挙式は人前式にしたいけど、どんな演出がいいのだろう?
これをお読みの方の中には人前式を行うことにしたものの、そのようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
人前式は宗教や形式、格式にとらわれないといった点で内容の自由度が高いというメリットがある反面、演出面で考えなければならないことが多いという特徴があります。
演出のアイディアを考えるにあたっては実際に行われた人前式の演出事例を知っておくことが重要となります。
そこで今回は
- 人前式とは?
- 人前式演出の考え方
- 人前式アイディア事例16選
について書いています。
これから準備に取り掛かる新郎新婦のお二人のご参考になれば幸いです。
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1、人前式とは?
(1)人前式とは?
そもそも人前式とは、文字通り親族や親しい友人などの前で結婚を誓うスタイルの結婚式です。
(2)人前式の特徴
人前式の特徴は、宗教や形式、格式にとらわれず形式のないお二人だけのオリジナルの結婚式を挙げることができることにあります。ですので、オリジナリティーを追求したいカップルにオススメです。
また、やり方次第で費用を抑えることが出来ることも人前式の特徴といってよいでしょう。
2、人前式の演出の考え方
では、次は実際に人前式の演出をどのようにして考えていったらいいかについて書いていきます。大まかには以下の流れで考えてみましょう。
- (1)まずは人前式の流れを把握する
- (2)様々な人前式の演出のアイディア事例を参考にしてイメージを膨らませる
- (3)演出イメージをウェディングプランナーさんや会場側に伝える
(1)まずは人前式の流れを把握する
まずは人前式の流れを考えましょう。「こうしなければならない!」という形式はないため基本的に流れは自由ですが、一般的には以下の通りです。
- 新郎新婦入場
- 誓いの言葉
- 指輪交換
- 「結婚誓約書」や「婚姻届」にサインして結婚を宣言する
- 結婚の承認
- 立会人代表による挨拶
- 退場
(2)様々な人前式の演出のアイディア事例を参考にしてイメージを膨らませる
次に、様々な人前式のアイディアを参考にしましょう。演出のアイディアについて詳しくはこの後の「3、人前式の演出アイディア事例16選」をご参照下さい。
以下、代表的な事例です。
- 誓いの言葉
- リングリレー
- ブーケセレモニー
- 手作りの結婚証明書にサイン
- 本物の婚姻届にサイン
- バブルシャワー
(3)演出イメージをウェディングプランナーさんや会場側に伝える
最後は、お二人で考えたオリジナルの人前式演出をウェディングプランナーさんや会場の担当者に伝えてください。
イメージを伝える際には、具体的に流れを伝えた上で、各項目についてのこだわりポイントの説明書きや使用するアイテムを持参して見せることでメージが伝わりやすくなります。
3、人前式の演出アイディア事例16選
ここでは実際に人前式での項目別に、演出アイディアを紹介していきます。
(1)新郎新婦入場のタイミングの演出アイディア
①フラワーボーイ・フラワーガール
出典:http://wedding.gnavi.co.jp/
フラワーボーイ・フラワーガールは、挙式の際に新婦の前に入場をしてバージンロードに花びらをまく子供のことです。花びらをまくことでバージンロードが華やかになるだけではなく、清める意味も込められています。また、無邪気な子供が入場することで場が和らぎます。
②両親と入場
出典:http://wedding.gnavi.co.jp/
一般的に新婦が父親と入場する事が多いですが、新郎、新婦共に両親とバージンロードを歩くことで、両親への感謝の気持ちを込めることができます。
③ブーケセレモニー
予めゲストに花を配っておき、新郎が入場する際にゲストから花を一輪ずつ集めてブーケにして新婦にプレゼントする演出です。さらに新婦はOKの返事の代わりに花束の中から一輪を新郎の胸ポケットに入れるという流れになります。ゲスト参加型の演出で会場に一体感が生まれることが期待できます。
④リングボーイ
出典:http://www.nanzanhouse.com/
リングボーイとは、結婚指輪の交換の際に使用されるリングピローを運ぶ少年のことです。自身のお子さんや親戚のお子さんに大役を担ってもらうことで、入場がゲストにもっと注目してもらえる演出になります。
⑤ベールガール
ベールガールとは、挙式のシーンで新婦入場の際に花嫁のベールの裾を引きずらないように持ち上げて歩く役割の女の子のこと。一般的には、会場担当者もしくは衣装担当者の方がベールやドレスの裾をもって移動してくれます。
(2)誓いの言葉のタイミングの演出アイディア
⑥誓いの言葉
ゲストの前で誓いの言葉を読み上げる演出です。人前式において誓いの言葉の演出は必須といってよいでしょう。誓いの言葉を考える際は、『人前式で感動を呼ぶ「誓いの言葉」の作り方』を参考にして下さい。誓いの言葉の内容次第でオリジナルの演出となります。
(3)指輪交換のタイミングの演出のアイディア
⑦リングリレー
出典:http://www.marinaseahorse.jp/
ゲスト全員で一本のリボンを持ち、端から指輪を通していき二人まで指輪を届ける演出です。
新郎側、新婦側どちらが早く届けられるか競う形式も可能で運動会のように盛り上がります。
二人永遠の愛の証を交換する大事な儀式にゲストも含め全員が参加することができます。(※途中で指輪を落とさないようにくれぐれも注意が必要です。)
⑧リング以外の交換
指輪交換ではなく指輪以外のものを交換できるのも人前式ならではの演出です。二人の思い出の品や手紙など一生の思い出になるものを贈り合うのもよいでしょう。
(4)「結婚証明書」や「婚姻届」にサインして結婚を宣言するタイミングでの演出アイディア
⑨手作りの結婚証明書にサイン
宗教や形式にとらわれないのが人前式最大の特徴です。色紙などでゲストからの承認サインをもらえるような結婚証明書を作成する演出も魅力的で一生の思い出になるでしょう。
⑩本物の婚姻届にサイン
本物の婚姻届にサインして披露する演出です。ゲストの皆さんもお二人が正式に夫婦になる瞬間に立ち会えるという魅力があります。
(5)結婚の承認のタイミングでのアイディア
人前式ではゲストが立会人となって新郎新婦の「結婚の承認」をします。一番スタンダードなのは拍手での承認でしょう。その他、結婚の承認の演出方法としては以下のようなものがあります。
⑪手作りベルシャワー
あらかじめゲスト入場の際にに手作りのベルをゲスト一人ずつに対して渡しおきます。拍手の代わりにベルを鳴らして結婚を承認してもらう演出です。
⑫キャンドルを使用した承認
ゲストに事前にキャンドルを渡しておいて、新郎新婦の挨拶後に二人からまずは両家の両親のキャンドルに炎を点火します。そのまま式場の最後の方までキャンドルリレーをして、最後にゲスト全員にキャンドルの炎を吹いてもらうという演出です。
幻想的で、素敵な雰囲気を演出できます。
⑬バルーンリリース
ゲストに風船を渡しておき、掛け声に合わせて空に放つ演出です。
バルーンリリースには、「ふたりの幸せが天に届きますように」という想いを込めて行うとその願いが叶うとされています。
⑭パズルを使用した承認セレモニー
ゲストに事前にパズルのピースを配っておいて承認セレモニーの際にゲストの方に順番にパズルをはめてもらい、最終的にパズルが完成するという演出です。会場全体で一体感が生まれます。
(6)立会人代表による挨拶のタイミングでの演出のアイディア
⑮立会人代表による挨拶
通常の結婚式における祝辞と同じように、ゲストの代表に挨拶してもらう演出です。基本的に話をしてもらう内容は結婚式の祝辞と同じですが、目の前で結婚を誓い合った新郎新婦の姿に対する感想を盛り込んでもらう内容にするとよりよいでしょう。
(7)退場のタイミングでの演出のアイディア
⑯フラワーシャワー・バブルシャワー・千羽鶴シャワー
退場をする際にゲストの皆さんに道を作ってもらい、その間を新郎新婦が歩いていく演出です。その際にゲストに事前に用意しておいたお花やシャボン玉や千羽鶴などを配っておくと華やかな雰囲気になります。
人前式の演出まとめ
これまで人前式の演出アイディアに関してご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
冒頭でもご紹介しましたが、人前式とは宗教や形式、格式にとらわれない二人だけのオリジナルの結婚式ができるスタイルです。まずは新郎新婦のお二人らしさを表現できるようなコンセプトをしっかりと決め、ゲストの皆さんに感謝を伝えられる素敵な人前式を演出できることを心よりお祈りします。
お二人だけの、感動的な人前式を考える際の参考になれば幸いです。
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
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