
お正月や寒い冬に飲みたくなる甘酒。
栄養価が高く、疲労回復にも効果があるので【飲む点滴】と言われています。
妊娠中のアルコール摂取は厳禁ですが、妊婦さんは甘酒なら飲めるのでしょうか。
今回は、妊娠中の甘酒と効果についてご紹介します。
妊娠初期のガイド(無料ダウンロード)

妊娠初期ガイドP3より
・妊娠初期に食べちゃダメなもの、食べていいものがわからない ・妊娠初期で気をつけた方がいいことは? ・妊娠初期に揃えておくべきことや、やっておくと良いことは?
そんなあなたのために、今すぐ使える、妊娠初期ガイドをご用意しました。あなたの楽しい妊娠生活のお役に立てましたら幸いです。
※体調の変化などについては自己判断せず、不安なことはすぐに主治医の先生に相談されることをおすすめします。
1、妊娠中に甘酒を飲んでも大丈夫?
結論から言うと、甘酒の種類を間違えなければ飲んでも大丈夫です。
実は甘酒には【酒粕】からできているものと【米麹】からできているものの2種類があり、種類を間違えなければ妊娠中でも安心して飲むことができますし、妊娠中の栄養補給としても効果を発揮してくれます。
2、米麹の甘酒なら妊娠中もOK?
酒粕の甘酒と米麹の甘酒のどちらが妊婦さんでも飲めるものなのでしょうか。
酒粕の甘酒は酒粕から作られたものなのでアルコールが含まれており、アルコールを避けるべき妊婦さんは飲まないほうがいいでしょう。
アルコールを少量でも摂取することによって【胎児性アルコール症候群】を引き起こす可能性があります。
もし甘酒が飲みたい場合選ぶのは米麹の甘酒で、こちらはアルコールが含まれておらず安心して飲めます。
気を付けたいのがノンアルコールと記載されている甘酒です。
アルコール分1%未満であればノンアルコールと記載することができるため、アルコールが微量ですが含まれているものもあります。
なので、原材料が酒粕なのか米麹なのかを確認することが大切です。
3、米麹の甘酒を妊娠中に飲む効果と注意点
(1)米麹の甘酒の効果
妊娠中に便秘に悩まされてしまう妊婦さんは多いですよね。
米麹の甘酒は天然のオリゴ糖、そして食物繊維が含まれているので便秘解消の効果が期待できるんです。
腸内環境を整えてくれるので、便秘をしにくくなりますよ。
便秘解消のために飲むのであれば朝起きてすぐ飲むようにしましょう。
他にも妊娠中に嬉しい栄養が豊富で、ビタミンB群は胎児の中枢神経の形成に役立つ上に、血行促進や肌荒れ予防や妊娠中にボロボロになりやすい髪の毛のケアにもなります。
必須アミノ酸は胎児の筋肉の元になったり、胎児の細胞分裂の際にも使われる栄養です。
そして、ブドウ糖は食べすぎ予防になり、疲労回復としての効果もあります。
胎児に関係する栄養も豊富なのが嬉しいですね。
(2)注意点
いくら「飲む点滴」と言われて栄養豊富でも、1日に何杯も飲むのはやめましょう。
甘酒は高カロリーな飲み物ですし、ブドウ糖は適量なら体にいいのですが、血糖値が上がりやすいものでもあるので過剰摂取は高血糖になってしまう可能性があります。
特に妊娠糖尿病になってしまった妊婦さんは、甘酒を飲むことは避けたほうがいいかもしれません。
甘酒の1日の適量は200mlから400mlです。
コップ1杯程度を目安にしましょう。
まとめ
甘酒と聞くと名前に「酒」と入っているので妊婦には縁のない飲み物と思ってしまいがちですが、米麹の甘酒なら楽しむことができます。
妊婦さんにも胎児にも必要な栄養も含まれているので、適量を継続して摂取したいですね。
甘い飲み物は苦手という方は、水で薄めても大丈夫ですし、甘酒が苦手な方でも米麹の甘酒は酒粕のものより飲みやすいのでおすすめです。
最近では米麹の甘酒の種類もかなりありますので、選んでみてはいかがでしょうか。
COMMENT
コメント
この記事に関するコメントはこちらからどうぞ
コメントはこちらからどうぞ