最近レアメタルの結婚指輪が注目されていることをご存じですか?レアメタルはプラチナやゴールドよりも多くのメリットがあり、金属アレルギーの人でも身に着けることができるのです。
しかし、「レアメタルってなに?」と思う人も多いでしょう。
そこで今回は、レアメタルのメリットとデメリットや、レアメタルを取り扱うブランドをご紹介します。
ギフト | ブランド名 | 詳細 |
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目次
1、そもそもレアメタルってどんなもの?
鉄や銅、アルミなどの「ベースメタル」、金銀プラチナなどの「貴金属」以外の産業で使用される金属を「レアメタル」と呼びます。「レア」と呼ばれているため、希少性が高いのかと思いますが、チタンなどの決して希少性の高くないものも含まれています。
しかし、丈夫であったり酸やアルカリに強いといった性質を持ち、さまざま産業で活躍しているの重要な金属がレアメタルと言えるでしょう。
レアメタルの指輪はさまざまなメリットがあり、近年注目を集めています。では、どんなメリットやデメリットがあるのか見てみましょう。
2、レアメタルの結婚指輪を選ぶメリット
レアメタルの結婚指輪には、以下のようなメリットがあります。
(1)金属アレルギーを引き起こしにくい
最近は金属アレルギーで湿疹や腫れを引き起こす人が増えており、日本人の10人に1人は金属アレルギーだと言われています。さらに、今は大丈夫でもこの先も金属アレルギーを発症しないという確証はありません。
レアメタルでできている結婚指輪は金属アレルギーを引き起こさない、もしくは引き起こしにくいため、現在金属アレルギーである人も、今後金属アレルギーが心配な人にもおすすめなのです。
レアメタルの指輪は金属アレルギーが心配な人に口コミで広がり、8年で15倍も需要が増えているそうですよ。
(2)耐久性が高い
レアメタルは丈夫で傷がつきにくいものばかりであるため、日常使いはもちろん、特殊な職業環境の人にもおすすめです。
丈夫であるため変形の心配などもありません。
(3)多彩なカラーリング
レアメタルは金属によってさまざまな色があります。
- 白金
- ブラック
- カラフル
このように、好みの色で金属を選ぶこともできるので、金属アレルギーを心配していない人でも楽しめるでしょう。
色味によって、より個性的なふたりだけの結婚指輪を作ることができますよ。
3、レアメタルの結婚指輪を選ぶデメリット
レアメタルの結婚指輪には、以下のようなデメリットがあります。
(1)取り扱っているブランドが少ない
レアメタルは一般的に医療用や機械部品として用いられているもので、ジュエリー加工に適していないため、一般的な指輪を作る職人には加工が難しく、量産できないものも多数あります。
そのため、取り扱っているブランドがあまりないので、ブランドを選ぶことはほとんどできないのです。
(2)既製品がなくオーダーメイドとなることがほとんどで高額になりやすい
前述した通り、レアメタルの指輪は量産できないものがほとんど。そのため、基本的にオーダーメイドとなるため、コスパはあまりよくありません。
さらに、レアメタルの種類によってはプラチナ以上に希少性の高いものもあり、価格が非常に高額なものもあります。
(3)ダイヤモンドなど石のセッティングができないものもある
レアメタルの種類によって、ダイヤモンドなどの石がセッティングできないものがあります。ダイヤモンドの付いている結婚指輪が欲しい場合は、石がセッティングできる種類を選びましょう。
(4)サイズ直しができないこともある
レアメタルはサイズ直しができないものも多くあります。結婚指輪は長年使うことでサイズ直しが必要となることも多いため、最大の欠点と言えるかもしれません。
レアメタルで指輪を作る前に、サイズ直しについて確認することを忘れないようにしましょう。
4、【種類別】結婚指輪に使用されるレアメタルの特徴
次に、結婚指輪に使用されるレアメタルごとのメリットとデメリットを見てみましょう。
(1)チタン
<メリット>
- 軽くて、強度が高い
- 錆びない
- 金属アレルギーの心配がない
- 多彩な発色
<デメリット>
- 長年使用すると酸化被膜が付着する(再研磨で元に戻すことは可能)
- ロイヤルブルー以外は耐久性が低め
(2)タンタル
<メリット>
- 100%金属アレルギーの心配がない唯一の金属
- 酸やアルカリで溶けることがない
- 人体にとって適合性の高い素材
- 何年、何十年経っても輝きが変わらない
- 高度がプラチナの2.5倍
<デメリット>
- プラチナと同等の費用がかかる
- 重みがある
- ブランドによってはサイズ直しができない
(3)ジルコニウム
<メリット>
- チタンに似た性質だが、チタンよりも多彩
- 金属アレルギーの心配が少ない
- 強度が高い
- 軽い
- プラチナよりはリーズナブル
<デメリット>
- 長年使用すると酸化被膜が付着する
- 3年程度で表面の発色が消える(再研磨・再発色で元に戻すことは可能)
(4)イリジウム
<メリット>
- 白金の輝きがプラチナよりも美しい
- 金属アレルギーの心配が少ない
- 硬度がプラチナの8倍以上
- 酸やアルカリで溶けることがない
- 変色しない
<デメリット>
- サイズ直しができない可能性が高い
- 石留めができない
- 希少性が高く非常に高額
(5)ハフニウム
<メリット>
- プラチナに近い白さ
- 金属アレルギーの心配がない
- 硬度がプラチナの3倍以上
- 変色しない
- ダイヤモンドとも相性がいい
<デメリット>
- 大きな石は留められない
5、レアメタルの結婚指輪が購入できるブランド
ここまでレアメタルについてご説明をしましたが、実際にレアメタルを取り扱うブランドはどこにあるのでしょうか。
おすすめの3ブランドをご紹介します。
(1)アイプリモ
アイプリモは全国にショップを構える人気のブランドですが、アイプリモにも「チタン」を使用した結婚指輪があります。発色させていないチタンの指輪は2種類あり、もちろん金属アレルギーの心配はほとんどありません。
近くにレアメタルを使用した指輪を取り扱うブランドがないのであれば、ぜひアイプリモをチェックしてみてください。
http://www.iprimo.jp/
(2)TOKYO DIAMOND
TOKYO DIAMONDの設立者・廣瀬一京さんの妻が金属アレルギーだったことから始まったブランドです。ここでは、他のブランドで取り扱われていないレアメタルを数多く取り揃えており、ゴールドやプラチナを除いても、その数なんと10種類!
自分が美しいと思うものを作るためにレアメタルの性質を研究・開発し、レアメタルについてブログで発信しているうちに、研究職など特殊な分野の人の目にも止まるようになったのだとか。
TOKYO DIAMONDでは他では難しいレアメタルのサイズ直しにも対応できるなど、特殊な技術もあるため、レアメタルの結婚指輪を探しているのであれば、非常に安心してお任せできるブランドと言えるでしょう。
(3)SORA
結婚指輪を探していて、SORAのカラフルな結婚指輪を目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。SORAでは、一般的なプラチナとゴールド以外に、ジルコニウム・タンタル・チタンを使用しています。
華やかに発色する指輪の印象が強いSORAですが、もちろん発色しない金属のみを使用してのオーダーも可能。好みに合わせた指輪作りをしてくれますよ。
まとめ
今回は、レアメタルのメリットとデメリットや、レアメタルを取り扱うブランドをご紹介しました。
レアメタルには、
- 金属アレルギーの心配がない
- 耐久性が高い
- 多彩なカラーリングがある
といったメリットがあります。
レアメタルの種類により、サイズ直しが難しかったり、石が留められないといったデメリットもありますが、体への安全性を考えれば非常に魅力的な素材と言えます。
金属ごとに色味や性質が異なるので、自分にあったレアメタルを選んでみてください。
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
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