
皆さんは、「世界三大カッターズブランド」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
カッターのブランドのこと? いいえ違います。「カッター」とはダイヤモンドを磨き上げる研磨技術を持った人のことを言います。
この記事では、カッターズブランドとは何か、世界三大カッターズブランドと呼ばれるブランドについて詳しくご紹介していきます。ご参考になれば幸いです。
注:記事を公開させていただいた2017年10月当時「世界三大カッターズブランド」の一つとしてロイヤルアッシャーを掲載しておりましたが、世界三大ではなくロイヤルの称号を付けることを許された唯一のジュエラーとして紹介させていただいておりますため、こちらの記事からは削除させていただいております。(更新:2019年1月25日)
目次
1、世界三大カッターズブランドとは?
「カッター」とはダイヤモンドを研磨する研磨士のことを指し、自社の研磨士によってカットされたダイヤモンドを提供するブランドのことを「カッターズブランド」と呼びます。
一般的にダイヤモンドの価値は、
・Color/カラー
・Clarity/クラリティー
・Carat/カラット
・Cut/カット
の4Cで決まるといわれており、中でもカットは職人の技術次第でダイヤモンドの輝きを決定づけるため、非常に重要視されている要素の一つです。
カッターズブランドの中でも世界三大と呼ばれているのが、
1. ラザールダイヤモンド
2. ロイヤル・アッシャー
3. モニッケンダム・ロンドン
の3つのブランドです。(現在ロイヤルアッシャーは世界三大カッターズブランドではなく、世界で唯一ロイヤルという称号をもらっているブランドとして紹介させていただいております)
下記では、ラザール ダイヤモンドとモニッケンダム・ロンドンの2社についてご紹介してきます。
2、LAZARE DIAMOND(ラザールダイヤモンド)とは?
サイトURL:https://www.lazarediamond.jp/
ラザールダイヤモンドとは、1903年にニューヨークでラザール・キャプランによって創設されたブランドです。
ラザールダイヤモンドの最大の特徴は、創設者であるラザール・キャプランがダイヤモンドの最大の輝きを得るための理論を数学者から学び、数学から導きだされた理論によってカッティング技術が考案されたことにあります。
ラザール・キャプランは、「どのようにすれば、ダイヤモンドはもっと美しい輝きを出せるのか?」という理論を考えた数学者であり、ベルギー王室もご用達のジュエリーブランドを経営し、ダイヤモンド取引所の代表をも務める一族、トルコウスキー一族の元でダイヤモンドの研磨技術を学んだ優れた研磨士であると言われています。
彼は、数学的理論を用いて「アイデアルメイク(カット)」と呼ばれる、大きさよりも輝きを重視したカッティング技術を生み出したことでも知られており、アイデアルメイクが施されたダイヤモンドは虹色の輝きを放つことが特徴として挙げられます。
現在では、「THE WORLD’S MOST BEAUTIFUL DIAMOND.®」というキャッチフレーズをモットーに、ダイヤモンドの原石調達からカット・研磨まで、研磨士を自社で抱え、一連の工程を備え・施す最高峰の輝きにこだわった世界三大カッターズブランドと呼ばれるブランドの一つです。
(1)ラザールダイヤモンドのリング
百聞は一見にしかず! ということで、ラザールダイヤモンドの婚約指輪、結婚指輪、エタニティリングをご紹介します。
ラザールダイヤモンドの婚約指輪
〜WILL(ウィル)〜
出典:WILL《 FLAGSHIP MODEL 》|婚約指輪|【ラザール ダイヤモンド】
「WILL」、それは「ふたり」がスタートする輝かしい未来をかたちにしたエンゲージリング。ダイヤモンド本来の、きらめく虹を思わせる幸せのオーラを放つように。そんな願いを込め、可能性と発見が尽きることなく広がる都市・NYで生まれたダイヤモンドブランドがお届けする逸品です。
〜REVERENCE(レヴァランス)〜
出典:REVERENCE|婚約指輪|【ラザール ダイヤモンド】
まばゆく清楚な輝きがそっと花開く、美しさを極めたエンゲージリング。
世界的都市NYの象徴でもある白バラにちなみ、そっと花開く蕾のように繊細でダイヤモンドのピュアな輝きが印象的に残るデザインです。
ラザールダイヤモンドのその他の婚約指輪は公式サイトからご確認いただけます。
・婚約指輪|【ラザール ダイヤモンド】思い出に残るエンゲージリング
ラザールダイヤモンドの結婚指輪
〜WITH(ウィズ)〜
出典:WITH《 FLAGSHIP MODEL 》|結婚指輪|【ラザール ダイヤモンド】
スタイリッシュでエネルギーにあふれたNYの街で生き生きと輝き、絆を結ぶ「ふたり」をイメージしたマリッジリング。互いを尊重しあい、それぞれの個性を大切に慈しみあうようにとの想いに満ちた「WITH」は、統一感あるスタイルに、男性らしさと女性らしさそれぞれを卓越の技術で表現しています。
〜CANAL(キャナル)〜
アンティークな建築が立ち並ぶ町並みをイメージしたマリッジリング。
5石のダイヤモンドを贅沢にあしらった優美なレディースと、シンプルなメンズのペア。トレンドの細身アームで表現した柔らかな甲丸のフォルムが魅力です。
〜NEW YORK NEW YORK(ニューヨーク ニューヨーク)〜
出典:NEW YORK NEW YORK|結婚指輪|【ラザール ダイヤモンド】
ゴールドとダイヤモンドで、ニューヨークの華やかさを表現。
ゴールドリングにフルエタニティを2連づけしているかのようなリュクスなデザイン。2色の境目にラインを入れて、メリハリをつけています。
ラザールダイヤモンドのその他の結婚指輪は公式サイトからご確認いただけます。
・結婚指輪|【ラザール ダイヤモンド】思い出に残るエンゲージリング
ラザールダイヤモンドのエタニティリング
〜TRELLIS(トレリス)〜
出典:TRELLIS|エタニティリング|【ラザール ダイヤモンド】
出典:TRELLIS(YG)|エタニティリング|【ラザール ダイヤモンド】
『ラザール ダイヤモンド』ならではのこだわりが細部まで感じられる珠玉のエタニティリング。
ダイヤモンドを石畳のように敷き詰めた、ハーフエタニティリング。『ラザール ダイヤモンド』らしいきらめきが特長です。
〜BROADWAY(ブロードウェイ)〜
出典:BROADWAY|エタニティリング|【ラザール ダイヤモンド】
ブロードウェイの華やかなスポットライトの光を、リズミカルに配置したダイヤモンドの輝きで表現。
ミュージカルの聖地『ブロードウェイ』の名に相応しく、大きなメレダイヤをリズミカルに7石配した、贅沢で華やかなデザインのハーフエタニティリングです。
〜APPLAUSE(アプローズ)〜
出典:APPLAUSE|エタニティリング|【ラザール ダイヤモンド】
端麗なダイヤモンドのセッティグで本質的輝きを堪能。 華やかで指通りなめらかなハーフエタニティリング。
すっきりとしたラインメレの中に1粒大きく輝くセンターダイヤモンドが優美。 ストレートアームを端正に彩る厳選の輝きが楽しめるデザイン。
ラザールダイヤモンドのその他のエタニティリングは公式サイトからご確認いただけます。
エタニティリング|【ラザール ダイヤモンド】思い出に残るエンゲージリング

3、MONNICKENDAM LONDON(モニッケンダム ロンドン)とは?
サイトURL:http://www.monnickendam-dia.com/
モニッケンダム・ロンドンは、1890年にオランダのアムステルダムでルイ・モニッケンダムによって創設され、第一次世界大戦と同時にイギリスはロンドンに移り、宝石商の町として有名なハットンガーデンに本社を構えたブランドです。
モニッケンダム・ロンドンは、「サークル・オブ・ラスター(光の輪)」と呼ばれる研磨技術を考案したことで知られており、直径1㎜に満たないダイヤモンドでさえもハンドメイドフルカットを行うほどの技術は、「原石に命を与える」カッティングとも言われています。
モニッケンダム・ロンドンと英国王室との関係は深く、1948年エリザベス女王が結婚する際に、タンザニア政府が御祝いとして贈呈したダイヤモンドにエメラルドカットを施し、イヤリングにする役目を拝受したことでも有名で、1966年にクイーンズアワード英国産業賞(Queen’s Award to industry)をエリザベス女王より授与され、現在では世界三大カッターズの一つとして世界にその名を知られる名誉あるブランドです。
4、世界三大カッターズブランドまとめ
今回は、世界三大カッターズブランドについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
いずれのブランドも、それぞれの信念とこだわりを持って世界最高峰と呼ばれるダイヤモンドを提供しています。
一つ一つのダイヤモンドに込められたそれぞれの思いを知ったうえで指輪選びを行うことで、より特別な思いを感じることができるのではないでしょうか。
今回の記事が、婚約指輪または結婚指輪などの指輪を選ぶ際のご参考になれば幸いです。
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「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、結婚式場勤務、結婚式のプロデュース会社、フォトウェディングスタジオ立ち上げ経験があるブライダル業界を代表するメンバーや元局アナ・現役婚礼司会者(婚礼司会数300件以上・結婚式関連取材100件以上)が取材・運営を担当しています。皆様に最高に幸せな結婚をして頂くべく信憑性のある情報提供を目指しています。サイト運営者情報はこちら。
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