
妊娠がわかって間もなく襲ってくるつわり。
つわりの症状で妊娠に気付く場合も少なくありません。
つわりがひどいと家事や仕事ができないほどになってしまうこともありますし、この辛さはいつまで続くの?と不安になってしまいませんか?
今回はつわりの平均的なピークと対処法をご紹介します。
目次
1、原因は何? つわりとは
つわりは妊娠したことにより現れる不快な症状で、その症状は人により違います。
吐き気も人により気持ちが悪くなるにおいの元は様々で、吐き気以外にも眠気やよだれが大量に出てくるというつわりの人もいます。
妊婦さんの中にはつわりのない人もいますが、半数以上の方がつわりを経験します。
つわりがおこる原因は
- 妊娠すると分泌量が増えるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の急増に体がついていけていない。
- プロゲステロン(黄体ホルモン)が胃腸の働きを弱めてしまう。
- 受精卵を異物と認識してしまったアレルギーのような体内の拒絶反応。
などこのような説がありますが、原因は解明されていません。
2、個人差がある? 平均的なつわりのピークは?
つわりのピークは人により違ってきますが、平均的には8~11週あたりでつわりのピークになります。
ピークを境に徐々に吐き気などの不快な症状が治まっていき、16週ごろでつわりがなくなる妊婦さんが多いようです。
しかしつわりは個人差が激しく、すぐにつわりが治まってしまう妊婦さんもいれば出産まで治らなかったという妊婦さんもいます。
つわりが何カ月も続くのはとても辛いですが、出産までつわりが続いたとしても産後にはなくなり終わりは決まっているので頑張って乗り切りましょう。
3、つわりのピークがぶり返す? 後期つわりについて
妊娠後期につわりのような症状が出ることを【後期つわり】といい、大きくなった子宮に胃腸が圧迫されることにより起こります。
症状は胃のむかつき、胃痛、食欲減退、便秘、下痢などがあります。
妊娠初期のような激しい吐き気に襲われることはありません。
妊娠後期でも体調管理は重要ですので、食事を少量でもこまめに摂ったり水分補給を意識するなど気をつけましょう。
4、事前準備で乗り越えよう! つわりピークの対処法
辛いつわりも対処法を知っておけば少し気も楽になり過ごしやすくなるかもしれません。
症状別につわりがピークの時に試したい対処法をご紹介します。
(1)吐き気を催すつわり
とにかく吐き気を感じてしまい、食欲もわかず水分補給もおろそかになったり、吐き気により食事が摂れず吐き続けてしまい、体重が増えるどころか激減してしまう妊婦さんまでいます。
【ビタミンB6】はつわりの症状を抑える効果が期待できる栄養なので、ビタミンB6のサプリメントを飲んでみたり、つわりにきくツボというものもあるので試してみるのもいいでしょう。
また、人により「これだけは食べられる」「この時間なら吐き気が起こりにくい」という違いもあるので、自分のつわりに合わせた生活リズムを探すことも重要です。
あまりにひどい吐き気が続き何も口にできないという妊婦さんは、妊婦検診でなくても病院を受診すればつわりが楽になる点滴をしてくれますので我慢しすぎないで受診しましょう。
(2)においつわり
特定のもののにおいを嗅ぐと吐き気を催してしまうにおいつわりの対処法は、なんのにおいで気持ち悪くなるのかを知り、そのにおいをとにかく避けることです。
マスクをして防いだり、食べ物ならつわり中だけ引き金となる食材は使わないようにするかにおいがしないように冷ましてから食べたり、香料に敏感になっているのであればシャンプーやボディーソープや柔軟剤などを無香料のものに変えてみるなどの工夫をしましょう。
(3)食べつわり
つわりは食欲がなくなり食べられなくなるというイメージが多いのですが、空腹を感じると同時に吐き気を催す食べつわりというものもあります。
食べつわりはお腹がすくと気持ち悪くなってしまうため、空腹にならないように何か口にできるものを常備しておくと安心です。
食べつわりで気を付けたいのが食べすぎで、食べつわりにより体重が増加しすぎてしまう妊婦さんがいます。
体重管理ができるようになるべくヘルシーなものをこまめに摂るように心がけましょう。
(4)眠りつわり
眠りつわりは昼夜問わず眠気に襲われるつわりです。
日中眠ることができるのであれば、眠気に襲われたら眠ってしまうことが一番の対処法ですが、仕事をしている妊婦さんは好きなように寝ることは難しいので、昼休みなど少しでもいいので仮眠をとってみましょう。
少し体を動かすと眠気も和らぐので、運動を禁止されていなければ妊婦体操や簡単なストレッチなどをしてリフレッシュすることも効果的です。
食事面では血糖値が急上昇してしまう大量の炭水化物やファーストフードやお菓子を食べるのは避けるのが無難です。
血糖値が急激に上がると眠気を引き起こしますので、仕事している妊婦さんはお昼に食べているお米の量を減らすなどの工夫すると、眠気も少し軽減するかもしれません。
(5)胃痛
食後に胃が痛むこともあります。
胃が痛む場合には、消化にいいものを複数回に分けてこまめに摂ることが有効的ですので試してみましょう。
(6)便秘・下痢
便秘になってしまった場合には水分補給を意識して、可能であれば妊婦体操やウォーキングなど軽い運動を心がけましょう。
また、食事は食物繊維を多めに摂ったり、ヨーグルトで乳酸菌やビフィズス菌を摂取するのも効果的です。
また、妊婦も飲むことができる便秘に効くサプリメントなども販売されていますので、試してみましょう。
下痢になってしまった場合は気を付けたいのが脱水症状です。
同時に吐き気もあり、嘔吐・下痢を繰り返してしまうのであれば、脱水症状を起こしてしまう前に病院を受診しましょう。
まとめ
つわりは辛く、ストレスもたまりやすくなります。
つわりに合わせて対処し、できるだけストレスを減らしリラックスできる時間を作りましょう。
長く続くと、いつ終わるのかゴールが見えないように思えて不安になりますが、産後は絶対に治るものですので、対処法を試したり病院を受診したりして頑張って乗り切ってくださいね。
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