
結婚式場を探していると色々なキャッチコピーを目にしますが、言葉の意味や違いがわかりにくいことも多いですよね。実は、結婚式には、宗教、会場、演出、規模などによって細かく種類分けされるので、それを組み合わせて挙式と披露宴を行う必要があります。
そこで今回は、結婚式場を決める前に知っておきたい結婚式の種類や披露宴スタイルの分類についてご紹介します。
目次
1、挙式の種類
挙式の種類は、宗教を取り入れるか無宗教にするかで、大きく2つに分けられます。宗教を取り入れ、神仏の前で厳粛に結婚の誓いをする場合は、神前式、仏前式、キリスト教式がオススメですが、特に宗教にこだわりがなく、列席したゲストにお二人の結婚を認めてもらうというスタイルなら人前式がオススメです。
(1)神社で行う場合→神前式
出典 Attila JANDI
神前式は神の前に誓いをたてる日本古来の挙式スタイル。その起源は室町時代と言われています。現在では、神社だけではなく結婚式場やホテル併設の館内神前などでも挙式が可能です。
伝統を重視して日本らしく挙式を行いたい方へお勧めの挙式スタイルです。
(2)お寺で行う場合→仏前式
出典 http://etowa.info/gallery.html
仏前式は仏様の前で執り行われる挙式スタイル。神前式同様、日本古来の挙式スタイルです。仏教徒をのぞきあまり馴染みのない方が多いようですが、親族に僧侶・仏教関係者がいるとこの挙式となる場合があります。最近では人気の歌舞伎役者がこの挙式スタイルで式を執り行うなどその厳かな形式に注目を浴びることもありました。
(3)教会で行う場合→キリスト教式
結婚式といえば、この「キリスト教式」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。教会でキリスト教のしきたりに則り、神に結婚を誓うのがこの挙式スタイルですが、実はカトリックとプロテスタントという宗派によってルールややり方が異なります。
新郎新婦いずれかがカトリック教徒であると、カトリックの挙式をすることが可能で、この場合、日頃から通っている教会で挙式を執り行うことが多いようです。
一方、プロテスタントはその宗派の特徴からキリスト教徒でなくても結婚式を挙げることができます。なので、日本でよく見るキリスト教式のスタイルはこちらであることがほとんど。ホテルやウエディング専門式場に併設したチャペルに牧師さんをお呼びして、挙式するスタイルが最も一般的です。
(4)神仏に結婚を誓うのではなく、親族や友人の前で行う場合→人前式
宗教にとらわれることなく挙式を行うのがこのスタイル。あまり宗教に馴染みのない日本人にとっては最もしっくりくるスタイルでしょう。これまでの挙式スタイルが「神」や「仏」に向かって誓い合うのに対し、人前式では、「ゲスト」とおふたりが向かい合うのが特徴です。
2、結婚式場の種類
結婚式を行う場所、つまり結婚式場の種類も細かく分かれています。
- 神社や教会
- ホテル
- ウェディング専門式場
- レストラン
- ゲストハウス
神社やお寺、教会を選ぶ場合、挙式は神前式、仏前式、キリスト教式となります。ホテルやウェディング専門式場、ゲストハウスは、人前式が主流ですが、チャペルや神殿も併設されている会場が多いので、キリスト教式や神前式も可能です。レストランはカジュアルな挙式スタイルになるので、人前式となることが多いでしょう。
結婚式場のタイプ別メリット・デメリットは「選び方は?結婚式場の種類について知っておきたい3つのポイント」にて詳しく紹介しています。ぜひこちらも参考にされてください。
3、結婚式のテーマや規模によって分けた場合
結婚式のコンセプト、テーマ、ゲストの人数など規模によっても挙式スタイルが異なるため、分類されています。
- アットホームウェディング
- カジュアルウェディング
- 少人数ウェディング
- 船上ウェディング
- ガーデンウェディング
- リゾートウェディング
- 海外ウェディング
アットホーム、カジュアル、少人数などの言葉は、似ているように感じますが、人によって捉え方は違います。式場探しの際には、お二人のイメージする結婚式と式場のプラン、費用、会場の内装などがマッチしているかどうか、よくリサーチしましょう。
4、どう組み合わせるのか検討しよう!
結婚式は、挙式スタイル、会場のコンセプト、規模、場所などで細かく分類されているので、どう組み合わせるかが大切です。
式場側も色々なプランを設定しており選択肢も豊富になっています。新郎新婦のイメージする組み合わせ次第でアレンジも可能ですので、まずはお二人のイメージする結婚式を文字に書き出して視覚化することから始めてみるのがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか。今回は、結婚式の種類についてご紹介しました。結婚式をすることは決まったものの、どこから手をつけたらいいのかわからないという新郎新婦は、今回ご紹介した結婚式の種類から希望するものを一つずつ書き出してみると、どんなスタイルの結婚式が良いのかがわかってくるのではないでしょうか。
新郎新婦お二人の理想の結婚式を実現するために、今回の記事がご参考になれば幸いです。

「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、結婚式場勤務、結婚式のプロデュース会社、フォトウェディングスタジオ立ち上げ経験があるブライダル業界を代表するメンバーや元局アナ・現役婚礼司会者(婚礼司会数300件以上・結婚式関連取材100件以上)が取材・運営を担当しています。皆様に最高に幸せな結婚をして頂くべく信憑性のある情報提供を目指しています。サイト運営者情報はこちら。
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