
結婚したことのない人には馴染みのないテーマなので丁寧にご紹介します。
そもそも婚約指輪って本当に必要なの?といった素朴な疑問にもお答えしたいと思います。
ご参考になれば幸いです。
目次
1、婚約指輪とは?
婚約指輪は英語ではエンゲージリングと呼ばれていて、一般的には男性から女性にプロポーズの際に、もしくは婚約が決まった暁に結納品の目録の一つとして贈られる指輪のことで、結婚することを約束する、つまり婚約の証となる記念品です。
よく結婚が決まった芸能人がワイドショーで見せびらかしている、キラキラと輝くダイヤモンドのついた指輪が婚約指輪です。婚約指輪は婚約に欠かせないとまではいいませんが、婚約の象徴と言えるアイテムだと断言できるでしょう。
2、結婚指輪とは?
結婚指輪は英語ではマリッジリングと呼ばれていて、チャペル式の時に「指輪の交換」をする儀式のために用意され、その後は日常的に夫婦がお揃いで左手の薬指に付ける指輪のことです。二人が夫婦となることの誓の証であるとともに、結婚していることを周囲に知らせるものとなります。
ゼクシィトレンド調査2020によると、以下の通り結婚を誓い合ったカップルのうち、婚約の記念に何らかの婚約記念品(結納を含む)を受け取っている人は全国平均で75.6%でした。
以上の通り、首都圏で見ますと婚約記念品を購入された中でも婚約記念品が婚約指輪だった人は91.1%と突出して多く、次いでネックレスが5.5%、時計が2.2%と続いています。

3、指輪の購入金額の相場は?
(1)婚約指輪
一昔前は婚約指輪の相場といえば給料の3カ月分ということがよく言われていました。
しかし、以下のゼクシィトレンド調査2020によると、実際は全国平均で35.7万円ほどです。
(2)結婚指輪
結婚指輪の平均購入価格は、2020年のゼクシィトレンド調査のアンケートによると以下の通り25.1万円(2名分で)となります。婚約指輪を購入しないカップルが、その分の予算をペアリングである結婚指輪に充当するようになってから、結婚指輪の平均購入価格は上昇傾向にあります。
4、指輪の石の種類・材質は?
(1)婚約指輪はダイヤモンドの付いたプラチナリングが定番
2020年のブライダル総研のアンケートによると、婚約指輪をどの様に購入したか、その種類を尋ねたところ一般的に売られている「既製品」を選んだ人が52%、「セミオーダー品」が38%、「オーダー品」が7%でした。
同じくゼクシィトレンド調査のデータによると、婚約指輪についている石は、「ダイヤモンド」が93%とダントツで多く、素材は「プラチナ」を選んだ人が86%いました。プラチナリングにダイヤモンドが付くことで、ダイヤモンドの透明感が一層引き立つことが理由の一つです。
(2)結婚指輪は材質を変えて色違いで楽しんでいるカップルも
2020年のブライダル総研のアンケートによると、結婚指輪をどの様に購入したか、その種類を尋ねたところ、一般的に売られている「既製品」を選んだ人が55%、次に「セミオーダー品」が29%、そして「オーダー品」が9%でした。
同じくブライダル総研のデータによると、夫の結婚指輪には石がついていない人が全体の72%で一番多く、石をつけている人に何の石をつけているか尋ねたところ「ダイヤモンド」が16%、「サファイア」が3%と続きます。
妻の結婚指輪の石の種類を尋ねたところ、「ダイヤモンド」が76%で最も多く、「サファイア」が3%。一方、「石はついていない」は20%でした。
結婚指輪の材質は、ブライダル総研のデータでは以下の通り夫が「プラチナ」は83%、妻は79%だそうです。続いて「ゴールド」(ピンクゴールド・ホワイトゴールド含む)は夫が8%、妻は12%。
プラチナとゴールドの「コンビ」を選んだ夫が5.3%、妻が5.8%と続きます。夫と妻で違う材質の結婚指輪を色違いで選んでいるケースもあるということがわかりました。
その他詳しくは下記の表をご参考下さい
①夫の結婚指輪の材質ごとの割合
②妻の結婚指輪の材質ごとの割合
5、指輪の購入のタイミングは?
(1)婚約指輪
2020年のゼクシィトレンド調査のアンケートによると、以下の通り、婚約指輪を探し始めた時期が平均で結婚式の12.3ヶ月前、決定・申し込み時期が結婚式の11.2ヶ月前となります。約10か月間、婚約指輪だけをして過ごすウキウキした婚約期間があることがわかります。
(2)結婚指輪
同じくゼクシィトレンド調査のアンケートによると、以下の通り結婚指輪を探し始めた時期が平均で結婚式の8.6ヶ月前、決定・申し込み時期が結婚式の7.2ヶ月前となります。結婚指輪は購入しても挙式当日まではリングクッションやケースに入れて保管されているのが一般的です。
6、婚約指輪って必要なものでしょうか?
(1) 婚約指輪を贈っている割合はどのくらい?
ゼクシィトレンド調査2020によると、以下の通り結婚を誓い合ったカップルのうち、婚約の記念に何らかの婚約記念品(結納を含む)を受け取っている人は全国平均で74%でした。
(2)婚約指輪って必要?
婚約するにあたり、経済的な問題との兼ね合いから高価な婚約指輪が本当に必要かどうかという議論は長年続いていますが、問題は結婚する当事者である花嫁が、結婚後の生活で婚約指輪を身に着ける機会を持っているかどうかだと考えてみてはいかがでしょうか?
仕事やパーティでフォーマルな場に出かける時など、「人妻」ならば婚約指輪と結婚指輪をしていて相応しいと考えるならば、婚約指輪をいただいておいた方がベターでしょう。しかし、人によっては必要ないと考える人もいると思います。あくまで個人的に、「婚約指輪が欲しいかどうか?必要かどうか?使うかどうか?」で判断するのが適切でしょう。
まとめ
いかがでしたか?
婚約指輪は婚約の証。結婚指輪は結婚の証です。古い仕来りや、形式的にどうあるべきかなど、指輪の必要性を超えて、ファッションとしてこれからを生きていく自分に相応しいかどうかで、どの様な婚約指輪と結婚指輪をいただくべきか選ぶのがポイントです。
つまり、指輪を通して自分がこれからどんな女性に成長するのか、その未来予想図にしてはいかがでしょうか?
指輪は時間が経っても変わらないものですから、将来、指輪の存在で幸せを確かめることが出来たら素敵ですよね…そんな未来がくることを祈っています。
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「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、結婚式場勤務、結婚式のプロデュース会社、フォトウェディングスタジオ立ち上げ経験があるブライダル業界を代表するメンバーや元局アナ・現役婚礼司会者(婚礼司会数300件以上・結婚式関連取材100件以上)が取材・運営を担当しています。皆様に最高に幸せな結婚をして頂くべく信憑性のある情報提供を目指しています。サイト運営者情報はこちら。
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