結婚式場の候補が見つかると、それぞれ予算やプランに応じて見積り書を作成してもらい、契約します。
見積り書は結婚式にかかる費用の概算ですが、実際にかかった総費用は見積り書よりも数十万〜数百万オーバーしたという声も意外に多く見られます。結婚式を終えても、新居や新婚旅行など新婚生活に必要なお金も多いため、結婚式での予算オーバーは避けたいところ。
そこで、できるだけ決めた予算内でお二人の理想の結婚式を実現するために知っておきたい見積り書のチェックポイントについてご紹介します。
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目次
1、結婚式場に出してもらう見積り書のチェックポイント
式場からもらう見積り書には結婚式の演出で必要な項目ごとに費用が記載されていますが、実際に結婚式をするところまで来ると、当初の見積りよりも費用がかさんでしまったという先輩カップルもいるようです。
ゼクシィトレンド調査(2019)によると、最初の見積もりから上がった金額の全国平均は102.0万円。
これは、最初の見積り書の段階では最もオーソドックスなプランを採用して見積もりを出されていることが多いからです。
例えば、お料理は最も安いコースにされているとか、ドレスのお色直しの費用は計算されていないといったように、最低限の演出で費用を算出されていることがあります。そのため、理想の結婚式に近づけようと演出を増やしていくと、最終的に費用がかさんでしまうのです。
そこで、見積り書をもらったら、まずチェックしたいのは以下の3つのポイントです。
(1)ゲストの人数は何人で計算されているか
ゲストが増えると、一人当たり3〜5万円の費用がアップしますので、招待予定の人数と式場の基本プランの人数設定に大きな違いがないかチェックしましょう。
(2)料理のランクとオプション費用のチェック
見積もりが上がった理由で最も多かったものが、「料理を追加またはランクアップしたから」というもの。(ゼクシィトレンド調査(2019))
実は、初めてもらう見積もりでは、お料理は一番安いコースになっていることが多いため、その後の変更が入ることが多いのが実情です。お料理にこだわりたい場合は、見積もりを出しなおしてもらいましょう。また、ウェルカムドリンクやデザートビッフェをつける場合は、オプション費用が別途必要となりますので、それも見積もりに入れてもらうようにします。
(3)衣装関連の費用のチェック
ドレスやタキシードなどのレンタル衣装も素材やブランド、お色直しの回数によって費用がかなり違います。そのため、初めの段階では中々分からないことが多いので、予めの予算や上限を設定しておく、もしくは平均値(下記参照)で換算しておくといいでしょう。また小物のレンタル料も含まれているかも確認しましょう。
参考)衣裳総額の全国平均額(ゼクシィトレンド調査(2019))
■新婦の衣装総額:47.9万円
■新郎の衣装総額:17.0万円
2、見積り書だけでは見えてこない隠れた費用とは?
結婚式場でもらえる見積り書には、記載されていない費用もたくさんあります。例えば、装花、写真撮影、ビデオ撮影、バルーンリリースなどの演出費用、プロジェクター使用料、小物の持ち込み料などがそれにあたります。
これらの演出は必要ないというカップルも多いため、初めの見積り書には入れられていないことがあるのです。オプションで演出が必要だという方は、見積り書を見て費用を追加してもらい、必要のない演出に関しては省いてもらいましょう。
見積り書のチェック項目をより詳しく知りたい方は、「これだけおさえればOK!見積もりで損しないための12のポイント」を参照ください。
その他、お色直しのドレス費用やヘアメイク費用、ゲストへのお車代、スタッフへの心付け、引き出物の費用なども見積り書に含まれていない費用ですが、実際には必要となってくる費用ですので、忘れずに予算に含めておきましょう。
3、予算オーバーにならないためのコツ
結婚式の見積り書には最低限必要な費用しか記載されていないことが多いので、初めの見積もりだけで判断し、予算ギリギリまで会場の規模やお料理をランクアップする、演出を増やす、といったことは危険です。
そこで、お二人であらかじめ結婚式で取り入れたい演出をリストアップしておき、式場の担当者にはそれを含めた最低金額と最高金額の見積もり書を作成してもらいましょう。そして、予算に応じて演出や料理のランクを調整するのが予算オーバーを防ぐコツです。
また、いくつかの式場を回ってそれぞれ見積り書を出してもらい、比較してみて、最も経済的にも演出的にも納得のいく式場を選ぶのもおすすめです。
結婚式の予算の決め方について詳しく知りたい方は「結婚式の決め方として知っておきたい4つのこと」を参照ください。
まとめ
いかがでしたか。今回は、結婚式費用を予算内におさめるために知っておきたい見積り書の見方についてご紹介しました。理想の結婚式に近づけようと思えば、自然と費用がかさんでしまい、結婚式が終わってから金銭的に後悔してしまうという話もよく聞きます。
見積り書には記載されていないけれど、実際には必要となる費用を把握すること、そしてプランの相見積もりをして総費用を比較することで予算オーバーを防ぎましょう。
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
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