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誰が作る?何を食べる?共働き夫婦の夕飯事情

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    結婚して同居を始めて、周りからは「一番いい時期だね~」なんて言われる新婚時代。新しい生活にワクワクして、「奥さんになったんだから!」とあれもこれもと張り切っていたけれど、なぜか毎日疲れているのはなぜ?

    ひとり暮らしがふたり暮らしになると、単純に家事が倍になります。洗濯物が増えれば、干す時間、たたむ時間が倍に。お風呂もお手洗いも、今までの倍のスピードで汚れていきます。そんな家事の中で、一番ウエイトを占めるのはやはり「料理」ですよね。

    朝晩、ふたり分の献立を考えて、買い物をし、調理をする。ひとりだったらカップラーメンで済ませたり、外食やコンビニ弁当でラクだったなぁ……なんて方も多いのではないでしょうか。
    今回はそんな共働き夫婦の夕飯事情を考えてみましょう。

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    1、 夕飯作り、みんなどうしてる?

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    こちらはパナソニックが行った家事分担に対する調査結果です。

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    出典:30・40代の既婚男女2742人を対象にした夫婦の家事分担に関する調査(パナソニック)
    https://dime.jp/genre/461017/2/

    「夕食の用意、後片付け」を、負担と感じる家事として挙げている共働き妻が半数以上いるということは、皆さんやはり家で夕飯を作ることが多いようですね。そして、家事の中でも負担になっているようです。

    2、 「あたりまえの夕飯」は誰のもの?

    「夕飯とは?」と聞かれて、どのようなイメージがわくでしょうか?

    • 品数は多ければ多いほどよい。
    • 栄養バランスを考えて、彩りよく。
    • 家族揃って一緒に食べる。
    • すべて手作りするのが妻の務め。

    頭の中に、理想像、「こうあるべき夕飯の姿」が浮かびましたか?でもそれは本当に「あたりまえ」なのでしょうか?

    (1)あなたの家庭が求める夕飯は?

    夫婦それぞれ、育ってきた環境が違います。母親が専業主婦or兼業主婦、料理が好きor苦手、などいろいろな要素でその家庭ならではの食卓が出来上がっているでしょう。
    でもそれはちょっと横に置いておいて、いま改めて「あなたと旦那さんの夕飯風景」を、一度考えてみませんか?

    ①何時に食べる?

    「夕飯は寝る3時間前に済ませる」のが、胃腸の負担も軽くて太りにくい夕飯時間です。
    でも現実的には、残業や通勤時間が長いとなかなか難しいことも多いですよね。
    自分も旦那さまも残業なのに、疲れて帰ってきて、がんばって作って食べて片付けたらもう寝る時間…なんてことはないでしょうか。
    残業の時はそれぞれ仕事終わりに外食で済ませる、と決めてしまうのも一つの手です。

    ②どのくらい食べる?

    一日働いてお腹をすかせて帰ってきているので、ガッツリ、しっかり食べたい!お酒を飲むので、ちょこちょこつまめるものがいい!ダイエットしたいので、夜は軽めに…。
    「何をどのくらい食べたいのか」すら、びっくりするほど人によって違うものです。

    「本当はもっと簡単でいいのに、奥さんがせっかく作ってくれたから」という気遣いが、将来旦那さんをメタボにしたり、あなた自身を追い詰めることになってしまったら…?そんな恐ろしいすれ違いが生まれないよう、しっかり話をしておきましょう!

    ③できること、できないこと

    あなたが「きちんとバランスの良い品数の多い夕飯派」だとして、それをいま作るのは誰でしょうか?あなたの、旦那さんの料理スキルはどうでしょうか?

    女性にとってもキャリアは大切なもの。いま仕事に夢中で、料理に充分な時間を割けるほど余裕がない方も多いと思います。「料理ができないと女として恥ずかしい」と、どこかで恥ずかしさや後ろめたさを感じている方も少なくないでしょう。でも、古い価値観にとらわれて結婚生活に我慢や過剰な努力を持ち込むと、あとは苦痛が日々積み重なっていくだけです。

    あなたは、旦那さんは、どれくらいまでならできるのか、やりたいのか、それともやりたくないのか。現状と希望をはっきりと照らし合わせて、折り合いの付けられる方法を探りましょう。

    3、 実践!あなたを助けてくれるのはこの方法

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    では、具体的にどうしたらよいのでしょう?
    夕飯作りをラクにする方法を見ていきましょう。

    (1) とにかく時短!品数重視派の味方は「作り置き」

    最近は作り置きのための料理本も増えましたね。主に週末に副菜を仕込み、夜に料理するのはメインの肉や魚とお味噌汁のみ、あとは作り置きをした副菜を2~3種類並べるだけ
    野菜やひじき、高野豆腐などの栄養素の高い乾物などを上手に使えば、バランスの良い食卓の完成です。また、野菜を切ったり茹でたり、下ごしらえだけをすませて冷凍しておくと毎日の調理も手早くできます。
    作り置きのためのレシピサイトも、とても人気です。

    作り置き・常備菜レシピサイト『つくおき』
    https://cookien.com/

    ムリなく続けられる「週末まとめて作り置き」のコツや時短・簡単な作り置きおかず、人気 の常備菜レシピをご紹介。お弁当、冷凍保存、節約などの目的に合ったレシピがきっと 見つかります。

    ①作り置きが向いている人

    ・夜はしっかり食べたい
    ・元々料理が得意で、手際もいい
    ・煮物などの小鉢料理が好き
    ・毎日違う献立を考えるのが苦痛
    ・連続して同じ料理を食べるのは気にならない
    ・お弁当も作りたい

    ②作り置きが向かない人

    ・あまり料理が得意ではない、好きではない
    ・その日の気分で食べるものを決めたい
    ・食べなくてはいけないものがあるとプレッシャーに感じる
    ・週末を料理で潰したくない

    (2)これだけでいい「一汁一菜」

    料理研究家・土井善晴さんは、2016年に『一汁一菜でよいという提案』を出版されました。

    ごはんとみそ汁だけなんて言ったら、手抜きと思われるかもしれませんね。でも、一汁一菜は決して手抜きではありません。手抜きだと思うと後ろめたさを感じてしまいますが、そもそも和食の身上は素材を生かすこと。素材の持ち味を引き出すにはシンプルな料理がいちばんです。家庭料理は手をかけないことがおいしさにつながるのです。

    もちろん、野菜の泥を洗い、食べやすく切って、火を入れる。これは手間ではなく基本的な当たり前の調理。ここはていねいにする。でも、それ以上に手をかける必要がないのが一汁一菜です。

    引用:「一汁一菜でよいという提案」 土井善晴さんがたどりついた、毎日の料理をラクにする方法
    http://kokocara.pal-system.co.jp/2016/12/19/ichiju-issai-yoshiharu-doi/

    ごはんと、具だくさんのお味噌汁で一汁一菜。とてもシンプルで、肩の荷が軽くなる献立ですよね。料理研究家の方のお薦めだと心強く感じます。ボリュームのある料理は昼に食べれば栄養バランスもとれて健康にいいですね。ただ女性は貧血になりやすいので、必要な栄養がきちんととれているか考えたり、週に数回にするなど、身体の様子を見て調整しましょう

    ①一汁一菜が向いている人

    ・夕飯は簡単でよい
    ・品数にこだわらない
    ・漬物、お味噌汁が好き

    ②一汁一菜が向かない人

    ・味の濃いメインのおかずが欲しい
    ・おかずがないとごはんが進まない
    ・夜は豪華な食事がいい

    (3)メインはまかせた!買って帰る「中食」

    「中食」という言葉をご存知でしょうか?お惣菜やお弁当を買って、家で食べることです。
    家でするのは、ごはんを炊いたりお味噌汁を作ったり、お惣菜に添える野菜を刻んだりするくらいです。スーパーやデパ地下のお惣菜は美味しいものも多いので、準備や後始末に時間のかかる揚げ物などは買って済ませているご家庭も多いのではないでしょうか。
    作り置きと合わせれば、品数を用意するのもラクになりますね。

    ①中食が向いている人

    ・自分で作るのは大変な、手の込んだ料理も食べたい
    ・作ってから時間が経っていても気にならない
    ・仕事帰りに買い物するのが苦にならない

    ②中食が向かない人

    ・料理は出来立てを食べたい
    ・出来合いのものは味が濃いので苦手
    ・オーガニック、無添加にこだわりたい
    ・毎日帰りに買い物をしたくない

    (4) 買い物不要!家までお届けの「宅配サービス」

    食材の宅配というと、昔ながらの「素材を届けてくれるもの」と思っている方も多いのではないでしょうか。最近はかなり進化していて、メニューごとに使い切れる量と調味料、レシピもついてきます。自分ですると大変な「献立を立てる」「買い物」の手間が省けます。

    ①ヨシケイ

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    http://yoshikei-dvlp.co.jp/

    栄養士が考えた献立の食材が毎日届けられる宅配サービス。
    鍵付きの安心BOXで受け取れるので、帰宅が遅くなっても安心です。

    ②パルシステム

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    http://www.pal-system.coop/

    主菜+1品を作れる3日分の材料とレシピを届けてもらえます。
    国産・産直の野菜や化学調味料を使わない安心のこだわり食材です。

    ③Oisix(オイシックス)

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    https://www.oisix.com/

    20分で主菜+副菜2品が作れるキットを選べます。
    他ではない少し変わった食材があるのも魅力です。

    ①宅配サービスが向いている人

    ・料理はしたいが買い物の時間がない
    ・献立を考えるのが苦手
    ・これから料理に慣れて、レパートリーを増やしたい
    ・決まった金額で食費の管理をしたい

    ②宅配サービスが向かない人

    ・料理をする時間が充分取れない
    ・その日の気分で食べるものを選びたい
    ・料理は自分の勘で味付けしたい
    ・食材の好き嫌いが多い
    ・事前の注文、受け取りが面倒に感じる

    (5)自分の時間を優先したい!作らないと決めたら「外食」

    仕事で疲れているので料理は負担でしかない…それならば思い切って「平日は料理しない」と決めてしまってもいいでしょう。
    それぞれ職場からの帰り道で夕飯を取り、家ではふたりでゆっくり寛いだり、しっかりと眠る時間を確保できます。曜日を決めて、ふたりで待ち合わせて食事に行くのも独身時代のデート気分で楽しめそうですね。

    4、これからは家事のできる男性が新常識!料理は妻だけの仕事ではない

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    いま夫婦で家事の分担をしていますか?若い世代は料理をする男性も増えてきてはいますが、それでも女性の方が多く負担している家庭が多いかと思います。旦那さんの料理スキルが上がるといいことばかりです。

    何もできない人に教えると最初は手間もかかりますし、出来栄えに不満で「私がやった方が早い」「足でまといでしかない」と思うかもしれませんが、そこはぜひグッとこらえましょう。多少雑でも、少しずつでも、何もできないよりははるかにマシです。いまのうちから「家事はふたりのもの」という意識を芽生えさせれば、将来子育てにも積極的に参加してもらいやすくなります。

    もちろん、あなたも「共働きなんだからやって当然」ではなく「協力してもらえてうれしい。ありがとう!」とかわいい愛情表現をお忘れなく

    (1) 週末は一緒に料理教室へ通おう!

    子供の頃からしているお料理上手さんは、意外ときちんと習ったことはないですよね。旦那さんと一緒に料理教室へ通ってみると、きっと新たな発見があるはずです。

    男性の中には「俺は料理できないから」と開き直って手を出さない方も多くいるようですが、できないならできるようになってもらいましょう。家であなたが教えるとすぐ投げ出したりケンカになってしまうかもしれませんが、周りに人がいる中で一緒にプロの方に教わるときちんと覚えやすくなります。

    また、料理とは作るだけではなく、献立を考えるところから後始末まで、と決してあなたのしている家事が簡単なものではないことを理解してもらえることになるでしょう。ふたりで通えば共通の話題も増え、決まった時間内で美味しくお料理ができて食べて帰れ、将来のための自己投資と考えると、一石三鳥のとてもいい趣味になりますね。

    (2)夫婦は相棒?!一緒に夕飯を制覇しよう!

    同じくらいの時間に帰って来られるなら、一緒に夕飯作りをするのもいいですね。調理係と皿出し・調理中の洗い物係、ごはんとお味噌汁係とおかず係、食後は洗う係と拭く係、などゲーム感覚でタッグを組んでふたりで「今日の夕飯クリア!」を目指しましょう。ジャンケンやボーナスポイント制にしたり、疲れている時こそ軽いノリで楽しんでみてください。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。生きていく上で絶対に必要な「食」。食べたものが身体を作ります。今の気力・体力と、将来の身体、どちらも大切です。周りや古い常識に惑わされず、無理のないふたりにとってのベストな方法を築いてくださいね。

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