
結婚情報誌やインターネットの結婚情報メディアを見ると多くの結婚式場が掲載されています。
その中でブライダルフェアに通って式場の候補を選ぶことは簡単ではないでしょう。さらにその中で実際に式を挙げる式場を一つとなるとさらに難しいのではないでしょうか。
結婚式の会場の選び方のポイントをおさえることで、後悔しない式場選びが可能です。今回は、結婚式の会場のタイプや選び方をご紹介していきます。ご参考になれば幸いです。
目次
1、結婚式の会場のタイプは?
結婚式の会場選びをスタートさせる前に、まずは結婚式の会場タイプについて知っておきましょう。大きく分けて下記の4つのタイプがあります。それぞれのメリットとデメリットとともに紹介します。
(1)結婚式専門式場
専門式場とは、結婚式を行うことのみを目的として作られた施設のことです。
チャペルや神殿、控え室や写真館など結婚式を行う際に必要な施設が整えられていることや結婚式に関する専門スタッフが揃っていることが特徴です。
施設によっては一つの施設の中にいくつもの会場が用意されており、結婚式のスタイルや規模に合わせた結婚式を行うことができるようになっています。
- チャペル、披露宴会場の種類が豊富
- 付帯施設が充実している
- スタッフの結婚式の知識が豊富
- 持ち込みは基本NGであることが多い
- 同日に他の新郎新婦も式を挙げている
(2)ホテル

ckchiu / Shutterstock.com
本来は宿泊を目的として建てられた施設ですが、挙式や披露宴も行うことができる会場です。
ホテルによってテーマやコンセプトは異なりますが、ホテルだからこそのゆったりとした空間や洗練されたホスピタリティ、高層階から望むことのできる景色が特徴です。
- 好アクセスであることが多い
- 宿泊付きで遠方ゲストへのおもてなしが◎
- ラグジュアリー感を演出できる
- 結婚式以外の一般のお客様もいる
- 自由度が低く制限が多い
(3)レストラン
本来はレストランとして営業することが目的ですが、ウェディングパーティーなども対応してくれるレストランです。近年ではレストランで結婚式を挙げるカップルも増えてきています。
レストランウェディングの魅力はなんといっても料理が美味しく、貸し切りなども可能なため比較的自由度が高く、費用も比較的リーズナブルなことが特徴です。
- お料理が最上級
- かた苦しくないアットホームな結婚式ができる
- 自由度が高い
- 付帯設備が整っていないことが多い
- チャペルが簡易的な場合がある
(4)ゲストハウス
ヨーロッパのような邸宅やコテージなどの一軒家を貸し切って結婚式や披露宴を行うタイプの会場です。
新郎新婦お二人の自宅であるような空間でのウェディングパーティーを行うことができるため、かなり自由度が高く、アットホームな雰囲気を演出することが特徴です。
- 会場自体がすでにおしゃれ/装飾のクオリティも高い
- 自由度が高い
- 貸切できゆったり過ごせる
- キャパシティに制限があることが多い
- アクセスが不便な場合がある
2、結婚式の会場の選び方のポイントは?
ではいよいよ、結婚式の会場の選び方のポイントについて説明していきます。
(1)コンセプト
初めての結婚式だと思われるのでなかなか難しいと思われますが、どのようなコンセプトの元に結婚式を行いたいかをお二人で話し合っておくとよいでしょう。
結婚式において重要視するポイントをお互いにすりあわせておくことで、会場選びをしやすくなります。また、ブライダルフェアに行った際にも希望するコンセプトを伝えて対応可能か確認するとよいでしょう。
もちろんコンセプトを決めておく必要はなく、ブライダルフェアに参加した式場のスタッフさんやウェディングプランナーさんと相談して決めてもよいでしょう。なお、結婚式のコンセプトを決めるにあたっては「結婚式をしたくなるオリジナルウェディング動画13+1選」をご参照下さい。
(2)会場タイプ
「1、結婚式の会場のタイプは?」を参考に、どのタイプの会場で結婚式を行いたいかを話し合っておきましょう。それぞれのタイプのイメージが湧きづらければ、ブライダルフェアで見学してみるのもおすすめです。
(3)挙式スタイル
どのような挙式スタイルで結婚式を行いたいかを話し合っておきましょう。挙式スタイルには、
- チャペルで行うキリスト教式
- 日本の伝統ステイルである神殿で行う神前式
- 宗教や形式にとらわれない人前式
など様々なスタイルがあります。新郎新婦のお二人でどのような挙式スタイルで結婚式を行いたいかを事前に話し合っておくといいでしょう。
挙式スタイルの詳細は「どう選べばいい?知っておくと便利な結婚式の種類&挙式スタイル」にて詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
(4)披露宴のスタイル
挙式後の披露宴をどのようなスタイルで行いたいかを話し合っておきましょう。
ホテルやレストランの個室などを貸し切って行う披露宴のスタイルか、もしくはカジュアルな雰囲気の立食パーティーがいいかなどを決めておくことで会場を選びやすくなります。
(5)ゲストの人数
ゲストの人数をなるべく把握しておきましょう。会場ごとに収容可能人数が決まっているので、ゲストの数で会場の規模を選びやすくなります。
(6)時期・日取り
時期や日取りを大まかにでもいいので決めておきましょう。人気の結婚式の会場は1年先まで予約で埋まっていたりするので、日取りを決めることで会場を絞ることができます。
(7)場所
東京、愛知など都道府県単位でいいので、結婚式を挙げる場所について話し合っておきましょう。会場の候補を絞ることができます。
(8)予算
結婚式にかけられる予算について話し合っておきましょう。予算内での結婚式規模のイメージがしやすくなります。
(9)演出
結婚式でやってみたい演出方法があれば事前に話し合っておきましょう。ブライダルフェアに行った際にも希望する演出を伝えて対応可能か確認することで結婚式場を絞り込むことができます。
(10)口コミサイトの口コミランキング
「ウェディングパーク」などの口コミサイトでは口コミランキングが掲載されています。このランキングを参考にして結婚式場を選ぶのもよいでしょう。
さらに候補の会場を比較、検討する際の詳しいチェックポイントについては「後悔しないために!失敗しない結婚式場の選び方のポイント」をご参照下さい。
3、結婚式の会場を選ぶまでの手順とは?
最後に、結婚式会場を選ぶまでの手順をご紹介していきます。
- 挙げたい結婚式の希望条件を整理する(本記事「2、結婚式の会場の選び方のポイントは?」をご参照下さい)
- 結婚式場を探す
- 気に入った式場のブライダルフェアに行く
- ブライダルフェアでのチェックポイントをおさえる
- ブライダルフェアに複数行った中から式場を選ぶ(決める)
結婚式場の探し方について詳しくは「結婚式準備中の参考に!後悔しない結婚式場の探し方のポイント」を、選び方について詳しくは「後悔しないために!失敗しない結婚式場の選び方のポイント」をご参照下さい。
まとめ
今回は結婚式の会場の選び方についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
結婚式の会場はお二人にとって記念すべき日を過ごすための重要な場所でだからこそ、妥協なく決めたいものです。今回の内容が新郎新婦お二人の記念すべき日を後悔ないものとするための参考になれば幸いです。

「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、結婚式場勤務、結婚式のプロデュース会社、フォトウェディングスタジオ立ち上げ経験があるブライダル業界を代表するメンバーや元局アナ・現役婚礼司会者(婚礼司会数300件以上・結婚式関連取材100件以上)が取材・運営を担当しています。皆様に最高に幸せな結婚をして頂くべく信憑性のある情報提供を目指しています。サイト運営者情報はこちら。
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