ゲストに喜んでもらいたい 結婚式の引き出物の金額相場や選ぶときのポイント

    結婚披露宴に出席していただいた方へ、感謝の気持ちを込めて贈る「引き出物」。せっかくギフトをプレゼントするのであれば、ゲストみんなに喜んでいただけるものをチョイスしたいですよね。

    とはいっても、引き出物を準備するのも新郎新婦にとっては初めての作業。「どういったものを選べば喜んでもらえるのか?」わからない人も多いのではないでしょうか?

    そこで今回は、ゲストに喜んでもらえる引き出物の選び方から、現在のトレンド、引き出物の金額相場などまとめてご紹介していきます。

    1、引き出物とは

    引き出物とは、結婚披露宴や結婚パーティーに来てくださった列席者へ感謝の気持ちを込めて贈る品物のこと。

    元々宴の席のお土産として「馬を引き出して見せた」というのが、言葉の由来で、一昔前は「列席者のご家族へのお土産として、お料理の一部を持ち帰る」のが主流でした。

    ただ、衛生面で問題視されるようになり、現在では記念品やお土産をお贈りするのが一般的。地域や家庭によって慣習に差があるのも、引き出物の特徴になります。

    また、本来は結婚式などの慶事のみに使用される言葉ですが、法事などでお渡しする祖供養品も「引き出物」と呼ばれるようになっています。

    2、引き出物の金額相場は

    そんな結婚式の引き出物ですが、金額の相場はどれくらいなのでしょうか?一般的に引き出物の金額は、披露宴の飲食費の3分の1程度というのが目安と言われています。

    実際に「ゼクシィ結婚トレンド調査 2016」によると、料理代と飲み物代を合わせた1人あたりの費用平均は1万9700円で、一人あたりのギフト費用平均は6,400円となっており、大体飲食費の3分の1程度になっています。(参照:http://bridal-souken.net/data/trend2016/XY_MT16_report_06shutoken.pdf

    ただし、引き出物の金額は、地域差が大きいのが特徴。会費制が主流の北海道では、引き出物の金額平均も1,900円と安く、引き出物の数が多い北陸地方などは9,000円程度と高額になっています。

    両家の出身地が違い、引き出物のしきたりも異なる場合はどちらに合わせるか悩むところですが、両家で別々の品を用意するという手もあります。

    引き出物の金額相場について、さらに詳しく知りたい場合はこちら記事をご覧ください。「結婚式の引き出物の金額の相場とオススメの引き出物:http://how-to-inc.com/wedding-gift-market-9687

    3、引き出物の贈り分けとは

    結婚式の披露宴に招待するゲストは、親戚や職場の上司に同僚、友人など立場や年齢、趣味嗜好も様々。

    そこで、ゲストの年齢や性別、立場や好みよって、引き出物の内容や種類、金額を変えて引き出物を贈り分ける「贈り分け」が近年主流になってきています。

    (1)贈り分けをする理由

    引き出物を贈り分けする理由ですが、先ほどもご説明した通り、披露宴には様々なタイプの方が出席されるため、喜ばれるギフトが異なるということがあります。

    もう一つは親族や年配の方からのご祝儀は高額であることが多いため、その分ほかのゲストよりもお礼となる引き出物のランクを上げるという配慮もあるでしょう。

    (2)引き出物は2~4品用意し、相手に応じて贈り分け

    ゼクシィの調査によると、引き出物の内容を贈る相手によって変えたいという花嫁は約8.7割にも上ります。(参照:http://zexy.net/contents/oya/kiso/giftselect.html

    そして贈る相手によって引き出物を数パターン用意するのが主流のようで、パターン数は2~4品が平均。「親族」「友人」など、新郎新婦とゲストの関係性によって品物を贈り分けているようです。

    (3)贈り分けの相場

    贈り分けをする場合、金額はどれくらいを目安にすればよいのでしょうか?下記は、関係性に分けた場合の、引き出物の相場目安になります。

    (親族)約10,000円

    (上司)約7,000-10,000円

    (友人、同僚)約3,000-5,000円

    (夫婦合わせて)約7,000-10,000円

    (4)引き出物の贈り分けマナー

    ゲストに応じて引き出物を贈り分けることは、それぞれのゲストの満足度アップにもつながりますが、いくつかマナーや注意点もあります。

    それは引き出物の違いが周囲からわからないようにするということ。あからさまにサイズの違う引き出物をお渡ししてしまうと「あの人だけ違うものをもらっている」とゲストの中には不快に感じる方もいるかもしれません。

    そのため引き出物を贈り分ける際は、なるべくみんな同じ紙袋に入るサイズにすること、品物も大きさに違いがないようにしましょう。

    カタログギフトなどはギフト金額が違う内容のものでも、外観はほとんど一緒になるため、贈り分けには重宝されているようですよ。

    4、引き出物を選ぶときのマナーやポイントは

    (1)両親や地元の人に引き出物のマナーや慣習を確認する

    引き出物を結婚披露宴に参加されたゲストへ用意するというのは日本全国同じようですが、地域によっては「紅白まんじゅう」や「赤飯」「鰹節」など「しきたり品」と呼ばれる引き出物を用意することがあり、地域により異なるのが特徴。

    また、婚礼に高額なお金をかける名古屋近辺で引き出物は「品数が多く、重くかさばる方がよい」という慣習があるなど、引き出物の選び方やマナーが地域によって異なってきます。

    そのため予め両家の両親にその地域の引き出物の慣習を聞いておくことが大切です。

    (2)かさばらないものを選ぶ

    ゲストのほとんどの人たちは、披露宴会場まで公共交通機関を利用するもの。また女性ゲストは歩きづらいヒールを履いていることも多く、重くてかさばる荷物を持って帰るのは普段以上に困難になります。

    そのため、引き出物は軽くてコンパクトなものを選ぶといった配慮をするようにしましょう。

    (3)ちょっと良い消耗品がおすすめ

    なるべくゲストの好みの品を贈りたいところですが、ぴったりと欲しいものをお渡しできるとは限りません。そのため、「いくつあっても困らない」「自分では買わない良いもの」など、ちょっといい品で、消耗品を選ぶのがおすすめ。

    (4)品数は奇数にする

    引き出物の内容については地域差があるものの、品数については「分けられない奇数」にするというマナーが共通認識としてあります。

    内容については「メインの引き出物」+「引菓子」2種、もしくは「メインの引き出物」+「引菓子」+「しきたり品」の組み合わせで3品にするというカップルが多いようです。

    (5)引き出物は持ち込みがお得

    引き出物は式場でも手配することが可能ですが、品物の割引率が低く高額になってしまいます。そのため、持ち込み料を式場にとられてしまったとしても、ギフトショップなどで購入し持ち込む方が結果的にお得になります。

    (6)ゲスト宅への宅配が便利

    近年増えてきているのが、引き出物をゲスト宅まで宅配するというサービス。新郎新婦の手配も楽ですし、ゲストも引き出物を持ち帰る手間が省け、更にお得という点から利用者が増えてきています。

    5、ゲストに喜んでもらえる引き出物は

    (1)合理的なカタログギフト

    今引き出物で一番人気と言われているのが、カタログギフト。

    新郎新婦側は予算に合わせたカタログギフトを贈るだけ、ゲスト側はカタログの中から自分の好きな品物を選ぶことができる、と両者にとって合理的であることから、多くの人に選ばれているようです。

    様々なカタログギフトが用意されているので、親族や上司向け、男性向けや女性向けなど贈り分けしやすく、形状が同じためゲスト側にも贈り分けしていることがバレないというメリットもあります。

    ただし、年配のゲストの中にはいまだにカタログギフトに慣れていない方もいらっしゃいますので、配慮が必要でしょう。

    (2)食器などブランド物のキッチン用品

    以前は「割れる」ことからお祝いごとに避けられていた食器類も、現在ではあまり気にすることがなくなり、引き出物として人気を集めています。

    ゲストにとっては普段自分では買わないようなブランド物や伝統工芸品の食器やカトラリーが人気のようです。

    デザインは個性の強いものよりはシンプルなものの方が使い勝手がよく、喜ばれる傾向にあります。

    (3)タオルなどの高品質なバス用品

    「いくらあっても困らない」「軽い」という点から、引き出物として多く選ばれているのがタオルなどのバス用品。こちらもブランド物や高品質なものなど、生活を少し豊かなにしてくれるようなものが人気のようです。

    6、ゲストに不評の引き出物は

    感謝の気持ちを込めて贈る引き出物ですが、品物によってはゲストに不評なものもあるため注意が必要です。

    (1)新郎新婦の顔や名前入りのギフト

    「幸せをおすそ分けしたい」という気持ちから自分たちの似顔絵や顔写真、名前入りのギフトを贈る新郎新婦もいるようですが、これはゲストがもらって困ってしまうギフト。どう使っていいのか、困ってしまうようです。

    (2)新郎新婦手作りの品

    同じく新郎新婦が手作りした品ももらって困る引き出物になります。新郎新婦の趣味嗜好を押し付けるギフトは避けましょう。

    (3)重くて置き場所に困るもの

    重くて持ち運びが大変な上、置き場所に困るような大きなものも引き出物として困るギフトになります。

    (4)趣味じゃない雑貨や小物

    ゲストの趣味に合わない雑貨や小物も、困ってしまった引き出物として多く声が上がっています。雑貨や小物などを選ぶ場合は奇抜なデザインのものでなく、なるべく使い勝手の良いシンプルなものを選ぶようにしましょう。

    7、引き菓子の選び方は

    メインの引き出物に添えてお贈りする「引菓子」。予算の平均は1,000円程度が多いようです。選び方のポイントとしては「日持ちするもの」「ちょっといいスイーツ」を選ぶこと。

    有名パティスリーのクッキーやフィナンシェなど、焼き菓子詰め合わせが人気のようです。

    まとめ

    マナーや選び方のポイント、予算などしっかりと理解したうえでチョイスしたい引き出物。夫婦二人でリサーチを徹底し、ゲストに喜ばれる引き出物を選んでみてくださいね。

    <ライタープロフィール>

    中森りほ

    下北沢を愛するフリーライター、コラムニスト。女性向けウェブメディアでの編集・ライター経験を活かし、女性の生き方・働き方、恋愛や結婚など男女関係についてのコラムに加え、グルメメディアでの経験を活かしたグルメ記事、食レポを執筆中。

    好きなことは、おいしいものを食べること、街歩き、映画、温泉、旅行、ドラム。現在フランス人の彼氏とお付き合い中。お仕事のご相談はHPかSNSよりお願いします。

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