新郎新婦お二人の結婚を報告するのが結婚式ですが、実は舞台裏で、母と娘がこれまで以上に絆を確かめたり、深め合ったりできる素敵な儀式があるのはご存知でしょうか。
今回は、和婚ならではの魅力でもある、結婚式直前に行う母と娘の素敵な儀式についてご紹介します。花嫁さん必見です!
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1、筥迫(はこせこ)の儀
「はこせこ」とは、江戸時代に武家の女性が懐紙、鏡、お守り、お香などを持ち歩く際に使っていた入れ物のことです。
七五三など、幼少期から女性が和装する際には魔除けのお守りとして着物の衿に差し込む風習があるので見たことのある方もおられるでしょう。
「はこせこ」を婚礼時にも用いるのは、「いつまでも女性として美しくありなさい!」という意味が込めて、母が娘の胸元に差してあげます。
出典:http://hakoseko.shop-pro.jp
2、懐剣(かいけん)の儀
こちらも、嫁ぐ娘の幸せを祈る儀式です。
武家に生まれた女性が護身用に持っていた短刀を、お嫁入り道具として持参したという風習が由来です。
「自分、夫、子供の身を守る覚悟を持ちなさい!」という意味を込め、花嫁衣装の胸元にさします。
3、紅差しの儀
出典:http://www.villadoux-interpark.com
「紅差しの儀」とは、花嫁さんの身支度の最後の仕上げとして、花嫁さんのお母さんが口紅を塗ってあげることです。
和装姿の花嫁さんに真っ赤な紅を差す母の姿は、とっても素敵ですよ。
この、紅差しの儀は、母が娘の幸せを願う意味と、魔除けの意味が込められています。
ヘアメイクが終わった控え室で、母と娘が向き合って紅を差す……、感慨深いシチュエーションにそばで見守る親族も思わず涙ぐんでしまうのではないでしょうか。
こっそり親子の絆をより深めたい方は控え室がおすすめですが、もちろん会場でゲストの皆様に見守られながらの演出でも構いません。
4、和婚にするならやってみよう!母娘の特別な儀式をお勧めする理由
欧米風の結婚式なら、バージンロードを父親と一緒に歩いたり、邪悪なものから花嫁を守るベールダウンの儀式は母親にお願いしたりと、ゲストも見守る中で行う儀式が多いので、イメージも湧きやすくでしょう。
しかし和婚の場合は、花嫁さんがお支度中に控え室などでおこなう儀式なので、ゲストに見られる心配もなく、母娘水入らずで、改めて絆を深めることができるのが魅力です。
出典:http://www.villadoux-interpark.com
これまで花嫁さんとなるあなたを大切に育ててきてくれたお母さんに、最後に花嫁のお支度を手伝ってもらえるなんて、一生の思い出になりますよね。
これまでずっと一緒に暮らしてきた母と娘だからこそ、単純に言葉に表すには照れ臭い。
そんなときには、ぜひ今回ご紹介した3つの儀式を演出の一つとして取り入れて見てください。
まとめ
いかがでしたか。今回は、花嫁さんとそのお母さんが結婚式の直前におこなう素敵な儀式についてまとめました。和婚をご検討中なら、ぜひ今回ご紹介した3つの儀式を取り入れて見られてはいかがでしょうか今回の記事がこれから結婚式をされるご予定の方のご参考になれば幸いです。
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
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