結婚式の招待状がWebで届く?デジタル化の波は留まるところを知りません。便利で使い勝手もよさそうなWeb招待状。おシャレで素敵なテンプレートがたくさんあるのも嬉しいところです。ここでは結婚式という伝統的な場面において上手く使いこなすコツや、手順、コストについてご説明していきます。
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1、結婚式もWeb招待状でペーパーレスに!?でも本当にいいの?
結婚式場などフォーマルな場所で結婚式や披露宴をする場合、新郎新婦の両親や親戚など身内方々が参列するのが一般的です。今までお世話になった上司や先輩など、ビジネス上でのつながりがある人を招待することもあるでしょう。
紙での招待状がまだまだ主流を占める中で、Web招待状は便利で使い勝手のいいツールですが、人によっては失礼だと捉える場合もあり、悩ましく感じるカップルも多いようです。
(1)1.5次会、二次会の案内の場合は?
披露宴と二次会の中間に位置する「1.5次会」や、カジュアルでフランクな雰囲気の「二次会」。この場合、Web招待状を使ってお知らせするのは問題ありません。1.5次会や二次会はそもそもフォーマルなものではなく、レストランやカフェバーなどくだけた場所での開催となるからです。
最近では、家族や親族とは先にかしこまった食事会などであいさつを済ませ、友人など比較的自分たちと年齢が近いメンバーで1.5次会や二次会を開催することも多いかもしれません。普段からSNSツールなどを使ってやり取りをしている面々であれば、Web招待状でのやり取りの方がお互いに便利ですね。
(2)フォーマル挙式の案内の場合は?
フォーマルな挙式・披露宴の場合、親族や上司など目上の人へは紙の招待状を送り、身近な友人や同僚、後輩などにはWeb招待状を使うといった「棲み分け」での利用がおススメです。
インターネットを当たり前に使いこなすデジタルネイティブ世代とは違い、社会人になってからデジタル環境が整った年代は、何かと及び腰な人たちもいます。「結婚式と言えば立派な紙の招待状」世代にとって、Webでの招待状を受け取ること自体が驚きかもしれませんし、二人の門出を祝いたい気持ちはあっても、操作に悩んだりして参加のハードルを上げかねません。
結婚式の主役は新郎新婦ではありますが、見守り育ててくれた両親、親戚、上司、先輩へのお礼を伝える場所でもあります。気持ちよく参加してもらえるような心配りが大切なのかもしれませんね。
2、Web招待状の作成手順
サイトによっても違いはありますが、だいたいの手順はこんな感じです。
(1)まずはアカウント登録
氏名、電話番号、メールアドレスなどを入力して仮登録し、本登録を完了させます。
(2)招待状のテンプレート選び
一番迷うのが、テンプレート選び。無料サービスと有料サービスで差別化するサイトもありますが、全て無料のサイトもあります。POPでかわいい系、大人シック系、伝統的なクラシカル系などいろいろな特徴があるので自分たちのイメージに合うものを選びましょう。
(3)招待状の編集
好きなデザインを選んだら、結婚式の案内や、挨拶文、二人のプロフィールや、出欠フォームなどの必要事項を入力していきます。それぞれのプロフィール写真が必要な場合もあるので、事前に用意しておきましょう。
サンプルを見てみると分かりますが、招待状を開封してまず展開されるのは二人の挨拶文です。ゲストがその日を楽しみに待つような、心を込めた挨拶をしたいですね。ほぼすべてのサイトには挨拶文のフォーマットが用意されているので、ぜひ参考にしてください。
その後に続くのは二人の写真入りプロフィール。ゲストによっては、自分の友達がどんなお相手と結婚するのかを知る、最初のお披露目となるかもしれません。二人の人柄が伝わるようなプロフィールにしましょう。
日時や会場のアナウンス、出欠フォームやお願い事項の入力など、全てがオンラインで完結するWeb招待状。ここまでくれば、あとは送信するだけです。
(4)招待状の送信
いよいよ招待状を送ります。住所が分からなくても、メールやLINE、SNSメッセージで簡単に送ることができて、返信ハガキは不要です。サイトによってはLINEアドレスを使い、招待状を一斉送信できるサービスも。また有料になりますが、送信時のデータを基にゲストリストを作成し、CSVファイル形式データでダウンロードできるサービスもあるようです。出席管理や、当日のゲストリストなど幅広く活用できそうですね。
(5)お礼状サービス
参加してくださった方々にお礼を伝える「お礼状サービス」もオンラインで利用できます。参加のお礼を伝えるとともに、結婚式の思い出をシェアしたいですね。デジタルだからこそできる、ライブ感溢れるお礼状。ぜひ利用してみてはいかがですか?
3、Web招待状のコストって?
気になってくるのがコストです。通常、招待状を専門業者に紙ベースで依頼する場合、平均1部400円かかるというデータがありますが、Web招待状では無料プランを利用すれば基本0円です。有料プランを利用した場合でも相場は5,000円程度。その差は歴然です。
4、Web招待状のメリット・デメリット
便利で気軽なWeb招待状。メリットとデメリットをまとめてみました。
(1)利用する側のメリットは?
- 作成から送信までの作業がとにかく簡単で、出欠管理もラクチン。
- 招待状の送信リストから、受付用の参加ゲストリストも出力できて便利。
- 招待状のデザインが豊富。50パターンから選べるサイトもあって嬉しい。
- 有料プランを選んだとしても5,000円程度。紙の招待状を出すよりもコストを大幅に抑えられ時間も短縮できる。
- 普段利用しているSNSやLINEで一斉送信できるので既読確認もでき、未送信の心配がない。
- 海外に住むゲストとのやり取りも、負担が少ない。
- 会費制の場合、サイトによってはクレジットカードなどによる事前決済機能も利用出来て便利。受付係の負担も減って、ドタキャンの心配もなくなる。
(2)招待される側のメリットは?
- スマホやPCから簡単に出欠の入力ができ、ポストに投函する手間もいらない。
- 紙の招待状だと紛失の心配があるけれど、Web招待状ならその心配はない。スマホやPCからいつでも情報を見られるので安心で便利。
(3)デメリットは?
- ペーパーアイテムであれば形として残るが、WEB招待状は期限があるため手元に残せない。
- デジタルツールへの理解が薄い層には、不評なことも。カジュアルな印象が強いので、目上の人や、普段からスマホやPCを使わない人には紙ベースをオススメ。
5、Web招待状作成のおすすめサイト
サイトによって提供しているサービスやプランは様々です。おすすめサイトを3つご紹介します。
(1)Wedding Day
600万人のゲストが利用している、すべて無料のWeb招待状サービスサイト「Wedding Day」。オシャレなデザインは27パターン。もちろん全て無料で利用できます。Webだけでなく紙の招待状もカンタンに作成できるので、ゲストごとの対応もスムーズ。
送信する際にはLine、FacebookMessenger、SMS、Eメールなどが利用可能。QRコードも生成できるのでEメールでの出欠回答のやり取りもスムーズですね。ゲストの出欠情報はスマホで確認でき、データのダウンロードもできるため、お礼状や年賀状の住所録などにも使えて便利。
会費制結婚式の場合には「かんたん会費支払い」が使えます。ゲストは出欠を回答する際、事前にクレジットカードでの支払いができるので、当日の受付がスムーズになる上、現金での出費や、新札を用意したりご祝儀袋を買いそろえる必要もなくなり、ゲストの負担を軽減できます。決済手数料は業界最安値の4%でゲスト側に手数料は一切かかりません。
引き出物宅配サービス「結」や、結婚式ムービー製作「ナナイロウェディング」とのコラボで、結婚式を盛り上げてくれるオプションも豊富なWedding Day。インスタグラムと連動した「結婚式まであと〇日」と言ったカウントダウンフォトも作れるので、シェアして盛り上がるのもいいですね。
Wedding Dayはアカウント登録して初めてわかるサービスなどもあるので、気になるカップルは是非一度チェックしてみてくださいね。
(2)楽々!WEB招待状
https://platinumstyle-invi.jp/
50種類以上のデザインの中から選べて、自作デザインも使える「楽々!WEB招待状」。紙対応のゲストには招待状を紙ベースで送り、招待状作成後に生成されるQRコードを貼り付ければWeb返信も可能に。
LINEなどの普段使い慣れているツールで一括送信でき、出欠状況はスマホで確認。簡単に現状を把握しやすく出席、欠席、保留に振り分けられて人数のカウントまで管理してくれます。パーティ前に会費を集める事前決済機能もあって、基本的にサービスは無料です。
東京近郊エリアで二次会をするカップルには、たくさんのサービスが用意されているこちらのサイト。カジュアルドレスを無料で借し出しするプランもあり、通常30,000円の「軽くて」「動きやすい」ウェディングドレスが二泊三日の間、無料で利用できます。更に有料オプションにはなりますが、新作ドレスなら35,000円の10%OFFで小物が3点まで無料のプランも。
また、二次会の写真をプロが無料で撮影してくれるサービスもあります。パーティ当日にプロカメラマンが約300カット撮影を行ない、撮影後に写真を見てから買うか買わないかを決めることができます。実際撮影された写真の中から60枚程度をサンプルとしてWebアルバムで確認。購入希望の場合には300カットで35,200円。買いたいものがない場合には、一切切料金は掛かりません。購入するとお友達やご両親も無料でダウンロードできるので、思いで作りにぜひ。
その他、二次会を盛り上げる景品を特大パネル付きで特別割引購入できるサービスも。サービス利用にはエリアによっても変わるので、詳しくはサイトでご確認ください。
(3)Wedding Websites – Free Wedding Websites – The Knot
https://www.theknot.com/gs/wedding-websites
無料のWeb招待状サイトです。残念ながら日本語には対応していませんが、Web招待状の素敵な素材がたくさんあり、眺めているだけでも楽しい!人とはちょっと違う招待状を送りたい人は一見の価値ありです。英語ができる方はぜひトライしてみてください。
いかがでしたか?
Web招待状のサイトはたくさんあるので、ひとつに絞るまでが大変かもしれません。たくさんの機能を用意しているサイトや、シンプルに必要最低限の機能に絞ったサイトなど、どちらが便利なのかは利用するカップルが決めること。
まずはサイトを訪れて、特徴をチェックし自分たちに合うかどうかを確かめましょう。近い将来、Web招待状がメインツールとなる日がくるでしょう。うまく使い分けて素敵な結婚式をお迎えください!
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
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