付き合っている彼と同棲を始める、婚約したので彼と一緒に住む、そんな時にまず始めるのが物件探しですよね。きっと、「物件探しは初めて」という人も多いでしょう。そんな人も、一人暮らしの経験があるから「大丈夫!」と思っている人も知っておきたいのは、二人暮らしの物件を借りる時には注意点やルールがあるということ。
そこで今回は、二人暮らしをするカップルが不動産会社に行く前に知っておきたい4つのことをご紹介いたします。おすすめの不動産ポータルサイトもご紹介しますので、参考にしてくださいね。
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1、二人暮らし用の物件でもNGのケースがある
二人暮らし用の物件でも「家族以外」のルームシェアやカップルはNGにしているケースがあることを知っていますか?その理由は、ルームシェアだと友達同士で入居者が勝手に入れ替わったり、カップルだと別れた後に家賃を滞納する可能性があり、大家さんにとってはリスクが高いからです。
ルームシェアやカップルの場合、家賃を折半しているケースが多く、どちらかが出て行くと一方が家賃を負担することになりますが、滞納してしまうことも。このようなトラブルを避けるために、家族はOK、友人同士やカップルはNGとしているのです。
ただし、カップルの場合、婚約者であれば断られる可能性が低くなります。婚約中かどうかを証明することは難しいため、あくまでも自己申告となります。契約時に、入籍日の記入を求められることが多いようです。
2、1Kや1ルームは二人暮らし不可
基本的に1Kタイプやワンルームタイプは単身者専用になっていることが多く、二人暮らしはNGとしているところが多いです。
「出来るだけ家賃を抑えたい」「二人暮らしで節約したい」と思っていても、なかなか予算の範囲内の物件が見つからないことも。1Kタイプを希望している場合は、不動産会社に二人暮らしが可能か確認してみましょう。
ちなみに、黙って二人暮らしをしていることが発覚した場合、違約金を請求されたり、解約を求められることがあるので注意が必要です。また、一人暮らしをしていたところに、途中から二人暮らしをする場合は、大家さんの許可が必要です。「バレなければいいや」と考える人もいるようですが、最近は防犯カメラを設置している物件もあり、大家さんはチェックしているかもしれません。
3、二人暮らしをする時に必要な初期費用
二人暮らしを始めるにあたり、何にどれくらいかかるのでしょうか。
(1)賃貸物件を契約する際の初期費用
賃貸物件を契約する際の初期費用の内訳を見ていきましょう。
①敷金
敷金とは、家賃や修繕費用などの支払いを担保する目的で、契約時に大家さんに預けるお金のこと。一般的に、家賃の1~2ヶ月分が相場で、家賃滞納や入居者に原因のある室内の損傷の原状回復に使われます。滞納や原状回復がなければ、退去時に全額返還されます。
②礼金
礼金とは、部屋を貸してもらうお礼として、大家さんに支払う費用のこと。一般的に家賃の1~2ヶ月分が相場です。
敷金と違い、返金はないので、入居者からすると大きな出費となります。物件によっては、礼金0だったり、キャンペーンで半額になっていることもありますので、こまめに物件情報をチェックしてみると良いかもしれません。
③仲介手数料
仲介手数料は、部屋を探したり、大家さんとの仲介役をしてくれた時のお礼として、不動産会社に支払う費用です。
仲介手数料の上限は家賃の1.1ヶ月分と法律で決められているので、それ以上の金額を請求された場合は、違法となります。
不動産会社を通さず、直接大家さんと契約した場合、仲介手数料は発生しません。
④前家賃
前家賃とは、契約が開始される翌月分の家賃を前払いするための費用です。部屋を借りた後も月々の家賃は翌月分を前払いするのが一般的です。
ただし、物件によっては、翌月と翌々月分の2ヶ月分を求められることもありますので、事前に確認しておきましょう。
⑤日割り家賃
契約開始が月始めであれば日割り家賃は必要ありませんが、月中の場合は、家賃を日割り計算して算出します。たとえば、5月25日が契約開始日だったとしたら、5月31日までの7日分を日割り家賃として初期費用に組み込まれます。
不動産会社によっては、31日間ある日でも30日で計算することがあります。もし金額に不明な点があれば、不動産会社に問い合わせてみましょう。
⑥火災保険料
火災保険の加入は、どの賃貸物件を契約する際でも必要で、2年毎の契約になります。相場は1.5万円/2年前後です。
多くの場合で、大家さんに指定された保険会社にそのまま加入するケースが多いですが、指定された保険会社に加入する義務はなく、自分で選んだ会社と契約することも可能です。
⑦保証委託料
保証委託料とは、連帯保証人と同じ役割を果たしてくれる「保証会社」に支払う費用のこと。
万が一、家賃を滞納した際は、保証会社が家賃を立て替えて大家さんに支払います。保証委託料は、賃料の50~100%が相場です。
最近は、連帯保証人がいる場合でも保証会社との契約を求められるケースも多いようです。親族に負担を掛けたくないという場合は、保証会社を利用すると良いでしょう。
(2)東京で部屋を借りる時の初期費用
では実際に、家賃10万円(管理費込)の物件に引っ越す場合の初期費用を計算してみましょう。
敷金2ヶ月、礼金1ヶ月、仲介手数料1ヶ月、保証委託料50%とします。
- 敷金 200,000円
- 礼金 100,000円
- 仲介手数料 110,000円(税込)
- 前家賃 100,000円(管理費込)
- 火災保証料 15,000円
- 保証委託料 50,000円
合計57,5000円
おおよそ、家賃6ヶ月分の初期費用がかかります。都心のマンションだと敷金は2~3ヶ月、礼金は1.5~2ヶ月になることも。この他に、引っ越し業者代や家具を一式揃えたりすると70万は軽く超えます。
二人暮らしをする場合、気になるのは費用負担。きっちり折半するにもしても、どちらかが多く負担するにしても、後で揉めないために、しっかり話し合っておくことをおすすめします。
4、不動産ポータルネットを利用しよう
今は物件もネットで探す時代です。不動産屋さんに足を運ぶ前に、まずは大手の不動産ポータルサイトを使って物件探しをしましょう。数百万件の空室情報を載せている不動産会社が多く、不動産会社の店舗に足を運ぶより、遥かに多くの情報を得ることができます。
ここででは、おすすめの不動産ポータルサイトを3つご紹介いたします。
(1)suumo(スーモ)
出典:スーモ
リクルートグループが運営する日本最大級の不動産ポータルサイト。
ここの特徴は、とにかく掲載数が多く、希望の条件で物件を絞りやすいこと。670万件以上の物件から、さまざまな条件で絞り込むことができます。全国の物件をくまなく網羅しているので、どこに住んでいてもおすすめのサイトです。
(2)LIFULL HOME’S(ライフル ホームズ)
出典:ライフル ホームズ
「ライフル ホームズ」は、物件掲載数450万件以上と、スーモに続く物件数を誇ります。
ホームズの最大の特徴は、サイトやアプリでの便利な機能が充実していること。街を歩いていて気になった物件にスマートフォンをかさすだけで、物件情報を探せるアプリ限定機能「かざして検索」はとても便利です。カメラで建物を写すだけで空室の間取りや家賃が確認できるので、歩きながら楽しくお部屋探しができますよ。
他にも、Googleマップと連携した地図機能や洪水ハザードマップなどがあります。
(3)at home(アットホーム)
出典:アットホーム
掲載物件数約200万件と上記2社より掲載数は劣りますが、アットホームの歴史は古く、前身となる企業は昭和40年代に創業。
古くからの不動産業者の中には「at homeしか使わない」というところも一定数あることから、他のサイトで見つからなかった物件情報が見つかることも。このサイトにしか掲載されていない物件もあるので、他サイトで満足できる物件が見つからない時はチェックしてみてください。
5、おすすめの不動産会社5選
(1)賃貸住宅仲介業店舗数No.1!アパマンショップ
出典:アパマンショップ
全国展開されてる大手有名チェーン店「アマパンショップ」は、店舗数が1番多い不動産会社です。現在、全国賃貸物件公開件数170万件以上。
物件探しから契約まで自宅でできるオンライン接客・内見のサービスもあります。
どこの不動産屋行こうかな?と困ったら、アパマンショップに行けば間違いはないありません。
(2)仲介手数料の安さが魅力のminimini(ミニミニ)
出典:ミニミニ
ミニミニの1番の特徴は、仲介手数料が家賃の55%という安さ!敷金礼金がかからない物件も多いので、初期費用を安く抑えたい人におすすめです。
エリアは限定されますが(愛知・岐阜・三重・静岡)、入居後のカギ・水回り等のトラブルをサポートするサービスがあります。
(3)LINEで物件探しができるヘヤギメ!
出典:ヘヤギメ!
都内を中心に展開しているヘヤギメ!の特徴は、LINEを使って物件探しができること。「不動産会社さんに行く時間がない」「お部屋探しが面倒」という方にぴったりなサービスです。
ビデオ通話などを通じて、オンライン完結型のお部屋探しが可能です。
(4)割引サービスが充実!ホームメイト
出典:ホームメイト
アパマンショップ、ミニミニと同じく、全国展開しているホームメイト。「施設周辺」「新築工事中」などの条件で検索ができたり、用途によってお部屋を探せるようになっていて便利です。
仲介手数料が最大100%OFFになる物件やブライダル割引など、割引サービスが充実しています。
(5)他社にはないサービスが充実!ピタットハウス
出典:ピタットハウス
全国に650店以上の店舗を構えるピタットハウスの特徴は、物件の家賃帯幅が広いことや自社管理物件があること。
未公開物件/公開前物件を届けてくれるサービス、来客不要のWeb接客サービス、家賃をクレジットカードで払える物件があることなど、利用者にとって有難いサービスが充実していまs。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は二人暮らしを始めるカップルが不動産会社に訪れる前に知っておきたい4つのことをご紹介いたしました。二人暮らしに向けて物件探しだけでなく、引っ越しや家具の新調などで出費もかさむ時期。これから始まるふたりの新生活を想像しながら、楽しく、お互いを尊重しながら準備を進めていけると良いですね。
今回の記事が皆様のお役に立ちましたら幸いです。
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
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