知り合いの仲介で出会うことになった飛行(たかゆき)さんと恵さん。初めての印象は良いものではなかったものの、いつしか「一緒にいるのが普通になった」というお二人。
お付き合いを初めて3年余りで「自分たちらしい」最高のウェディングを迎える事が出来たお二人に、準備やコンセプト、挙式・披露宴を終えられた感想など、これから披露宴の準備をされる方々に参考になるエピソードを伺いました。
「スカイウエディング羽田」で挙式・披露宴を挙げた飛行さんと恵さんのインタビューレポートです。
ギフト | ブランド名 | 詳細 |
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新郎新婦について
新郎 飛行(たかゆき)さん 27歳(挙式時)
新婦 恵(めぐみ)さん 29歳(挙式時)
式場 スカイウエディング羽田
第一印象は「ない」!? けれど……
飛行さんは、その名が示す通り、お父さんが大の飛行機好き。幼いころからあちこちの飛行場へ連れて行かれ、飛行機は身近にあるものでした。また、恵さんも飛行機好きで、関連職に就きたいと思っていたほど。意外なところに共通の趣味があったのです。
そんなお二人が出会ったのは、知人の紹介でした。第一印象ではさほどピンとこなかった二人ですが、二回目のデートの際、電車で寝てしまった恵さんに飛行さんが声をかけ、ポンポンと膝に触れた頃から距離が縮まったそう。
気付けば、そばにいるのが当たり前になっていたそうです。
結婚のきっかけは、一枚の広告
羽田空港でデートをしている時、二人は一枚のポスター目にしました。
<結婚式できます>
飛行さん「羽田空港で結婚式ができるというのは驚きました」
恵さん「それまで一緒に住んでいたので、改めて結婚というものを意識したことがなかったんです。でも、いいきっかけになりました」
『結婚』というものを急速に意識した二人。決意した飛行さんは、恵さんと付き合うきっかけになったスペイン料理店でプロポーズしました。その日は、二人が付き合い始めることとなった交際記念日でもあったそうです。
挙式までのインタビューレポート
――羽田空港ウェディングで挙式を、というのは最初から決定だったんですか?
恵さん「いいえ。実は他の会場も見に行ったんです。でも、彼のテンションが全然違う」
飛行さん「僕の中では、羽田空港で決定だったんです。普通の会場だと、式が終わったらもう立ち寄ることはないじゃないですか。でも、羽田空港ならなくならない会場ですし、みんな飛行機に乗る時に通る場所なので「そういえばここで式をあげてたな」って思い出してもらえる。それがいいなって思ったんです」
恵さん「本当は別の場所も見たかったんですけど(笑)。でも、式って二人でやるものじゃないですか。だったら、彼のモチベーションを維持できる会場でやろうって思いました」
――モチベーションですか
恵さん「結婚式の準備ってこまごましたことが多いですよね。地味な事務作業はどうしても女性に偏りがちになる。その時に、気持ちよく協力して欲しくて」
飛行さん「しっかり手伝いました(笑)」
――どんなコンセプトにしたんですか?
飛行さん「せっかく羽田空港で挙式するのだから、飛行機に乗っているような式にしたいと思いました」
恵さん「披露宴の席次表は旅客機の機内誌のようにしたり、招待状はエアメールのような封筒にして搭乗券を入れ、半券にメッセージを書いてもらうようにしました」
飛行さん「司会が話始める前に空港や機内のアナウンス音を流したり、入場時に飛行機の飛立つ音を流したり、音の演出にもこだわってみました」
――実際に式を迎えていかがでしたか?
飛行さん「良かったのは、飛行機を身近に感じられたところです。披露宴会場から飛行機が見えるのですが、さまざまな飛行機が見られるので、招待客の方々が盛り上がってくれたのも嬉しかったですね」
恵さん「夕方からの式だったのですが、ちょうど夕暮れから夜にかけての空が綺麗で。夜になると滑走路がイルミネーションのようで、思わぬ演出をしてもらった気分です」
――式を終えて、心残りなどはありますか?
恵さん「披露宴が終わる時間が遅く、二次会の会場を羽田で用意できなかったのはちょっと困りましたね」
(※編集部注:2016現在では羽田空港内で遅めの時間でも対応する飲食店があります)
飛行さん「写真はプロに頼んだのですが、ビデオ撮影は費用節約のために弟に頼みました。式が終わってビデオを見たら、手ぶれがひどくて。一生懸命撮ってくれたのはわかるのですが、だったらカメラマン代を惜しまなければ良かったなと。数百万するオプションだったら話は別ですが、←十万円ちょっとだったらなんとかなったんじゃないかと後悔していますね。音にもこだわった式だったので、綺麗な動画を残したかったです」
HOW MUCH?
気になるお財布事情も聞いてみました。
・ご予算 350万円前後
・招待客数 60人弱
・予算的に削ったもの 動画カメラマン
・予算オーバーでもこだわったもの ドレス
恵さん「ドレスのオーバー分は自分の貯蓄から出しました。あと両親からの援助もありましたね」
飛行さん「彼女のご両親から100万円援助していただきました」
――これから式を迎える花嫁さんにアドバイスはありますか?
恵さん「前撮りは私服のほうがいいです!」
飛行さん「結婚式に来てくれる人達は、それぞれの知り合いではありますが、相手のことはよく知らない人がほとんどですよね。そんな人たちに、席に着いてから入場までの間、普段の二人を見てもらいました」
恵さん「普段着をカメラマンに撮ってもらうって一般人の私達には滅多にない機会なので、すごくいい記念になりました」
――最後に、「スカイウエディング羽田」での結婚式をご検討中の方に一言お願いできますか?
恵さん「私達が式を挙げた時は、羽田空港はまだウェディング事業が始まって間もない時期でした。だから、どちらも手探りな状態で。今、私達の時にはできなかったことができるようになっていたり、便利になっているのは羨ましいですね」
飛行さん「料理や演出など、結婚式場としての機能は整ってきたと感じますね。」
恵さん「プランナーさんが熱心だったのが印象に残っています。やりたいことがあれば、積極的に相談してみてほしいです」
インタビュアーから一言
現在結婚五年目。四匹の猫に囲まれて暮らすお二人は、もうすぐ新たな家族を迎えられるそう。相手のことを思いやりながらも、対話を欠かさないのがうまくいくコツだとか。自分だけでなく相手の希望も尊重しあいながら、よりよい式にしようとしていた気持ちが伝わってきました。特殊な会場を活かしたコンセプトの式も、お二人らしくて素敵ですね。式のあと何年経っても変わらぬ幸せを紡ぐお二人のレポートでした。
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
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