
長引くコロナ禍で、これまでに27万組のカップルが結婚式を延期・キャンセルしました。遠方から参加するゲストの負担や大勢の人が集まることで高まる感染リスクなどを考えると、結婚式を諦めざるを得ない状況。一方で、結婚式を挙げたカップルも一定数いますが、コロナ禍前とは違った形で結婚式を挙げているカップルが多いようです。
そこで今回は、コロナで変わった結婚式事情について解説いたします。コロナ禍の今増えている小規模ウエディングやフォトウエディングについてもご紹介いたします。
目次
1、コロナ禍で変わった結婚式事情
コロナ禍により、結婚式事情はどのように変わったのでしょうか。順番に見ていきましょう。
(1)結婚式を挙げる人の減少
出典:縁結び大学
縁結び大学の調査によると、「結婚式をしましたか?(する予定ですか?)」の問いについて、2019年以前と比較すると、2020年以降は、結婚式を「した」人が11%も減少したことがわかります。
逆に結婚式を「しなかった」人は2019年以前の15.3%から、2020年以降は28.9%と13.6%も増加しています。この数値から、「結婚式をした」人の減少幅の多くは「結婚式をしなかった」に移行していると推測できます。
このことから、コロナ禍以降は、結婚式自体を「しない」という選択肢を選んでいる人が増えていることが伺えます。
(2)結婚式に費やす費用の減少
出典:縁結び大学
結婚式にかける費用も変わってきています。同じく縁結び大学調べによるこちらは、「結婚であなたが費やした総額を100%とした場合に、「結婚式」(フォトウェディングを含む)に費やした割合を表したグラフです。
2019年以前は結婚資金のうち「41~60%」を結婚式に費やした人が36.7%と最も多かった一方、2020年以降では48.9%の人が「0~20%」と回答しました。このことから、緊急事態宣言や外出自粛などで、結婚式の規模を縮小して行った人、結婚式自体を延期や中止した人が多いことが分かります。
(3)コロナ禍で変わる結婚式のスタンダード
長引くコロナ禍、延期に延期を重ねて、残念ながら中止を決断したカップルがいる一方、何とかして結婚式を挙げようとするカップルもいます。そんな方たちが選ぶ結婚式のスタイルが、小規模ウエディングやオンライン挙式。ゲストの数を限定したりオンラインで参加をしてもらうことで、ゲストにとっても自分たちにとっても安心・安全に結婚式を挙げることができるメリットがあります。
また、結婚式をしない代わりに、写真だけでも記念に残したいという理由から、フォトウエディングもするカップルも一定数増えているようです。小規模ウエディングやオンライン挙式、フォトウエディングについては、のちほど詳しくご紹介します。
2、コロナ禍、結婚式の新しいカタチ
(1)小規模ウエディング
コロナ禍の今、感染対策と結婚式を両立させるため、この1年で増えたのが、小規模ウエディングです。招待客を減らすことで、密を避けるもので、祖父母など2親等内の10人前後を招く「家族婚」や家族のほか、近しい友人を招いて20人前後で行う少人数婚を行うカップルが増えました。
出典:ゼクシィ
少人数婚を行うメリットは、費用にもあります。「ゼクシィ結婚トレンド調査2020」によると、コロナ前の披露宴・ウエディングパーティーの招待客人数の全国平均は66.3人。挙式も含めた結婚式費用総額の全国平均362.3万円です。一方、同調査で招待客人数別の結婚式費用を見ると20~30人未満では224万円、10人~20人未満では176万円という結果に。
単純計算すると、コロナ前の一般的な挙式・披露宴スタイルより150万円~190万円もコストを抑えられることになります。最近は家族や少人数婚に対応したプランも多くあり、10人未満で60万円程度で挙げることも可能です。
【小規模ウエディングができる式場一例】
THE STRINGS
出典:THE STRINGS
表参道駅直結という抜群の立地、4つのチャペルや5つの会場を持つ充実した施設、スターシェフが手掛ける至高の料理、プロフェッショナルなサービスなど、世界レベルのおもてなしが叶うラグジュアリーなゲストハウスです。
プラン一例:家族だけのウェディングプラン 6名 53万円~
プランの詳細は、THE STRINGSにお問い合わせください。
▼THE STRINGS
東京都港区北青山3-6-8
03-5778-4585
(2)オンライン挙式
オンライン結婚式とは、新郎新婦が式場や自宅から挙式や披露宴の様子を配信し、オンラインでゲストに参加してもらう結婚式のことです。オンライン結婚式には、いくつか種類があり、ふたりで結婚式を配信し、オンラインでゲストとつながるパターン、挙式のみを配信するパターン、親族や親しい友人などはこれまで通り会場に招待し、遠方の友人や高齢のゲストにはオンラインで参加してもらうハイブリット型のパターンなど。
参加者にとっては気軽に参加できる上、新郎新婦にとっても準備が楽だったり、費用が抑えられるメリットがあります。
(3)フォトウエディング
フォトウエディングとは、写真で残す結婚式のこと。結婚式を挙げる予定はないけれど、「記念の写真を残したい」「花嫁姿を親や家族に見せたい」というカップルに支持されているウエディングのスタイルで、「結婚式を挙げずに写真だけを撮る」というのがいちばんの特徴です。
撮影場所は、チャペルや神殿風のフォトスタジオのほか、結婚式場やゲストハウスでリアルな写真を撮ることもできるので、リアルなセレモニーを再現することも可能。ふたりきりだけでなく、家族にも参加してもらえば、素敵な思い出になるでしょう。
費用は、スタジオ撮影のみなら3万~10万円程度とリーズナブル。気軽に結婚式気分を味わえ、記念に残すことができます。
【フォトウエディングプランがあるフォトスタジオ一例】
24 to wedding

出典:Photorait
インスタ花嫁からも選ばれる東京・浅草橋ウエディングフォト専門スタジオ「24 to wedding」。ドラマチックな写真と業界きっての低価格でレンタルできる素材にもこだわったウエディングドレスがウリです。100着以上の自社デザインドレスのほか、VERAWANGなどの有名ブランドドレスも豊富にあります。
プラン一例:【憧れの大聖堂で叶える!】写真だけの結婚式:チャペルプラン 153,890円~
プランに含まれるもの:写真撮影料/ 全データ加工納品 / USBメモリー納品(またはダウンロード納品)/ ご新郎衣装 / ご新婦衣装(スタンダード) / 着付け / ヘア&メイクアップ / スケジューリング /ドレス購入10%OFFチケット /チャペル使用料
▼24 to wedding
東京都台東区柳橋1−20−5 タカビル5階
0078-6009-6933
DE&Co. Photography
前撮りとオンライン結婚式が同時に叶えられるウエディングプランを提供する「DE&Co. Photography」。打合せは最低1回、家族など30名までの参列が可能など、結婚式の本質とコスパの良さを併せ持つ、新しい結婚式のカタチです。
プラン一例:「フォトパブリックウェディング」 107,800円~
プランに含まれるもの:司式者/ フォトグラファー/ ヘアメイク/ 新郎新婦衣装各1着(スタンダード)/ ヘアメイク(新婦)/ 小物一式/ 着付け/ 衣装補正/ スタジオ使用/ 台紙写真1冊/ 写真セレクト/ 挙式演出/ バージンロード装飾/ 配信用1眼レフカメラ/ 画面・音楽操作/ 配信元アプリ/ 配信画面録画
▼DE&Co. Photography
対応店舗:渋谷、新宿、浅草、立川、横浜
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、コロナで変わった結婚式事情について解説いたしました。
コロナ禍の今、結婚式は少人数ウエディングを行う人、フォトウエディングを行う人、結婚式を中止する人、コロナが落ち着くまで延期する人とさまざま。どんな決断をするかはふたり次第です。両家の両親とも相談しながら、ふたりにとってベストな決断をしてくださいね。
今回の記事が皆様のお役に立ちましたら幸いです。

「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、結婚式場勤務、結婚式のプロデュース会社、フォトウェディングスタジオ立ち上げ経験があるブライダル業界を代表するメンバーや元局アナ・現役婚礼司会者(婚礼司会数300件以上・結婚式関連取材100件以上)が取材・運営を担当しています。皆様に最高に幸せな結婚をして頂くべく信憑性のある情報提供を目指しています。サイト運営者情報はこちら。
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