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結納を簡易的に行う「略式結納」の注意点と当日の流れ

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    婚約の儀式である結納。近年は、簡易的に行う「略式結納」が一般的になっています。いざ結納を行うと決めても、初めてのことだけに、結納のマナーや服装、当日の流れなど、知らないことが沢山あります。

    また、「略式結納」といっても、どこまで略して良いのかも分からないですよね。

    そこで今回は、結納を簡易的に行う「略式結納」について、注意点や当日の流れを中心にご紹介いたします。

    「略式結納」で準備するものは、正解はありません。

    両家の足並みが揃って、結納の儀式として成立していればどんなスタイルでも問題はありません。そのためには、事前に両家ですり合わせをしっかり行うことが大切です。

     

     

    1、そもそも結納とは?

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    結納とは、結納品を取り交わすことで「結婚することを約束する」儀式です。結納には、「略式結納」「略式結納」があります。

    「正式結納」は仲人が両家を往復し、結納品を納めるという形式です。両家が離れている場合は、数日かかることもあり、時間と手間がかかり、仲人の負担が大きいことから、近年は「略式結納」の形式で結納を行う方はとても少ないです。

    「略式結納」とは、料亭やレストランなどに両家が集まり、仲人を立てずに行ないます。昔は女性の自宅で行うこともありましたが、近年はホテルや料亭など場所を借りて行うことが多いです。正式な結納を簡素化して行うのがこの「略式結納」にあたります。

    「略式結納」はどこまで略していいの?

    結納には地域の風習やしきたりもありますが、「前例にとらわれたくない」、「堅苦しいことはしたくない」という理由から、結納を簡素化して行うスタイルが主流となっています。両家で「どうしてもはずせないこだわり」があるところは取り入れ、それ以外のものは略しても構いません。

    具体的には、「仲人を立てない」「ホテルや料亭で行う」「結納品を用意しない」などです

    「略式結納」に正解はありません。両家の足並みが揃って、結納の儀式として成立していればどんなスタイルでも問題はありません。

    2、結納の当日までの準備と注意したいこと

    「略式結納」当日までに準備したいこと、注意点をご紹介します。

    ①事前にお互いの両親のことを知らせておく

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    結納当日をスムーズに進めるために、そして良い雰囲気になるように、まずは事前にお互いの両親のことを伝えておくとをおすすめします。

    前もって情報交換しておくことで、当日は共通の話題が見つかったり、和やかなムードの中進めることができるでしょう。

    ②服装はセミフォーマルに

    結納は改まった席なので、身だしなみを整えましょう。従来は、簡略結納といってもフォーマルスタイルが一般的でしたが、近年はセミフォーマルで行うのが一般的です。

    両家の服装の格に差が出ないよう、事前に擦り合わせしておくと良いでしょう。

    [女性]

    • きれいめのワンピース
    • 和室の場合、立ったり座ったりするので、スカート丈はひざが隠れる長さ
    • 髪の毛は顔にかからないようまとめる
    • アクセサリーは邪魔にならない短めなものを

    [男性]

    • スーツ
    • シャツは白
    • 和室の場合は靴を脱ぐため、靴下にも気を付ける

    [父親]

    • スーツ
    • シャツは白

    [母親]

    • きれいめのワンピースやセットアップ
    • 新婦より派手にならない服装

    ③会場は個室のあるホテルやレストランを予約しよう

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    料亭やホテル、レストランなどで行い、ホテルなどの結納プランを利用するケースも多いです。以前は女性宅で行うこともありましたが、食事の用意などもする必要があり、負担が大きいため、外で行う傾向になります。

    結納だけを女性宅で済ませて、その後に全員で料亭やホテルに移動して、外で食事を行うこともありますが、移動の負担などを考慮して、同じ場所で結納と食事会を行う方が良いでしょう。

    ④手土産は必要?

    略式結納の場合、女性側の自宅へ訪問する際は必ず手土産は必要になってきますが、料亭やホテルで行う場合、手土産は必ず必要というわけではありません。

    ただし、片方だけが持っていくなどの偏りはNGなので、事前にしっかり両家で話し合いをすることが大切です。

    手土産持参する際は、「相手の好物」、「縁起が良いもの」、「持ち運びしやすいもの」、「日持ちするもの」、「みんなで分けられるもの」という点を考慮して選ぶと良いでしょう。

    ⑤結納品は、風呂敷に包んで持っていく

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    結納品がある場合は、まとめて風呂敷に包み持参します。紙袋やビニール袋に入れて持っていくことは失礼にあたりますので、注意しましょう。

    その際、風呂敷には結び目を作らないことを覚えておきましょう。結び目は「ほどく」ということから、「別れ」を連想させてしまうため、行きは結び目を作らず持ち運ぶのがマナーです。

    頂いた結納品を持ち帰る際は、風呂敷をしっかり結びます。これは「結んだ縁がほどけないように」という意味があります。

    ⑥忌み言葉を使わない

    結納はおめでたい席なので、縁起が悪いとされる「忌み言葉」は使わないように注意しましょう。具体的には、「別れる」「切れる」「離れる」「切れる」などの他、「重ね重ね」「たびたび」「くれぐれも」といった重ね言葉もNGです。

    3、結納の当日の流れ

    ここでは、料亭やホテル仲人なしで行う場合の流れをご紹介します。

    料亭やホテルの個室で行う場合、結納品と食事がセットになった「結納プラン」を利用すると結納品一式を用意して飾りつけまでやってくれるところもあります。結納プランがないところでは、事前に会場に伝えておけば、結納品を飾る場所を用意してもらえます。

    ①入場する

    結納品を飾り終えてから、お部屋に入ります。順番は、男性側、女性側で、その際、男性側は上座、女性側は下座に座りますが、結納では本人たちが上座(結納品に近い場所)に座ります。並びは、上座から、本人、父、母の順番になります。

    ②始まりの挨拶をする

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    結納式の始まりの挨拶をします。仲人のいない略式結納では、進行役は男性側の父親が務めるのが一般的です。

    (男性側)

    「この度は、〇〇家と□□家の素晴らしいご縁をいただき、ありがとうございます。本日は、お日柄もよく、結納の儀を執り行わせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします」

    ③結納品を取り交わす

    男性の母親が、飾った結納品をもって女性の前に運び、男性の父親が口上を述べます。

    (男性側)

    「〇〇家より、結納の品でございます。幾久しく、お納めください。

    女性が男性側の結納品の目録を取り出して確認します。

    続いて、父親、母親の順番で確認します。

    目録を元に戻したら、女性の父親か女性本人がお礼の口上を述べます。

    (女性側)

    「ありがとうございます。幾久しく、お受けいたします」

    ④婚約記念品の披露

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    婚約指輪などの「婚約記念品」を用意している場合は、ここで披露します。

    ⑤締めのあいさつ

    (男性側)

    本日はどうもありがとうございました。おかげさまで無事に結納の品を納めることができました。これからも幾久しくよろしくお願いいたします。

    (女性側)

    「こちらこそありがとうございます。幾久しくよろしくお願いいたします」

    次に、新郎新婦から両家の親にお礼を述べます。

    「本日はお忙しい中を、私たちのためにご足労を賜りましてありがとうございます。未熟な私たちですが、これからもご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。」

    この後、記念撮影や食事会を行います。

    いかがでしたでしょうか。

    今回は簡易的に行う「略式結納」についてご紹介いたしました。

    結納は家や地域によってスタイルや独特の風習がありますので、簡易的な結納といっても、新郎新婦2人だけで決めるものではありません。両家の意向を踏まえた上で、どんなスタイルにするか決めましょう。

    今回の記事が皆様のお役に立ちましたら幸いです。

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