引き出物として選ばれることの多い、グラスやペアカップ。特に、良いものをよくご存じの上司や目上の方には、相応なブランドを選びたいところです。そんな引き出物に最適なブランドのその成り立ちや歴史をご紹介します。
ギフト | ブランド名 | 詳細 |
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目次
上司や目上の方への引き出物に最適な海外食器ブランドを簡単解説
1.バカラ(フランス)
ブルボン朝ルイ15世の時代にまで遡り、ロレーヌ地方のバカラ村に設立されたガラス工場が発祥です。2014年に創設250年を迎えたバカラは世界最高峰のクリスタルブランドとして知られます。バカラを代表するアンクールシリーズは、アンクール公爵の注文により誕生したもので、当時のフランスの食卓を飾った食器が、金銀器から陶磁器へ、グラスはガラス製のものが好まれるようになってきた流行をいち早く取り入れたものと言われています。どっしりとした台座に、美しく力強いフォルムが特徴で当時の貴族の間で大ブームとなりました。
2.マイセン(ドイツ)
名窯マイセンは、1710年、東洋の伊万里や景徳鎮にあこがれたドイツのザクセン公国アウグスト強王の命によって研究を重ねた技術者により創設されました。ヨーロッパで初めて磁器の製造に成功した磁器製造メーカーで、以来300年以上にわたりヨーロッパ最高の磁器を世の中に送り出してきました。
3.ビレロイ&ボッホ(ドイツ)
1748年にフランソワ・ボッホにより創業し、ルクセンブルグに工場を設立します。当時のルクセンブルグはオーストリア領で、ハプスブルグ家のマリア・テレジアの援助を受け、王室御用達の陶磁器メーカーとして発展しました。フランス革命の影響で一旦は解体されるものの、その後再設立、ライバル社のビレロイ社との合併を経て現在に至っています。現在ではホームウェアのトータルコーディネートによりライフスタイルを彩ります。
4.ウェッジウッド(イギリス)
1759年創業のイギリスを代表する陶磁器ブランドで、当時まだ難しかった白い陶器を開発し「クリームウェア(乳白色の器)」を完成させ成功を納めた創業者のジョサイア・ウェッジウッドにより発展します。「クリームウェア」は当時の国王ジョージ3世の妃、シャーロット王妃がとても気に入りティー・サービスの注文を賜ります。これによりウェッジウッドは「女王陛下の陶工」と呼ばれ、以後、ロシア帝国のエカチェリーナ2世へも献上されるなど各国の王侯貴族から愛されてきた歴史を持っています。
5.ロイヤルコペンハーゲン(デンマーク)
1775年にデンマークのジュリアンマリー皇太后からの支援により設立されたThe Royal Danish Porcelain Manufactory社がルーツです。約100年にわたり王室に所有され、1868年に民間に経営が委ねられましたが、王室と深い関係をもっています。その後、ライバル社と合併し1987年にロイヤルコペンハーゲン社となりました。白い磁器にブルーの柄を熟練した職人がハンドペイントする、ブルーフルーテッドは世界的に知られています。
まとめ
いかがでしたか。どれも引き出物には定番のブランドばかりで、詳しくは知らなくてもなんとなく良い品だろうということはご存知と思います。
上司の方も満足いただけたかな?と思っていると、
(上司)「○○さん、先日の結婚式よかったね。引き出物にバカラなんていただいて、君もフランスのものづくりの職人のよさが分かってるんだねぇ」
(新婦)「喜んでいただけて光栄です!・・・(バカラってフランスのメーカーだったんだ)(汗)」
なんて、焦ることのないよう、上司へ送るものについては内容をある程度把握しておきましょう。
後日、会話で話題になったときはこれを機に上司とのコミュニケーションもうまくいって、仕事の調子もあがる・・・かも⁉︎
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
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