結婚は家族が増えるきっかけとなります。
将来かかるであろう費用のために積立貯蓄を開始すると同時に、この機会に保険も加入して「もしもの事態」に備えたいですよね。
しかし、様々な種類がある保険の中からどのような保険に加入したらいいかについて詳しくご存知でない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、保険の選び方や保険の種類など、結婚のタイミングで保険に加入するにあたって知っておきたいポイントについてご紹介していきます。
また、既に保険に加入している方向けに「4、保険を見直したい方に!見直す方法」にて見直す方法についても説明しています。ご参考になれば幸いです。
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目次
1、結婚は保険加入を考えるいい機会!
人生の一つの節目となる結婚は、人生のライフプランや保険加入を見直すいい機会になります。
そもそも保険はどの様な保険に加入する必要があって、どの様なプランや保障がされるのか分からない方も少ないのではないでしょうか。
二人で歩んでいく人生をどの様なものにしていきたいか、二人の生活費やマイホーム、子供にかける費用やタイミング等について話し合い、今後必要になるであろうお金やリスクに備えたお金について見直す事で、お二人の理想のライフプランに合わせた保険加入を考える必要があります。
結婚したからといって必ずしも保険に加入しなければいけないわけではありませんが、二人のライフプランと密接に関係したお金と保険にについてじっくりと話し合っておくことでお二人の将来をより明るいものにしてくれます。
2、保険の選び方で損しないためにおさえておくべきポイント
保険とは独身の際にはなかなか考える機会がなく、種類も多いため最初は少しとっつきにくいものではありますが、人に言われるがまま保険に加入することで損をしてしまう危険もあります。
下記では、保険を選ぶ際に損をしないために押さえておくべきポイントを5つご紹介していきます。
(1)まずは保険の種類を知っておく
保険加入を考える前に、まずはどの様な保険があるのか、保険の種類について知っておく必要があります。
保険は大きく分けると「生命保険」と「損害保険」の2つに分けられます。保険の種類について詳しくは「3、結婚のタイミングで検討したい保険の種類」をご参照下さい。
(2)ライフプランに合わせて必要な保険を検討する
お二人の結婚後のライフプランに合わせて必要な保険を検討するようにしましょう。
保険とは、年齢やライフプランによってニーズが異なり、ライフプランに合わせてその時に必要な保険を検討、加入する必要があります。
例えば、結婚後どちらかが専業主婦になりどちらか一人が収入を得ている場合には、家庭の収入が途絶えるようなことがあった場合に備えて死亡保険に加入しておくと安心です。
また、子供が生まれた場合には、養育費などかかるため、より保障が大きな死亡保険に切り替える必要があります。結婚後の二人のライフプランについてしっかりと考える事でそれぞれの時期、タイミングにあった保険に加入をするようにしましょう。
(3)貯蓄では備えられない場合のための保険を考える
結婚生活が始まり、ほとんどの人は将来子供が生まれた場合やマイホームを購入する場合に備えて貯蓄を始める方も多くいらっしゃると思います。
しかしながら、経済的準備には「貯蓄で備えられるもの」と「貯蓄で備えられないもの」の2種類があります。保険とは、貯蓄では備えられない想定外におこり得る怪我や病気、災害等の際に活用できる保障のことです。
まずはお二人で今後のライフプランについて話し合った上で、貯蓄で備えられるものと貯蓄では備えられないものを分けて考えてみましょう。
(4)生命保険料は手取り年収の5%以内に収める
生命保険の保険料は手取り年収の5%以内におさえるようにするのがポイントです。
例えば、年収400万円の家庭なら生命保険の保険料を家族全員分で20万円以内に収めるのが生命保険に充てる金額の目安であるとされています。
生命保険のプランや内容を比較検討する際には、手取り年収の5%以内に収まるよう、保険料を月額ではなく年額で計算するようにしましょう。
(5)医療保険を検討する際の3つのポイント
医療保険選びで重要なことは、「自分に合った保険はどれか?」を見極めることにあります。
具体的には以下の3つのポイントをおさえておきましょう。
①「掛け捨て型」か「貯蓄型」か
医療保険を選ぶにあたっては、「掛け捨て型」か「貯蓄型」かを選択する必要があります。
掛け捨て型の保険は比較的保険料が安く手頃なプランが多いことが特徴として挙げられます。貯蓄型だと将来どのくらい手元に戻ってくるかをしっかりと確認した上で、掛け捨て型の保険と比較することがポイントです。
②「終身医療保険」か「定期医療保険」か
医療保険を選ぶにあたっては、「終身医療保険」か「定期医療保険」かについても選択する必要があります。それぞれの保障内容と最終的な保険料の差を比較、検討するようにしましょう。
③保険会社の選択
ここまでお伝えしてきたように、医療保険を選ぶ基準は保険内容と保険料を比較、検討するのが基本となります。
ただ、これに加えて、保険会社が万が一倒産した場合にはどのような保障があるのか、保険会社の状態を確認しておくことも重要です。
3、結婚のタイミングで検討したい保険の種類
結婚のタイミングで検討したい保険の種類としては大きく生命保険と損害保険があります。ここではそれぞれの保険について説明していきます。
(1)生命保険
生命保険とは、一言で言うと「人の生命・身体」に関わる保険のことです。
病気や怪我、介護、死亡など、人の健康に関わるアクシデントは誰にでも起こりうることで、予測不能です。「生命保険」の役割はそのような予測不能の事態に備えて生活を保障することを目的としています。
生命保険で主なものには以下のものがあります。
- ①死亡保険
- ②医療保険
- ③がん保険
- ④変額保険
- ⑤外貨建て保険
- ⑥個人年金保険
- ⑦共済保険
以下ではそれぞれについて説明していきます。
①死亡保険
死亡保険とは、本人が死亡したら受取人が保険金をもらえる保険です。
残される家族の保障が主な目的です。
このような死亡保険ですが、主に以下の6つの種類に分けられます。
- 終身保険
- 定期保険
- 収入保証保険
- 養老保険
- 引受緩和型保険
- 無選択型保険
以下、それぞれについて詳しく説明していきます。
- 終身保険
終身保険とは、解約しない限り一生涯保障される保険のことです。
また、終身保険には掛け捨てではなく貯蓄性があるという特徴があります。そのため、老後の資金など将来の費用を貯めたいという方や、相続税対策をしたい方におすすめです。
- 定期保険
定期保険とは終身保険とは異なり、保障される期間が限定されている保険です。つまり、60歳まで、などと保障される期間が定められている保険です。
また、基本的に掛け捨ての保険なので、比較的安い保険料で、家族のための大きな保障を得られます。
- 収入保障保険
収入保障保険とは、死亡時に一括で大金を支払われるのではなく、「年金」という形で毎月給付金という形で保障を受けることができる保険です。
例えば保険期間が60歳までとなっており、40歳で死亡した場合には、家族に20年間年金が支払われ続けます。
基本的に掛け捨てで、割安で大きな保障を得られることが特徴です。
養育費(生活費や学費)がかかる、小さいお子さんがいる方におすすめの保険です。
- 引受緩和型保険
引受緩和型保険とは、健康面で一般の生命保険に加入することが難しい方向けの死亡保険です。
一般的な死亡保険よりも比較的簡単に加入することができるものの、保険料が割高に設定されているのが特徴です。
特病がある方におすすめの保険です。
- 無選択型終身保険
引受緩和型保険にも加入することができなかった方向けの保険が無選択型終身保険です。
健康状態に関わらず加入することができるものの、保険料が割高なのが特徴です。
②医療保険
医療保険とは、病気やケガとなってしまい入院した際に保障を受けることができる保険です。
「入院1日につき◯◯円」という形式でお金が支払われます。
医療保険の主なものには以下の2つの種類があります。
- 終身医療保険
- 定期医療保険
また、健康面の問題で一般の医療保険に入れない方向けに「引受緩和型医療保険」という保険もあります。
以下では、それぞれについて詳しく説明していきます。
【医療保険の3つの種類】
- 終身医療保険
終身医療保険とは、保障が一生涯続く医療保険のことです。若干保険料は割高なものの、保障が一生涯続くため、更新する必要はなく保険料も一生涯変わらないことが特徴です。若い段階で加入しておけば安い保険料のまま続くので、特に若い方におすすめです。
- 定期医療保険
定期医療保険とは、保障期間が〇歳までもしくは10年間等と決められている医療保険のことです。満期が来た場合に更新することができますが、更新後は保険料が上がってしまうことが特徴です。退職までは保障が必要と考えているものの、老後の医療保険は必要ないと考える方におすすめです。
- 引受緩和型医療保険
引受緩和医療保険とは、医療保険加入時の審査が比較的緩やかな保険のことです。一般的な保険料よりも割高ですが、持病があっても加入しやすいのが特徴です。
特病がある方などにおすすめの医療保険です。
③がん保険
がん保険とは、名前の通りがんになってしまった場合に特化した保険のことです。家系的にがんになりやすいと思われる方は加入の検討をおすすめします。
④変額保険
変額保険とは、運用型の保険で運用実績によって将来受け取れる保険金と解約返戻金が変動する保険です。しかし、死亡保険の金額は下がりません。また、保険料も安めに設定されていることが特徴です。
⑤外貨建て保険
外貨建て保険とは、保険料や受け取る保険金などが外貨になっている保険のことです。米ドル建て、豪ドル建て、ユーロ建てがあります。保険料は安めに設定されていますが、為替変動リスクがあるのが特徴です。
⑥個人年金保険
個人年金保険とは、老後の生活費などを積立てる保険です。
個人年金保険には以下の2種類があります。
- 確定年金型個人年金保険
年金支払中、及び契約時に定めた年齢から5年間、10年間などと一定期間年金を受け取ることができる保険です。
- 終身型個人年金保険
年金支払い開始から死ぬまで一生涯年金を受け取ることができる保険です。
⑦共済保険
共済保険とは、株式会社などの営利団体ではなく、「JA」や「全国生協連」などの非営利団体が運営する保険のことです。
非営利団体が運営しているということから、保険料が割安であることが特徴として挙げられます。主なものに、「JA共済」「県民共済」などがあります。
(2)損害保険
損害保険とは、何らかの損害を負った際に保障される保険のことです。
損害保険で主なものには以下のものがあります。
- ①自動車保険(自賠責保険、任意保険)
- ②火災保険
- ③地震保険
- ④傷害保険
- ⑤海外旅行保険 など
下記では、それぞれについて説明していきます。
①自動車保険
交通事故に遭ってしまった際に保障される保険です。
契約が義務付けられている「自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)」と加入が任意の「任意保険」の2つがあります。
任意保険には、交通事故によって他人を死傷させた場合に、自賠責保険では賄いきれない損害を補償するための「対人賠償保険」や他人の自動車や建物に損害を与えてしまった場合の「対物賠償保険」、過失割合に関わらず人に怪我をさせてしまった場合に賠償を補償してもらえる「人身傷害保険」などがあります。
②火災保険
火災保険とは、
- 火災や落雷、風災や水災等の自然災害による損害
- 水漏れ
- 窓を割られて侵入された場合の盗難等
など、日常生活でのトラブル風水害による損害を被った場合の保険です。保険会社によって保険内容が若干異なるため、事前に確認するようにしましょう。
③地震保険
地震や噴火、津波の被害にあった場合に保障されるのが「地震保険」です。
地震保険は単独での契約はできず、火災保険などと一緒に契約するのが一般的です。
④傷害保険
傷害保険とは、日常生活上起きる事故が原因でケガを負ったり死亡した場合に保険金が支払われる損害保険のことです。
傷害保険は、被保険者の職業によって保険料が異なるのが特徴です。
⑤海外旅行保険
海外旅行中のケガや携行品の紛失、盗難、損害があった場合に備えるのが「海外旅行傷害保険」です。
日本で加入している健康保険は外国では利用できず、国によっては高額な医療費がかかる場合もあります。
出国前に万が一に備えて海外保険に加入をしておくことで、安心して旅行を楽しむことが出来ます。
4、保険を見直したい方に!見直す方法
最後に、結婚前から保険に加入されている方もいらっしゃるでしょう。
そのような方が結婚をきっかけに保険を見直すためには、保険相談窓口へ相談をする、という方法がおすすめです。
保険相談窓口に相談すれば、プロ目線でしっかりと相談に乗ってくれる上に、中立な立場で複数の保険会社のプランを紹介してもらうことができます。
複数社の契約も一つの窓口で行うことができ、加入後のサポートも行ってくれるため安心です。
まとめ
今回は結婚のタイミングで保険を見直す際のポイントについてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。結婚は保険について考えるいい機会です。
新しく家族となったお二人と、ご家族がより安心して生活していくためのご参考になれば幸いです。
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
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