結婚を真剣に考えている独身アラサー女子の私。
今回は、結婚が決まるまでのながーい道のりの途上にいる私が、映画を観たことで突きつけられた問題について話したいと思います。
キッカケとなった作品は『神のゆらぎ』。
今、世界中から”美しき若き天才”と称され、最も注目されている実力派映画監督、グザヴィエ・ドラン(弱冠27歳!)が脚本に惚れ込み、出演を熱望したという点も注目です。
さっそく、ストーリーの紹介から!
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1.『神のゆらぎ』ストーリー
白血病の婚約者 エティエンヌ(グザヴィエ・ドラン)
看護師のジュリー(マリリン・キャストンゲ)には、末期の白血病を患う婚約者、エティエンヌ(グザヴィエ・ドラン)がいる。
ともにエホバの証人の2人。輸血をすれば愛する人は助かるけれど、聖書に背いた者にはコミュニティに居場所がなくなってしまう…2人は、残されたわずかな時間を肌で感じながら、共に過ごしていた。
そんな中、近所で飛行機墜落事故が起き、ジュリーの病院に唯一の生存者が運び込まれる。しかし、彼は昏睡状態で、回復手術には輸血が必要不可欠。そして、血液型が一致するジュリーは、献血を求められるが…
「献血はできません できないんです」
神の教えを守るために、他人の命を見捨てるのか?
ジュリーは激しく葛藤し、確固たる信仰心がゆらぎ始める。
果たして、彼女が最終的に下した決断とは?
一方で、白血病の婚約者、エティエンヌは頑なに輸血を拒んでいた。容赦なく迫る命のリミット。
ジュリーの決断は、2人の結婚に深く深く関係してくるのだった…
映画は、飛行機墜落事故を軸にして、2人の他に、老いてなお情熱的な不倫を続けるカップル、お互いへの失望を偽りながら暮らす、ギャンブル狂の夫とアル中の妻、取り返しのつかない過ちを償うためにドラッグの運び屋となった男の物語が絡み合いながらすすんでいく。
自分の決断が思わぬところで他人の運命を変えてしまっているとも知らずに…
2.自分の中の譲れない部分と結婚の関係
©2013 Productions Miraculum Inc.
愛し合っていても、わかり合っていても、つまり、いくら交際が順調であっても、生きていると”落とし穴”がある。立ったまますとんと落ちてしまって、気づいたら目の前が真っ暗で、落ちたこともわからない位深いやつ。
看護師のジュリーにとっての”落とし穴”は、「命」か「信仰」かの二者択一を迫られることであり、決断した後には、自分達の結婚にも影響する問題へと大きく発展していく。一方で、婚約者エティエンヌは「信仰」に揺るぎなく、病状が日を追うごとに酷くなろうとも輸血する気はない。2人の苦しみが深く胸に突き刺さり、祈るばかりだ。静かだけれど、心にひっかき傷が残る。
この映画を観て、私が突きつけられたことは、自分の中の譲れない部分と結婚の関係について。”譲れない部分>結婚”となるときってどんなときだろう?自分にとってどうしても譲れない部分なんてあったかな?多分…あると思うのだけど…「やりたいと思う仕事は実現したい!」(この連載も含めて)ということか…。
私の譲れない部分はひどくぼんやりして頼りないけれど、現実には、浮気、相手や自分の家族のこと、価値観、お金、相手に言われた一生許せないひと言…など、挙げたらキリがない位、譲れない部分の”落とし穴”だらけだ。それら1つ1つの落とし穴から這い上がって、初めて”譲れない部分<結婚”となるのだから、結婚はやっぱり面白い。結婚してからも落とし穴の連続かもしれないけれど。
3.作品情報
『神のゆらぎ』
2016年8月6日(土)新宿シネマカリテほか全国順次公開
- 監督:ダニエル・グルー
- 脚本:ガブリエル・サブーリン
- 出演:グザヴィエ・ドラン、ロビン・オペール、マリリン・キャストンゲ、アンヌ・ドルヴァル
- 配給:ピクチャーズデプト
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