プロポーズの日から結婚式を挙げるまでの準備期間に解決しなくちゃいけないことって「多過ぎて大変!」って思ったことはありませんか?
すべてが初体験。知りたいことも多いでしょう。
そこで今回は、プロポーズをOKした後、
- OKの返事をした後の結婚式までの流れ
- 自分の親へ報告の方法
- 相手の親への挨拶を成功させるための6つのポイント
など、結婚を決めてからするべきことや親への挨拶を成功させる秘訣などをご紹介します。
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1、プロポーズされたら? 返事は?
(1)プロポーズされた際の返事はみんなどうしてる? すぐ?
プロポーズを受けた人に、どう返事をしたか聞いたところ、下記グラフのように94%の人が「すぐ返事ができた」と答えています。プロポーズを断った人は1%と少なく、「迷った」と答えた人もわずか5%しかいませんでした。プロポーズで断られることがないのが最近のカップル。プロポーズ前にはすでにふたりの間に、結婚のコンセンサスが得られているようです。
(2)みんな返事はどのような方法でしている?
また返事の方法については、下記グラフの通りプロポーズを受けた人の97%が「口頭でプロポーズされ、その場で返事をした」と答えています。
最近はメールやLINEなどでコミュニケーションする時代ですが、やはり「プロポーズ」は、相手に会って直接「想い」を伝えるという意味で、コミュニケーションの種類の中でも例外的なようです。
出典:zexy.net
2、OKの返事をした後、結婚式までの流れは?
ここではプロポーズを承諾してから結婚式までの流れをご紹介します。
(1)自分の親への報告
プロポーズが成就し、お互いの「結婚の意志」が固まったら、まずは自分の両親への報告です。今まで育ててくれた両親に感謝の気持ちも込めて第一に報告してあげて下さい。
結婚は本人同士の意志が大切ですが、両親にとっても自分の子供の結婚はとても気になるものでしょう。もし、相手のことなどについて両親からの質問があれば、誠意を持って答えましょう。
(2)お互いの両親への挨拶
自分の両親への報告を終えたら、お互いの両親への挨拶になります。姓が変わる女性の方が「もらわれる」立場ですから男性側が女性の家を先に訪問するのが一般的です。すでに面識がある場合でも、改めて直接訪問し、結婚のお願いをするのが礼儀です。
両親への挨拶を成功させる方法については、「4、相手の親への挨拶を成功させるための6つのポイントは?」をご参照下さい。
(3)結婚式場を探す
お互いの両親への挨拶を終えたら、次は結婚式場を探します。挙式スタイルには、チャペル式、神前式、仏前式、人前式があります。また披露宴会場もホテル、式場、レストランなどから選ぶことができます。
ふたりで話し合い挙式スタイルを決めたら、ブライダルフェアに積極的に参加することをおすすめします。
以下では、各挙式のスタイルについて簡単に記載していきますので、ご参考下さい。
①チャペル式
純白のウェディングを着て新婦がバージンロードを歩く定番の挙式スタイルです。多くの場合、ホテルや結婚式場にチャペルが併設されいるので、披露宴会場への移動もしやすく、親族だけでなく友人も挙式に参加することができます。
キリスト教教会での挙式料は、献金として10~12万円ほど納めるのが相場です。
②神前式
神社で行われる日本独特の伝統美や白無垢姿の花嫁が印象的な挙式スタイルです。厳粛な雰囲気の中でホテルや結婚式場に併設された神殿で行うことができます。ただし、参列できるのは親族のみです。
神社での挙式料は、「初穂料」と表書きをして3万円から15万円を納めるのが相場です。
③仏前式
仏の前で来世までの結びつきを誓い、ご祖先に結婚の報告をし、ふたりのめぐりあわせを仏に感謝する挙式スタイルです。最近は仏前式に対応する式場やホテルが少ないため減少していますが、信仰している人にとっては、厳正で落ち着いた挙式が行なえます。ただし、宗派の違いで両家の意見や希望が食い違うこともあるので注意しましょう。
菩提寺での挙式料は、5万円から10万円ぐらいが相場です。また僧侶には、2万円から3万円ほどのお礼を渡します。
④人前式
神仏の代わりに列席者に「結婚の証人」になってもらう挙式スタイルです。新郎新婦の思い出の場所を会場にしたり、形式にとらわれない自由なスタイルが人気です。ふたりで考えたオリジナル進行で行うこともできます。
人前式の費用は、形式が自由なだけに内容次第でリーズナブルに行うことも可能です。
(4)結婚の日取りを決める
ふたりの希望の日取りを決めたら、お互いの両親に相談し、結婚式の日取りを決めます。両家の親戚ゲストの都合や大安吉日を良しとする六輝(六曜)などお日柄などにも配慮して決めるようにしましょう。
(5)婚約指輪を買う
正式に婚約する際に、男性から女性に「婚約の証」として贈られる指輪です。プロポーズの際に贈る場合もあります。婚約指輪に選ばれる石は「ダイヤ」が最も多く95%、購入額の相場は「給料3カ月分」などと以前は言われていましたが、2013年のブライダル総研の調査によると平均は36.6万円です。
リング購入方法には、完成している既製品から選ぶ「レディメイド」、石と枠を別々に選び、組み合わせたデザインパターンから選ぶ「セミオーダー」、すべてがオリジナルオーダーメイドの「フルオーダー」、親から譲り受けたものなど、手持ちリングを違うデザインに作り替える「リフォーム」の4種類があります。
なお、婚約指輪について詳しくは、「婚約指輪とは?購入前に知っておきたい8つのこと」をご参照下さい。
※データ出典:「ゼクシィ結婚トレンド調査2013」
(6)両親の顔合わせ・食事会をする
両家の家族が顔を合わせ、自己紹介をし、両家の親睦を深める意味合いで行われるのが「食事会」です。都市部を中心に増えている婚約スタイルで、挙式の3~6カ月前の吉日に行われるのが一般的です。結納品は用意せず、男性が女性へ婚約指輪、女性が男性へ時計などの贈り物を交換するケースが多いようです。
最近の結婚カップル対象調査では「顔合わせのみ行った」は76%と最も多く、「結納のみ」は6%と減る傾向にはあります。
※データ出典:「ゼクシィ結婚トレンド調査2013」
(7)結納
「結納」は、古くからのしきたりにそって結納品、受書、家族書、親族書を取り交わし、正式に婚約する儀式です。結納も挙式の3~6カ月前の吉日に行われるのが一般的です。地域により千差万別ですが、男性側が女性宅を訪問し結納品を納め、後日女性側が男性宅を訪れて結納返しをする方法や、両家が一同に介して、同時に交換する方法もあります。最近では式場やホテルの「結納パック」を利用する人も増えています。
最近の結婚カップル対象調査では、減ってきてはいますが「結納のみ」と「結納と顔合わせの両方行った」が18%と、地域のしきたりや伝統を重視する傾向は根強く残っているようです。
※データ出典:「ゼクシィ結婚トレンド調査2013」
(8)会場を決定する
日取りや招待人数、結婚式のイメージなどふたりの希望条件を会場の担当スタッフやウェディングプランナーに相談して会場を決定します。
具体的にはこちらの希望に対する見積書を作成してもらいます。その見積書を元に料理、引出物、写真、ビデオ撮影や演出関係のオプションなどの詳細を追加・変更して、ふたりが納得のできる条件を詰めていき仮予約または予約を入れます。その後、家族とも相談して、最終的に予約金を支払った時点で正式な予約が完了します。
(9)ドレスを決める
まずは挙式や披露宴のシーンごとにゲストに伝えたいイメージを描いてみましょう。
その描いたイメージのドレスはどのようなものか、また会場の雰囲気に合うドレスや自分の体型をカバーしてくれるドレスはどれが良いのかなども検討してみます。Webや雑誌などからそうした自分のイメージに近いものを探して、それを切り抜きやプリントして用意しておきます。次に「憧れのブランドを着たい」とか「素材感を大事にしたい」など、自分のこだわりの優先順位も決めておきます。
自分のイメージと優先順位を決めたら、お店の人にそれを伝えて試着してみます。試着の段階では、新郎の衣装も含めた衣装の点数や予算を具体的に決めておきましょう。
(10)ゲストをリストアップする
一般的に親族、職場関係、恩師、友人などからリストアップしますが、披露宴に招待する人数分をリストアップするのではなく、招待する人を以下のように分類して全てリストアップすることをおすすめします。
- 必ず招待したい人
- 余裕のある場合に招待する人
- 二次会のみ招待する人
- 結婚の報告のみする人
分類することで、招待するゲストが多かったり少ない時の調整にもすぐに対応することができます。また、披露宴、二次会などの招待状を送る際にも案内漏れ防止になります。
(11)引き出物を選ぶ
披露宴へ列席したゲストへのお返しやおもてなしの意味で渡すのが引き出物・引菓子です。
最近の結婚カップル対象調査では、82.4%が「贈り分けた」と答えているように、ゲストのライフスタイルや好みに少しでも合う引き出物・引菓子を選ぶ傾向にあります。
贈り分け方法は、性別、世代別、未婚と既婚、上司と友人などさまざまですが、贈り分けしやすいのがカタログギフトです。食器、電化製品、生活雑貨、お食事券など、多数の掲載商品の中からゲスト本人が欲しい商品を選んで注文できます。
※データ出典:「ゼクシィ結婚トレンド調査2013」
(12)二次会会場を決める
二次会は披露宴に呼べなかった人や来れなかった人を中心に招待して、新郎新婦が信頼する友人をそれぞれ幹事役に立てて行うのが一般的です。幹事が忙しい場合は、二次会の幹事を代行する運営会社やプロの司会者に頼むこともできます。
結婚式同様にどんな二次会にするか、食事スタイルは立食か着席か、予算をいくらにするかなどを決めていきます。希望する二次会スタイル、予算、人数を決定したら会場の下見をして決定しましょう。下見の際には幹事にも同行してもらうのもよいでしょう。
(13)結婚指輪を買う
結婚式で「誓の証」として交換するのが結婚指輪です。結婚指輪は、結婚後に日常的につけるものなので、仕事や家事などに差し支えないシンプルでフィット感のあるデザインのものが一般的です。素材はプラチナ、ゴールド、プラチナとゴールドのものが多く、平均購入額は22.1万円です。
リングの購入方法は、「レディメイド」、「セミオーダー」、「フルオーダー」の3種類があります。
データ出典:「ゼクシィ結婚トレンド調査2013」
(14)披露宴のプログラム・演出の決定
披露宴の当日のプログラム、演出等は、結婚式1カ月前に決定します。ふたりが描く披露宴でのライスシャワーやベールダウンなどの演出イメージと、ゲストスピーチの時間配分などにも配慮した進行プログラムとなるように会場担当者と相談して決めていきましょう。
(15)前撮りの手配
前撮りの手配をすることをおすすめします。
前撮りとは、新郎新婦が結婚式当日、バタバタしないために先に写真撮影だけを行うことです。
<前撮りのメリット>
- ヘアースタイルやメイクなどのチェックができる
- 着慣れないドレスや着物を着て歩く練習になる
- 式当日とは違ったヘアースタイルやメイクでも撮影できる
- お庭など屋外やチャペルなど館内でゆっくり撮影できる
- 両親や祖父母、親友などに同行してもらいゆっくり撮影できる
- 結婚式のリハーサルをすることで「結婚式の実感」が沸く
(16)当日の映像・写真カメラマンの手配
結婚式当日の想い出を残しておきましょう。
記念写真、スナップ写真、ビデオ撮影など、プロのカメラマンや友人などを手配します。
①記念写真
式場のスタジオ内でプロのカメラマンが撮影する「新郎新婦」と「新郎新婦と親族」の写真です。通常は式場のパックプランなどに含まれています。
②スナップ写真
披露宴会場のシーンを撮影した写真です。友人に頼む場合も多いようですが、シーンが片寄ったり、その友人が楽しめなかったりするので、プロのカメラマンへ依頼することをおすすめします。
③ビデオ撮影
ビデオ撮影は人気のオプションです。披露宴の一部始終をプロが記録してくれます。列席できなかった友人や将来、子供に見せることもできます。
(17)ハネムーンの計画を立てる
4カ月前から旅行会社のパンフレットやインターネットなどを活用して、自分たちのイメージに近いツアーを探しましょう。
行き先を決めたなら、旅行カウンターに直接行って相談するのがベストです。人気のあるヨーロッパやハワイなどのツアーは、最低でも3カ月前に仮予約しないと条件の良いホテルなどは予約できない可能性もあります。
ハネムーン先が決まったら現地でのオプショナルツアーなどを予約しましょう。日本から予約した方が割引になる場合や日本からしか申し込めないこともあるので、旅行会社に相談してみましょう。
(18)最終打ち合わせと準備
ヘアメイクのリハーサルやドレスの最終フィッティングなど当日に向けての最終準備をします。1週間前には、結婚式のコンセプトやふたり希望などを当日の司会者にしっかりと伝えるようにしましょう。
3、自分の親へ報告しましょう
ここでは自分の親への結婚報告のポイントについてお話しします。
(1)「結婚の意志」が強いことを直接会い、または実家が遠方の場合は電話で報告する
(2)親が知りたいことを詳しく伝える
- 相手のこと(名前、年齢、職業、学歴、出身地、家族構成)
- ふたりの関係(どこで知り合ったのか、交際期間)
- 相手の親のこと(住んでいる場所、わかる範囲で年齢や職業)について報告しましょう
以上のポイントを照れくさがらずしっかり伝えることが重要です。
4、相手の親への挨拶を成功させるための6つのポイントは?
最後に相手の親への挨拶を成功させる6つのポイントについてお話しします。
(1)挨拶へ行く日程は、相手の親の都合に合わせる
事前に「挨拶」のみか、「食事をごちそうになる」かなど、どのようにするのかをあらかじめふたりで話し合って決めておきましょう。
(2)ふたりとも普段よりもフォーマルな服装を心掛けましょう
①男性の身だしなみポイント
服装はフォーマルな紺やグレーのスーツで、シャツも白や水色など淡い色のものを身につけます。茶髪や長髪はNG。できれば訪問前に散髪しておく。無精ひげや鼻毛ケアも忘れずに処理する。靴は磨いて、中敷の汚れもチェックし、靴下は新しいものを用意します。
②女性の身だしなみポイント
服装はワンピースかジャケット+スカートなど上品な装いにします。露出度の高い服はNG。できれば訪問前にヘアサロンに行っておく。メイクはナチュラルメイクが基本。派手な口紅やグロスはNG。ヒールの高すぎないパンプスをきちんと磨き、中敷の汚れもチェック。ブーツやミュールはNG。ストッキングは伝線していないかを確認しておきましょう。替えを用意しておくと安心です。
(3)手土産を持参するのが礼儀
予算は3,000円~5,000円が一般的です。有名店の和菓子やスイーツ、故郷の名産品など会話のきっかけになるものや、事前に相手のご両親の好物を聞いておくのが◎。ただ相手の家の近所で購入するのは「間に合わせ」と思われるためNGです。
(4)相手の両親の質問には即答できるように、あらかじめ準備をしておくことが大切
- 仕事について
- 自分の両親について
- 将来の人生設計
など、踏み込んだ質問にも答えられるようにしておきましょう。
(5)緊張しすぎてマナー違反には要注意! できる限り注意を払いしましょう!
- コートは玄関の外で脱いでおく
- 靴は正面を向いて脱ぎ、「お邪魔します」と挨拶する
- 家に上がってから靴はしゃがんで揃え、玄関の隅へ置く。そのとき、相手の両親にお尻を向けないよう体の向きを斜めにする
- 部屋の下座に進み、手土産を紙袋から出してから両手で手渡し、すすめられてから着席する
(6)挨拶の基本をしっかり抑えておきましょう
男性が女性の実家に挨拶に行く場合は、「○○さんと結婚させてください」とお願いします。逆に女性が男性の実家に挨拶に行く場合は、「どうぞ、よろしくお願いします」と挨拶するのが一般的です。
男性は結婚の承諾を得るために挨拶に行くのですから、「必ず幸せにします」など、両親を安心させるような言葉をひとこと添えるようにしましょう。
またお互いの言葉遣いにも気をつけます。普段から「くん、ちゃん」付けで呼んでいても、両親の前では「○○さん」とさん付けで呼ぶようにします。堅苦しくなりすぎるのもよくありませんが丁寧語で話すことを心掛けましょう。
まとめ
今回はプロポーズをOKしてから結婚するまでのこと、親への挨拶について話させて頂きました。少しでもご参考になればと思います。
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
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