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結納とは?結納する際に知っておきたい6つのこと

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    婚約した後、結納をするカップルも多くいらっしゃるでしょう。近年では両家の顔合わせ食事会で済ませる略式結納を行うカップルも増えてきています。

    しかし、

    • そもそも結納とはどのようなものなのか
    • 結納をする必要はあるか

    など疑問に思っている方も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、結納について詳しくご紹介していきます。ご参考になれば幸いです。

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    目次

    1、結納とは?
    2、結納は必ず行わなければいけない?
    3、結納で必要なものとは?
    4、結納の準備の流れは?
    5、結納当日の流れは?
    6、結納当日の服装は?

    1、結納とは?

    結納とは?

    結納とは文字の通り新郎新婦両家が親類として「結」びつくことを祝い、金品などの贈り物を「納」め合う儀式のことをいいます。

    結納することで、両家ともに新郎新婦が公式に結婚することと両家が親類になることを認め合うことになります。結納を行うタイミングとしては、結婚式の3ヶ月〜6ヶ月前の吉日に行うと縁起が良いとされています。

    2、結納は必ず行わなければいけない?

    結納は必ず行わなければいけないという決まりはありませんが、結納を行うことで両家の前で公式に結婚を認め合うことができます。

    なお、結納には大きく分けて「正式結納」と「略式結納」の2つの種類があります。

    (1)正式結納

    正式結納は、昔のしきたりに従い仲人が9品目の結納品を届けるスタイルです。

    (2)略式結納

    一方で略式結納は、結納品の品目を減らしホテルや料亭などで食事をしながら行うスタイルです。

    現在では正式結納ではなく略式結納を行うカップルが増えてきています。

    結納は、新郎新婦のお二人の気持ちにとっても大きな節目になりますし、今後親類として付き合いをしていく上で両家の考え方や生活習慣などを知り合うための大切な場となります。略式でもいいので結納を行っておくことをオススメします。

    3、結納で必要なものとは?

    結納で必要なものとは?

    次は、結納で必要なものをご紹介していきます。

    (1)男性側

    ①結納品9品目(または7品目、5品目、3品目)

    結納品とは、相手に贈る事で喜びや感謝の気持ちを伝えるための贈り物のことを指します。

    結納品の品目数は地域や家庭によっても異なるため、事前に両家に確認をしておくようにしましょう。なお、9品目の場合、結納金や婚約指輪も結納品に含まれることとなります。

    ②受書

    受書とは受領書のようなもので、先方から受け取った品目と同じ品目を記載したものです。結納の際に受け取った事を証明するために捺印することで受書は完成します。

    ③家族書/親族書

    家族書と親族書は、両家ともに家族や親族を紹介し合うためのものです。結婚後に両家の付き合いをより円滑なものにするためにも、しっかりと準備するようにしましょう。

    (2)その他女性が用意すべき必要なものとは?

    ①結納返し

    結納返しとは、新郎側に頂いた結納品のお礼としてお返しする贈り物のことです。

    結納品返しには「袴料」と呼ばれる現金もしくはブランド物の時計や洋服、ネクタイなどが贈られるパターンがあります。婚約指輪のお返しについて詳しくは「婚約指輪のお返しはどうする?彼に喜んでもらう方法」をご参照ください。

    ②受書

    受書とは新郎側同様、先方から受け取った品目と同じ品目を記載したものです。結納の際に受け取った事を証明するために捺印し、受書は完成になります。

    ③家族書/親族書

    女性側も家族や親族を紹介するために家族書や親族書を用意します。結婚後に両家の付き合いをより円滑なものにするためにも、しっかりと準備するようにしましょう。

    ここでご紹介したように、結納の際に必要な物は男性女性によって異なります。結納品について詳しくは「内容は?相場は?結納品について知っておきたい6つのこと」をご参照ください。

    4、結納の準備の流れは?

    結納の準備の流れは?

    ここでは、結納の準備の流れについてご紹介していきます。

    (1)日取り、場所、仲介人の有無を決める

    日取りは、挙式の3ヶ月~6ヶ月前の吉日を選ぶようにします。いくつか日取りの候補を上げておき、両家の予定を調整するようにしましょう。

    一昔前までは女性側の自宅で結納を行うことが一般的でしたが、近年ではホテルや料亭などで行われることが多くなってきています。ホテルや料亭を予約する際は結納の場として利用する旨を伝えるようにしましょう。

    仲人とは婚約から結婚までを取り仕切り、両家の間を取り持つ人のことを指します。近年では仲人をお願いするカップルも少なくなってきています。ただ、仲人をお願いしないという判断を勝手に決めるのではなく、仲人をお願いするかどうかについては両家のご両親にもしっかりと相談した上で決めるようにしましょう。

    (2)両家のしきたりを確認、決定する

    両家のしきたりを確認します。しきたりはそれぞれの家庭や地域によっても異なります。事前に確認をした上でどの様に結納を進行するか、結納の流れを決定するようにしましょう。

    (3)結納品の品目数、家族書、結納金の金額を決める

    結納品の品目数や内容も地域によって異なるため、事前に確認をした上で決めるようにしましょう。また、家族書のみの交換にするか親族書も用意するか、どこまで親族を紹介するかなども話し合っておくとスムーズに準備を進めることができます。

    更に、結納金の金額も事前に話し合っておくようにしましょう。結納金には、決まった金額がありませんが男性のお給料の2~3ヶ月分が目安であるとされています。両家で話し合ってお互いが納得の行く金額を用意するようにしましょう。なお、結納金の金額について詳しくは、「入籍前におさえておきたい!結納金の相場について知っておきたい5つのこと」をご参照下さい。

    (4)婚約記念品、結納返しを決める

    婚約記念品には婚約指輪が一般的ですが、新郎新婦の婚約の記念になるものであれば婚約指輪でなくてもOKです。

    一方、結納返しとしては結納品と結納金の半額程度の現金を用意するのが一般的ですが、略式結納の場合であれば、婚約記念品の半額の金額を目安にブランド物お腕時計やネクタイ、洋服や新婚生活で使用するための家電などを用意することが多くなってきています。家庭や地域のしきたりによって決まりがある場合もあるため、事前に確認をしておくようにしましょう。なお、婚約指輪のお返しについて詳しくは「婚約指輪のお返しはどうする?彼に喜んでもらう方法」をご参照下さい。

    5、結納当日の流れは?

    結納当日の流れは?

    結納当日の流れの一例としては以下の通りです(仲人がいない場合)。結納の流れや口上は全員が把握しておくようにしておくと、スムーズな進行が可能となります。

    (1)準備した結納品の飾りつけを行う

    準備した結納品や結納返しの飾りつけを行い、それぞれの飾り台に並べておきます。

    (2)両家集合

    男性側、女性側の順に入場し着席します。洋室の場合であれば、席の脇に立ち初めに新郎新婦がお互いに「本日はお世話になります。よろしくお願いします。」と挨拶を交わし、続いて両家の両親が「どうぞよろしくお願いします。」と挨拶をしてから着席をします。

    (3)初めの挨拶

    結納では男性側の父親が進行役を務めます。仲人がいない場合、以下の通り初めの挨拶を行います。

    • 男性の父親:「この度は、〇〇様(女性名前)と私共〇〇(男性名前)に素晴らしいご縁を頂戴致しまして、誠にありがとうございます。本日はお日柄もよろしいので結納の儀を取り交わさせて頂きます。仲人様をお通しするのが正式ではございますが、本日は略式にて進めさせて頂きます。どうぞ、宜しくお願い致します。」

    (4)結納品を女性側に納める

    男性の母親が結納品の目録を女性本人の前まで運び、軽く一礼をした後に席に戻ります。その後、男性の父親が以下の通り口上を述べ、深く礼をします。

    • 男性の父親:「そちらは私ども〇〇家からの結納でございます。幾久しくお収めください。」

    (5)女性側が目録を確認する

    女性本人、女性の父親、母親の順に目を通した後に目録を元に戻し、女性本人が下記の通り口上を述べ一同深く礼をします。

    • 女性本人:「ありがとうございます。幾久しくお受けいたします。」

    (6)女性側が男性側に受書と目録を渡す

    女性の母親が結納品を上座に運んだ後に、受書と結納返し(引出結納)の目録を男性本人の前に運び、軽く一礼をして席に戻ります。

    その後、女性の父親が口上を述べ一同深く礼をします。

    • 女性の父親:「これは〇〇からの受書と引出結納でございます。幾久しくお納めください。」
    • 男性本人:「ありがとうございます。幾久しくお受けいたします。」

    (7)男性側が目録を確認する

    男性本人、男性の父親、母親の順に目録に目を通します。その後、男性本人が以下の通り口上を述べ一同深く礼をします。

    • 男性本人:「ありがとうございます。幾久しくお受けいたします。」

    (8)男性側が女性側に受書を渡す

    男性の母親が結納品を上座に運んだ後に、受書を女性本人の前に運び、軽く一礼をして席に戻ります。

    その後、男性の父親が口上を述べ女性本人も挨拶をした後に一同深く礼をします。

    • 男性の父親:「これは〇〇(男性名前)より〇〇様(女性名前)への受書でございます。幾久しくお納めください。」
    • 女性本人:「ありがとうございます。幾久しくお受けいたします。」

    (9)結びの挨拶

    男性の父親が以下の通り挨拶をしてから、女性の父親が返礼の口上を述べた後に、一同深く礼をして式が終了します。

    • 男性父親:「本日は誠にありがとうございました。無事結納を納めることができました。今後ともよろしくお願い致します。」
    • 女性の父親:「こちらこそ、お世話になりました。今後ともよろしくお願い致します。」

    以上が、結納当日の流れです。

    結納は、15分~20分程度かけて行うのが一般的であるとされています。結納が終わり次第、食事しながら親睦を深めましょう。

    6、結納当日の服装は?

    結納当日の服装は?

    結納当日の服装には大きく分けて正装と準正装の2つのパターンがあります。近年では略式結納を行うカップルが増えてきていることから、準正装の方がほとんどのようです。

    以下では、結納時においての正装と準正装についてご紹介していきます。

    (1)結納時の正装とは?

    • 仲人(男):紋付袴 or モーニング
    • 仲人(女):留袖
    • 父:紋付袴 or モーニング
    • 母:留袖
    • 男性本人:ブラックスーツ
    • 女性本人:振袖

    (2)結納時の略装とは?

    • 仲人(男):略礼装(ブラックスーツ)
    • 仲人(女):訪問着 or 付け下げ or 色無地 or スーツ or ワンピース
    • 父:略礼装(ブラックスーツ)
    • 母:訪問着 or 付け下げ or 色無地 or スーツ or ワンピース
    • 男性本人:ダークスーツ (ブラック、ネイビーなど)
    • 女性本人:訪問着 or ワンピース

    (3)結納時の服装を選ぶ際のポイントは?

    次は、結納時の服装を選ぶ際のポイントをご紹介していきます。

    ①女性本人

    結納当日の女性本人の服装は和装が基本です。既婚者は訪問着、未婚者は振袖を着用するのがマナーです。ですので、結納のタイミングが振袖を着ることのできる最後のチャンスです。和装で統一する場合は振袖を着用する事をおすすめします。

    また、洋服を着用する場合には露出を控えた上品なワンピースか、明るめのスーツを着用するようにしましょう。

    ②男性本人

    ブラックスーツが基本です。その上で白のシャツにグレーかシルバー系のネクタイを合わせるのが一般的で、靴下や靴はダークカラーのものを着用するのがマナーです。

    ③両家母親

    和装の場合には訪問着、もしくは紋付の色無地か付下げが基本です。

    洋服を着用する場合は上品なワンピース、もしくは明るめのスーツを着用するようにしましょう。

    ④両家男性

    ブラックスーツの着用が基本です。

    男性本人同様、白のシャツを着用するようにし靴下や靴はダークカラーのものを着用するようにしましょう。

    まとめ

    今回は、そもそも結納とは何かということから結納についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。結納は、家族同士の結びつきを祝福しお互いに親睦を深めるための大切な機会です。新郎新婦のお二人の結婚を認め合い、素敵な家族の輪を広げていくためのご参考になれば幸いです。

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