
結婚式の花嫁にしか着ることが許されない和装が色打掛です。
色打掛は、刺繍や彩色、金箔などを巧みに使った、まさに豪華絢爛な婚礼衣装です。定番の赤や黒の他、様々な色や細工のものが作られていて、合わせる小物によってその印象もさまざまです。
ここではそんな色打掛の数々を、色別に分け、画像で紹介します。結婚式の衣装選びの参考にしてくださいね。
なお、結婚式の花嫁の和装は他に「白無垢」と「引き振袖」があります。
白無垢について詳しくは「新婦必見!結婚式で白無垢を着るなら知っておきたい知識と参考画像まとめ」をご参照下さい。
また、引き振袖について詳しくは「結婚式がぐっと艶やかに!日本の伝統的な婚礼衣装「引き振袖」の参考画像9選」をご参照下さい。
1、赤の色打掛
色打掛の代表的な色です。最も花嫁らしく見え、写真映えもする色です。
(1)華やかな色打掛
鮮やかな赤色の地に、菊や萩など四季の草花が刺繍された丸紋としだれ桜や松が描かれた、華やかな色打掛です。掛下は白、小物は金茶色でまとめました。髪は洋髪で、打掛の柄に合わせて大きな赤の芍薬の花と松の枝を飾りました。
(2)かわいらしい色打掛
深紅の地に、ピンク色でかのこ雲と、花車が描かれた、かわいらしい色打掛です。鶴の絵柄もおめでたさを添えています。掛下は白、小物は金茶でまとめ、ヘアは新日本髪に結い、花のかんざしを挿しました。
(3)深みのある赤い色地に、柄、地ともに総刺繍を施した色打掛
深みのある赤い色地に、柄、地ともに総刺繍を施した華やかな色打掛です。掛下は白を合わせています。
2、黒の色打掛
黒の色打掛は、色打掛の中で赤に次いで人気のある色です。色打掛の色に黒を選ぶとシックな雰囲気を演出します。黒地の色打掛を画像で紹介します。
(1)高級感と、かわいらしさの両方が感じられる色打掛
黒地に赤で花や薬玉を刺繍した色打掛に、赤の掛下を合わせています。
(2)牡丹と蝶を描いたかわいらしい色打掛
黒地にブルーのぼかし、紫やピンクで牡丹と蝶を描いたかわいらしい色打掛です。裾のピンク色のふきも効いています。
(3)黒地に赤い紅葉がアクセントカラーの色打掛
黒地に、ゴールドの柄と、赤い紅葉がアクセントカラーの色打ち掛けです。掛下はシンプルに白を合わせ、小物は赤でまとめました。ヘアは洋髪でまとめ、ヘッドドレスに大きなホワイトの花と小さめの赤い花を飾って、全体を黒、白、赤、金でまとめた好感度の高い色打ち掛けスタイルです。
3、白地の色打掛
色打掛には白地のものもあります。白地の色打掛の、着物ならではの独特な雰囲気は格別です。
(1)芍薬や萩などの草花が描かれた色打掛
白地に、おめでたい鶴と、芍薬や萩などの草花が描かれた可愛らしい色打掛です。掛下には淡いピンクを合わせてさらにかわいらしく。
(2)白地にピンクや赤の色打掛
出典:http://www.nagoyakokusai-w.jp/
白地にピンクや赤で花が描かれた華やかな色打掛です。
(3)白の緞子地に四季の花と流水を描いた色打掛
上品な光沢のある白の緞子地に、手描き友禅で四季の花と流水を描いたダイナミックな図柄の色打掛です。
4、青系の色打掛
紺色から、濃い青、空色、水色まで、青の色打掛といっても様々な色合いのものがあります。
(1)明るいターコイズ系の水色にピンクで桜が描かれた色打掛
明るいターコイズ系の水色に、ピンクで桜が描かれたかわいらしい雰囲気の色打掛です。打掛けには、手まり柄も刺繍され、掛下は白、小物はピンクでまとめています。ヘアは洋髪でまとめ、色打ち掛けの柄に合わせた桜の花を飾りました。
(2)紺地に花々などを描いた色打掛
紺地にピンクや赤で花々や手まりを描いた色打掛です。裾に入ったふきの赤が効いていますね。
(3)鮮やかなブルーに小さな花やゴールドを効かせた色打掛
鮮やかなブルーに、白ぼかし、ピンクの小さな花をあしらい、ゴールドを効かせた可憐な色打掛です。ピンクの掛下を合わせてかわいらしく。
(4)水色と金色とピンクのコントラストが印象的な色打掛
出典:http://www.crsfco-yazawa.com/
地の色が何色かわかりにくいですが、水色ベースに金糸と銀糸の織り地です。水色と金色、裏地のピンクのコントラストが可愛らしい色打掛です。
5、グリーン系の色打掛
色打掛の色にグリーン系を選ぶと個性的な雰囲気の花嫁になります。
(1)深いグリーンの色地にゴールドの柄が印象的な色打掛
出典:http://costumehistory.tumblr.com/
個性的な深いグリーンの色地に、ゴールドの柄がとてもおしゃれな雰囲気の色打掛です。掛下と小物は白でまとめて花嫁らしい清潔感を加えています。髪は、洋髪にかんざしを挿したシンプルなスタイルです。
(2)グリーンの色地に鶴と花が描かれた色打掛
目に鮮やかなグリーンのグラデーションに、鶴と花が描かれた色打掛です。アクセントの金糸の輝きも豪華です。
(3)グリーン色地に牡丹や梅の花が描かれた色打掛
出典:http://costume.takami-bridal.com/
濃いグリーンから淡いグリーンのグラデーションの地に、ピンクや黄色で牡丹や梅の花を描いた色打掛です。ピンクの掛下を合わせて可愛らしく。
6、紫系の色打掛
紫系の色打掛です。濃い色を選べば高貴な雰囲気に、淡い色を選べばやさしい雰囲気になります。
(1)パープル地が大人な雰囲気を醸し出している色打掛
出典:http://koro33rpm.tumblr.com/
パープルの地に、ゴールドと赤で一面に花が描かれたあでやかな色打掛です。掛下は白、小物は赤でまとめています。ヘアは洋髪で、色打ち掛けと同じ色の紫の花を飾りました。
(2)濃い紫地にカラフルな刺繍が施されたかわいらしい色打掛
出典:http://image.rakuten.co.jp/
濃い紫地に、ピンク、淡い紫、赤などで前面に刺繍が施された華やかでかわいらしい色打掛です。色打掛に描かれた花と同じ色で作ったボールブーケとよく合っています。
(3)紫の色地に大小の菊と桜が描かれた色打掛
出典:http://www.oogiya-himeji.com/
淡い紫の地に、同系色で大小の菊と桜が描かれた色打掛です。ゴールドの箔がアクセントになっています。
7、ゴールド系の色打掛
ゴールドの色打掛もあります。同じゴールドでも、色味次第でゴージャスな雰囲気にも、落ち着いた雰囲気にもなります。
(1)金箔の地に桜の木草花の枝を配した色打掛
出典:http://www.amtteliebe.co.jp/
金箔の地に、中央に桜の木、四方に草花の枝を配した雅やかな色打掛です。裏地は赤、掛下は白を合わせています。髪飾りもゴールドで。
(2)ゴールドでも淡めの色づかいで落ち着いた雰囲気の色打掛
出典:http://www.nagoyakokusai-w.jp/
ゴールドベースですが、淡めの色づかいで落ち着いた雰囲気の色打掛です。同系色の落ち着いた色で花が刺繍され、裾のオレンジ色のふきに合わせて小物も朱色でまとめています。
8、ピンク系の色打掛
色打掛にピンク系を選ぶと、かわいらしい雰囲気になります。
(1)花々や鶴の刺繍が描かれた色打掛
ピンクの地に、花々やおめでたい鶴の刺繍が施された色打掛です。かわいらしさのなかに落ち着きも感じられますね。
(2)ピンクの地に大きな花が描かれた色打掛
出典:http://www.nagoyakokusai-w.jp/
淡いピンクの地に、大胆に大きな花が描かれた華やかな色打掛です。掛下にも淡いピンクを合わせています。
(3)淡いドラジェピンクにピンクや白で牡丹や桜が描かれた色打掛
淡いドラジェピンクに、同じピンクや白で牡丹や桜が刺繍された愛らしい色打掛です。全体がピンクですがとても上品な印象です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
色打掛は、かたちは同じでも、選ぶ色や柄で雰囲気がかなり変わります。
花嫁らしい色は赤ですが、一生に一度の結婚式、自分が着てみたいものを選びましょう。画像を参考に、着てみたい色打掛のイメージを掴んでくださいね。

「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、結婚式場勤務、結婚式のプロデュース会社、フォトウェディングスタジオ立ち上げ経験があるブライダル業界を代表するメンバーや元局アナ・現役婚礼司会者(婚礼司会数300件以上・結婚式関連取材100件以上)が取材・運営を担当しています。皆様に最高に幸せな結婚をして頂くべく信憑性のある情報提供を目指しています。サイト運営者情報はこちら。
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