
結婚費用平均350万円前後の大きな割合を占めるのが、ウェディングドレス・タキシードなどの衣装。その7分の1を占めます。ここを節約できれば大きいですよね。
挙式会場にピッタリで最高にお気に入りのウェディングドレスを着用したいですよね。費用に占める割合が大きい分、工夫次第で大幅節約も可能です。
目次
1. ウェディングドレスのコストを抑える
まずは婚礼衣装(ドレス・タキシード等)の首都圏平均を知りましょう。57.2万円(新婦衣装42.0万円+新郎衣装15.2万円)です。
(1)ウェディングドレスを安く手に入れるための手順
1. 情報収集
時間もコストです。ウェディングドレスの準備を早めに進めるのにこしたことはありません。オーダーは2~3か月かかりますし、レンタルドレスは誰かに借りられた場合1週間程度立たないと次のレンタルは不可能です。選択肢を多くもっておく意味でも早く動きましょう。
いきなりドレスショップに試着予約を入れる前に、自分の好みや体型、式場の雰囲気から、試着するドレスの形にアテをつけておきましょう。好みや体型だけでなく会場の雰囲気との相性が重要なのは、例えば、長いバージンロードのチャペルや聖堂ならトレーンのあるウェディングドレスが映えますし、リゾートウェディングならミニ丈のウェディングドレスが快活で良かったりします。
試着予約の際は、写真撮影不可のところ、試着点数が多い場合は有料のところがあるので、事前確認を。ドレスショップを絞り込む際は、「持ち込み料負担」のあるところも検討しましょう。なぜなら式場の提携以外のところで衣装を用意すると、持ち込み料として2~3万円かかるケースが多いです。その持ち込み料を一部、または全額負担するサービスを実施しているところがあります。
ちなみに親からドレスを譲り受ける、つくってもらうといった飛び技を除いて、もっとも安くドレスを手に入れる方法は下記の通りです。
・共済ブライダルプラザを利用する
一部の共済ではウェディングドレスのレンタルサービスを実施しています。
例:東京都民ブライダルプラザの場合、お値段は18,900円均一。小物も付いていて海外持ち出し無料です。衣装も2,500点以上と豊富。他にも多くの特典があります。
・アウトレットで購入する
お値段が3万円程度からと格安ですので、一度探してみては。
2. 予算を決めた上で複数ショップを比較検討
なぜ予算を決めることが重要なのか? 好きなドレスを着て、少しくらいお金のことは目を瞑ろうかな……というのであれば、この部分は読み飛ばして下さい。
・予算を決めることで品質を比較し易くなる。
予算を決めずに衣装屋に行くと、同じショップ内で比較した場合は、高いもの程良く見えるようなものを用意しているため、ついつい予算オーバーのものを選びがちです。
・予算を宣言することで、初めから価格交渉しやすくなる
特にレンタル店は値段設定がはっきりしていないケースも多いため、客が言ってきた予算に合わせ金額設定することがあります。
ドレスショップ決定でいちばん重要なのは、「コストパフォーマンス」。そして、スタッフのサービス・接客が自分たちと相性が良いことは、ベストなドレスをスムーズに選ぶ上でも、価格交渉でも響いてくるのであなどれません。
3. ウェディングドレス、カラードレス、タキシードを1か所で手配。決めたら迷わない
まとめてレンタル・購入するとサービスしてくれることが多いです。またいちど婚礼衣装を決めたら、迷ってキャンセルなどして、余計なキャンセル費用や時間をかけないように、自分たちの意志をしっかりもっておくことも大切です。
以上のことから、下記のようなウェディングドレスの入手方法がオーソドックスなコストの抑え方でしょう。
(2)ウェディングドレスのコストを抑えるモデルパターン
・都内ドレスサロンにてレンタル利用
・ウェディングドレス + カラードレス + タキシード の3着セット
・小物無料レンタル(無地のベール+ティアラ+イヤリング+ネックレス+パニエ)
※新郎の小物と新婦のグローブ・靴などは別途用意が必要
・披露宴会場まで衣装送付無料
ドレスショップで交渉する際は、他ショップを引き合いに出すなど様々な技を使い、当初の割引後価格から値引いてもらうようにするのもコツ。交渉術については後の節約ポイントに記載します。強い拘りを見せなければ、20万円〜30万円までコストが抑えられるでしょう。
価格を抑える方法を知った上で、様々なウェディングドレスの入手方法を見ていきましょう。
2. ウェディングドレスの入手方法:レンタル
(1)ウェディングドレスレンタル
費用:5万円~50万円までピンキリ
高い=品質の良いドレスとは限りません。試着時には、下記項目を確認しましょう。
・ドレスの裾の黒ずみの有無
・ドレスの脇、ウエスト部分のサイズ直し跡(縫い跡)が目立たないか
・衣装の管理状態
・「無料試着&相談カウンセリング」の利用が、レンタルの第一ステップ
レンタルの場合、ほとんどのショップで事前に試着をさせてもらうことができるでしょう。
試着サービスは無料のことが多いので、気に入ったデザインがあるかサイト上でざっくりと調べてから、とりあえず店舗へ試着に行ってみるのも良いでしょう。
同時に、店員さんが好みのドレスを擦り合せるためのカウンセリングを行ってくれる店舗もあります。
例えば都内の人気レンタルドレスショップ「ミスサブリナウェディング表参道」さんの場合、試着&カウンセリング無料、かつネットでの来店予約が24時間可能。気が向いたときにすぐ予約できることや、関東圏の方ならばアクセスしやすい店舗の立地も嬉しいポイント。(※ご利用自体は全国から可能)
同店は、海外へのドレス持ち込みも相談できます。
(2)ファーストレンタル
費用:15万円~(単なるレンタルの最安値よりは高い場合が多い)
自分のサイズに合わせて衣装をつくり、挙式・披露宴の後はショップに返却するのがファーストレンタル。新品・ジャストサイズで着られる&使用後の保管・メンテナンスが不要です。
3. ウェディングドレスの入手方法:買う
(1)フルオーダーメイド
費用:30万円~
完全オリジナルのデザインで自分のサイズでイチからつくる。挙式3ヶ月前には希望のデザイナーを見付けたい。デザイナーと一緒に打ち合わせ → デザイン画作成 → 採寸 → 仮縫い → 本縫いと工程が多く、労力もかかるが、世界に一着のウェディングドレスにはなる。
(2)セミオーダー
費用:12万円~
幾つかあるデザインパターンから選ぶ。工数はフルオーダーよりも少なくて済むのでその点はお手軽。
(3)アウトレット、レンタル型落ち、古着
費用:3万円~
新品同様のキレイなものが多い。トレンドから外れてしまったものや、1~2回レンタル済のものが格安ウェディングドレスとして販売される。気に入ったデザインが自分サイズで見つかればお得。

「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、結婚式場勤務、結婚式のプロデュース会社、フォトウェディングスタジオ立ち上げ経験があるブライダル業界を代表するメンバーや元局アナ・現役婚礼司会者(婚礼司会数300件以上・結婚式関連取材100件以上)が取材・運営を担当しています。皆様に最高に幸せな結婚をして頂くべく信憑性のある情報提供を目指しています。サイト運営者情報はこちら。
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