
ついに彼からプロポーズ! 結婚式を挙げることになったものの、一体どこから準備を始めていけばいいの? どうやって結婚式場を探したり決めたらいいの?と迷ってしまいがちですよね。そこでここでは、結婚式場を決める前に行っていただきたい、結婚式場の見学の仕方とチェックポイントについてご紹介します。
目次
1、結婚式場見学の種類とそれぞれのメリット、デメリット
結婚式場を見学するには、大きく分けて2つのあります。どんな結婚式場見学があるのか、また、それぞれのメリットとデメリットを知っておきましょう。
(1)ブライダルフェアで見学
ブライダルフェア(またはウエディングフェア)にはいろいろな種類があります。その中で「会場見学会」というタイプまたは、コースの中に「見学」が含まれているものは施設見学ができます。
①メリット
他のカップルと一緒に見て回ることができる場合は、他の人の目線も参考にできます。また、結婚式場紹介サイトや結婚プロデュース会社サイトを経由しての申し込みは、参加特典や成約後割引特典がついているものもあります。
②デメリット
複数カップルでの見学となる場合は、細かい質問がしづらい。一般的に土日祝の見学会が多く平日は少なめです。カップルによってはスケジュールに入れにくいことも。
大抵の場合、見学コースは決まっています。また「見学会」にも、チャペルだけ、披露宴会場だけ、テーブルコーディネートだけなど、見学のテーマが別れている場合もありますから、コースに含まれない場所は当然のことながら見ることができません。
見学後の相談の時間には、成約した場合の最小限のプランで見積もりが用意されています。即決してしまわないように注意。成約後にオプション追加で料金が上がっていくこともあります。
ブライダルフェアについては、こちらの記事を参考にしてください。
ブライダルフェアの基本とこれだけはおさえておきたい7つのチェックポイント
https://how-to-inc.com/bridal-fair-3-37374
(2)結婚式場に直接予約して見学
直接連絡、またはweb上で結婚式場に見学予約できます。特に個別では単純に見学するというよりも、会場候補として下見するというイメージを持っておくと良いでしょう。
①メリット
- 平日も含め対応してくれる日時も多いので、お二人のスケジュールに合わせて選べたり、お二人だけでの見学も可能です。親族控え室など細かなところもリクエストすれば見学できるかもしれません。じっくり見ることができるので、本命の式場を見学する時には良さそうです。(式場ごとに対応が違うため事前に確認が必要です)
- 結婚式場紹介サイトや結婚プロデュース会社サイトを経由しての申し込みは、参加特典や成約後割引特典がついているものもあります。
②デメリット
- ブライダルフェアとは違い会場が装飾されていない場合、当日のイメージがしづらく基本的に個別対応となるので、見積もりの説明や相談の時間が長くなりやすい。ちょっと見学してみたい場合には不向き。
- 見学後の相談の時間には、成約した場合の最小限のプランで見積もりが用意されています。即決してしまわないように注意。成約後にオプション追加で料金が上がっていくこともあります。
2、いつ頃、誰と、どのくらいの数の結婚式場を見る?
(1)いつ頃行くのがベスト?
結婚式予定日から逆算してどのくらい前から行くと良いでしょう? 早い程良いとも言えますが、カップルごとに事情が異なりますから、時期別に見てみましょう。
①1年くらい前から
一番オススメで無理のない期間と言えるでしょう。「1年後の今頃」という風にイメージしやすいこともメリットです。人気の式場は1年以上前から埋まってしまうこともあります。結婚時期を具体的に決めていなくても憧れの式場があるなら、早めに行かれることをオススメします。
②半年〜1年前から
実際にはこの時期に、式場探し、見学を始めるカップルが多いようです。会場が決まれば、打ち合わせ自体は3−4ヶ月前からの会場がほとんどですので、1〜2ヶ月使って会場を探し、決めることができれば十分な期間と言えるでしょう。週末の縁起の良い日(大安、友引など)は、人気のある会場は既に予約で一杯の場合もあります。
③半年より短い期間
会場のHPや口コミサイトを上手に使って下調べをし、見学に行く会場を絞り込むことで実際の手間を省けます。結婚式にかける予算、招待客数、挙式スタイル等、具体的に決めて見学に行くことが大切です。
成約から挙式までの日数が短い場合、割り引いてくれる会場もあります。つまり早割の逆ですね。たとえ時間が少なくても1件だけ見学して成約とはせず、必ず比較検討しましょう。
(2)結婚式場見学は誰と行くのがベスト?
見学の目的によっては、常にカップルで行くのではなく、一緒に見学する人を変えるというのも一つの方法です。
①カップルで
挙式・披露宴でのイメージ、こだわりなどの意見を合わせるためにも、最終的にはお二人で見学して納得できる会場と成約というのが一番良いですね。デート気分も兼ねてフェア等の見学会に行ってみるということもできます。
②ご両親と
特に親族・ご親戚だけの挙式・披露宴の場合は、一緒に見学されておくことをおすすめします。ご親族やご親戚への配慮についてはご両親の意見、視点がとても参考になります。遠方のどちらかの地元で挙式・披露宴の場合も、ご両親が一緒だと心強いです。
③お友達と
ゲストの目線からのアドバイスをもらうこともできます。既婚、経験者のお友達なら、経験者ならでは冷静な視点からの意見を言ってもらいやすいでしょう。カップル、ご親族以外での見学を受け付けてくれない場合もありますので会場に確認をしてください。
④一人で
平日のブライダルフェアや見学会の場合はお一人でも気楽に参加しやすいでしょう。見学で確認したいことを決めておき、後でお二人で共有できるようにしておきましょう。
どんな見学タイプでも見積もりが出され成約をすすめられる場合が大半です。その場でお一人で成約せず「彼(彼女)と相談します」としておくのがベターです。
(3)何件見学するのがベスト?
ブライダルフェアでの見学も含めて3件ほど見学している場合が多いようです。
1件だけ見学して成約というのは、その会場のメリット・デメリットが見えにくくなってしまい、後々後悔することにもなりかねません。たとえ本命があっても一件だけを見学するということはできるだけ避けて、2件以上は見学されることをオススメします。同じような条件の会場も見学して比較検討しましょう。
例えば3件見学する場合、本命を最後にすればチェックした項目が揃っているので比較検討しやすくなります。
3、結婚式場見学の前の準備こそが成功の秘訣! 結婚式場のピックアップポイント
実際に式場見学をする前の準備として、どんな挙式・披露宴にしたいのかをまとめておくことがとても大切です。
(1)見学する式場を決める前に、決めておくと良いこと
①日取り
具体的な日にちが決められなくてもいつ頃を予定しているかについては決めておきましょう。大安、友引など吉日にこだわりたいなら、日にちをピックアップしておいてください。
②招待客の人数・構成
親族、親戚だけにする。友人や仕事の上司、同僚なども招待する。など、挙式・披露宴の規模と招待客の大体の構成について。
③挙式・披露宴のタイプ
- チャペル、神社、人前式など、どのタイプの挙式にするか
- ホテル、レストラン、ゲストハウスなどの式場のタイプはどうするか
- 海辺や緑に囲まれてなど、どんなロケーションが良いか
④披露宴の内容
- セレモニー(キャンドルサービス、ケーキバイト、花束贈呈、ビデオ上映等)をすべて含んだ披露宴なのか、シンプルな会食形式するのかという具体的な内容はどうするか
- アットホームな感じが良いのか、ゴージャスにしたいのか
⑤予算
ゲストへのお車代なども含めて、挙式・披露宴にかけられる費用は?
⑥お二人のこだわり
特にこだわりたい演出や、食事等があるか。
(2)見学する式場を決める時にチェックできること
上記(1)をふまえた上で、以下のことをチェックしながら式場の選定をしていくと、式場選びがスムーズです。結婚情報サイトや式場のサイトで簡単に調べられることもたくさんあるのでります。
①式場のアクセスは良いか?
- 遠方の方や年配の方でも心配なく来れるか
- ターミナル駅から無料のシャトルバスが出ているか否か
- 挙式が別会場の場合の披露宴会場へのアクセスはどうか
②会場の規模・雰囲気
- 披露宴会場の規模。雰囲気
- 希望する挙式スタイルの式場があるか
③料理の種類
- 希望するタイプのお料理(フレンチ・懐石・中華など)の用意があるか。会場ならではこだわりが二人、ゲストの好みに合いそうか
- レストランや試食会等で味を確かめられるか
④2次会会場
- 2次会を開催する場合のアクセス、選択肢はありそうか
⑤料金は予算に合いそうか
- HP等に掲載されているパッケージプランの内容から費用を把握しておきましょう
4、結婚式場見学の体験から見る「成功パターン」と「失敗パターン」
(1)やっておいてよかったこと
①HPなどでの下調べ
実際に見学するには時間的にも限られます。下調べして効率良く回りましょう。上記の事前に決めておきたい項目を基準にして調べれば検索もスムーズです。ネットでの口コミと実際の印象を比べてみることも大切です。
②スケジュール
見学会、見学相談会だけなら、1日で2−3件回ることも可能です。効率の良いスケジュールを組んで回りましょう。先にも書いたように本命を最後にしておくと比較検討しやすいです。
③体験者の意見、アドバイスなど
近い時期で挙式・披露宴を挙げた人や参列した人の意見やアドバイスは非常に参考になります。
④写真撮影
見学当日は写真を取って検討材料にしましょう。一人で行く場合やカップル以外で行く場合も写真に撮って、お二人で確認しましょう。
(2)失敗したと思うこと
①1件だけ見学して決めてしまった
複数のアンケート調査で、何件か見て決めれば良かったの声が多数あります。高揚した気分のまま決めてしまわず必ず比較検討をして決めるようにしましょう。
②値段の相談、交渉
シーズンによっては値引き交渉に応じてくれる会場もあります。素直の予算を伝え相談してみましょう。予算に合わない場合も相談すれば代わりになる案の提案等もしてくれる場合があります。同じく自分たちが描くプランと予算を伝え、最善のプランを提案してもらいましょう。
③自分たちの希望を伝える
見学の後の相談会では、式場の提案するままに内容を決めてしまうことは避けましょう。妥協でるところ、こだわりたいところを決めておきましょう。
5、結婚式場見学でのチェックリスト
では、実際に見学、その後の相談会の際にチェックしておきたい項目をご紹介します。
(1)式場
①式場のテーマや雰囲気
- 希望する挙式スタイルに沿っているか
- 本物の牧師または神主が式を挙げてくれるか
- 挙式のリハーサルは可能か
②会場の仕様 設備 サービス
- 挙式会場大きさは何人まで着席可能か
- 挙式後の集合写真撮影は同じ場所か別会場か
- 写真撮影等に十分時間を取れるプランか
- 挙式後に希望する演出(ブーケトス、ブライダルシャワー等)ができるか
- 親、親族等の美容・着付けもできるか
- 親族、ゲスト、それぞれの控え室は十分なスペースがあるか
- 新郎新婦の控え室は別か一緒か
- ウェルカムドリンク等用意されているか。用意されている場合の料金はどうか
- 挙式の撮影は自由にできるか。別料金がかかるか
- 両親の希望にも添えているか
④その他
- 挙式当日、他のカップルも挙式予定があるか
- 挙式希望日に予約できるか
(2)披露宴会場
①会場のテーマや雰囲気
- 披露宴会場からの眺め、内装は好みに合うか
- クロス、装飾等変更できるか。好みのクロスや装飾はあるか
②コーディネートされた会場を見学した場合、
- テーブルコーディネートは好みか
- 内装のどこまでが基本料金に含まれているか
- 生花を飾りたい場合は、生花の種類、ランク、ボリューム、料金は他の式場と比べて妥当か
③会場の仕様 設備
- 会場の収容人数は招待客数に合うか。ゲストの方が移動するのに十分なスペースがあるか
- メインテーブル(高砂)の位置は会場のどこか
- 希望に合わせてレイアウトの変更は可能か
- ゲストのテーブルは何人掛けか。
- ビデオ撮影、写真撮影はできるか
- プロジェクターの大きさ、場所。後ろの席からも見えるか。
- 希望している演出ができるか
- ゲストの待合スペース、更衣室等はあるか
- 新郎新婦の控え室はどこか
④動線
- 新郎新婦の出入り口とゲストの出入り口、動線はどうか
- 控え室から会場までの動線はどうか
⑤その他
- 披露宴当日、同施設、隣の会場で、披露宴、イベント等があるか
- 披露宴希望日に予約できるか
(3)会場全体
①実際のアクセス
- 遠方の方や年配の方でも迷わず問題なく来れるか
- 駅から遠い場合などは、ターミナル駅から無料のシャトルバスが出ているか
- 挙式が別会場の場合の披露宴会場へのアクセスは良いか
- 駐車場、駐車券はあるか
- HPとの案内に差がないか
②全体の雰囲気・設備
- 建物全体、入り口、ロビーなどの第一印象は良いか
- 清潔感、清掃が行き届いているか
- ゲスト用化粧室の設備は良いか、キレイか
- 禁煙、喫煙、分煙などの設備はあるか
- バリアフリー対応か
- 雨の日の場合の対処
- スタッフの動き、雰囲気は良いか
(4)料理・ドリンク
①見学・相談時に確認できること
- 提示されたプランにウエルカムドリンクの料金は含まれているか
- ドリンクの種類と飲み放題のドリンク等はあるか
- 別料金・追加料金になる料理、ドリンク(カクテル等)はあるか
- メニューの具体的な内容、希望する料理はあるか
- メニューのアレンジ、変更は可能か
- 子ども用、アレルギー対応のメニューはあるか
- 酒、食材、手作りケーキ等の持ち込みは可能か
- 洋食でも箸の用意はあるか
- ウエディングケーキは好みのものがあるか
②試食会付きの見学でチェック
- 美味しいか、見た目も美しい料理か
- 二人、そしてゲストの好みに合いそうな料理か
- 料理のサービスのタイミングは良いか
- 食器、グラスなどの手入れは良いか
(5)費用
①パックプランの場合、そこに含まれるもの
- 希望する内容を含んでいるか
- 内容を追加した場合の料金は予算内か
- ランクアップした場合の料金は許容範囲内か
②持ち込み料はかかるか? その場合の料金はかかるか?
- ウエディングドレス・衣装
- カメラマン、司会者、ヘアメイク
- ウエディングブーケ等の装花
- ゲストへのメッセージカード等のペーパーアイテム
- 特別なお酒、ウエディングケーキ等の食材
- 引き出物
- 逆に持ち込みで値引きになるものがあるか
③勤め先の系列などでの特典はあるか
- 互助会等の積立金利用ができるか
- 共済などの会員特典があるか
④支払い方法は何通りあるか、支払い期限
- 支払時期はいつか
- クレジットカード、商品券などの利用は可能か
⑤仮予約はできるか、その場合の料金
- 仮予約の期間と料金はどうか
- キャンセルした場合のチャージ料金はいくらか
- いつからキャンセル料がかかるのか
⑥サービス料・消費税は含まれているか
- それぞれの料金にサービス料、消費税は含まれているか
⑦予算に合うか
- 想定していた予算と合うか
- 結婚式以外の費用(ゲストへのお車代等、結婚式場に払う以外の費用)を含めても予算内か
⑧プランの割引、変更も可能か
- 提示のプランから変更することが可能か
- 日取りを変えることで提示価格から割引かれるケースがあるかどうか
(6)スタッフ
①見学・相談会と同じ人が担当するのか、違うのか。
- 見学案内と成約後の担当プランナーは同じかどうか
②プランナーは経験豊富か、二人との相性は良いか
- プランナーの対応は良いか
- 知識、経験ともに豊富か
- 希望に添ってくれる感じがあるか
- 相性は良さそうか
③プランナー以外のスタッフの対応も良いか
- スタッフが気持ちよく働いているか
- 見学以外の日に訪れた際、スタッフの対応等よいか
(7)全体を通して
①お二人が希望する挙式・披露宴が挙げられると感じるか
②挙式当日、時間的に余裕を持ったプランが組めているか
- 新郎新婦の二人にも時間的余裕があるか
- ゲストを待たせすぎたり、急かしたりしない時間割になっているか
③挙式当日まで、無理のないスケジュールか
- 無理のないスケジュールか
プランナーはスケジューリングに詳しいですから確認、相談しましょう。
まとめ
いかがでしたか? 決めなければならないことが多く、大変に感じることもあるかもしれません。でも結婚式場を探したり、見学するのはデートも兼ねて、楽しい時間にできるはずです。この記事を参考に、ぜひスムーズにお二人にとってベストな結婚式場を見つけてくださいね。
この記事がお二人の希望に叶う式場選びの参考になることを祈っています。

「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、結婚式場勤務、結婚式のプロデュース会社、フォトウェディングスタジオ立ち上げ経験があるブライダル業界を代表するメンバーや元局アナ・現役婚礼司会者(婚礼司会数300件以上・結婚式関連取材100件以上)が取材・運営を担当しています。皆様に最高に幸せな結婚をして頂くべく信憑性のある情報提供を目指しています。サイト運営者情報はこちら。
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