
両家の顔合わせは、結婚が決まり、結婚の承諾を両方の家族から得た後、両家が揃って会食をする大切なイベントです。
新郎新婦はお互いのことが分かり合えていても、そのご両親同士となるとお互い遠い存在です。価値観や地方の風習など、それぞれのこだわりがあるはず。そこでお互いに失礼のないように、両家の意見を上手に取り入れながら気持ち良く顔合わせを行うための場所の決め方をまとめます。
目次
1、両家ともに遠方の場合
顔合わせの食事場所というと、両家の中間地点が平等で良いとよく言われます。しかし、中間地点にしてしまうと次のようなデメリットがあります。
例えば、両親がそれぞれ関東と関西に住んでいる場合、中間地点は名古屋あたりになります。そこで名古屋を顔合わせの場所にしてしまうと、新郎新婦も両親も誰一人名古屋について土地勘がないため、食事場所が分からずに遅れる、お店選びに失敗した、などのトラブルが起こる可能性があります。
中間地点はあくまでお互いの公平性を保つための一つの案なので、あまりとらわれ過ぎず、それよりも当人たちのアクセスの良さや土地勘のある場所、行ったことのある場所などで決めると失敗がなくおすすめです。
2、一方のみ遠方の場合
例えば、一方の両親だけが遠方に住んでおられるというケースもあるでしょう。
こういう場合は、どちらかの両親のお住まいの近くで食事場所を決めましょう。
そして、交通費を負担してもらう代わりに、食事代などの費用についてはもう一方が負担するようにして、バランスを取ります。
例えば、新婦側の両親が遠方で、新郎側のお住まいの近くで顔合わせを行うことになった場合、新婦または新婦の両親が交通費を負担し、食事代などの費用については新郎または新郎の両親が負担するようしましょう。こうすれば、費用の負担で両家が揉めずに顔合わせがスムーズに運びます。
3、両家とも比較的近くに住んでいる場合
両家とも比較的近くに住んでいる場合は、パーキングが十分に確保できる場所や公共交通機関でのアクセスが便利な場所を選ぶようにしましょう。
費用の負担については、ちょっとした交通費やパーキング代などはそれぞれが負担し、食事費用については折半するか、新郎新婦のお二人負担するのが一般的です。
4、顔合わせ食事会成功の秘訣とは?
ここまで、顔合わせ食事会の場所の決め方についてパターン別に3つご紹介してきました。
いずれのパターンも、場所や費用の分担については事前に必ずそれぞれの両親としっかり話し合い、新郎新婦が双方の意見をすり合わせておくことが重要です。
間違っても、勝手に日程、場所、料理の内容を決めてしまわないことが顔合わせ食事会成功の秘訣です。
まとめ
いかがでしたか。今回は顔合わせの際の食事場所の決め方についてご紹介しました。顔合わせは食事場所(エリア)を決めるだけでは終わりません。それぞれの両親の料理の好き嫌いなどがトラブルの原因になることもあるので、食事内容についても事前リサーチが必要です。だからこそ、新郎新婦のお二人は連絡をしっかり取り合い、二人で協力してスムーズに食事場所を決められるように工夫しましょう。
また、食事代にかかる費用(飲食代、サービス料、個室使用料)の負担は誰がするのか、遠方から来られる場合には交通費は誰が負担するのかといった費用面についても両家が納得できるよう事前に相談したいですね。

「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、結婚式場勤務、結婚式のプロデュース会社、フォトウェディングスタジオ立ち上げ経験があるブライダル業界を代表するメンバーや元局アナ・現役婚礼司会者(婚礼司会数300件以上・結婚式関連取材100件以上)が取材・運営を担当しています。皆様に最高に幸せな結婚をして頂くべく信憑性のある情報提供を目指しています。サイト運営者情報はこちら。
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