婚約指輪にルビーを選ぶメリットや、ルビーの基礎知識、おすすめのデザインをご紹介いたします。
婚約指輪といえば、ダイヤモンドを連想しますが、最近はダイヤモンド以外の宝石を選ぶ方が増えてきています。中でも真っ赤なルビーは、婚約指輪に人気がある宝石のひとつなのです。
また、ルビーは7月の誕生石で、「情熱」「仁愛」「勝利」などの宝石言葉があるのでお守りがわりに使う方が多いのも特徴。
知っているようで意外に知らないルビーについての疑問にもお答えいたします。
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ギフト | ブランド名 | 詳細 |
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目次
1、ルビーとは?婚約指輪にルビーが選ばれる理由
ルビーを知っている方は多くても、その種類や選び方を知っている人は少ないでしょう。
そこで、まず初めにルビーについて簡単にご説明いたします。
(1)ルビーの種類って?
ルビーは赤色が特徴で宝石の女王とも呼ばれています。ダイヤモンドの次に硬い宝石として知られており、鉱物名はサファイアと同じコランダムで、赤い色のものがルビーと呼ばれています。
天然ルビーが採掘されるのは、ミャンマー、スリランカ、タイ、モザンビークなどで、宝石に仕立てられる美しいルビーが採れる場所は限られています。
特にミャンマー産の「ピジョンブラッド」といわれるルビーは最も希少性が高いとされています。タイ産のルビーの多くは「ビーフブラッド」と呼ばれ、ピジョンブラッドに比べてやや黒みを帯びた赤色が特徴で、価値が低いことが多いです。
スリランカ産の「チェリーブラッド」と呼ばれるルビーは、淡い赤色のチェリーピンクが特徴です。
(2)ルビーのできかたは?
クロムという金属が不純物として混ざってできます。その割合は99:1。たった1%のクロムが混ざるだけで無色透明の石が深い紅色の石に代わります。
その1%のクロムが増えるにつれて濃い赤から黒っぽい赤になり、5%を超えるとエメリーという灰色の工業用研磨剤になり、価値が激減します。逆に、クロムが減るにつれてピンク色を帯び、0.1%を切るとピンクサファイアと呼ばれる石に代わり、同じく価値が下がります。このコランダムとクロムの絶妙なバランスが美しいルビーを作り出している、とても神秘的な石といえます。
(3)ルビーの選び方は?
ルビーを選ぶ時は、色を基準にするのがおすすめです。赤色が鮮やかなほど価値が高くなりますので、暗すぎず、薄すぎず、鮮やかで、肉眼で確認できるような見た目を損なう傷や内包物がないものを選ぶと良いでしょう。
また、ルビーの多くは色の調整のため、加熱処理が行われています。加熱処理をしなくても、自然のままで美しいルビーもありますが、そのようなルビーは限られています。加熱によって引き出された美しさかどうかもルビーを選ぶ際の判断材料の一つにもなります。
(4)ルビーのお手入れは?
ルビーはダイヤモンドの次に硬い宝石なので、お手入れが比較的簡単なのことも魅力です。普段は柔らかい布で拭くだけで大丈夫ですが、汚れが気になったら、中性洗剤を薄めた液に浸して柔らかいブラシで優しくこすると、本来の輝きを取り戻すことができます。
また、超音波洗浄機の使用も可能です。
(5)ルビーの意味は?
ルビーは7月の誕生石で、「情熱」「仁愛」「勝利」などの宝石言葉があります。古代からルビーを持つ人は財産と名誉を守られて、あらゆる危機や天災から逃れることができるとされ、生涯を幸せに過ごすことができるという言い伝えがあります。
2、婚約指輪にダイヤではなくルビーを選ぶ4つのメリット
婚約指輪にダイヤモンドではなく、ルビーを選ぶ人が増えてきています。
そのメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?順番にみていきましょう。
(1)値段がお手頃
ダイヤモンドをあしらった婚約指輪と比べると、ルビーの婚約指輪はお値段がお手頃なものが多いです。
ダイヤモンドだと手が届かないハイジェリーブランドでも、ルビーだと手に届きやすいですし、ダイヤモンドと同じカラット数でもルビーの方がお安く手に入るので、お財布に優しい婚約指輪といえるかもしれません。
(2)普段使いしやすい
婚約指輪は婚約期間が過ぎると身に着ける機会がなくなりがちです。ダイヤモンドを使った指輪はいかにも婚約指輪というイメージがあるため、タンスの肥やしになってしまう方も多いようです。
その点、ルビーならファッションリングとして普段使いできるので、最適な宝石なのです。
(3)人と被りにくい
婚約指輪の一般的なイメージはダイヤモンドリングですが、みんなと同じものを身に着けることに抵抗を感じる人も少なくありません。
すでにダイヤモンドジュエリーを持っている人や指輪に興味を持っている人は、あえてルビーを選んでいるようです。
(4)選択肢が限定されているので、迷わない
婚約指輪と言えば、様々なブランドで沢山のデザインリングが作られています。お目当てのブランドがあったとしても、目移りしてしまうほどデザインが多く、決めるまでにいくつものジュエリーショップに足を運び試着して検討を重ねるようです。
一方、ルビーの指輪はダイヤモンドの婚約指輪ほど種類豊富というわけではないので、なかなか決まらないということは避けられるかもしれません。
3、ルビーを使った婚約指輪のおすすめデザイン6選
ルビーの婚約指輪を選ぶ時の参考にしていただけるよう、おすすめのデザインを集めてみましたので、ご紹介いたします。
(1)Cartier「ソリテールリング」
出典:Cartier
フランスのハイジュエリーブランドで誰もが知る「Cartier」。ダイヤモンドの婚約指輪と同じく、カラットの大きな一粒ルビーをあしらった婚約指輪はシンプルで魅力的ですね。
(2)TIFFANY「ノヴォ ホライゾンリング」
出典:TIFFANY
ブルーボックスは世界中の女性の憧れ、婚約指輪のアイコン的存在「ティファニー」です。
ローズゴールドとルビーの組み合わせがフェミニンでロマンティックな趣を与えてくれる指輪ですね。
(3)Van Cleef & Arpels「ブークル ソリティア」
愛の物語から誕生した「ヴァンクリーフ&アーペル」は、花や鳥、蝶など自然をモチーフにしたデザインと高品質なジュエリーで多くの女性たちから愛されるブランドです。
「ブークル ソリティア」は、リボンの軽やかさと動きが感じられる、優雅な指輪です。リボンを留めるようにあしらわれたルビーがより一層輝きを増しています。
(4)CHAUMET(ショーメ)「ジョゼフィーヌ」コレクション ティアラ リング
出典:CHAUMET
ショーメ独特の軽やかでエレガントなスタイルを継承したデザイン「ジョセフィーヌ」コレクションです。ルビーの輝きと見事に調和した洗練されたデザインが魅力的です。
(5)HARRY WINSTON「オーバル・ルビー・マイクロパヴェ・リング」
数あるハイジュエリーブランドの中でも、永遠の憧れの存在なのが「ハリーウィンストン」です。
リングはプラチナ、オーバルシェイプのルビーを留める爪のみイエローゴールドと、個性的な指輪です。
(6)VENDOME AOYAMA(ヴァンドーム青山)「ローズカット ルビー リング」
シンプルな中にも上品で洗練されたデザインで、幅広い年代に支持されている日本生まれのブランド「ヴァンドーム青山」。
ルビーとイエローゴールドのトラストが美しいリングです。
オーバルシェイプがクラシカルでエレガントな雰囲気を演出してくれますね。
(7)BIZOUX(ビズー)「セラム」
出典:BIZOUX
ビズーは、ダイヤモンドに限らず、さまざまな天然石を専門に扱うジュエリーショップです。ルビーを一粒あしらったシンプルなデザインは、シンプルながら存在感のある指輪です。
婚約指輪にルビーを選ぶメリットとデザインについてのまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は婚約指輪にルビーを選ぶ理由やおすすめのブランドをご紹介いたしました。
ルビーの婚約指輪は、人とは被らず、個性を演出できる素敵なアイテム、そして普段のコーディネートを格上げしてくれるような華やかさもあります。
情熱の赤を連想させるルビーをセレクトするのは、永遠に続くふたりの愛の証としてぴったりではないでしょうか。是非、ルビーの婚約指輪も候補に入れてみてはいかがでしょうか。
今回の記事が皆様のお役に立ちましたら幸いです。
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