
女性にとって結婚式は生涯で特別なステージ。
人生で最も幸せな瞬間を、一番輝く場所で迎えたいと憧れは募るもの。
しかし、理想の結婚式には何かと費用がかかるのが現実。
限られた予算内で理想に近い結婚式を行うため、多くの新郎新婦が会場やプランを検討しています。
そこで今回は、元ウェディングプランナーが伝える「知らないともったいない!結婚式場に値引き交渉を上手にする方法」についてご紹介していきます。
目次
1、結婚式場との間で費用の値引き交渉はそもそも可能?
「結婚式場との間での値引きはそもそも可能なの?」と思う方もいらっしゃると思いますが、値引きは可能です。
実際に結婚式を挙げたカップルの3組に1組が値引き交渉を行い、そのうちの8割が成功したといった実績があるようです。
しかしながら、「結婚式場とは結婚式の当日までの長い付き合いになるため、お互いになるべく不快な思いはしたくない」という方も少なくないのではないでしょうか。
結婚式場との間での値引き交渉を行う際には、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
下記では、結婚式場の値引き交渉を行う際のポイントについて詳しくご紹介します。
2、結婚式場の値段交渉を行うタイミングとは?
結婚式場の値段交渉は、契約前に行うのが鉄則です。
契約成立後は、一度提示された見積もりに納得していることになるため、値段交渉は難しくなります。
そのため、結婚式場と値段交渉を行うのは、見積もりを出されたタイミングにしましょう。
見積もりを出してもらった段階で値段交渉を行えるようにするために事前にいくつかの式場見学やブライダルフェアに参加しておくことをおすすめします。
3、値引き交渉してくれやすい結婚式場とそうでない結婚式場の違いは?
「外部持ち込みができる結婚式場」や、比較的空いているシーズンに「割引サービスを行っている結婚式場」、「式場見学と打ち合わせのプランナーが一貫して同じ結婚式場」などは比較的に値引き交渉がしやすいといえるのではないでしょうか。
持ち込みには「持ち込み料」がかかるケースが多くありますが、その「持ち込み料」を値引き交渉の対象にしましょう。
また、式場側から特典や割引サービスについて提案があれば、より値引き交渉がしやすくなるのでタイミングを逃さずに。
式場案内担当、披露宴担当とセクションごとに担当が振り分けられている大きな組織では、個人の裁量が限定的で値引き交渉が難しいことが多いようですが、翻ってブライダルフェアでの案内から披露宴の相談までプランナーがマルチタスクで請け負っている会場であれば、接触する頻度も高く相談もしやすいといえます。
4、結婚式の費用を値引きするためのテクニック7選
ここからは、結婚式の費用を値引きするためのテクニックをご紹介していきます。
(1)比較的空いている季節や日取りを狙う!
結婚式の料金は、季節や日取りによって大きく変動します。
春と秋は結婚式のハイシーズンであるため、結婚式の料金も比較的高く設定される傾向にありますが、一方でローシーズンの夏や冬は、多くの会場で春・秋と比較して料金が安く設定されています。
また、縁起の良いとされる大安を選んで結婚式を挙げるカップルが多いため料金は高く設定されていますが、逆に仏滅はニーズが低いため、割引価格の結婚式場も多くあります。
結婚式の費用を抑えたいカップルは、比較的空いている時期を狙うと値引き交渉がしやすくなります。
【値引き交渉のポイント】
- ローシーズンの夏や冬で考える
- お日柄は仏滅でもOKにする
(2)いくつかの会場から見積もりをもらう
複数会場のブライダルフェアや見学へ行き、各会場の見積もりをもらうようにしましょう。
1件目で成約をしてしまうと他の会場の値段設定は分からず、提示された額の妥当性も判断がつきません。複数会場の見積もりを比較して、検討しまししょう。
気に入った会場が見つかった際には他の会場の見積書を持参し、「他の会場はこのくらいで見積もってもらった」という値段交渉の材料に使うのもテクニック。
提示された値段の妥当性についても説明を求めましょう。会場に言われるがまま指摘金額を支払うのではなく、対価に見合ったサービスを求めることができるので、最終的に納得度も高くなります。
【値引き交渉のポイント】
- ブライダルフェアは複数会場訪問して、見積もりを比較できるようにする
(3)予算は低めに設定する
見積もりを出してもらう際には、会場側には予算を低めに伝えましょう。
予算を低めに提示すれば、会場側から予算内でのプランが提案されるため、それをベースにオプションの追加や値引きの交渉をするとスムーズです。
【値引き交渉のポイント】
- 見積もり提示前のタイミングでに低めの予算感を伝える
(4)他の会場と迷っていることを伝える
値引き交渉を行う際に、他の会場と迷っていることをアピールしましょう。
いくつかの会場の見積もりを出し、会場決定に至らないボトルネックとなっているのが価格だと伝えます。
会場にとって婚礼を獲得するのは大きな収益源。多少の値引きやサービスであれば対応しても成約したいと思うもの。お互いwin-winになるよう、交渉してみましょう。
【値引き交渉のポイント】
- 他会場と迷っているが、価格ネックがあると伝える
(5)オプションの無料化を交渉する!
本来お金のかかるオプションの無料化を交渉してみましょう。
式自体の値段交渉を行うのではなく、有料オプションを無料化してもらうことで、予算を抑えられます。
ここでも活躍するのが他会場の見積もり。他会場と比較して値段が高い、他会場は無料対応してくれる、などを切り口に、あと一声のコストダウンを狙いましょう。
【値引き交渉のポイント】
- 他会場は〇〇のオプションが無料でついているけど…と伝えてみる
(6)ウェディングアイテムの持ち込みをする
結婚式の費用を抑えるための定番ですが、持参できる物は持ち込みましょう。
しかし、会場によっては持ち込み料が必要になる場合もあります。持ち込み料がかかる場合に、持ち込み料の無料化を交渉するのも一つの方法です。
【値引き交渉のポイント】
- 持ち込みの可否・持ち込み料無しの交渉をしておく
(7)プロに値段交渉をしてもらう
ご自身で値段交渉をしにくい場合には、プロに値段交渉をしてもらいましょう。
近年では、プロが結婚式場選びの相談にのってくれる無料のサービスも充実してきました。予算と希望条件を元に会場探し、料金交渉をプロと会場との間で行ってもらうことも可能です。
まとめ
結婚式場との値引き交渉についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
今回のこの記事が、結婚式場での値引き交渉を行う際のご参考になれば幸いです。

「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、結婚式場勤務、結婚式のプロデュース会社、フォトウェディングスタジオ立ち上げ経験があるブライダル業界を代表するメンバーや元局アナ・現役婚礼司会者(婚礼司会数300件以上・結婚式関連取材100件以上)が取材・運営を担当しています。皆様に最高に幸せな結婚をして頂くべく信憑性のある情報提供を目指しています。サイト運営者情報はこちら。
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