結婚式の招待状には、挨拶文や結婚式の日時を記載した本状、会場までの地図、返信はがきを同封しますが、その他にも一部のゲストには「付箋」と呼ばれるメッセージカードを同封することがあります。
そこで今回は、この付箋とはどういったシチュエーションで誰に送るのかについて詳しくご紹介します。
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目次
1、付箋とは?
結婚式の招待状に同封するものといえば、招待状の本状、返信用のはがきがありますが、その他にも「付箋」と呼ばれるメッセージカードのような紙があります。
これは、ゲスト全員の招待状に同封するものではなく、スピーチや余興を正式に依頼する書面として、一部のゲストの招待状にのみ同封します。
ただし、招待状の本状に記載するだけではわかりづらい内容(会場までの地図や挙式参列へのお願いなど)をわかりやすく示すための補助的な役割として使う場合もあり、ゲスト全員に付箋を同封している場合もあります。
2、シチュエーション別!招待状に添える付箋のメッセージ例まとめ
ゲストへの依頼内容別に付箋にどのようなメッセージを添えれば良いのかをシチュエーション別にご紹介します。
(1)挙式参列へのお願い
メッセージ例
“誠に恐れ入りますが 挙式にもご列席賜りたく 当日は○時○分までに
お越しくださいますようお願い申し上げます”
(2)会場地図のご案内
会場の地図、アクセスを記載した付箋は、ホテルや式場側が準備してくれることも多いので、付箋の準備は必要ない場合が多いですが、レストランや古民家など普段は結婚式を行わない場所で披露宴を行う場合は、自分たちで準備しましょう。
(3)送迎バスのご案内
こちらも、ホテルや専門式場のウェディングの場合や駅からのアクセスが悪い場合、無料のシャトルバスや結婚式参列者向けの送迎バスを出してくれることがありますので付箋を同封します。
(4)受付のお願い
メッセージ例
“誠に恐れ入りますが 当日は受付をお願い致したく○時○分までに
お越しくださいますようお願い申し上げます”
(5)スピーチのお願い
出典 http://wedding-concourse.onemovie.jp
メッセージ例
“誠に恐れ入りますが 当日披露宴でのご祝辞をお願い致したく存じますので
何卒よろしくお願い申し上げます”
(6)乾杯の挨拶のお願い
メッセージ例
“誠に恐れ入りますが 当日 乾杯のご発声を賜りたく存じますので
何卒よろしくお願い申し上げます”
(7)余興のお願い
メッセージ例
“誠に恐れ入りますが 当日○○○で披露宴を盛り上げていただきたく
よろしくお願い申し上げます”
(8)写真撮影参加のお願い
メッセージ例
“誠に恐れ入りますが 当日は写真撮影がございますので○時○分までに
お越しくださいますよう お願い申し上げます”
(9)宿泊などのご案内
①宿泊のご案内
メッセージ例
“宿泊場所をご用意させていただいております
当日 チェックインの際は お名前をいただくのみで結構ですので
ぜひご利用くださいませ
ホテル名 ○○
電話番号 ○○
チェックイン ○時より
何か不明な点がございましたらご連絡くださいませ”
②ご祝儀辞退の場合
宿泊は伴わないけれども、遠方からお越しで交通費の負担が大きいゲストには、ご祝儀を辞退する旨を付箋で伝えるのがおすすめです。
メッセージ例
“誠に恐れ入りますが 遠方よりお越しいただきますので
ご祝儀などのお心遣いはなさいませんようお願い申し上げます”
出典 http://blogs.the-wedding.jp
(10)親族紹介参加のお願い
メッセージ例
“誠に恐れ入りますが 当日は親族紹介を予定させていただいておりますので
何時何分までお集まりになるようお願い申し上げます”
3、付箋の手書きがNGとされる理由
招待状の本状、会場までの地図や返信はがきは、ゲスト全員に送るものなので印刷をするのが基本ですが、一部のゲストに送る付箋については手書きでもいいのではないかという意見もあります。
しかし、招待状のマナーとしては、手書きはNGと言うのが一般的です。その理由は、「印刷に間に合わず、慌てて付け足したのではないか」、「誰かに断られたから自分に依頼されたのではないか」など、相手を不快にさせてしまう恐れがあるからです。
「手書きの方が、温かみがある」というのは、年賀状や普段の手紙のやり取りに限ると考え、正式な招待状の場合には、印刷されたものを使用するのが良いでしょう。
また最近は、式場のブライダルサロンや生活雑貨店にシチュエーション別にメッセージが印刷されている付箋も販売されているので、時間に余裕のない方は、市販のものを利用するのもおすすめです。
4、招待状に付箋を同封する時のマナー
招待状に同封する付箋は、本状とは別の依頼状でもあるため、ゲストが一目で付箋の存在に気づけるように、紙のサイズや色を変える、招待状の本状に挟むなどの工夫をするようにしましょう。
また、突然スピーチや会場の受付を依頼されるとゲストもびっくりしてしまうので、あらかじめ電話で依頼を打診し、OKが出てから改めて付箋を同封して正式に依頼をするという流れにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。今回は、結婚式の招待状に同封する付箋について、メッセージの書き方や同封する際のマナーをご紹介しました。
事前に口頭で受付や余興などを依頼しているのだから、わざわざ付箋をつけなくても良いだろうと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ゲストがうっかり忘れてしまうということも考えられますし、口頭だけではなく、改めて書面でお願いするのが丁寧です。一度きりの結婚式ですから、お二人の新たな門出を祝福してくださるゲストに失礼のないようにしたいですね。今回の記事がお二人の結婚式のご参考になれば幸いです。
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
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