバランスのよい食事や、母乳が出やすくなる食事などを指導してくれます。
また糖分や塩分を摂りすぎることの悪影響なども知ることができますし、食べすぎてしまう方は相談することもできます。
(3)母乳についてとおっぱいケアの方法
母乳が赤ちゃんに与えるいい影響など、母乳の栄養や母乳育児について指導してくれます。
母乳が出やすくなるようにマッサージも教えてもらうことができるので、母乳育児を希望している人にはとてもためになります。
(4)授乳・沐浴の予習
人形を使用した授乳や沐浴の予習をします。
産後は練習することもなく実際に赤ちゃんの授乳や沐浴を行いますので、人形で手順を習っておくと安心ですね。
(5)マタニティヨガ・マタニティスイミング・妊婦体操など
安産のための体力作りや産道を柔らかくする効果のある妊婦向けの体操や運動は、妊婦でも無理なく行えるような内容になっているため、安心して参加することができます。
妊娠中も身体を動かすことで体力がつくことはもちろんですが、気分もリフレッシュすることができます。
妊婦体操やマタニティヨガなら、習ったものを家で実践して続けることが可能です。
6、母親学級で気をつけたいことは?
妊娠中は体調を最優先させることが大切です。
妊娠時の自分の身体のことや、赤ちゃんの事をしっかり知っておきたい!この前仲良くなった人も参加するから自分も行きたい!と無理してしまうのはいけません。
体調がすぐれないかな?と感じたら、身体を休めるためにキャンセルしましょう。
母親学級は同じ内容を他の日にやることもありますので、体調の良い別の日に参加しましょう。
7、「男性向けの“プレパパ教室”」や「夫婦二人で参加できる”両親教室”」も
イクメンという言葉が浸透したこともあり、男性向けや夫婦で参加することができるものが増えました。
お腹の部分が妊娠後期の妊婦と同じ重さと大きさのある妊婦エプロンをつけて妊婦体験をすることで、妊婦の足元の視界の悪さや足や腰にかかる負担を実感したり、沐浴体験を男性や夫婦でおこなったりします。
妊婦の大変さがわかることで妊婦への気づかい方もわかりますし、赤ちゃんのお世話を知ることで自分が父親になるんだという心の準備もできます。
男性は自分のお腹を痛めないのでなかなか親になるという実感がしづらいので、プレパパ教室や両親教室を活用して男性側の気持ちの準備をしてあげるのもいいかもしれません。
まとめ
初めての出産はわからないことだらけで様々なことが気になったり不安になりがちです。
そういった悩みや不安は母親学級を活用して解消していくと、心の準備もできてストレスも減らすことができるかもしれません。
体調が安定したらぜひ母親学級に参加してみましょう。
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