婚約指輪のダイヤモンド|おさえておくと役に立つ全知識

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婚約指輪や結婚指輪といえば、ダイヤモンドを連想する方が多いのではないでしょうか。永遠の輝きと言われているダイヤモンド、その透明な煌めきに魅了される女性も多いでしょう。

この記事では、結婚情報メディア「HOW TO MARRY」が徹底リサーチの上でダイヤモンドの基本的な知識と価値あるダイヤモンドを選ぶためのノウハウをまとめました。

婚約指輪のダイヤモンドの選び方で悩まれている方にご参考になれば幸いです。

1.婚約指輪のダイヤモンドについて

(1)そもそもダイヤモンドとは

ダイヤモンドは、天然の鉱物です。全体の99.95%が炭素で、残りの0.05%が他の一種類から数種類の微量元素で出来ています。

無色透明で、透明度の高いものほど良品とされています。

(2)婚約指輪・結婚指輪にダイヤモンドが選ばれる理由

ジュエリーとして選ばれる宝石には、美しさと希少性、耐久性が求められます。ダイヤモンドはその全てを兼ね備えてる上に、石言葉は「永遠の絆」という意味で、長く寄り添う二人に相応しいと、世界中の恋人達から選ばれているのです。

2.ダイヤモンドの基礎知識

ダイヤモンドの基礎知識

(1)そもそもダイヤモンドはなぜ高いの?

ダイヤモンドの値段が高いのは、その希少価値にあります。

ダイヤモンドは鉱山から採取され、1トンの鉱石から採取できるダイヤモンドの量は、なんと「0.06グラム」しかありません。そのわずかなダイヤモンドを求めて、鉱山会社は人足の人数分の家を建てたり、娯楽施設を作ったり、さらに希少なダイヤモンド鉱山を守るため、夜間の警備も欠かせません。

また、採掘されたダイヤモンドを研磨して、加工するのも技術が必要です。ダイヤモンドが眠っている鉱床を発見するだけで、数百万ドルかかると言われています。

(2)ダイヤモンドの主要部分の呼び方

ダイヤモンドには、部位によって呼び方があります。

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出典:http://www.tiffany.co.jp

①クラウン

真横からダイヤモンドを見た時に上位の台形部分をクラウンと呼びます。

②パビリオン

真横からダイヤモンドを見た時に、下部にあたる三角形部分をパビリオンと呼びます。

③ガードル

クラウンとガードルの境目にあたるダイヤの輪郭を形作るラインのことです。

④キュレット

ダイヤモンドの下部であるパビリオンの最下部をキュレットと呼びます。ダイヤモンドは先端がとがっているとイメージされがちですが、キュレットをよくよく見ると角が削られているのがわかります。

3.ダイヤモンドの4Cってなに?

ダイヤモンドの4Cってなに?

よく耳にするダイヤの4C、ダイヤモンドの評価を決める基準と言われていますが、具体的になんのことかご存知の方は少ないのではないでしょうか。

4Cを定めたのは、GIA(米国宝石学会)です。

  • Cut(カット)
  • Clarity(クラリティ)
  • Color(カラー)
  • Carat(キャラット)

4つの項目の頭文字の総称です。2000年前のインドのグレーディング(等級制度)をベースに、研磨技術が未発達だった当時はCutを除く3Cでしたが、今では、Cutを含めGIAの基準の明確さと厳しさで、国際的な評価基準として広く支持されています。

以下にて4Cのそれぞれの特徴と評価の見方を紹介します。

(1)Cut(カット)

カットとは、ダイヤの切り方のことです。

無色透明なダイヤモンドは、カットの仕方によって輝きが大きく異なります。どんな種類があるのかみてみましょう。

①Cut(カット)の種類と特徴

大まかにわけて、カットには3種類の技法があります。

  • ブリリアントカット

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出典:http://www.jewelry-note.com/

一般的なダイヤモンドによく見られるカット技法です。

三角形や洋凧のような研磨面(ファセット)が中心点から放射状に広がって配列されている宝石のことです。

  • ステップカット

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出典:http://www.asaokougei.com/cut/oct.jpg

階段のように段差があるカット技法です。

エメラルドなどを連想すると想像しやすいでしょう。

  • ミックスドカット

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出典:http://www.asaokougei.com/cut/cut.html

ブリリアントカットとステップカットを組み合わせたカット技法です。

それぞれの風情の違いを楽しむことができます。

カットひとつでダイヤモンドのその表情を大きく変えることができますので、上記を参考に、自分好みのカットを見つけてみてください。

②Cut(カット)の評価

カットの評価は、切り口や対称性の正確さ、エッジのシャープさを基準に、

  • Excellent
  • Verygood
  • good
  • fair
  • poor

という順に評価されます。Excellent評価を得たダイヤは、その輝きがハートと矢を示しているように見られることから、「ハート&アロー」とも呼ばれています。

(2)Clarity(クラリティ)

クラリティとは、ダイヤの透明度を指します。

ダイヤの内部にある不純物を「インクルージョン」、研磨済みのダイヤの表面に見られる不純物を「プレミッシュ」と呼びます。これら内外部の不純物の有無、程度を指標するのがクラリティです。

クラリティが同一のダイヤモンドは二つとなく、個々のダイヤモンドの識別にも役立っています。

①FL~I3のランク別の違い

クラリティには11のランクがあります。

最高級のFL(フローレス)は、インクルージョンやプレミッシュを一切含まないダイヤモンドのことです。希少価値が非常に高く、そのレア度は、ジュエリー業界に一生身を捧げたとしても、一度も目にせず終わる可能性もあるほどです。

IF(インターナリ―フローレス)は、インクルージョン(ダイヤの内部に不純物)がない状態のものを指します。プレミッシュだけがあります。
プレミッシュは、研磨済みの宝石の表面にあるクラリティ特徴です。

VVS1、VVS2は通常の宝石商が持つ10倍ルーペでは見つからないほどの細かな不純物が混じった状態です。

VS1は10倍ルーペで見つけるのが困難ですが、VS2は10倍ルーペで見つけるのが、いくぶん容易になります。

Sl1、SL2は、肉眼で見られる人もいれば、ルーペで見て初めて気付く人もいます。

I1~I3、目で見てわかるレベルの不純物が混じっています。

②不純物とダイヤモンドの価値

ほとんどのダイヤモンドには、不純物が混じっています。それが肉眼でわかるのか、顕微鏡でわかるかのレベルの違いと、どこにあるのかによって価値が決まります。

通常、ダイヤモンドを原石の状態ではなく、指輪やネックレスなどのジュエリーで見ることがほとんどです。不純物の位置によって、ツメや装飾でうまく隠すことができます。しかし、中央に不純物があり、輝きを大きく損ねる場合、その価値は著しく下がってしまうのです。一方、同じく中央に不純物があっても、その模様がユニークさに惹かれることもあります。一概に価値を定めることができないこともまた、ダイヤモンドの魅力と言えるでしょう。

(3)Color(カラー)

カラーは、ダイヤモンドの透明度や色味を指します。

①D~Zまでの透明度の違い

ダイヤモンドのカラーはD~Zで評価されます。GIA(米国宝石学会)が明確な基準を定める前は、各業者がA~Cで評価を行っていたようで、GIAは評価が混同しないよう「D」から始めたと言われています。

②ダイヤが持つ色って?

無色透明と言われるダイヤモンドですが、鉱石である以上、色が混じっていることも珍しくはありません。そのようなダイヤはFancy Colour Diamonds(ファンシーカラーダイヤモンド)と呼ばれています。多くは黄色や茶色、珍しい色ではピンクや青などの色をしているケースもあります。

一般的には色のついたダイヤモンドはDより下のランクとされていますが、その発色度合いや色味によっては付加価値がつくこともあります。

(4)Carat(キャラット)

①Carat(キャラット)とKarat(カラット)の違い

ダイヤモンドの重さを示すのがCarat(キャラット)です。

ダイヤの「ct」を「キャラット」あるいは「カラット」と両方呼ばれることありますが、正式には

Carat(キャラット)=ダイヤモンドの重さ

Karat(カラット)=金の純度

意味の違いがあるので、宝飾業界では混合を避けるためにCarat(キャラット)と呼んでいます。

②メレダイヤについて

0.25ct以下のダイヤをメレダイヤと呼びます。こちらはメインのダイヤを取りだした後に残った部分になります。主役を張るにはやや小ぶりが過ぎますが、脇石として十分にその美しさを発揮してくれるのです。

(5)GIAのアプリ

こういった4Cをより身近に感じられるよう、GIAではアプリをリリースしています。

英語、中国語でガイダンスがあり、実際の色味の違いやカットの違いが画像で見られます。より身近にダイヤモンドを感じることができるアプリですので、ご興味がある方はぜひダウンロードしてみてください。

・App Store

https://itunes.apple.com/us/artist/gia/id469023198

・Google

https://play.google.com/store/apps/developer?id=GIA&hl=en

4.後悔しないダイヤモンドの選び方

ダイヤモンドは、上記で説明した評価基準を基に記載する「鑑定書」があります。数多くある宝石の中でここまで明快な評価基準がある宝石はダイヤモンドだけです。

もちろん評価ランクが高ければ高いほどダイヤモンドの価値も高く、市場的価値を求めるのであれば、鑑定書は絶対と言えるでしょう。しかし、一生身につけるものとして、「あなたの好み」も忘れずに反映してください。

人によってカットの形は「エクセレント評価のものより、ベリーグッドのほうが綺麗に見える」という人もいれば、カラーも「黄色みがついているほうが暖かくて好き」という人もいます。

この世に同じダイヤモンドは存在しません。価値で選ぶのもいいですが、「このダイヤモンドは私のために誕生したのかも」と思えるダイヤモンドを選ばれるのも素敵ではないでしょうか。

5.ダイヤを支えるリング部分の豆知識

(1)地金(じがね)とは?

宝石を支えるリングの部分を「地金(じがね)」と呼びます。婚約指輪に使われる地金は、主にプラチナ、ゴールド系です。地金の色や形状によっても、指輪の印象が変わりますよね。それぞれの地金の特徴を見てみましょう。

(2)地金の種類と特徴

①プラチナ

白銀の輝きを持つプラチナは、ダイヤモンドとの相性が良く、その希少性もあって人気がある地金です。やや柔らかい金属であるため、ロジウムメッキで加工して耐久性をあげることがあります。

②イエローゴールド

ゴールドの色味を保ったまま、メッキをかけずに加工した状態をイエローゴールドと呼びます。金に近い黄金の輝きはゴージャス感があり高い人気を博しています。

③ピンクゴールド

金に銅を混ぜ、ピンク色を帯びさせたものがピンクゴールドになります。銅との配合比率は店舗ごとに異なるため、それぞれのお店独自の色合いを楽しむことができます。

(3)地金選びのポイント

プラチナなどのシルバーベースか、ゴールド系の金色ベースかで悩むこともあるでしょう。

人の肌色は大別してイエローベースとブルーベースと2種類にわけられます。黄色が似合うイエローベース肌の人は、イエローゴールド系、青白いものが似合うブルーベース系の人はプラチナが向いているようです。卓上でみるだけではなく、実際に試しにつけてみて、自分の肌色はどちらが向いているのか確認しましょう。

(4)リサイズの時に気をつけたいこと

地金の配合には規定がないため、配合は店舗ごとに異なります。特にピンクゴールドは店舗ごとの差が大きく、中には色合いを強く出すためにリサイズを想定していない配合にしている店舗もあります。配合を知らずにリサイズすると、熱で指輪が破損する可能性がありますので、購入する前に確認するようにしましょう。

婚約指輪のダイヤモンドまとめ

今回は婚約指輪には欠かせないダイヤモンドについて書きましたがいかがでしたでしょうか。ダイヤモンドといえば宝石の王様。まして婚約指輪ともなれば、一生大事にできるものを選びたいですよね。この記事を参考に、この世にたった1つあなただけのダイヤモンドを見つけられたら幸いです。

「HOW TO MARRY」編集部です。

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