これをお読みの方には、結婚式に参加する際にどのような衣装にしようか迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結婚式では主役となる新郎新婦はもちろんのこと、出席するゲストも洋服に気を配り、失礼のないよう努めなければなりません。結婚式という晴れ舞台で失礼のないよう、衣装に関するマナーをしっかりと認識して当日に備えましょう。
今回は、結婚式の衣装に関するマナーを紹介していきます。ご参考になれば幸いです。
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目次
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1、新婦衣装の種類
新婦の衣装は挙式スタイルに合わせて以下3つのジャンルの中から選ばれることが一般的となっています。
- 白のウェディングドレス
- カラードレス
- 和装
新婦衣装の中で最も人気が高いのは純白のウェディングドレスですが、最近ではチャペルウェディングで和装をしたりお色直しを省略したりといったアレンジも取り入れられており、形式通りの衣装を必ずしも着なければならないというわけではありません。
ドレスひとつをとっても様々なシルエットやデザインがあるため、衣装選びを始める前に、まずは着てみたい衣装のイメージを固めていくことから始めましょう。
2、新郎衣装の種類
新郎衣装というと日本ではタキシードのイメージが定着していますが、実はタキシードを含め4種類の衣装があるのをご存知でしょうか?
新郎衣装は新婦のドレスとは異なり、時間帯によって身につける衣装にはルールがあります。
しかし日本では厳格にドレスコードが定められていないため、結婚式では基本的に挙式会場や新婦の衣装に合わせてコーディネートすることが一般的となっています。
それでは新郎衣装の4つのスタイルについてご紹介していきましょう。
(1)モーニングコート
出典 http://atelierluce.blog77.fc2.com
日本ではお父様が着用されることの多いモーニングコート。重厚感漂う教会式との相性がいいため、しっかり正装したい新郎におすすめの衣装です。
昼間に着用する衣装の中では最も格式高いとされています。
(2)テールコート(燕尾服)
出典 https://mitsukoshi.mistore.jp
テールコートは夜の結婚式やパーティーなどに相応しいとされる正礼装です。テールコートを着用する際はVラインとアクセサリーをすべて白で統一するという決まりがあります。
(3)タキシード
出典 http://w.watabe-wedding.co.jp
厳格なドレスコードに囚われず気軽にアレンジを楽しめるタキシードは一着用意しておけば結婚式以外にもお呼ばれやパーティーなど、幅広い場所に重宝できるので非常に便利です。
(4)フロックコート
膝まであるロング丈が特徴のフロックコートはクラシックな結婚式との相性が抜群。トレーンの長いドレスにも引けを取らないので新婦とのバランスをうまく保てる衣装となっています。
3、結婚式の服装マナー~洋装編~
続いて結婚式にゲストとして招待された時の服装マナーについてご紹介していきましょう。
お呼ばれされた時、最初に悩むことは「どんな服を着ていけばよいのか」ということだと思います。
あまりにもカジュアルすぎる服装は控えたいものですが、逆に派手すぎる衣装もほかの参列者に悪い印象を与えてしまう可能性があるので避けたいところです。
お呼ばれ衣装のマナーから逸脱することなく、かつフォーマルなコーディネートを選ぶことが失敗しないお呼ばれ衣装のポイントとなります。
(1)女性のお呼ばれ衣装のマナー
女性のお呼ばれ衣装の場合はワンピース、パーティードレス、フォーマルスーツの3つの中から選ぶことが一般的です。
服装の格式にこだわることも大切ですが、一番重要なのは結婚式のスタイルや会場の雰囲気に合った衣装を選ぶということ。
どれだけ格式高い正装をしても会場に合わなければ浮いてしまいます。
また招待状に「平服」と記載されている場合は普段着としても使用できるようなカジュアルなワンピースにアクセサリーを身につけて行っても問題ありません。
とはいえ、上記3つの衣装の中であれば何を着てもいいというわけではありません。
例えば、昼間や暑い時期に行われる結婚式の場合だと温度変化を考えて少し露出度が高めのドレスを選ばれることもあるかもしれませんが、胸元が開いたデザインや細いストラップだけのドレスは結婚式には不向きとされています。
また、花嫁の象徴である純白を花嫁以外の人物が着ることはタブーなので、白いドレスを着用していかないように注意しましょう。
このほか、素足をドレスの裾から見せるのも結婚式ではNGとなっています。足が露出する場合はストッキングを着用し、靴は足のつま先やかかと部分がしっかりと隠れるデザインを選びましょう。
(2)男性のお呼ばれ衣装のマナー
男性だけに限らず女性にも言えることですが、当日の衣装は主役である新郎新婦よりも控えめなものを選ぶことが鉄則です。
男性の場合はブラックスーツを中心にグレー、紺、ダークスーツなどの準礼装から式場の雰囲気に合わせて衣装選びをしていくことが基本となります。
スーツと聞くとビジネススーツやカラータキシードを想像される方もいらっしゃるかと思いますが、結婚式の場においてこれらの服装は相応しくないことを予め理解しておきましょう。
また、カジュアルが許される結婚式においてもジャケット着用は必須となり、ジーンズ・ジャージなどは言うまでもなくNGです。
シャツは定番の白に無地を選ぶのが無難ですが、ネクタイに黒を選ぶのは避けるようにしましょう。
黒はどうしても喪服のイメージが根付いているため縁起が悪いと捉えられる可能性があります。
そのため、ネクタイはシルバー・白・白銀ストライプ・蝶ネクタイなどを合わせるようにしましょう。
4、結婚式の服装マナー~和装編~
出典 http://cindrellastories.blogspot.jp
和装による結婚式がじわじわブームとなりつつある昨今では和装の結婚式にお呼ばれする機会もあるかもしれません。
和装を経験したことがなければ和婚の招待に「どんな衣装を着ていけばいいの?」と動揺するのも無理はないかと思います。
こんな時でも慌てることなく準備ができるよう、着物のマナーについても認識しておきましょう。
(1)ゲストの場合
和装される方が既婚者の場合は訪問着(付下げ)を着用、未婚者の場合は振袖を着用することがマナーとなっています。
しかし未婚者でも30代であれば訪問着でも問題はありません。
和装の場合は全体的に落ち着いた印象になってしまうことが多いため、帯や小物類で華やかさを演出して結婚式の装いとして相応しいコーディネートを心掛けるといいでしょう。
(2)親族の場合
既婚者の方は黒留袖を着用し、未婚者の方は振袖、色留袖、訪問着などを着用します。
未婚者の正装として最も相応しいのは振袖ですが、年齢的な部分も考慮して振袖には抵抗があるという場合は色留袖や訪問着を着ても失礼にはあたりません。
5、結婚式の服装マナー~親族編~
親族は新郎新婦との関係性が最も近い位置にあるため、基本的にカジュアルな装いで参列することはタブーとされています。
親族は主役である新郎新婦よりも控えめにしつつも格式高い服装を選ぶことが求められるため、ほかのゲストと比べて抑えておくべきマナーが多いということを心得ておきましょう。
(1)父親
父親は親族の代表に位置する存在ということから最も格式高い装いで参列することが求められます。しかし、これは如何なる場合でも適応されるというわけではなく、新郎新婦の衣装の格に合わせて礼装か準礼装かを選ぶことが前提となります。仮に新郎新婦よりも格の高い衣装を選んでしまうと主役よりも目立ってしまいますのでこれは避けるようにしましょう。
礼装、準礼装ともに和装と洋装の2種類がありますが、父親の場合は特にスタイルにこだわる必要はありませんので両家の衣装に合わせて選ばれるといいでしょう。
(2)母親
母親の場合も父親同様に新郎新婦の衣装の格に合わせた装いをすることが求められます。
和装洋装どちらを選ばれても問題はありませんが、両家の衣装スタイルを合わせた方が見栄えがよいので、できれば統一していただくことをおすすめします。
(3)兄弟
兄弟の場合は新郎新婦や両親よりも控えめにした衣装選びをすることが基本となります。
兄弟は正礼装だけにこだわる必要はなく、準礼装から略式礼装まで幅広く選ぶことが可能ですが、和装よりも洋装を着用することが一般的となっています。
(4)姉妹
姉妹の場合も兄弟同様に新郎新婦、両親よりも控えめにした衣装を選ぶ必要があります。
和装洋装どちらのスタイルでも問題ありませんが既婚者の多くは黒留袖を選ばれます。
6、場合によってはOKなお呼ばれドレス
お呼ばれドレスにはいろんな種類が展開されていますが、そもそもこのスタイルはOKなのか?それともNGなのか?非常に曖昧な衣装も中にはあると思います。
そんな時でも迷うことなくOKとNGの判断ができる基準について以下にまとめていきたいと思います。
(1)パンツスタイル
出典 http://store.shopping.yahoo.co.jp
結婚式に着用していく衣装はワンピースやパーティードレスのようなスカートタイプが一般的とされていますが、パンツスタイルが決してNGというわけではありません。
最近ではお呼ばれ用のパンツドレスのレパートリーも豊富になってきているので、結婚式の場に相応しいドレッシーなパンツスタイルを選ぶようにすれば特に問題もないでしょう。
(2)黒いドレスや小物
黒いドレスは結婚式が終わってからもアレンジ次第で着回しができるため、あえて黒いドレスを選ばれる方もいらっしゃるかと思います。しかし黒は喪服というイメージが強いことからお祝いの席には適さないとされています。
失礼にあたらないように黒いドレスや小物類の着用は避けましょう。
(3)バイカラー
ドレスのバイカラーはウエスト部分を境に2色にはっきりと色分けされていることが多いですが、これは「別れる」「切れる」という意味にも繋がることからお祝い事では縁起の悪いことだと捉えられています。
比較的カジュアルな結婚式だとバイカラーのドレスを着用してもOKとされることが多いですが、やはりマナーを重視するのであれば避けるようにした方が無難だといえるでしょう。
(4)ミニ丈
パーティードレスの中にはミニ丈のデザインも多く含まれていますが、フォーマル衣装において露出度の高いドレスを着用することは原則NGとされています。
例え足元だけであったとしてもあまりにスカート丈が短すぎる衣装は浮いて見えてしまうもの。
結婚式の雰囲気に相応しく、また上品な装いをすることを心掛けましょう。
(5)新婦のカラードレスと同じ色のドレス
白は花嫁の色ということからゲストが着用することはNGとなっていますが、ではカラードレスの場合はどうでしょうか?
この場合は絶対にかぶってはならない、という決まりがあるわけではありませんが、やはり当日の主役は新郎新婦ですからできることなら新婦のカラードレスとはかぶらない衣装を選んだ方がいいという暗黙の了解があります。
もちろん必須条件ではないので必ずそれに従う必要性はありませんが、不安なようであれば事前に新婦のカラードレスの色を聞いておくといいでしょう。
7、お呼ばれに最適なパーティードレスの参考画像10選
結婚式のお呼ばれにはどんな衣装を着ていけばいいのかイメージが浮かばないという方に向けて、結婚式に最適なコーディネートを参考画像と共にご紹介していきます。
(1)上品なホワイト無地のパーティードレス
(2)細見ラインをさりげなく表現したデザイン
(3)ロマンチックで可愛いシルエットが特徴的
(4)上品な大人の女性を演出してくれる一着
(5)30~40代女性におすすめのデザイン
(6)着回し自由自在!2次会や普段着としても着用できるカジュアルドレス
(7)パンツドレスをお求めの方におすすめしたいデザイン
(8)ふんわり広がるAラインのシルエットが女性らしい可憐さを引き立たせてくれます
(9)小物ひとつでフォーマルに大変身
(10)優雅で上品なシルエットを演出できます
まとめ
いかがでしたか?
結婚式の服装に関するマナーは新郎新婦、ゲスト、親族のそれぞれの立場によって異なってきます。
時代と共に結婚式のあり方も変化してきているとはいえ、やはり最低限のマナーを心得てほかの参列者に失礼のないよう振る舞いたいものですね。
今回ご紹介させていただいたマナーを参考に、当日は素晴らしい結婚式を迎えていただければと思います。
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
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