結婚式でよく目にするプロフィールムービーの演出。別名「生い立ちビデオ」とも称され、新郎新婦の生い立ちから馴れ初めまでをビデオに収めてゲストに自己紹介するのが目的です。
新郎新婦と日頃付き合いのないゲストが参列した場合も、プロフィールムービーを観ることでふたりの人柄を知ることができますし、ビデオを通じて結婚式に出席してくれたゲストに感謝の気持ちを伝えることができます。
今回は、そんな結婚式を盛り上げるために欠かせないプロフィールムービーのコメント作成のコツと参考にしたいプロフィールムービーをご紹介したいと思います。
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目次
1、結婚式のプロフィールムービーのコメント作成時に注意すべき点について
コメント作成時に注意しておきたいポイントについて、解説していきましょう。
(1)忌み言葉を避ける
忌み言葉とは結婚式などのおめでたい席に相応しくない不吉な意味を連想させる言葉のことを言います。
結婚式のようなお祝いの席では目上の方から職場関係の方まで様々なゲストが参列されるので特に気を付けておきたいポイント。
また、忌み言葉はプロフィールムービーのみならず、披露宴での新郎挨拶や会話でもうっかり使用しないように注意しましょう。
プロフィールムービーのテロップはゲストからの注目が集まるので、放映前に必ずチェックしましょう。
忌み言葉の代表例を以下にまとめてみましたので是非参考にしてください。
①別れを連想させる言葉
別れる・切れる・去る・終わる・離れる・割る・壊れる・冷める・捨てる・破る・飽きる・放す・枯れる・嫌い・薄い・帰る・離縁・離婚・疎遠・おしまい・浅い・裂ける
②反復を連想させる言葉
戻る・返る・繰り返し・再び・再度・再婚・二度・二回・再三・また・なお・次々・重ね重ね・何度も・皆々様・しばしば・わざわざ
③不幸を連想させる言葉
終わる・死ぬ・逝く・消える・滅ぶ・倒産・倒れる・亡くなる・枯れる・流れる・病気・病む・痛む・敗れる・負ける・忙しい・焦る・仏・葬式・ご生存中・相次ぐ・忌み・萎える・僧・悲しむ・褪せる・弱る・潰れる・とんでもない・最後
(2)句読点は入れない
句読点はプロフィールムービーのコメントでうっかりやってしまいがちなミスのひとつです。
お祝いの席ではすべてに共通して言えることですが、文章の中に句読点を入れると「終止符を打つ」「切れる」などを意味するため縁起のいいこととは捉えられません。これは結婚式の招待状も同様です。
日頃の癖でつい句読点を打ってしまいがちですが、これも忌み言葉同様に悪い意味を連想されてしまうためコメント作成時は句読点を入れないように注意しましょう。
(3)長文は避ける
ゲストに感謝の気持ちを伝えたいあまり、つい長文になってしまうのもNGです。
というのも、長文を写真の上に載せてしまうと、映っている人物がコメントに隠れて判別できなくなってしまいますし、後ろの席でムービーを観ているゲストは非常に読み辛いです。溢れ出る気持ちを長文のコメントにした結果、観づらいムービーになって理解不能なムービーになってしまっては台無し。
コメントは見やすく分かりやすい内容を心掛けるようにしましょう。1つの場面のコメントはだいたい1~3行まで。1行あたりの文字数は10~20字を目安に作成するようにしてください。
(4)写真の説明はしない
プロフィールムービーは多くの写真で構成されることが多いですが、1枚1枚の写真の状況だけを説明したコメントをつけてしまうのではなんの面白みもありません。
例えば小学校の入学式の写真に「入学式です」や、成人式の写真に「成人式です」など、誰が見ても分かることをわざわざテロップを使って説明したところでゲストの共感を得ることはできません。
プロフィールムービーとはただ時系列にふたりの生い立ちや馴れ初めを伝えるのではなく、写真や動画を通じて2人だけのストーリーやここにいるゲストしか知らない感動エピソードを伝えるのが目的。
例えば小学校に入学した時の写真だと以下のようなコメントが相応しいです。
・小学校に入学!親友の○○と運命的な出会いを果たす
・小学校入学と同時に泣き虫も卒業
・小学生になっても365日パパにくっついて遊んでいた私
このように、「いつ・どこで・誰と・なにを・どのように」といった情報をコメントに含ませることでストーリー性が増していきます。
「小学校に入学!」という状況を説明しただけのコメントと比べて、ゲストの想像を膨らませる内容となり、新郎新婦の人柄もコメントから垣間見えますよね。
(5)テロップのフォントに気を付ける
テロップ作成時に気を付けていただきたいのがフォント(書体)です。
コメントを載せる際には大きく見やすいフォントを選ぶようにして、さらにそのフォントを強調するために文字を囲む装飾(エッジ)も施すようにしましょう。
テレビ番組や映画の字幕などを思い出していただければ分かりやすいですが、必ずフォントは太字で文字にも囲みが入っています。
お洒落になるという理由から細めのフォントにされる方もいらっしゃいますが、結婚式にはご年配の方もたくさん参列される上にお酒を嗜まれる方もいらっしゃいます。
また会場内の照明の明るさに応じてテロップの見え方も変わってくるため、プロフィールムービーは見やすい大きくはっきりとした文字を選ぶように心掛けてください。
少し大きいかも……と感じるくらいの大きさで丁度いいですよ。
2、参考にしたい結婚式のプロフィールムービー7選!
ここではプロフィールムービーを自作する際にヒントとなる参考動画をご紹介します。
いいアイデアが思い浮かばない、コメントの作り方が分からないという方は参考動画をお手本にプロフィールムービーを作成されてはいかがでしょうか。
(1)トイストーリー
トイストーリーのムービーを冒頭で流し、その後写真のスライドショーで生い立ちを紹介するというパロディ形式のプロフィールムービー。
(2)ファミコン風プロフィールムービー
懐かしのBGMや映像と共に構成されたファミコン風ムービー。写真と背景とのバランスも絶妙です。
(3)ミュージックビデオ風
シンプルながらコメントからしっかりと伝えたい想いが伝わってくるムービーです。ミュージックビデオ風な作りもお洒落。
(4)ももクロ風ムービー
ももいろクローバーZのPVをパロディ風にアレンジした可愛いプロフィールムービー。BGMとの相性も抜群です。
(5)金曜ロードショー風ムービー
金曜ロードショーの冒頭をパロディ風にアレンジしたユニークなムービーです。
テロップとナレーションをうまく活用して金曜ロードショーの雰囲気をしっかりと演出しています。
(6)エヴァンゲリオン風ムービー
エヴァンゲリオンのオープニングムービーをパロディにしたユニークなアイデアです。
テロップ演出とカットの切り替え効果がエヴァンゲリオンらしさを醸し出していますね。
(7)プロフェッショナル~仕事の流儀~
NHKの人気番組「プロフェッショナル~仕事の流儀~」のパロディですが、非常に完成度が高いムービーとなっています。
テロップの入れ方、フォント、エッジ、すべてがプロさながらのクオリティーです。
プロフィールムービーのコメントで注意したいポイント まとめ
今回はプロフィールムービーのコメントテロップの作成についてフォーカスしましたがいかがでしたか?
コメントを作成する時は、状況の説明をするのではなく、ゲストが初めて知る驚きや感動を秘めたストーリー性をもたせることがポイントです。
今回ご紹介させていただいたコメントテロップを作成するコツがムービーを自作する際のご参考となれば幸いです。
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
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