
これをお読みの方の中には、初めての妊娠をご経験されている方や、妊娠を希望されている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、妊娠安定期についてと安定期の過ごし方についてご紹介していきます。ご参考になれば幸いです。
目次
妊娠初期のガイド(無料ダウンロード)

妊娠初期ガイドP3より
・妊娠初期に食べちゃダメなもの、食べていいものがわからない ・妊娠初期で気をつけた方がいいことは? ・妊娠初期に揃えておくべきことや、やっておくと良いことは?
そんなあなたのために、今すぐ使える、妊娠初期ガイドをご用意しました。あなたの楽しい妊娠生活のお役に立てましたら幸いです。
※体調の変化などについては自己判断せず、不安なことはすぐに主治医の先生に相談されることをおすすめします。
1、妊娠安定期とは
妊娠安定期とは、妊娠初期の頃のような体調不良やつわりの症状が落ち着き、安定した妊婦生活を送ることができる時期のことを指します。
安定期に入ると、妊娠初期よりも流産のリスクが大幅に低くなると言われていることから、妊婦さんも精神的に落ち着ける時期と言われています。
2、妊娠安定期はいつからいつまで?
妊娠の安定期とは、一般的に妊娠5ヶ月(妊娠16週)〜7ヶ月(妊娠27週6日)の時期のことを指します。
つわりは妊娠5週目から始まり、16週目程度まで続くと言われており、つわりの減少と共に胎盤が完成することでホルモンバランスが整い、心身ともに調子が整うのが安定期の特徴であると言われています。
3、妊娠安定期の過ごし方
妊娠安定期に入り、出産前の思い出として旅行に行ったりとアクティブに過ごす方も少なくありませんが、安定期とは、あくまでも赤ちゃんが子宮の中で過ごす環境が整い、安定する時期です。
妊娠初期に比べると流産のリスクは大幅に低くなりますが、切迫流産や切迫早産になる可能性もあるため、気をつける必要があります。
ここでは、妊娠安定期の過ごし方についてご紹介していきます。
(1)適度な運動を定期的に行う
家の近所をウォーキングしたり、マタニティスイミングやマタニティヨガなど、体重コントロールや出産に向けての体力、筋力づくりのためにも、適度な運動を行うのはおすすめです。
運動を行う場合には、無理せずご自身の体調と相談し、マタニティスイミングやマタニティヨガを行う場合には、事前に医師に相談をしておくと安心です。
(2)母親学級・両親学級への参加
産婦人科や地域、ベビー洋品店などの主催で開催されている母親学級・両親学級への参加もおすすめです。
参加者のプレママと出産前の情報共有を行うこともできますし、なかなか親になるイメージが持てない旦那さんも一緒に参加することで、出産に向けて気持ちの準備を整えるきっかけになるかもしれません。
(3)出産準備
妊娠後期になるとお腹が大きくなるため、動くのも一苦労になります。
妊娠安定期のうちに入院準備や赤ちゃんを迎える準備を整えておくのもおすすめです。
ベビー服は性別が分かるようになってからそろえる方が多いため、まずは性別を問わない肌着やオムツ、哺乳瓶やベビーベッドなどの身の回りの品を揃えておくと安心です。
(4)マタニティフォト
近年では、妊娠中の思い出としてマタニティフォトを撮られる妊婦さんが増えてきています。
人生で何度も経験することのない妊娠という経験と、お腹の中にいる赤ちゃんとの軌跡と思い出として残しておくのもおすすめです。
(5)寄付金などの手続きを行う
出産の寄付金や会社に所属していて産休を取られている方は産休の手続きなど、申請をするにあたって後は提出するのみで済むように、申請の準備を整えておきましょう。
役所や会社からもらう書類は取り寄せるのに時間がかかる場合もあります。なるべく早めに手続きを行うようにしておくと安心です。
(6)気の合う友人と息抜き
出産後の1ヶ月間は赤ちゃんに免疫がなく、外に出てはいけなかったりと出産前のようになかなか友達に会いづらくなります。
そのため、安定期の動きやすい時期に気の合う友達と思う存分会っておくようにしましょう。
(7)旅行
体調に問題がない方、または体調がいい日には安定期のうちに旅行に行くのもおすすめです。
少しでも心配な方は、事前に医師に相談しておくと安心です。
また、旅行に行く際には、必ず母子手帳を持参することと、滞在先の病院を調べておくようにしましょう。
(8)戌の日のお祝い
「戌(いぬ)の日のお祝い」とは、「妊娠5ヶ月目の戌の日に安産祈願をする」という日本で行われている習慣のことです。
戌の日は、暦の上で12日に1回巡ってくると考えられており、神社やお寺で安産祈願をしてもらう行事です。
4、妊娠安定期に気をつけたいこと
ここでは、妊娠安定期に気をつけたいことについてご紹介していきます。
(1)食べすぎ
安定期に入る頃にはつわりも落ちつくことから、食欲が旺盛になる傾向になる妊婦さんも多いようです。
しかしながら、食べ過ぎてしまうと体重管理が難しくなってしまうため、間食はなるべく避け、間食をしたい場合にはスナックお菓子ではなく、ナッツやスティック野菜にするなど、工夫をするようにしましょう。
(2)むくみ
妊娠中は、赤ちゃんに優先的に栄養素や血液が送られることから、身体がむくみやすくなります。
むくみの原因は冷えや運動不足などありますが、むくみがひどい場合には妊娠高血圧症候群の恐れもあり、悪化すると母子ともに命の危険がある場合もあるため、急激な体重増加やむくみには注意が必要です。
あまりにむくみが激しい場合には、医師に相談するようにしましょう。
(3)腰痛
妊娠後期になるにつれて、お腹がおおきくなり重心が前方に行き体重を支えなければいけなくなることが原因で、腰痛に悩まされる妊婦さんも多くいらっしゃいます。
無理のない程度に体を動かし、腰回りまたは背中の筋肉をしっかりと鍛えておくことで、腰痛の予防をすることができます。
また、寝る体制がいつも同じ方向の方は、寝る姿勢を変えるなどして気にしてみましょう。
(4)便秘
赤ちゃんの成長に伴って、子宮が大きくなることで胃腸が圧迫されるため、妊婦さんは便秘になりやすくなるそうです。
しっかりと水分補給をし、適度な運動をすることで便秘を解消することができます。
(5)転倒
お腹が大きくなってくると、足元が見えにくくなってきます。段差につまづいて転んでしまう恐れもあるため、ヒールや高さのある靴は避け、なるべくふらっとシューズやスニーカーなどの着用をおすすめします。
まとめ
今回は、妊娠安定期についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
今回の記事が、妊娠安定期について理解を深めるためのご参考になれば幸いです。
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