結婚が決まれば指輪選びや新居探しなどやることが山のように増えますが、その中でも式場選びはふたりにとって絶対に妥協できないタスク。一生に一度の結婚式だからこそ、ふたりの願いを叶えてくれる最高の式場で永遠の愛を誓いたいもの。とはいえ、膨大な数の式場の中からひとつひとつを潰して候補を選び抜いていくのは至難の業。
そんな時はブライダルフェアを利用して複数の式場を比較検討されてはいかがでしょうか?
今回はブライダルフェアの内容と参加する前に知っておきたいポイント、そしてブライダルフェアの参加方法についてご紹介したいと思います。
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目次
1、ブライダルフェアとは
ブライダルフェアとは、結婚式本番で使用される挙式会場や披露宴会場を一般向けに公開し、カップルに式場の雰囲気や魅力を体感してもらうためのイベントのことです。
ブライダルフェアでは結婚式用のアイテム、演出、引き出物、装花、ウェディングドレスの展示や模擬挙式の体験、また披露宴で出される料理の試食会なども行われ、フェアに参加することで結婚式本番のイメージを掴むことができます。
また、専門家と直接話をしながらより具体的なウェディングプランを決められるのもブライダルフェアの魅力のひとつです。
2、ブライダルフェアでは何をやっている?
ブライダルフェアは挙式会場や披露宴会場の雰囲気や、取り扱っているウェディングアイテムをカップルに見てもらう目的で開かれるイベントです。
では、ブライダルフェアのプログラムとは具体的にどのようなものなのでしょうか?
(1)模擬挙式
模擬挙式とは、モデルカップルが、新郎新婦役を演じて式を挙げるイベントのこと。
パイプオルガンやコーラスによる演奏、そして挙式後のフラワーシャワー演出を用意している式場もあります。
客席からみた挙式の客観的イメージも掴めるので、「ここで結婚式を挙げたい!」と決め手になる可能性も高いコンテンツと言えるでしょう。
(2)試食会
試食会では披露宴で出される料理のサンプルを披露宴会場に並べてその場で試食することができます。
メニュー表だけではわからない料理の味、盛り付け、ボリュームなどもこの時に確認することができます。費用に見合った内容なのか、自分たちが納得できる料理のクオリティーなのかを判断する材料にもなります。
料理は、ゲストの結婚式の印象の決定打となる大切な要素。試食会はふたりだけで判断せず、両親にも参加してもらって意見をもらうようにするのがベターです。
(3)試着会
試着会とは、式場でレンタルしているウェディングドレス、タキシード、カラードレスなどを試着できるイベントです。
ブライダルフェアと同時に行う会場も多いので、試着会のタイミングに合わせて参加されると一石二鳥です。
試着会では衣装を着てそのまま披露宴会場でお披露目というのがパターン化しているため、会場に合ったウェディングドレスの品揃えが確認できるのが良い点です。
しかし、試着会は人気イベントであるため混雑が予想されます。たくさんのウェディングドレスがあっても、試着室の回転率が悪くて好きなドレスの試着できないというリスクもあるので注意を。
ゆっくり下見をしたい場合は、会場見学とは別の日に試着会だけ参加されることをおすすめします。
(4)装花などの小物アイテム
プランナーとの打ち合わせではカタログを見て決めることが多いですが、実物を見なければイメージが湧かないという方も多いのではないでしょうか。
そんな時でもブライダルフェアで予め装花やブーケなどをチェックしておけばお花のボリュームやバランスが思っていたのと違った、なんてことにもならずに済みます。
特に会場の装花は口頭の打ち合わせだけで思い浮かべているデザインを伝えるのは難しく、使われているテーブルクロスなどによって大きく印象が変わる場合もあります。
実物を見て打ち合わせを進める方がより安心だと言えるでしょう。
(5)司会者、スタッフのサービス
披露宴で司会者を準備される場合は、模擬挙式や試食会の際の司会者の腕前もチェックしておきたいところ。気に入った司会者がいればスケジュールを確保できるのかどうかもその場で確認しておきましょう。
また、イベントを通してスタッフの動きにも注目です。当日は大切なゲストにおもてなしをしてもらう人たちですから、信頼できるサービスレベルであってほしいもの。来場客への対応は笑顔に溢れた気持ちのいいものか、食事の出てくるスピードは丁度良いか、極端に人員が少なくオーダーにストレスを感じないかなど、チェックしましょう。
3、ブライダルフェアに参加する前に決めておくべきポイントについて
ブライダルフェアに参加すれば会場の雰囲気、結婚式本番の様子や料理のクオリティー、さらには小物類や衣装のサンプルも手に取って確認できるため、雑誌やネットで調べるより、理想的な会場を納得感高く選べます。
しかし、結婚前は忙しく、気になった全会場のブライダルフェアに足を運ぶのは現実的ではありません。開催日程は限られているので都合がつくとも限りませんし、ブライダルフェアは半日がかりの大イベント。忙しい時期に捻出するにはなかなかの時間です。
そこで、効率よくブライダルフェアを回るために、ブライダルフェアに参加する前に抑えるべきポイントを以下にご紹介しましょう。
(1)ゲストを招待する人数を決めておく
大まかでもいいのである程度の参加人数を決めておきましょう。
というのも、ブライダルフェアでは大人数向けの会場から少人数向けの会場まで様々なタイプの挙式スタイルを提案しています。
70~100名規模の結婚式ともなれば披露宴会場の広さも考慮しなければなりませんし、そもそも大人数を受け付けていない会場もあります。
ゲストの人数を決めておけば、キャパシティに対応していない会場を見学する無駄を省くことができます。
(2)予算を決めておく
ほとんどのブライダルフェアでは参加した際に見積もり提示をお願いすることができます。
この時、結婚式にどれくらいの予算をかけられるのか予め決めておくと、費用面での相談もしやすくなります。
また、結婚式では絶対に外せない項目と省いてもいい項目の2種類があり、節約できる部分に関してはどんどん省いて予算内に収めることもできます。
予算を決めることによって「できること」と「できないこと」を切り分けることができますし、より自分たちのやりたい結婚式のイメージを固めることにも繋がります。
(3)妥協できないポイントを決める
ブライダルフェアに参加するといろいろな演出や小物の展示に触れて舞い上がってしまうものですが、予算が限られていることを忘れてはいけません。
どれも魅力的に見えて絞り込めないという気持ちは分かりますが、欲張っていろんなものを詰め込むよりも、妥協できないポイントを1つ決めておいた方が式に纏まりを持たせるという意味でもおすすめです。
演出があればあるほどテーマがぼやけてしまったり、伝えたいことがゲストに伝わらなかったりすることもあります。逆に、やりたいメイン演出を1つ決めておけば、それを中心に結婚式を作っていくことができます。
また、演出以外でも、例えば予算では妥協できない、衣装選びにはお金をかけたい、という具合に項目ごとに譲れない部分を決めておくのもいいでしょう。
(4)希望日を決めておく
ブライダルフェアで気になる式場を見つけたのにいざ予約する段階になって問い合わせたら希望日が埋まっていたというのはよくあるお話。
ブライダルフェアでは希望日を数日間だけリザーブできる仮予約と呼ばれるシステムを利用することができるので、もし仮に気に入った会場を見つけた場合にはその場で仮予約しておくことをおすすめします。
そのような場合に備えて、予め希望日を決めておくことも大切なポイント。
特にオンシーズンはどこの会場も予約が埋まりやすいので注意です。
4、ブライダルフェアの種類と参加方法について
結婚式場の魅力を知ってもらうために開かれるブライダルフェアのほかにも、会場見学や相談会と呼ばれるイベントもあります。
ではブライダルフェアと上記2つの催しはどう違うのでしょうか?
まず、会場見学とは、プランナーさんの案内で式場内を見学できるというシンプルな催し。会場内の見学がメインなので試食会や試着会といった催しは会場にって開かれていないこともあるようです。
次に相談会ですが、こちらはプランナーさんと結婚式のことで具体的に相談できる場を設けたイベントとなっています。
基本的に結婚式に関することならどんな相談でも受け付けており、プランやゲストの人数が決まっていればその場で見積もりも提示してもらえます。
最後にブライダルフェアですが、これは会場見学や相談会、ドレス試着、試食会、模擬挙式などのすべてを体験できる一番大きなイベントとなります。ブライダルフェアを行う頻度は式場によってマチマチですが、たまにしか行わない式場の方が1回のイベントに力を入れている可能性が高いです。
そんなブライダルフェアの参加方法についてですが、予約は必須なのか?それとも飛び込みでもOKなのか?という疑問を持たれている方もいらっしゃることでしょう。
結論から申し上げると、ブライダルフェアは事前に予約しておいた方がいいでしょう。
式場によっては飛び込みでもOKなところもありますが、年に数回だけの特別なフェアや人気の高い式場となると飛び込み参加を断られる場合もあります。
また、式場によっては予約する際に簡単なアンケートに答えて、このアンケート内容をもとに最適なウェディングスタイルを提案してくれることもあるので、予約をしておくと何かとメリットが大きいのです。
スムーズにブライダルフェアに参加するためにも、ぜひ事前予約を活用してくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
たくさんの結婚式場から理想に近いところを選ぶためにも、ぜひブライダルフェアに参加して式場の良し悪しを実感してほしいと思います。
いろんなブライダルフェアに参加してやりたい結婚式のイメージがぼやけてしまった時は、妥協できないポイントを何か1つ決めて、それを軸に式場選びを進めていくようにしましょう。
今回ご紹介させていただいたブライダルフェアに関する知識が、これから式場選びをするカップルのご参考となれば幸甚です。
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
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