結婚式にゲストとして招待された場合、女性の場合はドレス、男性の場合はスーツを着て、参列するのが一般的ですよね。
暑さの厳しい真夏の結婚式に出席する場合、服装マナーはどう変わってくるのでしょうか?
今回は意外と知らない夏の結婚式に参列する際の、ゲストの服装マナーについて、NGスタイル&おすすめスタイルを男女別にご紹介していきます。
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1.夏の結婚式のNG服装(女性編)
夏に行われる結婚式も、とても素敵。
しかし年々増す夏の暑さ。普段の格好では必然的に露出が増えますが、結婚式ではどの程度がマナー違反ではないのでしょうか。
夏の結婚式に女性がゲストとして出席する場合に間違えがちな服装マナーについて、ここではNG例をご紹介していきます。
(1)肩だしなど露出の多いドレス
気温が高い夏の結婚式だからといって、ノースリーブやベアトップなど肩だししたデザインのドレスや、背中がざっくりとあいたようなドレスは、結婚式の服装としてNG。
過度な露出はひんしゅくを買う可能性があります。
ノースリーブやベアトップのドレスを着る場合は上にボレロやストール、ジャケットを羽織るようにして、肩だししないように気をつけましょう。会場の冷房対策にもなるので、羽織るものがあると安心です。
(2)スカートの長さ
(1)でご説明したとおり、暑いからといって、露出の多いドレスは結婚式には不適切。ひざ上5cm以上あるようなミニ丈のドレスも、肌露出が多くなるため控えるのがベターでしょう。
ただし、(1)(2)ともに、二次会やカジュアルな結婚パーティーの場合は、OKな場合もありますので、場の雰囲気に合わせ調整してみてください。
(3)色にも気をつけましょう
夏場は爽やかで涼しげな色合いのドレスを着たくなりますよね。
しかし、白系のドレスは花嫁のウエディングドレスとかぶって見えてしまうため、夏場に限らず一年中NG。
白だけでなく、ベージュのドレスも光の反射加減や写真写りによって白に見える場合がありますので、なるべく避けるようにしましょう。
(4)サンダル、ミュール、素足
女性の場合、夏になると蒸れる心配のない涼しげなサンダルやミュール、オープントゥなどを素足で履きますよね。
しかしこれも結婚式などフォーマルな場では、露出が多いと判断されるためNG。
また、どんなに綺麗な脚をしていても、ストッキングを穿くのがマナー。
暑くてもベージュのストッキングを穿いて、かかとやつま先のあいていないヒールパンプスを履くようにしましょう。
(5)ベロア素材など厚手素材のドレス
高級感があって冬場の結婚式などでは重宝されるベロア素材のドレス。
しかし、ベロア素材など厚手素材のドレスを夏場に着ると、暑苦しく見えてしまうため控えた方が良さそうです。
2.夏の結婚式におすすめの装い(女性編)
出典:http://onepiece-rental.net/
先ほど、夏の結婚式でのNGな女性の服装についてご紹介しましたが、ここでは夏の結婚式におすすめの装いをご紹介していきます。
(1)色を選べば涼しげに
夏の結婚式では暑くても過度な露出はNGとご紹介しましたね。
そんな露出NGな夏の結婚式でも涼しげな印象に仕上がるとしておすすめなのが、寒色系カラーのドレス。
青や水色、エメラルドグリーンなど夏らしい涼しげな色味のドレスを選べば、季節も意識した素敵な装いとして注目を集めそう。
(2)シフォン素材で軽やかに
夏の結婚式に着るドレスは、色味だけでなく、素材にも注目して選ぶのがおすすめ。
中でも軽やかな印象のシフォン素材のドレスを選べば、清涼感のある印象に仕上がるはず。
他にも部分的にレースをあしらったドレスや、透け感のあるデザインのドレスを選べば、夏にぴったりのお呼ばれスタイルに。
(3)汗をかいても目立たない素材を
夏の結婚式で気になるのが、ドレスが汗でびしょびしょになってしまうこと。
そのため、汗じみが目立たないような素材や色味のドレスを選ぶことが大切になってきます。
汗がにじまないようにするためにも、インナーには吸水性の良い肌着を選ぶようにしましょう。
他にも、汗をすぐに拭けるよう白地のシンプルなハンカチを携帯したり、こまめに制汗剤でケアしたり、行き帰り用に別の着替えを持っていくなどの工夫もおすすめ。
(4)髪はアップスタイル
夏場の結婚式では、ヘアスタイルにも注意が必要。ダウンスタイルだと首元に汗をかきやすいため、ヘアスタイルもアップでまとめてしまうのがおすすめです。ボブなど短めなヘアスタイルの人も、ピンでまとめたり、編みこんでみたりして、うなじを出したスタイルが涼しげで印象がいいですよ。
3.夏の結婚式のNG服装(男性編)
夏の結婚式に男性がゲストとして出席する場合に間違えがちな服装マナーについて、ここではNG例をご紹介していきます。
(1)半袖シャツ
「夏場は暑いから半袖のYシャツでもいいんじゃない?」と思う人もいるかもしれませんが、これはNG。シャツはジャケットの袖口から袖を覗かせることで、ドレスアップをするという意味があります。そのため半袖シャツではドレスアップできないため、フォーマルな結婚式の場ではふさわしくありません。夏場でも必ず長袖シャツを着用するよう気をつけましょう。
(2)ベストを着ない
気温の高い夏場はできるだけ薄着で過ごしたいですよね。そのため「ベストは着なくてもいいのでは?」と考える人もいるでしょう。しかしこれもNG。もともとシャツは「下着」と考えられていたことから、ベストは着用必須と考えられています。
(3)白やピンクなどの明るい色のスーツ
祝いの席となると、明るい色のスーツを着たくなる気持ちもありますが、結婚式ではNG。明るい派手な色で新郎新婦よりも目立つスーツはふさわしくないとされています。男性は黒・紺・グレーなどのダークな色のスーツを選ぶのがマナーとされています。
(4)派手な色シャツや柄シャツ
最近では許容範囲が広がっていますが、フォーマルな結婚式では派手色やチェックなどの柄シャツは避けたほうが無難です。二次会などカジュアルなパーティーのみ参加の場合にしましょう。また、アニマル柄は殺生を連想させるため、どんなに華やかであってもNGとなります。
(5)黒いネクタイ、黒いシャツ
フォーマルな結婚式という場では、白いシャツが基本となっています。黒シャツは暗いイメージとなりますので、避けましょう。黒いネクタイも不祝儀を連想させるのでNGです。
(6)キャラクターもののネクタイ
「明るいお祝いの席だから」とキャラクターもののネクタイをつける人もいるかもしれませんが、こちらも結婚式には不向きだと言われています。
(7)白い靴下や柄靴下、くるぶしソックス
見られていないようで意外とチェックされているのが、靴下。
座った時や屈んだときなど、ズボンの裾からちらっと見えるため、靴下も注意したいポイントです。
結婚式はフォーマルな場であるため、ミドル丈の黒靴下が基本。白やほかの色の靴下、柄靴下やくるぶしソックスなどは大人の男性として恥ずかしいチョイスです。注意しましょう。
(8)会社用のスーツや、リクルートスーツ
普段仕事で着ているくたびれたスーツや、リクルートスーツでの出席はふさわしくありません。できれば結婚式用のスーツを用意しましょう。
(9)カジュアルな靴
夏場は革靴だと蒸れやすいですよね。
しかし、結婚式というフォーマルな場ではカジュアルな靴はNGです。スニーカーやサンダルは厳禁です。
4.夏の結婚式におすすめの装い(男性編)
(1)ディレクターズスーツorブラックスーツの準礼服
結婚式を含む冠婚葬祭には、正装、準礼装、略礼装の3つの服装マナーが存在します。
結婚式の場合、基本的には季節を問わず準礼装で出席するのが良いとされています。
男性の準礼装は、ディレクターズスーツまたはブラックスーツが定番。
出典:https://customlife-media.jp/suit-formal
黒ジャケットにグレーのストライプ地のスラックスを合わせるのが基本のディレクターズスーツは、親族や上司などとして昼の結婚式に出席する場合に多く着用されます。
昼夜関係なく着用でき、結婚式で多くの男性ゲストが着用しているのが、ブラックスーツです。
ちなみに結婚式の招待状に「平服でお越しください」と書いてある場合は、略礼装を着ていくようにしましょう。
(2)夏用スーツ、ベストを着用
夏の結婚式でも半袖シャツはNGです。ベストも着用すると、よりマナーバッチリです。
そのため暑さ対策として、生地が薄く風通しの良い夏用のスーツとベストを用意するのがおすすめです。
(3)靴
お呼ばれ結婚式で男性は、紐付きの内羽根式、ストレートチップの黒の革靴が相応しいとされています。
普段使用している通勤靴を履いていくことのないように気を付けましょう。
シンプルなデザインの「プレーントゥ」ならば、つま先にデザイン穴(メダリオン)が開いていない靴がベスト。
5.まとめ
暑い夏の結婚式もマナーを守りつつ、快適な装いをすることは可能。是非参考にしてみてくださいね。
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
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