二人の結婚の意志が固まり、いよいよ本格的に結婚への準備を始めよう!って時なのに…。この頃、彼の様子が何だかおかしい。結婚の話題になるといつもの元気がないし「まさか、私のことが嫌いになったのかしら? 結婚が嫌になったのかしら?」なんて心配になったことありませんか?
もしかしたら、それはマリッジブルーかもしれません。女性ではよく聞くマリッジブルーですが、実は男性にもあるのです。この記事では、男性のマリッジブルーの原因と乗り越えるため対処法についてお伝えしていきます。
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目次
1、「結婚をしよう」と決意した人の7割がマリッジブルーに!
出典 http://zexy.net/mar/edit/honne/vol51.html
こちらは、マリッジブルーに関する女性へのアンケート結果です。
女性の7割近くがマリッジブルーを体験しているようですが、実は男性も同様に感じていることがあるのではないでしょうか? こちらの調査では48%の男性がマリッジブルーの経験あり、と答えているとありますが、もしかしてもっと多いかもしれませんね。
現在は共働き夫婦が増えたり、子どもを持たない、主夫など、いろいろな夫婦のスタイルがあるとはいえ、真面目な男性ほど、家族をつくる、支えるという責任感から、気持ちが不安定になることは十分考えられます。
マリッジブルーと言えば女性特有のもの、と考えられていたのは昔の話で、今は男性でも当たり前に経験するかもしれないもの、と言えそうです。
2、あなたの彼はマリッジブルー?
(1)男性特有のマリッジブルーの特徴とは
そんな誰もが体験するかもしれないマリッジブルーですが、男性のマリッジブルーにはこんな様子が見られます。彼がどれだけ当てはまるか、まずは確認してみましょう。
- あなたと会いたがらない
- 一人になりたがる
- あなた以外の女性を気にする
- イライラしやすく、短気になる
- なんだかそっけない、冷たい態度をとられる
- 愚痴、僻っぽくなる
- 疲れやすく、気分が塞ぎがち
- 寝付きが悪い、寝ていても何度も目が覚める
- 食欲の低下、過食。お酒の量が増えた等、食事の変化
- 腰痛、肩こり、頭痛を感じやすい
- 便秘、下痢、胃痛などストレス症状がある
- 結婚の話題を避ける
- 結婚に関する契約や決めること等をあなた任せにしたり、避けようとする
などがあげられるかと思います。
(2)マリッジブルーは婚約後とは限らない!
そして男性のマリッジブルーの特徴は、婚約後だけに起きるわけではないことも多いということです。
最後に挙げた「結婚に関する契約や決めること等をあなた任せにしたり、避けようとする」は、お互いが結婚の意志を確認した後に起きることですが、それ以外の様子は、婚約後はもちろん、実はプロポーズの前、彼自身が結婚を決意する時に起きていることも多いのです。
これからの人生のパートナーとなってほしいと願う女性に対して「果たして自分は、ふさわしい男性なのか」「自分が家庭をもってやっていけるのか」など、先にも少し書いたように男性としての責任感が強ければなおさら先々のことに自信が持てない、不安になってしまう、ということはあるのではないしょうか?
3、マリッジブルーに陥りやすい男性のタイプとは?
では、どんなタイプの男性がマリッジブルーになりやすいのでしょうか?
例を挙げてみますと
- なんでも一人で解決しようとする
- 人に相談する、お願いするのが苦手
- 理想が高く、完璧主義なところがある
- 自分にも他人にも厳しい
- 非常に真面目
- 実家暮らし。一人暮らしの経験がない
- マザコン
- 年齢が高く一人暮らしが長い
- 貯金が少ない。もしくはない
- 仕事がとても忙しい
- 転職経験が多い
- 男性の友達とよく遊びに行く
- まだまだ遊びたいと思っている
- 多趣味。お金のかかる趣味がある
性格的なこと、環境への変化、経済的なことも含めた将来への漠然とした不安が、男性の場合はマリッジブルーになる要素として当てはまりやすいようです。
ですが、よくよく考えてみれば、それは女性も同じことですよね?
女性だって結婚という人生の一大イベント。環境の変化、将来の不安など、少なからず抱えるものです。ですから、もしあなたの彼に「もしかしてマリッジブルーかしら?」と感じる様子があったとしても不思議ではありませんし、それをダメなこととして捉えないことがとても大切なのです。
4、男性がマリッジブルーに陥る6つの原因とその深層心理とは?
では、男性がマリッジブルーになる原因とそれを引き起こす深層心理ってどんなものなのでしょうか? 実は、女性の側からみても同じことが言えそうなことばかりです。
(1)これから家庭を守っていかないといけない!という責任感
昨今では結婚へのイメージ、認識はかなり変わってきているとは言え、まだまだ男性が家族を守るという意識は社会的にも強いですね。
親の姿や、親しい人の家庭のあり方から大きく影響を受けているものです。周りがそうだから自分もそうなる、そうしなければならないということでは決してないのですが、人はそう思いがちです。
真面目な男性であれば、「自分がしっかりしなれば」「家族を守るんだ」と当然強く感じるでしょうし、それがプレッシャーとなることもあります。
(2)自分の給与でやっていけるだろうか、という経済的なこと
一般的には、結婚に際して女性の方が夫の都合に合わせての転職・離職は多いものです。妊娠や出産、育児で仕事を休む、辞めるという場合も多く、どうしても夫である男性の経済的負担が大きくなります。
結婚したからと言って、すぐにお給料が大幅にアップするわけでもありません。この先家族を養っていけるのか、先々にかかるお金のことなど、経済状態を考え始めると悩みはつきないものです。
また趣味や遊びにお金をたくさん使っていた人は、今後自分のために使えるお金が減るかもしれないことへの不安も考えられます。
(3)結婚相手の家族、新たな人間関係への不安
当たり前ですが結婚すると家族が増えます。ご両親が揃っていれば、親は2人から4人になりますし、親戚付き合いの盛んな家なら親戚が増えます。彼の立場から観ると、大抵の場合、ご両親から娘さんを頂くという立場にありますから、親や親戚からのプレッシャーもそれなりに感じることでしょうし、親戚付き合いに関しては彼の想像していたものとは違うかもしれません。またお二人のそれぞれの友達付き合いの中に、お互いが関わっていく場面も多くなっていくかもしれません。
実際には、結婚式が終わるとさほど関わらなくなる人も多いものですが、結婚するとなると新しい人間関係がぐっと増えてくる感じがして、それをストレスに感じてしまう人もいるわけですね。
(4)仕事環境の変化への不安
結婚をすることで仕事への変化を不安、不満に感じる人もいます。
例えば、
- 家で待つ家族のために残業を減らさなければと思っている
- 逆に生活費のために残業を増やさなければと思っている
- 会社の飲み会等で家族のために早く切り上げるべきと思っている
- 家に仕事を持ち帰れない(本来持ち帰るべきものではありませんが…)
といったことなどです。
おそらくは仕事の環境が変わることよりも、その変化によってちゃんと家族を守るのに十分な収入になるのか、稼ぎ続けられるのか? ということへの不安の方が大きいのではないでしょうか。飲みニケーションが減ることや仕事を持ち帰れないこと等が(決して良いことではありませんが)、今後の会社での立場や収入に大きく関わっていくのではないか、という漠然とした不安を知らず知らずのうちに感じてしまっているのかもしれません。
(5)自身の人間関係など
- 結婚の準備等に追われて
- 友達と遊ぶ時間が減っている
- 誘われる回数が減って来た
- 結婚準備で忙しく趣味が楽しめない
など、彼自身の人間関係にまつわることへの変化が起きてくると、ストレスに感じ結婚後を不安に感じることもあるようです。
(6)二人での生活への不安
さきほど取り上げた、マリッジブルーに陥りやすい男性のタイプでいうと、
- 実家暮らし。一人暮らしの経験がない
- 年齢が高く一人暮らしが長い
のタイプの人が陥りやすいと言えるかもしれません。
どちらのタイプも他人と生活することへの不安は大きくなります。
生活リズムや食生活の違い、一人の時間の持ち方などが家族の習慣や価値観によって強く擦り込まれていたり、自分で作り上げた価値観へのこだわりなどがあるものです。
しかしながら結婚とは、そもそも他人である二人が生活をともにするということでもあります。いろいろな変化が生じて当たり前なのですが、結婚にまつわる忙しさの最中にいると、今現在、自分が持っている安心できる場所を手放すことへの不安が起きてくるのは、ある意味仕方ないことなのかもしれません。
(7)結婚相手への不安、不満
多くの場合、女性は彼の籍に入ることにもなります。したがって男性が家族を担う、支えるという意識は未だに強くあるものです。そして、無意識であってもその責任を全うしたいと思うものです。
そうすると、出来るだけお相手であるあなたに対する不安材料も減らしておきたくなるわけです。もちろん、あなたのことを幸せにしたいという気持ちがあってのことなのですが「自分が幸せにしてあげられるに十分な人なのか」「その責任を果たすにふさわしい人かどうか」という品定めから、粗探しをしたり、デメリットを考えたりしてしまうわけです。責任感があるからこそのマリッジブルーとも言えるかもしれません。
以上6つの原因とその心理について探ってみました。
まとめてみると女性が結婚に際して不安になることと、大きな違いはないように感じませんか?
大きく差がでるところがあるとすれば「男性としての責任感」ということになるでしょう。
5、マリッジブルーを乗り越える!男性のマリッジブルーへの最適な対処法とは?
結婚すれば今まで通りにはいかなくなったり、今までと違ってくるというのは当たり前のことです。結婚生活への期待やワクワクした気持ちが十分あったとしても、先の分からないことや予測できなこと、未知なことに対して人は不安になってしまうものです。
特に男性の場合は結婚に際して「こんな風に不安に思っている、悩んでいる」ということを人に相談できない人が案外多いのものです。
ですので、彼がマリッジブルーじゃないか? と感じるようなことがあれば・・・
(1)まずはその気持ちに寄り添ってあげましょう
単に「大丈夫よ!」などどポジティブに励ますのではなく(逆効果になることがあります)まずは、「今、彼はちょっと落ち込んでいるんだな」というその状況をあなた自身が受け入れてあげることがとても大切です。
マリッジブルーは、結婚前に多くの人が通る道でもあり、ちょっとした風邪のようなもの、とも言えます。決してネガティブなことではないのです。
ですから、
- 「自分もそんな気持ちになることがある」ということ
- 「不安になる人は多くて、あなた一人がそうなっているわけじゃない」ということ
- 「一緒にできること、考えられることは一緒にしよう」ということ
このように彼の状況を否定したり心配するのではなく「彼を理解したい」「彼に寄り添いたい」という思いをあなたの言葉、態度で伝えてあげることが大切なのです。
(2)一人の時間をつくるようにする
結婚の準備で忙しく、すっかり生活が変わってしまったりしていませんか?
彼に寄り添うことは大切ですが、カップルとしてお付き合いしていた頃にはお互い一人の時間もあったはずです。女性はおしゃべりをして人に聞いてもらうことで不安を解消しようとすることがあるように、男性は一人の時間をもち考えることで不安を解消できたりもするものです。慌ただしくても定期的にお互い一人になれる時間を持つようにすると、気持ちも落ち着きやすくなります。
(3)信頼できる人・友達に相談する
社会的に成功している男性などは特にそうですが、プライベートなことに関して人に相談するのが苦手な人が多く、自分一人で何としようとする傾向にあります。海外なら第三者のセラピストに相談することも普通です。日本ではまだそういった習慣は少ないですが、結婚問題専門のカウンセラーさん等も最近はいますので、深刻そうなら、そういう方に頼んでみるというのも手です。
また、親や既婚の友人に相談することもできるでしょう。相談を持ちかけるのは、こんな夫婦になれたらいいな、と思う人にすることがポイントです。
オンラインカウンセリング「Kimochi」では、国家資格(公認心理師)を保持するカウンセラーに夫婦や結婚の心の悩みを、あなたの生活に合った時間と場所で相談できます!
(4)今後のことを具体的に話し合う
一般的に男性よりも女性のほうが現実的に物事を考えるのが上手です。将来が具体的に描けていないことが不安になってしまう原因でもあります。ですので具体的に、
- 子どもを持つかどうか
- 育児、出産について
- 住居のこと(場所や家を買うかなど)
- 生活費の分担
- 生活のスタイル、家事の分担
- 仕事の仕方、職場のこと
- 趣味の費用、時間、自分の時間
- 休日の過ごし方
- お互いの親戚、友人との付き合い方
といった細かなことまで具体的に話し合い、お互いの価値観を摺り合わせていくことが、彼のマリッジブルーを解消していく大きな手助けになるかもしれません。
まとめ
いかがでしたか? あなたのパートナーにも当てはまるようなことがあったでしょうか? マリッジブルー自体は本人にとっては辛いこともありますが、きちんと対処し乗り越えていくことができれば、結婚後の二人がより快適に幸せに暮らすためたの大事なきっかけにすることもできます。どうぞ、この記事がお二人の幸せな結婚生活へと繋がっていきますように。
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
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