結婚式を挙げるためには、およそ300万円の費用が掛かると言われています。(約70名のゲストを招待した場合。)
これはなかなかの大金。そんな結婚式をリーズナブルに、より自由な形式で挙げたいという理由から、海外挙式とウェディングフォトを合わせた挙式スタイルを選ばれるカップルも近頃では急増しているそうです。
2つを同時に行う魅力は、非日常的なロケーションの中で、人生の晴れ舞台の美しいショットを撮ることができるという点ですが、このほかにもハネムーンや披露宴を一緒に済ませられるという利点があります。
今回はそんなウェディングフォトを海外で行う場合の注意点、準備の流れ、参考にしたいウェディングフォト画像についてご紹介していきます。
これからウェディングフォトをされるカップルのご参考となれば幸いです。
目次
1、ウェディングフォトとは
ウェディングフォトとは、結婚式とは別の日に、ドレスや和装で記念写真を撮ることです。
「別撮り」や「前撮り」とも言います。
結婚式ではウェディングドレスをチョイスしたけれど和装も着てみたい、落ち着いて記念写真を撮りたいけど結婚式本番ではなかなか時間が取れない……といった悩みも、ウェディングフォトで万事解決。
メイクやポージング、ロケーションなどもふたりの希望に合わせて撮影することができるので、結婚式の写真撮影よりも満足度の高い記念写真を残すことができます。
2、ウェディングフォトの海外ツアーとは
そもそも結婚式を国内で挙げる予定がない、リゾートウェディングに憧れている、ハネムーンと式を同時にやりたい、というニーズからウェディングフォトは支持されています。
特におすすめしたいのが海外フォトツアーです。
海外フォトツアーとは、ハネムーンや挙式を海外で行うカップルを対象に、ウェディングフォトの撮影を行ってくれるサービスのこと。
海外フォトツアーに含まれるものは基本的に国内のウェディングフォトと変わりありません。
具体的には、
・衣装、小物類、プロのヘアメイクの手配
・カメラマンの手配
・撮影ポイントを移動する際の車の手配
・撮影した写真のアルバム制作
などがプラン内に含まれています。
撮影日までは日本のスタッフと打ち合わせを行い、現地でのスケジュールや撮影する場所を入念に決めていきます。
また衣装合わせもこの時に行います。
海外フォトツアーの申し込みは専門業者もしくはブライダル関係の商品も販売している旅行会社にて手配するのが一般的です。
なお、現地に赴くまでの航空費はプランの中に含まれておりませんので、予めご注意ください。
3、ウェディングフォト撮影までの流れ
ウェディングフォトは自由度が高いため、業者探しをはじめる前にどういうロケーションで写真を撮りたいのか?またどんな写真が撮りたいのか?衣装やメイクのイメージなど、要望をある程度具体化しておいた方が話がスムーズです。
撮影したい場所次第では選ぶ業者も変わってくるので、まずはエリアを確定してから業者探しに移行したいところです。
なお、ハワイやバリで結婚式を挙げられる場合は、オプションで記念撮影の幅を広げることが可能な場合もあるので、業者に依頼する前に式場プランナーに確認しておくといいでしょう。
(1)業者を探す
雑誌やインターネットから海外フォトツアーをやっている業者を探します。ほとんどの業者が日本に支店を持っており、衣装やロケーションの打ち合わせを国内で終えた後に、現地で撮影を行うという段取りです。
そのため、カメラマンやヘアメイクには本番当日に会うパターンが多くなります。
海外との時差により、スムーズに連絡が取れなかいこともあるのが海外フォトの難しいところですが、雄大な自然やフォトジェニックなロケーションは、そのデメリットをも覆す魅力です。
(2)複数の業者に見積もりを依頼する
気になる業者を見つけたらいくつかピックアップして見積もりを出してもらいましょう。
海外フォトも結婚式場と同様、業者によって費用もかなり変わってきます。
特に海外の専門業者は写真をアートと捉える傾向が強いため、国内の業者と比べて費用も高額になってくるようです。
見積もり金額ばかりに注意を向けるのではなく、プラン内に含まれてサービス内容を見比べて費用対効果を検証しましょう。
(3)打ち合わせ
依頼する業者が決まったらいよいよ打ち合わせに入ります。
ロケーション、ポージング、衣装、メイクなど、ふたりのこだわりを具体的に伝えていきましょう。
ウェディングフォトでは基本的に新郎新婦の希望を優先して撮影が行われますので、やりたいことを余すことなくできるのがメリットです。
逆にこの自由度の高さゆえ、曖昧なオーダーではイメージと違う撮影になることも。打ち合わせをスムーズに進め、満足のいく仕上がりにするためにも、画像をプリントアウトするなど具体的に示し、完成のイメージをすり合わせましょう。
(4)衣装の決定
写真の出来栄えを左右する衣装選びは新郎新婦にとって最重要項目のひとつ。
プラン内で「衣装○点まで」と記載があっても追加料金を支払えば衣装を増やすことが可能です。
また、衣装に対して特別なこだわりがあるという場合は外部のドレスショップからレンタルしたり購入したドレスを持ち込んだりした方がよいかもしれません。
というのも、専門業者に置かれている衣装はドレスショップほど豊富な品揃えというわけではなく、サイズにも限りがあるため、体型や好みと合わないこともよくあります。
理想の一着で記念撮影を行いたいという強い希望があるならば、持ち込みをした方が悔いの残らない撮影になりますが、持ち込みをしても衣装代金が割引されない、別途持ち込み料が掛かることもあるので、料金については確認した上で決定した方がいいでしょう。
(5)撮影当日のスケジュール
撮影日は日本で打ち合わせた日時にて行うことになります。しかし、ロケーション撮影は天候に左右されるので、予想外の悪天候に見舞われた場合の対策も予め打ち合わせしておいた方が何かと安心です。
4、エリア別!美しすぎるウェディングフォト15選
ここからはエリア別に参考にしたいウェディングフォトをご紹介していきます。
映画のワンシーンのようなドラマチックな風景、きゅんとするようなポージング、エレガントな衣装など、どれも参考になるものばかり!
どんなウェディングフォトにしようか迷われている方はぜひ以下の画像を参考にしてください。
(1)ハワイ
出典 http://monstylefair.seesaa.net
①青いビーチが美しすぎる!
出典 http://american-holidays.jp
②広い空に向かってジャンプ!
(2)バリ
出典 http://bali-photowedding.com
①大自然に囲まれて……
②こんなにガーリーな写真も撮れちゃう
(3)ヨーロッパ
出典 http://le-maestro.livedoor.biz
①重厚感漂うモダンアートのような一枚
出典 http://le-maestro.livedoor.biz
②ヨーロッパらしいお洒落な古城をバックに
出典 http://foreign.weddingpark.net
(4)アメリカ
出典 http://www.world-laviephoto.com
①アメリカと言えばラスベガス!
②ニューヨークのど真ん中で大胆和装ウェディング!
(5)オーストラリア
①ワイナリーの中でキス
②コアラと一緒に記念撮影
出典 http://www.watabe-wedding.co.jp
まとめ
いかがでしたか?
どこまでも続く青い海や広い空を一体になれるロケーション撮影は結婚式やハネムーンと同じくらい一生の宝物になる特別なイベント。
最近では日本での結婚式にハネムーン先での海外挙式とウェディングフォトがプラスされたプランも販売されているので、国内でゲストを招いて披露宴をした後、ふたりだけでハネムーンを兼ねて海外で結婚式を挙げるという選択も可能となっています。
ちなみに、ウェディングフォトを依頼する専門業者は直接手配することも可能ですが、相手が海外の会社だと交渉や打ち合わせで意思の疎通を図ることが難しい場合もあるので、日本人スタッフがいる専門業者を選ぶか旅行会社を通して依頼するのが安心かもしれません。
今回ご紹介させていただいた海外でウェディングフォトをするための手順が少しでもお役に立てば幸いです。
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、結婚式場勤務、結婚式のプロデュース会社、フォトウェディングスタジオ立ち上げ経験があるブライダル業界を代表するメンバーや元局アナ・現役婚礼司会者(婚礼司会数300件以上・結婚式関連取材100件以上)が取材・運営を担当しています。皆様に最高に幸せな結婚をして頂くべく信憑性のある情報提供を目指しています。サイト運営者情報はこちら。
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