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結婚式の挨拶、マナーと成功する秘訣

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    大切な人の結婚式でマイクの前に立つことは、とても光栄なこと!晴れの舞台だからこそ、マナーやルールを心得た上で臨みたいものですよね。

    人前に出るのが苦手という人も、ちょっとしたコツを知れば、きっと成功するはずです!

    そこで今回は結婚式の挨拶をする上で知っておきたいマナー成功する秘訣をご紹介いたします。

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    1、成功するスピーチの秘訣とは?

    画像

    (1) 時間は5分以内に!

    あまり長すぎる挨拶はゲストを疲れさせてしまいますし、短すぎてもきちんと気持ちが伝わりません。
    挨拶の長さは5分以内に収めましょう。
    まずは、原稿用紙3~4枚(1200~1600字)程度を目安に原稿を書いてみましょう。

    (2) 話す姿勢と視線

    挨拶をするときは、胸を張って背筋を伸ばし、堂々と立ちましょう。
    男性は足を少し開いて立ち、女性はかかとをつけてつま先を開くと綺麗にみえます。

    また、視線はまっすぐ正面を見ます。時々、会場全体をゆっくりみまわすと落ち着いた印象を与えます。
    目線を下に落としてしまうと暗い印象を与えてしまうので気を付けましょう。

    (3) 声の出し方

    挨拶はゆっくり、はっきりと話しましょう。
    緊張して早口になってしまうと聞き取りにくくなりますので、事前に練習しておくと良いですね。
    明るくはつらつとした挨拶は、聴いている新郎新婦やゲストにも気持ちが伝わることでしょう。

    (4) お酒を飲みすぎない

    お酒が入りテンションが上がったゲストが挨拶する様子は見苦しいだけです。
    お酒を飲む場合は、緊張をほぐす程度にしましょう。
    少量のお酒でも顔が赤くなってしまう人は、挨拶が終わってから飲むことをおすすめします。

    (5) 敬語に気を付けよう

    社会人なら出来て当然の敬語ですが、普段気付かずに間違った使い方をしてはいませんか?
    たとえば、謙譲語と尊敬語を混同してしまうことはよくあります。
    今一度確認しましょう。

    例)

    • 申す(謙譲語)、おっしゃる(尊敬語)
    • 拝見する(謙譲語)、ご覧になる(尊敬語)
    • 参る(謙譲語)、いらっしゃる(尊敬語)
    • いただく(謙譲語)、召し上がる(尊敬語)

    また挨拶で使われる言葉の中には、丁寧な表現を使うものも少なくありません。
    ついいつもの言い方をしてしまいがちですので、こちらも挨拶を練習する際に確認しておきたいポイントです。

    • 昨日→さくじつ
    • 今日→ほんじつ
    • 明日→みょうじつ
    • 私→わたくし
    • 誰→どちら、どちら様、どなた様
    • これから→今後とも

    (6) NGワード

    結婚式という晴れの舞台では、縁起が悪いとされる「忌み言葉」があります。
    特に年配のゲストは気にする方が多いので、スピーチの内容を考える際、忌み言葉が含まれていないか注意しましょう。

    • 別れを連想させる言葉

    別れる、切れる、切る、分かれる、離れる、帰る、終える、破る、去る、飽きる、冷める、忙しい、壊れる、消える

    • 不幸を感じさせる言葉

    終わる、破れる、去る、割れる、痛い、捨てる、病む、冷える、倒れる、忙しい、流れる、壊れる、降りる、消す、滅ぶ

    • 再婚を連想させる言葉

    戻る、繰り返す、再度、再び、二度、再三、二回

    • 重ね言葉

    度々、くれぐれも、皆々様、いろいろ、またまた、しばしば、次々、たまたま、いよいよ、再々、わざわざ

    (7) 挨拶の内容としてふさわしくないもの

    結婚式で挨拶を依頼される程の親しい友人であれば、新郎新婦のことはよく知っていることでしょう。
    だからと言って、過去を暴露したり、ウケ狙で品のないことを話しては、聴いているゲストが辛くなってしまうだけです。
    他にも絶対に避けたい内容はリストアップしておきましょう。

    例)

    • 新郎新婦の過去の恋愛話&失敗談
    • 下ネタ
    • 政治や宗教絡み
    • 自分の自慢話
    • 会社の宣伝

    2、挨拶前に確認しておきたいこと

    (1) 呼ばれるタイミングと話す場所

    「自分の出番がいつなのか」「どこで話すのか」については新郎新婦と事前に確認しているはずですが、念のため当日も司会者や会場スタッフに確認しておくと安心です。
    司会者から名前が呼ばれてから会場スタッフにマイクの前まで案内される場合もありますので、段取りも事前に聞いておきましょう。

    (2) スピーチの話題と持ち時間

    自分の前後にスピーチをする人がいる場合、どういった人がどんな話をするのか新郎新婦に確認しておきましょう。
    話の内容が被って、直前に慌てて話す内容を考え直すなんて事態だけは避けたいですね。

    (3) 新郎新婦の基本情報

    スピーチをするゲストは新郎新婦どちらかの知り合いで、相手の名前をうろ覚えだったりすることもあります。
    思い込みや緊張で読み方を間違えてしまうことがないよう、事前に確認しておきましょう。

    3、スピーチの基本構成

    (1) 祝福の言葉

    「本日はおめでとうございます」「ご両家の皆さま、この度はおめでとうございます」など祝福の言葉から始めます。
    声の大きさやトーンは挨拶の途中での修正が難しいので、話し始めに気を付け、明るく爽やかな声を出すよう心掛けましょう。

    (2) 自己紹介

    「〇〇会社の△△と申します。(中略)僭越ではございますが、ひとことお祝いの言葉を述べさせていただきたいと思います」といったように、長くならないよう、簡潔に自己紹介をしましょう。

    この時、新郎新婦との出会いや関係なども付け加えると良いでしょう。
    また、「僭越ではございますが、」と周りへの断りも忘れずに!

    (3) 新郎新婦とのエピソード

    本題のエピソードでは、あなただからこそ知っている情報の中から、思い出深いエピソード、新郎新婦の人柄があらわれるようなエピソードを考えましょう。

    エピソードは、新郎新婦を褒める内容であったり、聴いたゲストが和むようなものだと良いですね。

    (4) お祝いの言葉

    結びの言葉になります。終わり良ければ総て良し!とも言いますので、ビシッと決めましょう。「末永くお幸せに!」「これからもよろしくね。本日は本当におめでとうございます!」といった言葉で締めくくり、お辞儀をします。

    3、挨拶の種類

    (1) 主賓祝辞

    乾杯の前に行う主賓のスピーチは、一般的に新郎新婦の上司や恩師が行います。
    カジュアルな結婚式では、新郎新婦の友人や親族など年長者が行うこともあります。

    上司の場合は、会社や仕事内容を紹介したり、業界ならではの視点を入れても良いです。
    恩師の場合は、学生時代のエピソードや新郎新婦の人柄を触れると良いでしょう。

    挨拶のイントロ一例)

    〇〇さん(新郎)、△△さん(新婦)、本日は誠におめでとうございます。
    ご両家の皆さまも心よりお慶び申し上げます。
    □□(会社名)の〇〇と申します。
    本日はこのような華やかな席にお招きいただきまして、ありがとうございます。
    僭越ではございますが、ひとことご挨拶させていただきたいと思います。

    (2) 乾杯

    主賓祝辞同様、乾杯の挨拶も新郎新婦の上司や恩師が行います。
    乾杯は乾杯酒が注がれるタイミング、ゲストが立ち上がるタイミングなど事前に確認しておくべき段取りも多く、難しいものだったりします。
    司会者や会場のスタッフに、用意した挨拶がどれくらいの長さか伝えておくと良いでしょう。

    挨拶の一例)

    〇〇さん(新郎)、△△さん(新婦)、ご結婚おめでとうございます。
    心よりお祝い申し上げます。
    ただいまご紹介頂きました〇〇株式会社の〇〇と申します。
    僭越ではございますが、ご指名頂きましたので、乾杯の音頭を取らせていただきます。
    (司会者に合図をし、ゲストに立ってもらうよう
    それでは、ご唱和をお願いします。
    お二人の末永いお幸せとご両家ならびにご臨席の皆様のご健勝とご多幸をお祈りいたしまして、乾杯!

    (3) 友人代表スピーチ

    友人代表のスピーチは、新郎新婦の友人どちらからも1名ずつお願いすることが一般的です。
    あまりかしこまった言い方だとよそよそしく見えるので、言葉遣いや態度には気を付けつつ、自分の言葉で新郎新婦との関係やエピソードを話すよう心掛けましょう。

    挨拶のイントロ一例)

    「〇〇さん(新郎)、△△さん(新婦)、ご両家の皆さま、本日は誠におめでとうございます。
    ただいまご紹介いただきました新婦△△さんの友人の〇〇と申します。
    △△さんより友人としてスピーチをお願いしたいとのお話を頂きましたので、僭越ながらお祝いの言葉を述べさせていただきます。
    新婦△△さんとは高校の時に同じクラスで出会いました。席も近く、同じテニス部に入部する予定だったので、すぐに仲良くなりました。」

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。

    大切な人の結婚式での挨拶、マナーも大切ですが、それ以上に大切なのは新郎新婦をお祝いする気持ちです。
    緊張して言葉につまってしまったり、用意していた内容を忘れてしまっても、心のこもった言葉を素直に伝えられると、きっと喜んでもらえるはずですよ。

    今回の記事が皆さまのお役に立ちましたら幸いです。

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