新郎新婦の晴れの舞台である結婚式。二人が輝く瞬間であり、周りの方々に感謝の気持ちを伝える場面でもあり、二つの家族が繋がる節目でもあります。そのような大切な場面で先輩新郎新婦が経験する失敗エピソードについて、比較的よくあるものをまとめました。
また、どのような事に注意をして対策を立てたらよいのかについてもご紹介していきます。是非参考にして頂ければ幸いです。
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目次
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1、費用にまつわる失敗
(1)見積りと金額が違う
①見積りよりも大幅に増額
式場の下見の際に提示された金額は必要最低限のもので、途中の打ち合わせ時にはドレスや料理のレベルもどんどん上がり、当初の見積り額よりも大幅に増額となってしまいました。費用を目安に式場探しをしていたので騙されたような気分になりました。
②細かく見積もりをだしても更に増額
下見の際に細かいところまで見積もりを出してもらい、なんとか予算内に収まり、その式場で挙げたいと契約をしました。
プランナーの方にも見積りの金額は超えないようにお願いしていたのですが、それでも最終金額は見積りより少し高くなりました。
原因は、式場のドレスをレンタルしましたが、そのクリーニング代が入っていなかったことや、フラワーシャワーは持ち込みのほうが安い為自分で用意しましたが、持ち込みの際にはフラワーシャワー後の清掃費が必要だったことなどです。
(2)支払い方法について
予算に余裕がなかったので、小規模な結婚式にして、ご祝儀からの支払いを予定していました。そのためカード払い、或いは後日の支払いで考えていたのですが、実際の契約の際に全額キャッシュで支払わなければならないことが判明しました。結婚式前に多額の現金を用意することはできなかったので、この式場は断念することになりました。
<対策>
見積もりと最終的にかかった費用が違うという失敗エピソードは数多く聞かれます。式場に対しての不信感にも繋がるので特に印象に残っているという事もあるのかもしれません。
最初に提示された金額の際にはどのようなドレスや引き出物が選べるのかなど、具体的な写真などを細かく見せてもらうようにしましょう。
プランを立てる際には、最初から自分のやりたいオプションプランをすべて含めた見積書を作成して貰い、そこから自分の予算に合うように優先度の低いオプションを削っていく方法がオススメです。
一番注意しなければならないことは、予算=見積もりとせず、見積もり時には余裕をもっておきましょう。
下見の時点でも「このオプションを使ったら、他にどんな費用がかかるのか」
ということも聞き、数回見積もりも出して貰うなど、最終金額に近くなるように隅々まで確認しておきましょう。
見積もりについてはこちら「これだけおさえればOK! 結婚式の見積もりで損しないための11のポイント」をご参考にしてください。
支払方法は式場によって違います。
クレジットカードが不可、後日精算ができない、式前に半分・式後にもう半分を支払うシステムなどがありますので、式場を検討する際にどんなシステムなのか聞いておくのが確実ですね。
少人数の結婚式を検討されている方はこちら「費用は? 演出は? 少人数の結婚式ができるオススメ式場12選」をご参考にしてください。
2、式場にまつわる失敗
(1)持ち込み(外部発注)の禁止
以前からパティシエである親友がウェディングケーキを作ってくれると約束していました。契約後の打ち合わせで担当プランナーにケーキの話をした際、ケーキなどの食品の持ち込みはダメですときっぱりとお断りをされてしまいました。とても楽しみにしていた約束だったのでショックでした。
<対策>
式場によっては外部発注を禁止していたり、持ち込みを禁止したりと色々な制約があります。オリジナリティを重視している会場は比較的様々な事を許容しているようです。希望する式場がどれだけ柔軟性があるのか、どんな制約があるのか確認をしておきましょう。
持ち込みを禁止している式場でも、契約前に交渉しておけば持ち込みが認められる可能性があるので、持ち込みしたいものがある場合は契約前に交渉しておくようにしましょう。持ち込みについて詳しくは「結婚式で賢く持ち込みするために知っておくべき5つのこと」をご参考にしてください。
(2)持ち込み料が高い
契約した式場では、引き出物の持ち込み料が一つにつき500円と高く、夫婦合わせて100人ほどの引き出物で提示された費用・料金例を見て驚きました。その他、ドレスやブーケそれぞれに持ち込み料がかかり更に驚かされました。
<対策>
持ち込み料は、かかる式場とかからない式場があります。
どんな物にどれくらいの持ち込み料がかかるのか、下見の段階で確認をしておきましょう。またどんな割引サービスがあるのかも聞いておきましょう。予算を検討するのに非常に役立ちます。
また、持ち込み料がかかる式場でも、契約前に交渉しておけば持ち込みが認められる可能性があるので、持ち込みしたいものがある場合は契約前に交渉しておくようにしましょう。持ち込みについて詳しくは「結婚式で賢く持ち込みするために知っておくべき5つのこと」をご参考にしてください。
持ち込みについて詳しくは「結婚式で賢く持ち込みするために知っておくべき5つのこと」をご参考にしてください。
(3)豪華な料理にも落とし穴が
ゲストの方々に喜んで頂くために、お料理重視で試食をして、フォアグラなどの高級食材なども使った最高ランクのフレンチに決定しました。
挙式後に友人が「お料理とってもおいしかった!」と言ってくれたので大成功と思っていましたが、一方で「全然食べられなかった。」という声も。
アレルギーで食べられないものが沢山あったとのことで、おいしい料理でゲスト全員におもてなしをしたいと思っていたので残念でした。
<対策>
お料理を重視したいと考えている方は大変多いのですが、そこで注意しなければならないのは、アレルギー対策や嫌いなもの対策。参列者によってお料理の変更が出来るかどうか、下見の際に聞いてみましょう。なかには柔軟に対応してくれる式場もあります。
おすすめ料理はこちら「結婚式の料理はどうする? ゲストをおもてなしするオススメ料理と選び方」をご参考にしてください。
(4)スタッフの対応
下見の際に対応してくれたスタッフに好感を持ち、予算内であることや式場も良かったので契約しました。しかし、打ち合わせで担当になったのは明らかに新人プランナーでした。
わからないことがある際には毎回「上のものに確認してきます」で、挙句の果てには「ちょっとわかりません・・・」と応える始末。さらに、フレンドリーで親しみやすいというよりは失礼だと感じてしまう話し方。打ち合わせが憂鬱になり対応も不安だったのでプランナーの変更をお願いした所、責任者に「プランナーを変更することはできません。」と言われてしまいました。プランナーは当然希望を伝えたら変えられると思っていたので、残念でした。
<対策>
スタッフの言葉遣いや態度に不満があると、不安になるのは当然です。それは下見の時も同様で、その式場が信頼できるかを見る指標にもなります。プランナーと相性が合わないと感じたときにプランナーを変えることができるかを確認しておくと安心です。新郎新婦とともに結婚式を作り上げるプランナーは大切ですので、どうしても必要だと感じた際はプランナーを変えてもらうことも検討してみましょう。
3、ゲストにまつわる失敗
(1) 余興で親戚によるカラオケ
年配の親戚が余興で演歌を三番まで歌い切りました。祝福の気持ちはとても有り難いのですが、若い方も多かった為、いまひとつ盛り上がりに欠けてしまいました。
<対策>
カラオケの余興は、曲調によっては今までのムードを一気に変えてしまう可能性があります。ずっとお世話になっていたご親戚が祝福をしたいという気持ちはありがたいですが、お断りしたほうが全て丸く収まる場合もあります。「披露宴の進行上お時間が取れない」など、時間的な理由にする事が一番柔らかいお断りになるのではないでしょうか。
(2)直前での人数追加
結婚式の当日、招待していない3人の娘を親戚が連れてきました。母があわててホテル側に急遽3人を披露宴に参加できるよう頼みましたが、席次表にも載っていないため周りの方は疑問に思ったはずです。
3人娘の一人はその半年後に自身の結婚式を挙げることになっており、自分の結婚式の参考にしたかったとのことでした。
<対策>
断りもなく人数を増やすのは非常識ですが、そのような事が起きないようにご親族には参列頂けるお礼をお伝えしながら最終確認しておきましょう。
(3)スピーチが長い
日頃からお世話になっている新郎の上司に披露宴での祝辞をお願いしたところ30分近く話していました。主賓として祝辞を頂戴したために途中で遮ることもできず、その後の進行に大きな影響を与えてしまいました。
<対策>
お世話になっている方にご祝辞をお願いした際は、長くならないように根回しが必要かもしれません。対策としては、予め何分位のご祝辞を頂戴したいとお伝えしておき、当日は司会の方からある程度時間が経過した場合は合図をお出ししますねといった取り決めをして頂いたり、「お一言ご祝辞をお願いします」とこっそり直前にお伝えして頂いたりして、ご祝辞を頂くゲストを立てながらも時間通り進行出来るように事前に各所にお願いしておきましょう。
4、スケジュールにまつわる失敗
(1)仏滅に結婚式
私たちはスケジュールの都合上や他の結婚を控えているカップルとも日程が重ならないという理由から仏滅に結婚式をすることになりました。その為費用も安く抑えられたのですが、親戚からは「なぜわざわざ仏滅に結婚式を挙げるのか」などと質問や疑問の声が挙がりました。
<対策>
仏滅は費用が安くなる会場もあり、比較的空いていて、別の結婚式とかぶりにくいというメリットがありますが、「縁起が悪い」と感じている人もいることを認識しておきましょう。仏滅に結婚式を決めた際には、両家の同意を取っておきましょう。また人気の会場では仏滅でも費用が全く変わらないところもあります。
(2)平日の結婚式
私たちは休日でも祝日でもない平日に結婚式を挙げることになりました。仕事で遅くなる方も多いので、当日ご列席頂けないゲストも続出するのではないかと心配でした。
<対策>
近頃はナイトウェディングというのもあるのをご存知でしょうか。夕方から挙式を行うウェディングスタイルのことです。ゲストのお仕事に影響しないように金曜日や祝日前日に設定するのもオススメです。昼間のウェディングとは違ったロマンチックな演出ができるかもしれませんが、お祝い事は明るいうちにという方もいらっしゃるようですので、両家の同意を取っておくのが無難でしょう。
5、会場選びにまつわる失敗
(1)駅からが下見
私たちの結婚式場は駅から遠く、シャトルバスも出ていなかったためにタクシー代が高くなってしまいました。また式場までの道のりは途中から険しく、砂利道を歩かせてしまい、ゲストの方々にも「足が痛かった」と言われてしまいました。帰りは全員分のタクシーを手配したので、費用がかさみました。
<対策>
駅からの道のりがお客様の負担にならないかの配慮も必要です。駅からの距離や、どのくらいの時間がかかるのか、遠い場合はシャトルバスが出るのか等、設備面の確認と、道のりが険しいなら「式場での着替えをおすすめします」など一言ゲストにお伝えした方が親切です。
また場所がわかりにくい場合には、招待状を送る際に最寄り駅からの見やすい地図もいれておく配慮があるといいですね。
(2)会場の雰囲気に惑わされない
私は会場を式場の雰囲気と印象で決めました。
和の雰囲気のお庭もきれいで池には白鳥がいて、本当に素敵でしたので契約しましたが、誤算が・・・。契約したのは1月、挙式は8月で、実際の披露宴では咲いている花も違い、白鳥もいません。お庭に出ることが出来る式場ですが日差しも強く、暑くて外に出る人はいませんでした。またその後に突然雨も降ってきました。
<対策>
季節や天気が変わると式場の雰囲気も変わります。
挙式する月によって、大まかな気温の予測はできますが、天候を予測することは不可能ですので「もし◯月の気温だったら〜」や「もし雨が降ったら〜」などの対策、代替案などもスタッフに予め聞いておきましょう。
式場選びのポイントはこちら「後悔しないために!失敗しない結婚式場の選び方のポイント」
(3) ゲストハウスウェディング
私たちは、オリジナリティを出すためにゲストハウスウェディングにしました。企画段階から積極的に参加し、ゲストの皆様を喜ばせよう思っていたのですが、遠方からのゲストも多く、親戚には宿泊施設や会場までの道のりで苦労をかけてしまったようです。
<対策>
近年増えてきたゲストハウスウェディングとホテルでの結婚式にはそれぞれメリット・デメリットがあります。例えば遠方からのゲストが多い場合には、ホテルでの挙式の方が宿泊施設を手配する手間も省けます。お二人のオリジナルウエディングを重視してゲストハウスにする場合は、宿泊施設の手配や会場までの分かりやすい地図を渡すなど配慮しましょう。
ゲストハウスウェディングを検討されている方はこちら「挙式費用をおさえつつオリジナリティある結婚式を実施する方法」をご参考にしてください。
ホテルウェディングを検討されている方はこちら「東京でホテルウェディングをするなら!おすすめのホテル10選」をご参考にしてください。
まとめ
予算、準備で慌ただしい期間などの事前のトラブルや、披露宴当日のトラブルなど様々な事例をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
先輩方のリアルなエピソードから、後悔しない結婚式にするために万全な対策をして、安心して披露宴で輝いて頂きたいと思います。
万が一、何か予想しないことが起こっても、新郎新婦のお二人が力を合わせて乗り越える事が出来れば、その出来事も二人にとっての大切な想い出となることでしょう。慌てずに対処方法を見つけることが一番です。
「HOW TO MARRY」編集部です。編集部では、婚礼司会者、元結婚式場勤務など結婚に関する豊富な知識を持ったメンバーが取材・運営を担当しています。皆様の幸せな結婚生活を応援する発信を行っています。ジュエリーコーディネーター保持メンバーが発信する公式Instagram、Xは、指輪購入に迷える方から高評価。運営会社についてはこちら。
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