
結婚式の会場や日取りが決まれば、次は演出をどんなものにしようかと、お悩みの方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、ウェディングツリーやシーティングチャートように、海外の結婚式で一般的なオシャレでセンスの良い結婚式の演出をしてみたいという方におすすめのファーストミート(ファーストルック)という演出をご紹介します。ご参考になれば幸いです。
目次
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1、ファーストミートとは?
ファーストミートは、アメリカではファーストルックとも呼ばれており、海外の結婚式では一般的な文化です。この慣わしは、「結婚式の前に新婦の花嫁姿を見ると幸せになれない」というジンクスがあったために誕生したものです。
具体的には、結婚式当日までお互いに衣装の準備はそれぞれで行い、挙式直前にお互いの姿を初めて見せ合います。
日本では、新郎新婦が相談しながら準備を進めていくため、お互いの絆が徐々に深まっていきます。こういった日本の文化も素敵なものです。
一方、海外では、結婚式の直前まで新郎新婦は別々に打ち合わせし、準備を進めていくので、結婚式当日まで、お互いがどんな衣装で現れるのかわかりません。このドキドキ感やさまざまなハプニングを楽しむのが実に海外らしいと言えるのではないでしょうか。
2、参考にしたい!ファーストミートの演出方法
では、実際にファースミートを行うならどのようにすれば良いのでしょうか。ファーストミートの参考にしたいアイデアをいくつかご紹介していきましょう。
(1)後ろからそっと近付いてサプライズ
①式場のガーデンで
出典:http://www.watabe-wedding.co.jp/
新郎に指定の場所で待っていてもらい、新婦が後ろからそっと近づいて目隠し。まるでドラマや映画のワンシーンのようです。
②階段のある場所で
こちらも新郎に待っていてもらうというシチュエーション。徐々に近づく足音に胸も高鳴ります。階段のある式場ならぜひ撮影してもらうようにしましょう。新郎新婦の遠近感が素敵な記念写真になります。
(3)挙式でサプライズ
結婚式当日まで秘密にしていたのなら、いっそ挙式本番に初めてお互いをお披露目するのも素敵です。新郎新婦のリアルな表情とサプライズ感をゲストにも味わってもらえます。
3、ファーストミートのメリットとデメリット
(1)ファーストミートのメリット
ファーストミートのメリットは、何と言っても感動と新鮮さを味わえることです。お互いの素敵な姿を結婚式当日に初めて見ると、美しさに見とれてしまったり、思わず涙してしまったりと、いろいろなドラマが生まれます。
この瞬間は一生の宝物となるのではないでしょうか。ぜひ、その瞬間を写真におさめてもらいましょう。
(2)ファーストミートのデメリット
ファーストミートは、新郎新婦も結婚式当日にドキドキワクワクする素敵なイベントです。
しかし、ファーストミートは日本ではまだまだ一般的な演出とはいえないので、取り入れる場合には注意したい点もあります
ここでは、ファーストミートのデメリットをいくつかご紹介しましょう。
①新郎新婦の衣装がチグハグになる可能性
ファーストミートは、お互いにどんな衣装にするのかを秘密にしているので、結婚式当日、衣装がチグハグだったらどうしようと心配される新郎新婦もおられるでしょう。
そんな時は、ブートニアと髪飾りを共通のお花にしておくなど工夫しておけば安心です。
出典:http://micie1210.blog.fc2.com/
②前撮りが出来ない可能性
結婚式当日は、タイムスケジュールに沿って挙式や披露宴が進行していくため、新郎新婦お二人だけの記念撮影の時間が取れないということもよくあります。
そのため、日本では事前にお二人だけで記念撮影をしておく「前撮り」が一般的ですが、ファーストミートの演出をする場合、衣装は秘密なので、前撮りが出来ません。
どうしても前撮りをしておきたい場合は、当日と違う衣装にするか、和装で前撮りするなどの工夫をされると良いでしょう。
また、写真を残しておきたいのであれば、結婚式の後に同じ衣装で撮影する「後撮り」という方法もあります。
③余裕を持ったタイムスケジュールが必要
ファーストミートは、挙式前に行われるため、時間に余裕を持てるように会場側と念入りに打ち合わせしておく必要があります。
まとめ
いかがでしたか。今回は、最近日本でも取り入れられることが増えてきた「ファーストミート」の演出についてご紹介しました。
結婚式でのサプライズと言うと、ゲストに向けた演出が多いです。もっとも、ファーストミートは新郎新婦ご自身のサプライズイベントとして、ファーストミートを楽しんで見られるのも一生の思い出になるおすすめの演出です。
今回の記事がお二人の結婚式の参考になれば幸いです。

「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、結婚式場勤務、結婚式のプロデュース会社、フォトウェディングスタジオ立ち上げ経験があるブライダル業界を代表するメンバーや元局アナ・現役婚礼司会者(婚礼司会数300件以上・結婚式関連取材100件以上)が取材・運営を担当しています。皆様に最高に幸せな結婚をして頂くべく信憑性のある情報提供を目指しています。サイト運営者情報はこちら。
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