婚約期間中だというのに、彼が浮気をしていることがわかったら。突然、頭を殴られたようにひどい衝撃を受けてしまいますね。
「何故???」
今が一番幸せな時のはずなのに、何故こんなことになったのだろう?と現実を受け入れられない。
しかし、もう結婚式までの予定が立っていることを考えると、現実逃避も出来ない。そんな苦しい選択を迫られてしまうのではないでしょうか。この記事では思いがけずやってきた人生の分かれ道の選択をどう決断したらいいのか?をテーマにしてみました。
ギフト | ブランド名 | 詳細 |
---|---|---|
目次
1、婚約中に彼の浮気が発覚した時
楽しく新しく始める結婚生活の準備をふたりで進めてきた。
それなのに、彼の浮気がしていることがわかったら、思考が停止してしまうような衝撃を受けるでしょう。
「信じられない!もう結婚なんて出来ない!」
と迷わずに婚約解消、結婚は白紙撤回に出来るなら悩むこともないでしょう。
しかし、
「それでも、彼を完全に嫌いにはなれない」
「両家の家族や友人にどうしても結婚はやめたということが出来ない」事情がある場合もあるでしょう。
結婚は自分ごとでありながらも、家族と家族を繋ぐものです。
自分だけの意志で簡単に決めたり、辞めたりが難しいこともあります。
しかし、それでも「自分の人生」ですから、周りの人間関係のために納得のいかない結婚をしてしまうことで未来の自分がどうなるだろうか?ともう一度自分の本心を確認しておくことが必要です。
周りの目を気にして納得できない選択をすれば、自分の人生に後悔を残すことになります。
誰の意見よりもまず自分の本心に注目しましょう。
あなたの人生はあなたしか責任を負えません。
周りの誰かが何を言っても、その人があなたの人生に責任を持ってくれることはないのです。自分だけは後悔しない、納得できる選択は何なのか?をまず逃げずに受け止めてみてください。
2.結婚を考え直す今、そもそも「結婚」に何を求めているのかを考え直してみる
一般的に結婚を決めるときには「好きだから」「この人となら一緒にいられると思えたから」という気持ちが大きな理由かもしれません。
しかし、それだけで結婚しようと思ったのでしょうか?
今の仕事に疑問や限界を感じてやめるきっかけが欲しかった。
彼と結婚したほうが経済的な安定が得られると思った。
周りの友達が結婚してゆく中で、このタイミングで結婚を決めたいと思った。
両親を安心させたいと思った。
子どもが欲しいと思ったので、このタイミングがベストだと思った。
一口に「結婚」と言っても、その先に目指すもの、得られるもののイメージは人それぞれ違います。
昔の時代の話しならば「政略結婚」とか、家を守るために裕福な家にお嫁に行かざるを得ないとかそんなこともありました。
実際に、今の時代でも「好きだから」という理由だけで結婚するわけではないかもしれません。
いろいろな側面を考えた上で「結婚」という決断をしているというのが現実的なところではないでようか。
自分にとって結婚は「愛」や「信頼関係」が一番大事で、浮気を知った今はもう婚約者を愛することは出来ないし、信頼は出来ないときっぱりと思えるのであれば、今後は具体的に婚約を解消する方向を進んでゆくことになるでしょう。
しかし、浮気をされた今も心の底から彼を愛しているし彼以外考えられない、と感じているのであれば、納得できるまで婚約者との話し合い、自分も彼もこのまま結婚することを望むのであれば、結婚に進んでいくべきかもしれません。
3.自分が「こういう人と一生過ごしたい」という欠かせないものは?
人によって理想の結婚生活のビジョンは違います。
何でも話し合える愛情を感じられる関係が第一という人もいれば、愛情だけあっても経済力がなければ現実に一緒に生活することは出来ないという人もいます。
例えば、極端な例で言えば芸能人の中では浮気を繰り返す人もいますが、中には愛情よりもパートナーの才能を愛し、才能ある人の妻であるステータスを大切にする人もいます。
この機会に改めて、「自分にとっての理想のパートナー」や「理想の結婚生活」で欠かせないモノとはなんなのか?を考え直してみるのも大切なことだと思います。
結婚は人生の中でも特に大きな選択で、人生の分岐点です。
今後の自分の幸せに一番近づく選択をするには、まず自分にとって「何が幸せなのか?」を知らなくては選べないのではないでしょうか?
4.自分の人生の価値観と合わない彼と婚約を解消するために必要なこと
自分にとって結婚相手には愛情と誠実さが一番だと迷いなく思う。
だから、もちろん婚約は解消する!と決めた場合には具体的に婚約の解消に向けて行動することになります。
現実的に慰謝料を請求する場合には次のような条件を満たしていることが必要です。
(1) 婚約していたことが周囲から見ても成立している。
実は口約束など、本人同士だけが「婚約していると思っている」だけでは客観的に見て婚約が成立しているとは言えないのです。
婚約は、「結納」「親へのあいさつ」「結婚式場の予約」など、第三者を交えて結婚の意思があるとわかる行動を伴った時に成立しているとみなされます。
(2)あきらかな浮気の証拠がある。
婚約が成立しているとみなされた上で、損害賠償の対象になる不貞行為があった場合は婚約解消・損害賠償請求の対象になる可能性が大いにあります。
この場合は食事を共にした、一緒に出掛けたというレベルでは不貞行為には当たりません。
メールのやり取りや、会話の録音など、明らかに第三者が見て肉体関係という不貞行為に及んでいるとわかる証拠が必要になります。
(3)婚約破棄が認められる正当な理由がある。
不貞行為の明らかな証拠があれば、精神的な苦痛を受けたとして損害賠償を請求出来ます。
しかし、性格の不一致や相性、気持ちが変わったなど第三者的にみて理解が難しい理由では婚約解消を主張することは難しいです。
婚約解消をする場合に、当事者だけの話し合いで解決できればそれに越したことはありません。
ですが、一方が婚約解消を訴えても相手は納得しないということも多々あります。
その可能性がある場合は、やはり弁護士など専門家の意見を聞いた方が賢明でしょう。
一例としては、国が設立している法的トラブルの総合案内所「法テラス」があります。
出典:http://www.houterasu.or.jp/cont/100642685.jpg
日本司法支援センター法テラス
http://www.houterasu.or.jp/index.html
証拠を確保するためにまず探偵事務所に依頼をするという選択もありますが、まずは法律の専門家に相談をして状況を整理してみるのが良いと思います。
5.「やり直す」方向で結婚するときに考えておきたいこと
婚約者と相思相愛、信頼関係で結ばれている。
もちろんそれに越したことはないけれど、今は自分の環境を変えることの方が優先だと考える場合もあるでしょう。
独身生活の限界や、実家との関係性、仕事への情熱の停滞。
結婚を機にすべてをリセットしたいと考えている場合もあります。
もし、まずは自分の今の環境を変えることを優先し、浮気の事実を教訓にお互いのルールや価値観を再確認し、やり直すという選択肢もあります。
環境を変えて人生を良くしたいという思いで結婚を選択するのであれば、その先の自分の人生の設計を考えて目標を持つことで有意義な人生に向かうことが出来ます。
今はめまぐるしく社会の情勢や価値観が変わっています。
一昔前には「女性は結婚さえすれば一生養ってもらえる=幸せ」という価値観がありました。
しかし、現代では夫婦で働き続けるということも珍しくはありません。
幸せは誰かにしてもらうものではなく、やはり自分で築きあげてゆくもの。
結婚によって自分にとってより良い環境に近づくのであれば、その環境を生かしてどうやって自分の幸せを追及するか?を見通してみることも大切です。
例えば、
人脈を広げる。
スキルを上げる。
資格を取る。
一人ではできない体験を自分にさせてあげる。
妻であっても、自分の人生を自分で構築してゆくことで、結婚後も魅力的な人として輝いてゆくことができるのではないでしょうか。
6.結婚は失敗が許されないか?
一生に一度の結婚。
とはいうものの現実には離婚している人は珍しくないですし、再婚離婚を繰り返す人もいます。
それでも日本人的に「離婚してはいけない」という、失敗は汚点という意識がいまだにあるようにも思えます。
しかし、結婚自体があなたの幸せを保証するわけでは決してないのです。
大切なことはあなたが幸せに生きる上で結婚することが必要だと思うかどうか?です。
進学も就職も結婚も、人生で起こる大きな岐路に立った時にはその選択が絶対の正解だという保証はどこにもありません。
学校や仕事であっても、自分に合わないから変えるということが珍しくない世の中になって来ています。
結婚もやってみなければわかりませんが、その体験の上で「これは自分には合わない」という結論になったとしたら、それを辞めるという選択は出来ます。
人生は何度でもやり直しがきくという言葉もあります。
婚約にしても、結婚にしても、自分が納得して次のステップに進むことが大切です。
結婚することがあなたの人生の目的ではなく、どんな形であれあなたが幸せに生きるための選択の一つにすぎないのです。
まとめ
婚約期間に婚約者の浮気が発覚した場合に受ける精神的なショックはとても大きなものです。
しかし、ショックのあまり冷静に物事を対処できなくなると後になって後悔が残る展開になるかもしれません。
結婚は人生の中でもとても大きな決断です。その決断が揺らぐ出来事に出会ってしまう悲しみや怒りは抑えようもないでしょう。
そんな状況だからこそ、自分一人で悩みを抱えるのではなく法律の専門家などに相談をして、冷静に物事の整理を手伝ってもらうことも必要かもしれません。
結婚は単なる恋愛とは違う意味を持ちます。あなたのこれからの生活、人生と直結しています。
一時の感情に翻弄されることなく、自分の幸せや、自分の思い描く結婚とはなんなのか?を再度思い返して、これからの展開が自分の幸せに繋がって行くヒントになれば幸いに思います。
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
COMMENT
コメント
この記事に関するコメントはこちらからどうぞ
コメントはこちらからどうぞ