
結婚式場の見学は、ワクワクして楽しい反面、大きなお金を落とす先を決めるような物でもあるので、判断力と集中力を使う大変な作業でもあります。
今回は、絶対に後悔しない結婚式を挙げるために、「見学時から気をつけられる、結婚式場見学で注意すべき落とし穴」についてお伝えしたいと思います。
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1.見学前にある程度詳細を決めておかないと見積もりが出せない
「どうせ1回の見学で結婚式場を決めるわけじゃないし」と、何も準備せずに結婚式場の見学に行くカップルも多いですが、結婚式場側としては、本気で客を獲得しに来ます。と、いうことは、料金の見積もりも見学の中で試算してもらうことになります。
その際に、招待客のおおよその人数や、挙式スタイル、取り入れたい演出、希望の衣装の種類など何も決まっていなければ式場側の担当者も「そもそも本気で見学に来ていない」と感じ、本当に知りたい情報が得られない可能性があります。
結婚式場の見学は無料とは言え、時間も交通費も使って見学に行くのですから、出来るだけ効率良く結婚式場を比較検討したいですよね。
そのためには、最低でも以下の項目についてはざっくり2人で決めてから見学に行くことをお勧めします。
- 招待客の人数
見積もりでは、例えば「招待客60人まで〇〇円、それ以上は1人増えるごとに〇〇円増加」というような料金体系のところが多くなっています。
- 挙式スタイル
キリスト教式の教会式なのか、神前式なのか、人前式なのか、どのスタイルが良いか二人ですり合わせをしておきましょう。
人前式の場合は、具体的にどのようなことがしたいかも決めておくとより良いでしょう。例えば、招待客一人一人から花をもらって花束を完成させる、というようなスタイルにすると、花代だけでも高額になる可能性があります。
- 演出
結婚式場によって可能な演出とそうでない物があります。
演出を重視していない場合は結婚式場側が提案する演出案の中から選ぶのもありですが、やりたい演出があるのなら、可能かどうか、また料金はどれぐらいかを確認しましょう。
- 衣装
お色直しをするのかしないのか、ドレスか和装か、事前に考えておきましょう。
お色直し自体に興味が無い新郎であっても、途中退席の際に母親をエスコートしたい、など希望がある場合はその旨を伝えると、スーツのベストのみ替えるなど、良い案を提案してもらえることがあります。
また、既に「絶対にこれを着たい」という衣装が決まっている場合は、その衣装がレンタルできるか、またレンタルできない場合であれば持ち込み可能か、なども合わせて確認しておきましょう。
また、予算の上限についても、二人で事前に決めておきたいところですが、プランナーさんに相談する最初にその予算を伝えてしまうと、予算をフルに使ったプランを提案される可能性が高いため、聞かれない限り、最初から予算を伝えるのはやめておきましょう。もしかしたら予算より低額でプランを組んでくれるかもしれません。
2.「今日中に契約したら割引」の言葉に踊らされない
多くの結婚式場が、「初回の見学時に契約してくれたら〇円割引です」というようなキャンペーンを掲げています。
一生に一度の結婚式場を決めるのに、一度の見学で決めさせるなんて随分ひどい話のような気もしますが、結婚式場側としては、見学会では人件費も沢山使うので、少々割引をしてでも、一度の見学会で契約してくれる顧客を増やしたいという事情があるようです。
大幅な割引は確かに魅力ですが、後から契約をしても交渉次第である程度割引をしてくれる式場はあります。
邪道ですが、最初の見学は女性だけで行って話を聞き、「私はこの会場に決めたいと思っているけれど、主人がいないからさすがに決断はできない」と話せば、旦那さんと一緒に2回目の見学に行っても初回割引を適用してくれる可能性があります。
3.希望の日程が空いてなければ思い切って先延ばしにする
結婚式場の予定はどんどん埋まっていき、人気の式場では1年以上前に予約をすることはよくあることです。
どうしても早く結婚式を挙げたい事情がある方は別ですが、特段事情が無い方は、例え1年以上先になってもお目当ての会場の日程が空くのをのんびり待つことをおすすめします。
早く結婚式を挙げたくてたまたま日程の空きがある会場に安易に決めてしまうと、結婚式の準備をしている段階から後悔してしまうことがよくあります。
結婚式の準備は、手作りなど、凝ろうと思えばいくらでも時間がかかり、1年間なんてあっという間に過ぎてしまいます。
是非、ゆったりした気持ちで結婚式の日程決めを行ってください。
早めから「この日を空けておいてほしい」と招待客に伝えておくことで、思い通りの参加人数に調整がしやすくもなりますよ。
今回は、結婚式場の見学の際に注意したい落とし穴3つについてお話しましたが、いかがでしたでしょうか。
結婚式は、ほとんどのカップルにとって初めてのこと。
接客してくれるプランナーさんとは、雲泥の知識量です。
だからこそ、少しでも事前に結婚式の知識や、落とし穴について知り、納得がいく結婚式場決めをしてくださいね!

「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、結婚式場勤務、結婚式のプロデュース会社、フォトウェディングスタジオ立ち上げ経験があるブライダル業界を代表するメンバーや元局アナ・現役婚礼司会者(婚礼司会数300件以上・結婚式関連取材100件以上)が取材・運営を担当しています。皆様に最高に幸せな結婚をして頂くべく信憑性のある情報提供を目指しています。サイト運営者情報はこちら。
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