近年では、人前式やオリジナルウェディング、フォトウェディングなど、結婚式も様々なスタイルが増えてきています。
その中で、結婚式の費用を抑えることができる上に、ゲストの負担も軽減することができる「会費制パーティー」が注目されています。
特に、家族・親族のみで海外挙式をした後に、国内で1.5次会として会費制パーティーをするケースが多いようです。しかしながら、これから結婚式の準備をする方にとっては、そもそも会費制パーティーとはどのような仕組みなのか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、会費制パーティーのメリットとデメリットや会費の相場について詳しく紹介していきます。
なお、今回の記事作成にあたっては、お二人の想いを大事に会費制結婚パーティーや結婚式の1.5次会をプロデュースされている「NEO FLAG(ネオフラッグ)」さんにご協力頂きました。今まで2000組以上のカップルのパーティーを手掛けた「ネオフラッグ」さんから会費制パーティーを検討する際に知っておくべきポイントをわかりやすく解説してもらっています。
今回の記事を読んで頂ければ、ゲストに「今日のパーティー、イマイチだったな・・・」と思われることもないでしょう!
それどころか「こんな楽しいパーティー初めて!」と思ってもらえるかもしれません。それでは、早速参りましょう!
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目次
1、そもそも会費制パーティーとは?
会費制パーティーとは、ゲストからご祝儀ではなく会費をご用意頂くスタイルのパーティーのことです。
一般的には、結婚式の1.5次会や二次会などで会費制のパーティーを行うカップルがほとんどですが、近年では費用を抑えたいカップルやゲストに負担をかけたくないという考えから、ご祝儀を頂いて行う披露宴ではなく会費制ウェディングも注目され始めています。
2、会費制パーティーのメリットとデメリット
(1)会費制パーティーのメリットとは?
①費用が抑えられる/費用を把握しやすい
会費制パーティーの場合には、新郎新婦の持ち出し金額はほとんどなく、費用が抑えられることがメリットとして挙げられます。
また、会費×ゲストの人数=総額となるため、費用の計算がしやすいこともメリットといえるでしょう。
②新郎新婦の負担が軽減される
集まったお金でパーティーの費用をほとんどまかなうことができるため、新郎新婦側の出費を抑えることができます。
また、引き出物の準備も不要なので準備にとられる時間が大幅に減るというところも嬉しいポイントです。
③海外・国内リゾート挙式後の1.5次会などでも利用できる
会費制パーティーは、海外挙式や国内リゾート挙式を親族のみで行った後に、ちょっとしたお披露目パーティーを行いたいという方におすすめのスタイルです。
また親族での会食を行った後に友人を招いての披露宴と二次会を合わせたような、1.5次会として会費制パーティーを行うのもおすすめです。
会費制パーティーは、「海外挙式+会費制パーティー」または「親族との会食+会費制パーティー」など、他と組み合わせて利用することでより効果的なスタイルです。
④カジュアルな雰囲気でパーティーを楽しむことができる
会費制パーティーでは、費用の都合によりビュッフェスタイルやテーブルごとの大皿料理などのお食事が多いため、肩肘をはらず、披露宴よりもよりカジュアルな雰囲気でパーティーを行うことができます。
ただし、カジュアルな雰囲気といいましても1.5次会は基本的に着席スタイルなので2次会よりもおもてなしが配慮されているパーティーだと言えます。
そのため、普段からお世話になっている方々に合わせて1.5次会か2次会かを使い分けるといいですね。
(2)会費制パーティーのデメリットとは?
①利用できる会場が限られてしまう
カジュアルで参加しやすいパーティーであるからこそ、大人数に対応できるレストランやバー、カフェやゲストハウスなど、貸し切りで利用できる会場が限られてしまうことがデメリットとして挙げられます。
また、レストランなどの会場にはウェディングに精通している専任のスタッフがいないケースが多く、すべて自分で準備するのが大変負担となり、進行もグダグダになりがちです。(専任スタッフがいない場合は、プロデュース会社にプロデュースを依頼するのがお勧めです)
②カジュアルな雰囲気のパーティーになりがちなため、年配者への配慮が必要
また、会費制パーティーは披露宴よりもカジュアルでアットホームな雰囲気のパーティーになりがちなため、親族の方や上司、恩師の方などご年配者の方々への配慮が必要になる場合もあります。
特に親族の方の中には「しっかりとご祝儀を頂いて披露宴をするべき」とお考えの方もいらっしゃる場合もあるため、事前にしっかりと理解をしてもらえるように説明する必要があります。事前に親御様に相談をするようにしましょう。
③打ち合わせの回数が増える場合もある
会費制パーティーの場合には、披露宴会場のようにウェディングプランナーさんについてもらうことが少ないため、会場側または幹事の方々との打ち合わせ回数が増える場合もあります。
また、一般的にウェディングプランナーさんにマネージメントしてもらえる作業であっても自身で準備を進めないといけないため、手間がかかってしまう場合があることもデメリットとして挙げられます。(こちらも、プロデュース会社にご依頼頂ければ、お二人のご負担はかなり減ります)
3、会費制パーティーの準備を進める流れ
ここまでお読み頂き、会費制パーティーをすることを決定されたなら、次は会費制パーティーを進める流れを知っておきましょう。
具体的には以下の流れで進んでいきます。
(1)パーティーイメージを重視した会場選びから
例えばお二人の出会いを基にした会場や、自然がお好きなお二人であれば森の中をイメージした会場のように、お二人がどのようなパーティーにしたいか、パーティーを通じてゲストに何を伝えたいか、などの点がお店を選ぶにあたって重要なポイントになります。
(2)パーティーの進行を決める
お二人の想いをベースにパーティーの進行を決めましょう。
ゲストが一体となって楽しめるような進行で、お二人らしさをパーティーの中で具体的に表現していきましょう。
もし、余興を行う場合は予め友人にお願いしておきましょう。
ゲームなどを検討されている方は「結婚式二次会の幹事必見!二次会を盛り上げるゲーム100選」の記事もご参照下さい。
(3)(ゲームをする場合などは)景品の準備
ゲームをされる場合には景品も準備しておきましょう。
どのような景品にしたらいいかイメージがつかない!という方は「結婚式・二次会での景品の選び方とおすすめ景品16選」の記事を併せてご参照下さい。
(4)BGM・参加人数の確定
パーティーの雰囲気作りに欠かせないBGM。
選曲のスケジュールを確認するのはもちろんですが、ゲストが生演奏をするという方もいらっしゃると思います。
その場合は持ち込みOKの機材や使用可能な時間帯、ステージ有無の確認をお忘れなく。
また、ゲストの人数は多少の増減に対応できるように余裕を持ってお店側に伝えておきましょう。名簿などでまとめて管理してお店側に伝えることでトラブルを回避できるでしょう。
(5)当日の式の司会進行はご友人に頼むのかプロに頼むのか?
ここまで準備したらいよいよ当日を迎えることになります。
実は大変な1.5次会の司会。
披露宴のきっちりした要素もあるので披露宴の基礎を知っておかなければならず、また二次会のようなワイワイとした中でしっかりと話を聞いてもらう技術も必要です。
友人に司会をお願いした場合、打合せは綿密に行いましょう。また、変更点がある際はきちんと伝えましょう。
当日は、司会は食事を取るのは難しいので、ご友人に頼む時は会費を頂かない方が良いでしょう。
きちんとした1.5次会の場合は基本は友人司会ではなく、プロの司会を立てた方がゲスト満足度が高いパーティーとなるでしょう。
4、会費制パーティーの会場の選び方は?
(1)そもそも会費制パーティーで人気の会場とは?
会費制パーティーの代表例としても挙げられる結婚式二次会
の人気会場は、ゼクシィ結婚トレンド調査2020によると「レストラン」が35%と最も人気で、次いで「カフェ・バー」が21%、「ホテル・式場の宴会場」が約15%という結果になったそうです。
レストランは、ホテルや結婚式場ほどかしこまる必要はない一方で、美味しい料理を提供することができるため、ゲストへのおもてなしもしっかりとすることができます。
ゲストの人数が少ない場合や仲の良い友人のみを招待する場合には、カフェやバーなどを貸し切るのもおすすめです。
また、きっちりとした雰囲気でパーティーを行いたい方は、ホテルや披露宴会場を貸し切って行うことでしっかりとしたホスピタリティーの元、ゲストのおもてなしをすることができます。
(2)会場の種類もおさえる
会場は大きく以下の4つの種類に分けることができます。
①レストラン
費用が抑えられるという点で若い人に人気のレストラン。
持ち込みなどの自由度が高く、料理が美味しい点も人気の秘密です。
②ホテル
設備が整っており、広々とした空間でゆったりと式を楽しむことができます。
③専門式場
何と言っても結婚式のために教育された専任のスタッフがいるので
安心して式を任せることができるのがポイント。
また、プランに合わせた会場がたくさんあるのでイメージに合わせた式場を選ぶことができます。
④ゲストハウス
一軒家を貸し切ることができるので、まるで海外セレブのパーティーのような演出をすることも可能。
好きなように歩き回って会話を楽しむことができるのも自由度が高い魅力の一つです。
(3)会員制パーティーの会場の選び方のポイントは?
会費制パーティーの会場の選び方のポイントは以下の通りです。
①アクセス
例えば、結婚式が終わってすぐにパーティーを行うとなった場合に式場から行きやすいか、距離はどのくらい離れているのかなどきちんと把握しましょう。また、夜景が綺麗な場所にある会場だと、ゲストも喜んでくれるのでオススメです。
②お料理・予算
ゲスト目線で考えると、若い人が多いのに食事にボリュームがないなんてこともありえます。料理のボリュームが十分か、予算とのバランスもみながら確認しましょう。
③お二人のやりたい事やこだわりが実現できるか(音響などの設備は整っているか)
最後になりますが、音響などの設備が充実しているかとも関わりますが、会場のスタッフがお二人のやりたいことに積極的に協力してくれるかも重要なポイントです。会場の下見をした際に自分がやりたいことをできるかなど確認しておきましょう。
5、会費制パーティーでオススメの会場3選(東京)
上記のポイントを踏まえてオススメの会場を3つご紹介していきます。
(1)ザ・ガーデン銀座(銀座)
URL:http://www.1st5garden.com/
東京駅からアクセスしやすく、各路線の最寄駅からも徒歩5分以内という
好立地な場所に位置しています。
(2)カフェセレ(東銀座)
天井の高さに圧巻。
大階段から投げるブーケトスはまるでドラマのワンシーンのよう。
(3)アリスアクアガーデン品川(品川)
URL:http://www.r-alice.jp/shinagawa/
18メートルもある光り輝くバージンロード、3面スクリーン
充実した音響設備が備わっており、一味違った演出を行えること間違いなしです。
6、会費制パーティーの進行内容とは?
ここでは、会費制パーティーの進行内容についてご紹介していきます。
会場にもよりますが、会費制パーティーの実施時間は2時間から2時間半が一般的です。進行例は下記の通りです。
(1)オープニング/開演前の挨拶など
司会・進行役による開演前の挨拶やテーマの紹介をします。
ゲストにテーマやお二人の想いを最初に話しておくことで、ゲストの気持ちが一つになり進行がしやすくなるのではないでしょうか。
また、早く会場にいらっしゃったゲストの方や開始が遅れてしまった場合のためにも、ウェルカムドリンクなどを用意しておくといいでしょう。
(2)新郎新婦入場
新郎新婦が揃って入場します。
会場の雰囲気やゲストの層にもよりますが、新婦側のお父さんと新婦が一緒に入場するのもおすすめです。
(3)乾杯の挨拶
親族や職場の上司がいらっしゃる場合には、その中で適任の方に乾杯の挨拶をお願いするのもいいでしょう。
カジュアルでアッとホームなパーティーにしたい場合には、新郎がゲストの皆さんへお礼を伝えるとともに乾杯の挨拶をするのもおすすめです。
(4)歓談・食事
会費制パーティーの場合は、コース料理またはビュッフェスタイルの二つに分けられます。コース料理では着席して食事をしますが、ビュッフェスタイルの場合には立食か着席で選ぶことが出来ます。
結婚式二次会などではビュッフェスタイルでの立食パーティーをイメージされる方も多いかと思いますが、海外または国内リゾートでの挙式後のお披露目パーティーとして会費制パーティーを行う場合には、親族や職場の上司が参加することも考えられるため、招待するゲストの層によってどんなスタイルでパーティーを行うかを考えるようにしましょう。
ビュッフェスタイルの場合には、飲み物の注文方法や受取場所についてなども事前に説明しておくと親切です。
(5)イベント
ゲストのみなさんにも一緒に楽しんでもらうためには、ゲームなどのイベントを入れるのがおすすめです。
特にビュッフェスタイルでパーティーを進行する場合には、いくつかイベントを挟むことでプログラムにメリハリがつき、グダグダせずにパーティーを進行することができます。
昨今のパーティーでは余興はかなり少なくなってきており、余興のかわりにお二人からゲストへ楽しんでいただくためのイベントを開催することを推奨しています。
(6)新郎新婦の挨拶
最後に集まって頂いたゲストに対して、新郎新婦のお二人から感謝の気持ちをお伝えします。
カジュアルなパーティーであれば、砕けた感じで挨拶をするのもいいでしょう。
7、プロに頼むとどうなる?「NEO FLAG(ネオフラッグ)」さんの事例をご紹介!
(1)ネオフラッグさんに依頼するとこんなメリットが!
①お二人にピッタリの会場をお探しします
都内・神奈川に提携会場は450店以上、提携以外の会場でもプロデュース可能です。
②お二人にまつわるエピソードやイメージをヒアリングし、共有・確認をしながら当日のライブシーンを思い描きながらお二人らしさをちりばめた進行を作成します
お打合せは無制限、都内・神奈川県であれば出張打合せも無料で行っております。
③会場との交渉・事前に進行のすり合わせ、機材確認、景品やプチギフトの検品も行っておくので、当日に慌てる事がありません
④当日は、プロ司会×プロ音響オペレーター×お二人らしい進行×お二人の想いを乗せて、パーティーのプロ集団がお二人とゲストと共に最高のシーンを作り上げて行きます
⑤精算まで行いますので、お金のトラブルがありません
友人が受付から精算まで行い、金額が合わないトラブルは多いです。
(2)ネオフラッグさんで会費制パーティーをされた方の事例をご紹介!
次にネオフラッグさんで海外挙式後1.5次会&2次会をされた方の事例をご紹介します。テーマは「PLAYBACK」です。
お客様の声はこちら
やはりプロに頼むと、自分たちの個性を引き出してくれるパーティーを演出してくれる点が嬉しいところですね。
8、最後に知っておきたい!会費制パーティーの会費の相場は?
最後に会費制パーティーの相場について記載しておきます。
一般的には、結婚式の披露宴は「ご祝儀」、披露宴と結婚式二次会の両方の性質を併せ持つ1.5次会では「ご祝儀」と「会費制」の二つのパターンがありますが、実際は「会費制」のスタイルが多いようです。
会費の相場としては、一人当たり会費相場10000円~15000円程度です。
ちなみに、同様に会費制で行われることが多い結婚式二次会での会費の相場は、ゼクシィ結婚トレンド調査2020によると男性の会費が「8000円~9000円未満」が41%と最も高く、続いて「7000円~8000円未満」が21%となり、全国平均は7100円という結果になったそうです。
一方で女性の会費は「7000円~8000未満」が37%と最も高く、続いて「6000~7000円未満」が21%となり、全国平均が6400円となったそうです。
このように、会費制パーティーはビュッフェスタイルで行われることが多いことから、食事の量に比例して考えられるため、男性と女性の会費が異なるのがほとんどのようです。
会費制パーティーに関するまとめ
今回は、会費制パーティーについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
今回の記事が、会費制パーティーを検討する上でのご参考になれば幸いです。
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
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